「今日もお手伝い、よろしくね」
xxxx年xx月xx日
「エリヤが無断でコギトを?
あー…やる気に満ち溢れてる分、認めてほしかったんだろうね
それで、どうしたのさ
全身出血してたんだろ?殺してあげた?懇願していただろう
…無視したぁ…!?
…くっ…ふ…ふふふ…
いや、いやぁ…ね?君がそこまで冷淡な人格者だったとはね
いや?少し驚きはしたけど呆れも責めもしないさ
大事なのは、カルメンが残した目標を達成すること…だろう?」
xxxx年xx月xx日
「ガブリエル?あの生真面目な…様子がおかしい?そういやそうだね、空調設備が整ってるのにあんなに着込んで
あ、そうそう、なんか時々必死そうに肌を搔きむしってるんだよね
なにかの病気かな…それこそ、新種の…感染症とか?
…そうだね、一度精密検査をした方がいい、僕も協力しよう
研究所の安全を守るためにもね」
xxxx年xx月xx日
「ねぇ君、大丈夫?
なんだか様子が変だけど
僕でよければ相談にのろうか?
…勿論、構わないさ、僕は困ってる人を放っておけなくてね
君の名前は…ミシェル、かぁ…かわいい名前だね、そんなに若いのにこの研究に参加するなんて、立派じゃないか
…ああ、そうだ
この研究は頭に背いている
僕も
ただ、頭に通達しようにも僕じゃダメなんだ
君も僕の事は知ってるだろう?
僕よりも信用に足る者が、頭に通達するのがいいんだ
それは正しいことであり、そうした者がいい人、なんだからね…」
xxxx年xx月xx日
「やぁ、よく眠れてるかい?ジェバンニ
…君の状況を見れば返答には想像がつくけど…
え?…レイン?
君、今自分がコギトまみれでろくに眠れていないのに、一度会っただけの子どものこと心配してるの?
…えぇ~、僕ってそんなに信用されてないの?悲しいなぁ
大丈夫だよ、ちゃんと元気さ
いつも
xxxx年xx月xx日
「ダニエル、毎日アブノーマリティの収容お疲れ様
コーヒー、僕にも一杯くれよ
…ありがと、ダニエルの淹れるコーヒーは格別だからね
ふぅ…君みたいな恵まれた人材が、こんな危険な研究に参加してるなんて不思議な話だね
嫌味じゃないさ、純粋な感嘆だって
まぁカルメンもアインもベンジャミンもだけどさ…皆賢いんだから生き方も賢くすればいいのに
…そ、ダニエルって案外理想主義なんだね
いや、貶すつもりも否定するつもりもない、僕だって理想主義な一面があるからね
理想の為に現実をどうするか…いつもそんな問答の繰り返し
問題があって、それをどう解決するか…考え続けるのが、人生ってやつなんだろうさ」
xxxx年xx月xx日
「カーリー、頭はアイン達の方へ向かっている、ここで足止めされていたら皆の努力もカルメンの理想も水の泡だ
今すぐ彼らのとこへ行って、調律者に敵うのは君ぐらいなんだから
ここは任せてよ、あの黒い蛇は馬鹿みたいに強いけど他のアブノーマリティも鎮圧してくれてるし…うまく利用するさ
それに、僕は黒い森のスミレの魔女なんだよ?ちょっとやそっとで死にやしないさ
赤い霧、アイン達を守ってくれ
頼んだよ」
xxxx年xx月xx日
「アイン、ベンジャミン、無事だったか
いやなに、僕も息災さ、なんとかね
生き延びるのは得意なんだ
蛇に片腕持ってかれたけどくっついたし
ところで、聞かせてよ、「光の種シナリオ」ってやつ
…ふーん、そうか…
いや、何事も理想を描くことから始まるものだ、このシナリオも成し遂げられるのは君たちの努力次第…ってところかな
何なら、僕も一枚嚙ませてもらうよ
僕の理想実現の為に
資金なら僕が用意するさ、なんせ一つの企業を立ち上げるんだ、頭金は馬鹿にならないだろ?
そこで金を出す条件、僕の「子供達」を君のところで働かせるんだ
ただの職員よりかは危険な仕事にも冷静に対処できるし、腕もたつ
…ただまだ試運転、トライアンドエラーの状況なんだ、だからこそ君のところで「テスト」させてくれ
君の描く「光の種シナリオ」にも有効活用できるだろうさ」