キレやすく実力もあるシンジ君   作:覚め

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これ終わりそうじゃない!?
終わるよね!?そうだよね!?!?


第22話

 

マイナス宇宙

 

シンジ「槍はもらったぁ!」ゲシィッ

 

ゲンドウ「っ…ほう、希望の槍カシウスに変わるか。」

 

シンジ「俺の知ってる槍とは違うが、これが多分カヲルの奴が言ってたもう一本の槍だな…つーかもうやめろジジイ」

 

ゲンドウ「ダメだ、私には成すべきことがある!」バンッ

 

シンジ「弱い!!」バーンッ

 

ゲンドウ「っ…!何故だ!?」

 

シンジ「お前吹っ飛ばしたら変な世界に突入したぞおい!?」

 

あ、今の銀河系じゃね?ここ裏宇宙だから一応銀河系もあるのか!?そしたらここって裏銀河系って呼ぶのか?そもそも裏宇宙って宇宙の裏にあるだけでは?色が裏ってことなのか?とにかく認識し難いものばっか流れてくる背景さっさと変われよ…って待て?ここに槍が2本あったら不味いのでは?いや、これなかったら俺が死ぬか。じゃあ良いかな。

 

ヴンダー

 

北上「アナザーインパクトまで無理やり起こして、あの男はなにがしたいんですか?」

 

リツコ「アナザーの目的として考えられるのはただ一つ。フォース用に槍を新造し。アディショナルのために2本の槍を最後まで温存したのよ。恐らく、たった一つの願いのために」

 

裏宇宙

 

シンジ「どーせお前の願いはアレだろ!母さんに会いたいとかだろ!!」

 

ゲンドウ「何を言う…シンジ、先ほどの力は予想外だったが、所詮は初号機。第十三号機に力では勝てないのだよ」

 

シンジ「シンクロ率が高ければ強くなるんじゃないのかよ…クソッ…なんだあれ?」

 

ゲンドウ「ゴルゴダオブジェクトだ。人ではない何者かが━」

 

シンジ「隙ありぃ!」グッ

 

ゲンドウ「アダムスと6本の槍と共に神の世界をここに残した。私の妻、お前の母もここにいた全ての始まり。約束の地。人の力ではどうにもならない━」

 

シンジ「頭突きぃ!」ドンッ

 

ゲンドウ「…運命を変えることができる唯一の場所だ」

 

嘘だろゲンドウ。俺の動きが完全に封じられてやがる。どんな化け術使った?つーか運命を変えることができる場所なら『全人類が袋菓子を開けるときに手間取らない』とか書いとけ!不親切な人ではない奴だな!いや待てよ、碇ゲンドウがなんとかかんとかの鍵で強化されてるとしても、運命を変えるにはこのゴルゴダオブジェクトって奴を使わにゃならんのか?すげーなゴルゴダオブジェクト。ほんとすっげぇ。

 

病院(裏)

 

シンジ「っ!?景色が一瞬で変わった…!?」

 

エヴァのケイジ

 

シンジ「まただ!何だ、何だここは!?」

 

ゲンドウ「お前の記憶の世界だ。マイナス宇宙を我々の感覚機能では認知できない。ゆえに、LCLが知覚可能な仮想の世界を形成している。大人しく初号機を渡せ。そうすれば、お前も母に会える。」

 

シンジ「父親に返せって言われて返す反抗期の子供がいると思うか?」

 

ゲンドウ「無駄な抵抗を試みるか。これだから子供は苦手だ…」

 

第三新東京 (夕)

 

ゲンドウ「仕方がない。回り道をしよう。」

 

シンジ「回り道こそが最短の道だよ…!」

 

さーて勝負はここからだ。まるでウルトラマン対ウルトラマンのような戦いをしてやるぜ。ヴンダーの奴らに見せてやれないのが残念なくらいの、とびきりすごいスペシャル光線の撃ち合い並みに激しい戦いをな。互いに武器は槍。性能はパイロットと機体含めて相手のほうが上。あれ、これ俺勝てるか?…まあ、第九の使徒よりはマシか…いや、4本の腕だしプラグ食ってた気がするし、実質第九の使徒が武器持ってるだけでは?

