東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク   作:フジパンホンジコミ

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アリス登場。


春雪異変 STAGE3 ー七色の魔法使い

 

化け猫の少女との弾幕ごっこに勝った俺達は現在、妖怪の山を飛行中なんだが。

 

俺はとても気になっていることがある。

 

 

「霊夢に魔理沙、ちょっと聞きたいことがあるんだが。」

 

「何よ?」「何だ?」

 

「お前達が持っているその風呂敷はなんだ。まさかとは思うが・・・」

 

 

なんだか嫌な予感しかしないな。

 

 

「決まってるじゃないお宝よ。」「決まってるぜお宝。」

 

 

やっぱり。

 

 

「まさかと思うが、さっきの屋敷から持ってきたのか・・・。」

 

「当たり前よ。」「当然だぜ。」

 

 

どうりで突然いなくなったと思いきやわざわざそれを取りに戻ってたというのか。

 

魔理沙はなんとなくやりそうな感じだったが、まさか霊夢までやるとは思いもよらなかった。

 

そんなに家計がやばいのか?

 

 

カキカキカキカキ

 

 

うん?

 

射命丸のやつ一体何を書いているんだ。まぁ今のところはどうでもいいな。

 

あーあ異変解決したらゆっくりしたいもんだな。

 

 

「(そうだな今年の夏は地霊殿のみんなと海にでも行きたいな。)」

 

 

さとりって身長が少し低い割には結構スタイルいいからなぁ。胸も大きいし。

 

え?なんで知ってるかって、それはさとりの怪我を治療した時とたまたま風呂で鉢合わせた時に見てしまったからだ。

 

俺はなんとなくさとりの水着姿を思い浮かべてみた。

 

うん、かわいいは正義だな。

 

おっと鼻血が出るところだった。

 

俺は誰にも気づかれないように手で鼻を押さえる。

 

 

「ちょっと!?大丈夫なの顔を手で押さえているけど!?」

 

「ああ心配いらない。気にする必要ないぞ。」

 

 

言えるわけねぇよ、恋人の水着姿思い浮かべて鼻血が出そうになったなんて。

 

 

「そ、そうなの?わかったわ。」

 

 

ふう、なんとか咲夜をごまかすことができた。

 

ニヤニヤ

 

おい射命丸何こっち見てニヤニヤしてんだ。それにメモ帳から手を離せよ、お前まさか今のことを記事にするつもりなのか。

 

 

「射命丸、もし今のことを記事にしたらどうなるかわかっているよなぁ・・・」

 

「は、はい~~~~だ、大丈夫です。こ、これは絶対に記事に載せませんから。(うう、せっかくのネタがとほほ・・・)」

 

 

うしっ!これで射命丸はこのことを記事には載せないだろう。

 

あとはこの二人の増えた荷物だ。

 

 

「はぁ・・・なんで今持っていくのかねぇ。帰りに取りに行けばよかったのに。」(ボソッ)

 

 

俺は霊夢と魔理沙に聞こえないように呟いたのだが。

 

 

「何か言ったかしら?」

 

「いや何も言ってないが。」

 

「そう・・・ならいいわ。」

 

 

どんだけ勘がいいんだよ。

 

 

「ホントにどうするんだそれ・・・言っとくが俺は持たんからな。」

 

「「えーーー。」」

 

「不満そうにえーって言うんじゃねえよ。なんで俺が持たなきゃいけないんだよ!?」

 

「だってこの中で一番力があるのは玄武じゃない。」

 

「だからって俺を頼ろうとするなよ。」

 

 

もう俺は頭が痛くてしょうがないよ。

 

 

「なぁ本当にそれ持っていくのか?」

 

「当たり前よ。」「当たり前だぜ。」

 

「(はぁ・・・早く地底に帰りたい。)」

 

 

俺は早く異変を解決してゆっくりしたいと思っていた。

 

 

「誰か空間関係の術を使える奴はいないのかよ。」

 

「玄武・・・いま空間関係の術って言った?」

 

「言ったが。」

 

