見た目がNTR漫画によくいる竿役みたいな見た目の奴がファンタジー的なやつに巻き込まれて最強(?)になるまでの話   作:松田駅

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あけおめ




3話

あれからなんやかんや無理矢理夜も眠り、朝5時に起きてジョギングに向かった俺はいつも通りのコースを走っていると、お爺さんとすれ違った。

普段ならなんとも思わないで挨拶して終わりって感じなのに、俺は立ち止まり目で追ってしまい、意味が分からず首を傾げ俺はそのままジョギングを開始しながら懐かしい匂いに少し涙が出てしまう。

その現象に戸惑いながらこの感情を必死におしころし、でないときっと泣き喚いてしまうから俺は風になる! と内心叫びながら走った。

 

 

***

 

 

「うちの弟を泣かした馬鹿はどこのどいつだっっ!? 内臓引き摺りだしてやるっっ!!」

 

「いや、本当になんでもないから! 誤解だから! この年で泣かされたりしないから!」

 

 

結局帰宅するまで泣いてしまい、それを目撃したねーちゃんが凄い剣幕でブチ切れ包丁を持ったまま外に飛び出そうとしていた。

 

 

「誤解もなにも草が泣いていた事実は変わらない。うちは水をかけられても嘲笑われても多少のことは笑って見逃してやる。でも、弟妹を傷つけた奴を絶対に許さない」

 

ドン!

 

 

いや、ドン! じゃねーよ! 傷ついてないし訳わかんなくなってきた。

 

 

「水臭いじゃん、おねーちゃん。私達になにも言わず行こうとするなんて」

 

「そうだよ、私達も行くよ」

 

 

声の方を見ると壁に寄り掛かり腕を組む妹達がそこにいた。

ああ、もう! 手で顔を覆いたくなるのを堪えて誤解を解くのに全力を注いだ。

疲れた。

 

というか前々から思っていたのだか、何故こんなに過保護なのだろうか? だってたまにの単発のバイト以外禁止とかだし、いやお小遣いくれるしお金のことは不自由ないけど申し訳ないし高校卒業したら働こうと思って、前にねーちゃんに話したら怒られて浪人してでも大学行けって言われたし、妹達は妹達でなんかたまに俺を弟みたいに接してきて困惑するし、なんやねん。

そんな俺精神年齢低いのだろうか?

兄っぽいこと出来てないのかなー?

んー、あかん、疲れた。

糖分だよ糖分。糖分が足りない。

 

 

「ねーちゃんー。菓子パン買い込んでなかったっけー? まだあるー?」

 

「んー? 確かまだあると思うよー? 冷蔵庫かあのーあれ、カゴに入れた気がする」

 

「にいちゃん、朝から菓子パンは駄目だよ。身体に悪いよ」

 

「そうだよ! やっぱり朝は目玉焼きとかだよ!」

 

「嫌です。にいちゃんは疲れたのでクリームパンを食べます」

 

 

俺がゴソゴソ菓子パンを探している横で妹達が何か言っているが、止まらない。

もう俺の口はクリームパンを渇望しているのだ。

クリームパンを食べながら牛乳で流し込むのだ、想像しただけで涎が溢れてくる。

たまらねぇぜ。

 

 

「美味い」

 

 

堪能して学校行きました

 

 

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