 

シンジ「…絶望の槍如きで勝てると思うなよ?」

 

ゲンドウ「戯言を!」ブンッ

 

シンジ「足元がガラ空きだ!」ゴンッ

 

ゲンドウ「っ!…なんだと…」

 

シンジ「俺が防戦一方になるとでも思っていたか?一言も攻撃しねえなんて言ってねえぞ。」

 

ゲンドウ「その性格…ユイを思い出す。だからこそ、シンジ。貴様は!」ドンッ

 

シンジ「その二つの突起した部分が仇となったなゲンドウ!」ガンッ

 

ゲンドウ「それはどうかな!」ググッ

 

シンジ「ちょっとそれはあまりにも吐き気を催すって言いますかねぇ!?」ズルズル

 

ゲンドウ「初号機を渡せ!」ゴンッ

 

シンジ「俺に対して拳で来るか!舐めやがって!!」バギィッ

 

ゲンドウ「ぐっ…!捕らえた!」ブンッ

 

シンジ「俺の巴投げか!?」ドゴォンッ

 

しかし残念だったな碇ゲンドウ!槍はまだ俺が持っている!!…いや、少しキツイか。まさか空手まで真似されるとは。姿形から入った奴がここまで真似してくるとは思わなかったぜ…

 

シンジ「ぐぁっ…!」

 

ゲンドウ「ふんっ!」スッ

 

シンジ「A.T.フィールドぉ!」キィィィィンパリンッ

 

ゲンドウ「A.T.フィールド如きで!」

 

シンジ「嘘だろお前っ!?」ガシッ

 

ゲンドウ「何を…ぐぁぁあ!」ブンッ

 

シンジ「巴投げどころかただただ投げてるだけじゃねーか!」ゴンッシュルルッ

 

ミサト宅(シンジ宅)

 

シンジ「ここでやんのかよ…足の踏み場に気をつけろよゲンドウ!」スカッ

 

ゲンドウ「無駄だ!」キィンッカンッ

 

シンジ「上に飛び上がればこっちのもんよ!」ビョンッ

 

ゲンドウ「ぬぅ!」ゲシィッ

 

シンジ「はぐぁっ!?」バギィッドンッ

 

2年A組

 

シンジ「学校ってのは危険物が多くて怖いもんだぜ!」ブンッ

 

ゲンドウ「ふんっ!」ブンッ

 

シンジ「嘘だろおまっ!?」ガギィッ

 

綾波宅

 

シンジ「ここは綾波の家か…」

 

ゲンドウ「っ!」ブンッ

 

シンジ「もう喋るネタ無くしたかゲンドウ!」ガギィンッ

 

ネルフ本部外

 

シンジ「せいっ!」ガギィンッ

 

何だ、何だよこいつ!俺の動きがまるで筒抜けだ!全部あいつと一緒の行動を俺がしているのか!?それとも、俺があいつと一緒の行動をしているのか!?どっちだ、どっちなんだ!?俺か!?あいつか!?それともただただたまたまだっただけか!?なんかさっきの一文たが多いな、ややこしい!俺と同じ動きをするってことは、つまりアレだ!俺が右から攻撃するとき、あいつは俺の左側に攻撃を仕掛けるってことだな!

 

スイカ畑

 

ゲンドウ「第十三のエヴァ。希望の初号機と対を成す絶望の機体だ。互いに同調し、調律をしている。これも私に必要な儀式だ、シンジ。」

 

シンジ「どこまでしつけーんだゲンドウ!ってぁあ!?」ゴンッ

 

ペンペンがいた場所

 

ゲンドウ「無駄だ、お前のひ弱…とは言えないが、私より弱い力では私を止めることはできない!」ブンッブンッブンッ

 

シンジ「うおっ!?あっ!?どぁっ!?」ザッパーン

 

第三新東京(昼)

 

シンジ「助走付きでやったらどうだぁ!」

 

ゲンドウ「まだ分からないか!」ガシッブンッ

 

シンジ「ほがぁっ!?」

 

第三村

 

シンジ「んのっく!でえい!」ゴンッ

 

ゲンドウ「力でも敵わない」ガシッ

 

シンジ「甘い!」ゲシィッ

 

