東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク 作:フジパンホンジコミ
「それそれーどんどん行くよー!」
「弾幕ごっこのルールをいきなり無視するとは。」
「同感だぜ。」
玄武と魔理沙はフランが放つ弾幕を避けながら愚痴っていた。
なぜなら、フランは逃げ道を塞ぐように弾幕を放っていたためそう言わざるおえない。
しかし二人は弾幕をぶつけて逃げ道をつくり対応していた。
「どうすんだ玄武!このまま避け続けても埒があかないぜ。」
「今考えてるからちょっと待っててくれ!」
玄武はこの状況をどうにかしようと考えていたが
「きゃはははははは♪そうはさせないもんねー。」
フランによって邪魔され、玄武は考え事を中断せざる負えなかった。
「ちっ!考える時間もくれないってか!」
「玄武このままじゃやべえぞ。こんな状態でスペカなんて使われたら・・・」
「だからこうして考えてるんだろうが!っていうかお前も考えろよ!?」
「私は・・その・・避けるので精一杯だからな。」
「要は考えたくないってことだろうが・・・」
「そうとも言う。」
魔理沙は胸を反らしながらいった。
「威張れることじゃないだろ!?」
玄武が魔理沙に文句を言っている間にフランはスペルカードを取り出していた。
「よそ見してていいのかなー禁忌『カゴメカゴメ』」
「「!?」」
スペルが発動し、玄武と魔理沙を囲むように弾幕が襲いかかってきた。
「くっ魔理沙!」
「わかってるって!魔符『スターダストレヴァリエ』」
魔理沙はフランのスペルカードを相殺するために、スペルカードを発動させた。
「新作のスペルカードだ、効果は身をもって体感しな!!!火炎『ブレイズストーム』」
玄武も新しいスペルカードを発動させ、自分を中心に炎の竜巻を発生させあたりに弾幕をばら撒く。
フランの弾幕を相殺させつつ、フラン自身にも炎の弾幕が襲いかかる。
「わっ!こっちに来た!?」
迫り来る炎の弾幕を避けるフラン。
しかし、思わぬ展開もあった。
「おいぃぃぃこっちも被害受けてるんだけどぉぉぉ!?」
なぜか魔理沙も被害を受けていた。
この状態は、玄武のスペルカードの効果が消えるまで続いた。
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―――――
―――
「お前は私を殺す気か!?」
玄武のスペルカードの被害で、魔理沙の服は所々に焦げ跡が出来ていた。
「あはははは・・・すまんすまん、なんせ最近作ったばかりのスペルカードだったからな。」
「そんなの使うなよ!?っていうかちゃんと試してからにしてくれよ!?」
笑いながら言う玄武に怒鳴る魔理沙。
充満していた煙が消えフランの姿が見えた。
「うー・・・お洋服がボロボロ・・・」
フランも先ほどのスペルカードのせいで魔理沙と同じようになっていた。
「あなたたちすごいね。正直ここまで出来なんて思わなかった。」
「「それはどうも。」」
「ジャアホンキデアソンデモダイジョウブダヨネ。」
「「!?」」
フランの雰囲気が次第に変わり始めた。
「魔理沙、どうやらこっからが本番みたいのようだぞ。」
「・・・勘弁してほしいぜ全く。」
二人は先程までのおちゃらけた雰囲気を消し、真剣な顔つきに変わった。
その様子を不気味な笑みをしながら、フランは二人を見下ろす。
「コワレテモシラナイカラ。」
霊夢の方は
レミリアと凄まじい弾幕戦を繰り広げていた。
「ハァ・・・ハァ・・・人間のくせにやるじゃない。」
「ハァ・・・ハァ・・・巫女を舐めないで欲しいわね。」
相当戦いが激しかったのか二人共ボロボロなのだが闘志だけは衰えていなかった。
二人が弾幕を放とうと手のひらを相手に向けようとしたら
グラグラグラ
「「!?」」
紅魔館全体が揺れたように感じた。
「どうやら地下の方でもひと騒動起きてるみたいね。」
「地下?」
「ええ、友人と妹が地下に住んでるからよ。これだけの規模で揺れるってことは妹のほうが暴れ始めたってことかしら。」
「まさか!?」
「そうあなたの連れが地下に迷いこんで妹に出くわしたってところかしら。」
「それがどうしたってゆうのよ。」
霊夢は嫌な予感を感じていた。
「貴方の連れ・・・生きていられるかしら。」
「理由を聞いてもいいかしら」
