見た目がNTR漫画によくいる竿役みたいな見た目の奴がファンタジー的なやつに巻き込まれて最強(?)になるまでの話   作:松田駅

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寒い


第1話

身長181.髪色は金。

髪型はツーブロでワックスでキメており、鍛え抜かれた肉体に鋭い目つきであり、しかも女を見る時の目が品定めをしているときの目だと、もっぱらの噂である男子高校生徒、粟森草人は重大な決断を迫られていた。

 

周りからの偏見も右から左へ受け流し、友人達と楽しく昼休みに空き教室を借り、目隠し鬼ごっこを楽しみ笑顔で教室に戻り真面目に授業を受け、放課後は幼馴染達と帰宅しながら、普通に最近出来た美味いと評判の大衆向けレストランに行こうと楽しく談笑していただけなのに。

 

ただそのレストランをどんな所か下見しようかしただけだ。

 

だが、それが駄目だった。

否、そうなる運命だった。

そうならなけば、駄目だった。

 

 

****

 

 

俺の名前は粟森草人。

小学生の頃のあだ名はソードマンで、趣味は筋トレと美味しい物を食べたり服を買うことだ。

目つきが悪かったり、この髪色でヤンキー系チャラ男とか海で良くナンパしてくる奴だとか、絶対恋人ネトリマンとか言われるんだけども、そんなことはない。

というかナンパしたことないし、俺は純愛派だ。

なんなら拗らせ過ぎて一部を除いた少女漫画が大嫌いだ。

だってあいつらあっちへふらふらこっちへフラフラなんだもん。

もう少し一途になれ。

貫けよ、でもストーリー上しょうがないのかなぁと、思う。

姉ちゃんも言ってたし。

 

というか髪のセットも眉毛を整えるのもエチケットじゃん。

なんやねん、こちとら善良な生徒やぞ。

喧嘩を売られても最初は対話で対処するよ? でもしょうがないじゃん、アイツら会話成立しないし、しまいには殴ってくるし通報しても瞬間移動して来てくれる訳じゃないから時間掛かるし、幼馴染いるから危ないしそりゃあ逃げるのも試したよ? でもアイツらしつこいんだもん、狂ってるよアイツら。

そうなったら実力行使しかないじゃん?

 

でもそれ他クラスの奴に見られて噂になるわ、前にお世話になった偉い人に怒られるわなんやねん。

 

 

「なんでやねん! なんで!? ねぇ! どうなってるの!? 俺なんか悪いことした? 」

 

「日頃の行いの所為ね、絶対。私は今確信しているわ」

 

「うるせーばぁーかっ!! 俺より馬鹿の癖に! 俺よりテストの点数低い癖に!」

 

 

幼馴染、秦野推華の部屋のベッドでうつ伏せになりながら推華に叫び、彼女を睨む。

ベッドの横に移動させたであろう椅子に足を組みながらニヤニヤと笑いながら見ていた。

 

「ふっ、馬鹿ね。私お母さんにあんたを美人に産んであげられて本当良かったって言われたもの」

 

「いやー、どうだろうねー? スイちゃんたまにすんごい阿呆面でスマホの画面見てたり、その辺で歩いてる時あるし、それに顔と頭の良さは関係ないとおもうよ」

 

「えっ?」

 

 

クッションに胡座をかきながらスマホをいじっていた2人目の幼馴染、目黒灯は急に顔を上げ笑いながら推華をスマホで隠し撮りしていた阿呆面を本人に見せていた。

 

すげー阿呆面で爆笑していたら、みるみる顔を赤らませ、一瞬で怒り狂った鬼の形相になった推華に馬乗りされお茶の一気飲みを強要されるのだった。

 

いや、なんで?

 

 




粟森草人くん最初はヤンキーみたいな性格でいこうと思いましたが、やめました。
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