ゲンドウ「んぬぅぅっ…妙な考えを…しかし、暴力と恐怖は我々の決着の基準ではない…!」ブンッ

 

シンジ「投げ技ばかりとは芸のない!」

 

ゲンドウ「これは力で決することではない。話をしよう。シンジ。」

 

ゲンドウと冬月がいた広い部屋

 

シンジ「ゲンドウ。お前はここで何がしたい?」

 

ゲンドウ「このゴルゴダオブジェクトでしか起こし得ないアディショナルインパクトだ」

 

シンジ「まーた知らん単語出てきたな。テメェ京都の理系出身だろ」

 

ゲンドウ「…それが私の神殺しへの道へとつながる。そのために最後の2本の槍をここに届けた。」

 

ヴンダー

 

リツコ「やはり、碇ゲンドウが槍を2本とも使い捨てる可能性が高いわね」

 

ミサト「槍を全て失うと、シンジ君が発動を止める術も失ってしまう…わたしたちで新たな槍を作り、彼の元へ届けます。」

 

北上「できっこない!それこそどうやって」

 

ミサト「本艦がヴーセとして乗っ取られていた時、艦体は黒き月をマテリアルとして見知らぬ槍を生成していた。ならばこの艦を使って新たな槍を私たちで作り出せるはず。」

 

リツコ「無茶言うわね。サンプルはさっきの発動データしかないのよ」

 

ミサト「リツコには十分でしょ」

 

リツコ「…そうね。やってみるわ。要は脊椎結合システムにありそうよ。マヤ、ぶっつけ本番でいくわよ」

 

マヤ「ノープログレムです。副長先輩。いつものことですから」

 

ミサト「…悪意のない一言って少しキツイわね…」

 

マヤ「虫の入った料理でない限りは」

 

脊椎結合システム部分

 

「整備長!幸い、予備動力と脊椎結合ブロックは無事です!ここで直接、組み替え作業しちゃいましょう!」

 

マヤ「ダメよ!あなたたちは退避して!ここにいるだけで危ないのよ!」

 

「最後の奉公です!」

 

マヤ「…これだから、若い男は…」

 

リツコ「さあ、碇司令が何かやらかす前にシンジ君をサポートするわよ」

 

マイナス宇宙

 

ゲンドウ「初号機パイロット。お前に見せたいものがある。」

 

なんだ?今更母さんへのラブレターとか恋文とか出されても俺は読まないし読む気もさらさらないぞ。いや、今のこのタイミングではないな。俺の記憶にないし。さーてどこへ行くのかな。まあ背景が急に変わるんだろうけどさ…ん?こりゃ…キリストみてーな格好で釘付けられてる…初号機…?初号機っぽい黒い何かだ…!いや、初号機っぽい黒い何かって、なんだ?…え、何それ怖い。

 

シンジ「黒い初号機がどうした?」

 

ゲンドウ「お前の記憶ではそう映るのか。まあ無理はない。初号機は他とは違いリリスを使っている。そして、本来であればシンジ。お前は第六の使徒と戦う前にリリスを見ている。」

 

シンジ「リリス?…いや、知らねえけど」

 

ゲンドウ「まあいい。エヴァンゲリオンイマジナリー。葛城博士が予測した現世には存在しない想像上の架空のエヴァだ。虚構と現実を等しく信じる生き物、人類だけが認知できる。絶望と希望の槍が互いにトリガーと贄となり、虚構と現実が溶け合い全てが同一の情報と化す。これで自分の認識、すなわち世界を書き換えるアディショナルインパクトが始まる。」

 

シンジ「なげーぞおい。30文字で言え。」

 

ゲンドウ「30文字に簡略化するなど、いくら私でも無理だ。」(23文字)

 

シンジ「チッ」

 

 

 

 




次回予告。
とうとう起こってしまったアディショナルインパクト。ゲンドウの思惑通りに全ては運ばれてしまうのか。
そして、ヴィレのクルーがヴンダーの脊椎結合システムから作る更なる奇跡とは。そして、マリのお迎えは準備が終わっているのか。
冬月が操るネルフ艦隊はどうなったのか。
次回はシンジ君の出番は少ないかもしれない。というよりヴンダーの奇跡に全てを向けるかもしれない。
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