「私の妹――フランは狂気に取り込まれていてね、何でもかんでも壊す癖があるのよ。そのため地下に495年ものあいだ幽閉していたのよ。」
霊夢がどんな反応するのかレミリアは見ていた。
「・・・あっそ。」
「へ?」
なんともあっけない返事を返されレミリアは唖然とした。
「あ、あなたそれ本気なの!?自分の連れが殺されるかもしれないっていうのに!?」
「別に。」
レミリアは頬を引きつらせた。
まさかなんとも思っていないのかとレミリアは思ったが、それは違った。
「だって心配する必要はないもの。あいつが魔理沙のことをどうにかしてくれると思うし。」
「!?・・・美鈴を倒したあの男のことね!」
もうひとり紅魔館に侵入してきた男のことをレミリアは思い出す。
確かにあの男ならどうにかできるかもしれないとレミリアは思ったが。
「無駄よ彼をもってしてもフランに勝てるとは思えないわ!?」
「あいつを舐めてると痛い目みるわよ。ここに来る途中で思い出したんだけどあいつは―――」
バコーーーーーーン
「どいてー!?」
「「!?」」
何かが床下から勢いよく飛び出してきた。
「「へぶっ!」」
その飛び出してきた何かはレミリアと衝突。
「いたた、一体なんなのってフラン!?」
「あ、お姉さまここで何してるの?」
「それは私のセリフよ!?というよりいきなり床下から出てくるなんて非常識よ!?」
「しょうがないじゃな!?投げ飛ばされちゃったんだから!?」
レミリアとフランはその場で文句を言い始める。
文句の言い合いは次第にエスカレートしていき、ついには殴り合いに発展。
吸血鬼姉妹の殴り合いもとい姉妹喧嘩を見ている霊夢のそばにきた人影が現れる。
「「霊夢!」」
「あら魔理沙に玄武じゃない。玄武は大丈夫として、魔理沙は無事・・だったとは思えなさそうね。」
霊夢は自分と同じくらいボロボロの魔理沙を見ていった。
「ボロボロになったのはほとんどこいつのせいだから。」
魔理沙は玄武を指差しながら言った。
霊夢はその理由を魔理沙に聞いたところ、玄武のスペルカードに巻き込まれこうなったと。
「そう災難だったわね。」
「やめろよその同情するような目で私を見るなー!?」
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――――――
―――
「ま、待たせたわね。」
霊夢と戦っていた時以上にボロボロになったレミリアが、三人の前まで降りてきた。
「「「・・・・・・・・・」」」
「吸血鬼である私達をここまで追い込んだ人間はお前たちをのぞいてほかにはいない。」
「「「(なんか勝手に言ってるし)」」」
なんといっていいのかわからず三人は困っていた。
「お姉様、そんなこと言ってないで早く再開しよう。コワシタクテウズウズシテキチャッタ。」
また先ほどと同じように狂気に呑まれ始めるフラン。
「焦っちゃダメよフラン。まだ時間はたっぷりあるのだから。」
レミリアはフランにそう言い聞かせる。
「今度は姉妹揃ってか、厄介ね。」
「またかよ。」
「・・・・・・」
玄武は吸血鬼姉妹が今度は本気で殺しに来ると判断。
その為玄武は
「霊夢、魔理沙お前らは下がってろ。」
と二人をに下がるように言う。
「おいおい、いきなり何言い出すんだよ!?」
「そうよ、私達はまだ戦えるわ!?」
「霊力と魔力がほとんど残っていないのにか?」
「「!?」」
そう今の霊夢たちはほとんど力を使い果たしてしまった状態なのだ。
「正直、二人を守りながら戦うのは無理がある。だから下がっていて欲しい。」
玄武の真剣な眼差しを見て霊夢たちはため息を吐きうなづいた。
「わかったわよ、巻くぞえ喰らわないように隠れとくから。でも・・・」
「ゆっくり見物させてもらうからよ。だから・・・」
「負けたら許さないわよ!」「負けたら許さねーからな!」
そう言って離れていった。
二人からなんとも厳しい激励を受ける玄武。
「ははっこりゃ負けられないわ。」
玄武はレミリアとフランの方に体を向け、二人をにらめつけた。
「あら?あなた一人で私たちに挑むのかしら。」
「そうだが、文句はあるか。」
「ないわね。・・・それじゃあ始めましょうか。せいぜい死なないことを祈っておきなさい。」
「アハハハハ、アトカタモナクコワシテアゲルネ♪」
玄武は拳を構えレミリアたちを見据えた。
「さあ、悪い子達のお仕置きの時間だ。」
今ここに紅霧異変最後の戦いが起きようとしている。
次回紅魔異変最終戦、乞うご期待。