東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク   作:フジパンホンジコミ

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序章
プロローグ1


 

 

 

俺の周りには真っ白な空間が広がっていた。

 

何もない、何も感じない、だがそれと同時になんだか心地よかった。

 

俺は真っ白な空間をただ黙って前を向いて歩き始めた。

 

しかし歩いても歩いても端のほうが見えてこない。

 

 

「ここは一体どこなんだ?」

 

「ここは時と空間の狭間じゃよ。」

 

 

声がしたので俺は振り返る。

 

そこには、白い髪に白いヒゲ、極めつけに白い服だ。

 

 

「あんた、何者だ。」

 

「儂か、儂は所謂、神と呼ばれているものじゃ。」

 

「・・・あんたさぁ頭おかしいんじゃないの?病院に行って見てもらったらどうだというか紹介しようか?」

 

「お前さん何げに非道いことをズバズバと言うのう。」

 

「家の家訓が『思ったことは素直にいうこと』だからな。」

 

「成程のう道理でお前さんかなり裏表のない純粋な魂をしておるわけじゃ。」

 

「純粋な魂?」

 

「おお、お前さんはかなりの善行をしていたのであろう。」

 

 

目の前の爺さんが言ったことには覚えがある。

 

 

「確かに学校の掃除を校長先生と一緒にしたり、地域のごみ捨てをやってたくらいかな。」

 

「そのぐらいしていれば大したもんじゃ。」

 

「でもやってたのは小学5年から高校3年までですよ。」

 

「諺にあるじゃろう『塵も積もれば山となる』と」

 

「ふーん、っでその自称神様は俺に何の御用なんですか。」

 

「儂は本物じゃて!?まあそれは後にしてお前さん自分の状態がどうなってるのかわかっとるか?」

 

「ぜーんぜんこれっぽっちも。」

 

 

あえて俺は胸を張りながら言ってみた。

 

 

「はぁーお前さんわな、死んだんじゃよ。」

 

 

言っていることがわからない。

 

 

「爺さん、冗談はよしてくれ。俺がいつ死んだって。」

 

「今日じゃ。」

 

「え。」

 

「今日の会社の帰り道に車に惹かれそうになった子供を助けて。」

 

「っ!?」

 

 

俺はそのときの記憶を思い出してしまった。

 

 

「あ、ああああああああああああああああ」

 

 

死んだ。

 

俺は死んじまったんだな。

 

じゃあここに居る俺は一体なんなんだ。

 

 

「落ち着かんか!?」

 

 

目の前の爺さんからすごい威圧感を感じた。

 

 

「お前さんが死んだのには理由がある。」

 

「なんだよその理由って。」

 

「最近な、他の神々が退屈しのぎの遊びと称して、理由をつけて目をつけた人間を勝手に殺し、別世界に転生させるといったことをやっとたんじゃ。」

 

 

そのことを聞いて俺は腸が煮えくり返るほどの怒った。

 

 

「なんだよそれ!?じゃあ何か俺達は神様の遊び道具だってことかよ!?」

 

 

俺は目の前の爺さんに怒りをぶつけることしかできなかった。

 

 

「本当にすまん。」

 

 

爺さんが土下座をして誤ってきた。

 

 

「許されることではないことわわかっておる、わしら神々は傲慢になりすぎた。じゃが儂にはこうしてお前さんに謝ることしかできない。」

 

 

俺はその爺さんの姿を見て、自分の身内が仕出かした事が本当に許せないんだと。そしてそれを止めることができない自分に怒こっているんだと感じた。

 

 

「頭上げてくれよ爺さん。」

 

 

爺さんは頭を上げて俺の顔を見た。

 

 

「確かに許せることじゃないけど、爺さんはそんな俺にわざわざ自分から謝りに来てくれたんだ。おそらく他の人達にもそうしてきたんだろ。」

 

「ああ、今の儂にはこれしかできんからな。」

 

「俺はそんな爺さんを信用してもいいって感じちまったんだよ。」

 

「こんな儂を信用してくれるのか。」

 

 

俺は笑みを浮かべて爺さんに応えた。

 

 

「当たり前だ。」

 

 

そしたら爺さんがその場でお礼を言ってきた。「ありがとう・・・」と

 

俺はこの後どうすればいいのか爺さんに訪ねた。

 

 

「なあ俺ってこのあとどうすりゃいいの?」

 

「そうさなお前さんをここに居ることを他の者に知られるわけには行かん。よってお前さんにも転生してもらう。」

 

「転生ってことは俺がどこの世界に行けるのか決められるわけ。」

 

「ああ、そして3つだけお前さんの願いを叶えよう。」

 

「マジ!?」

 

 

すげーまるでドラゴンボールの神龍じゃねえか!?

 

っていっても願いかどうしよーかなー。

 

うん?そうだアレにしてもらおう。

 

 

「決まったよ。」

 

「ほうずいぶん早いのう。で行く世界と3つの願いはなんじゃ」

 

「まず行く世界は東方Projeの世界で、一つ目の願いで俺をガメラとして転生させてくれ。」

 

「東方かあそこは危険がつきものじゃぞ?ガメラとはお主の世界にある映画の中の怪獣じゃったかな?」

 

「いいだろ別に好きなんだから。」

 

「してどっちのガメラじゃ。」

 

 

どっちって・・・ああそういうことか。

 

 

「平成三部作の方のガメラで。」

 

「相分かった。」

 

「二つ目は能力を『熱を操る程度の能力』と大地を司る程度の能力』にして欲しい。三つ目は原作開始よりも前にしてくれ。」

 

「それでいいんじゃな。」

 

「ああ。」

 

「ではお前さんを東方の世界に送るぞ。」

 

「ああ、それともう一つお願いしたいことがあるだけど。」

 

「なんじゃ言うてみい。」

 

「俺の記憶を消してくれ。」

 

「何故じゃ?記憶を持ったままの方が何かと役に立つのになぜ記憶を消すのじゃ。」

 

「これは今の俺の培ってきた人生そのものだからだ。だから新しい俺には自分で積み上げていってほしいからさ。」

 

「そうかわかった。じゃが名前だけは消さんようにしておこう。これは向こうでも必要じゃて。」

 

 

爺さんがそう言ったあと俺の足元が光り始めた。

 

 

「爺さんありがとな。」

 

「例を言わなければならんのは儂の方じゃ。」

 

「じゃあ行ってきます。」

 

「そういやお前さんの名前を聞いてなかった。」

 

「俺の名前、俺の名は亀山 玄武だ。」

 

 

そして俺は爺さんの前から消えた。

 

 

「玄武よ、お前さんの幸せを儂はここで願っておるぞ。」

 

 

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