「あるわよ。失敗するかもしれないけどね。」

 

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

「ふーうまくいってよかったわ。」

 

 

霊夢の使用した術のおかげで荷物は無事それぞれの家に送ることができた。

 

しかし玄武は疑問に思っていたことがあるのでそれを霊夢に聞くことにした。

 

 

「霊夢、そんな術があるんだったらなぜ使わなかったんだ?」

 

「あーえっと、実はこの術まだ完全に扱いきれてないのよ。」

 

「・・・はぁよくそんな術を使えたな。」

 

「う、うっさいわよ!?」

 

「そもそもだな霊夢は――――。」

 

 

そのあと霊夢は玄武に小言を言われ続いたらしい。

 

 

 

 

そんなこんなで途中でいろいろなことがあったがなんとか妖怪の山のてっぺんにさしかかろうとしていたんだが、

 

お約束なのか俺達の行方を妨げる要因がそこにいた。

 

 

「・・・はぁ予想通りってわけか。」

 

「あら?それは心外ね。」

 

 

まーた厄介そうなやつだな。

 

それに―――

 

 

「ただの妖怪ってわけじゃないな。パチュリーと似た感じがするな。」

 

「それって。」

 

「ご明察、私も魔法使いよ。」

 

 

ほぉしかもパチュリーとはまた違った種類の魔法使いだな。

 

コイツは楽しめそうだな。

 

俺が前に出ようとしたら、咲夜が既に臨戦態勢に入っていた。

 

 

「今度は私に行かせて、私も一応パーティーのメンバーなんだから。」

 

 

むぅまさか先を越されるとは思ってなかったが、今後の対策として咲夜の力と戦い方を知っておくのも悪くないな。

 

 

「そうかならここは任せようかな。」

 

 

俺は素直にこの場を咲夜に譲り、霊夢達のとこまで戻った。

 

さあ、どんな展開になるんだろうな楽しみだ。

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

「スペルカードの数は?」

 

「3枚でどうかしら。」

 

「わかったわ。」

 

「さぁ始めましょうか。」

 

「ええ。」

 

 

彼の話では、パチュリー様と同じ魔法使い・・・となればあの手に持っている魔道書が媒介かしら。

 

ならばここは魔法を使わせないように攻撃するしかないわね。

 

 

「ふっ。」

 

 

私は判断した直後ナイフを相手に投げた。

 

 

「へぇーナイフが弾幕なのかしら面白いわね。ならば私も・・・」

 

「?」

 

 

ごそっ

 

 

「!?」

 

 

私は驚愕した。

 

どこから出したのか彼女の周りには多数の人形が浮かんでいた。

 

 

「そういえば名乗ってなかったわね。私はアリス・マーガトロイド――魔法使いにして人形師よ。」

 

「そちらが名乗られたのならば・・・私は紅魔館のメイド長を務めている十六夜咲夜よよろしく。」

 

 

名を名乗ったあと私たちは互いににらみ合い、その場を動かなかった。

 

 

「「!?」」

 

 

私の手からナイフが放たれ、彼女の人形からは弾幕が放たれた。

 

しかし弾幕の数は相手の方が多かったためこちらの弾幕を突破され私に向かってきた。

 

 

「くっ!数では向こうが上ね。なら幻符『殺人ドール』!」

 

 

私は開始早々スペルカードを一枚宣言した。

 

さぁ私の放つナイフの嵐をどう受け止めるのかしら。

 

 

「使ってくるとは思わなかったわ。それならこちらも蒼符『博愛の仏蘭西人形』」

 

 

4体の人形から1つの弾幕が放たれたがそれが次第に分裂して襲いかかってきたが、私のナイフの弾幕によって相殺していった。

 

 

「あら、相殺されちゃったわね。なかなかやるじゃない。」

 

「あなたこそよくそれだけの人形を操れるわね。」

 

 

私と彼女の実力は互角と見ていいわね。

 

なら決め手となるのはスペルカードの使うタイミングが勝負の分かれ目になるわね。

 

私はナイフを指のあいだに挟み、いつでも投げられるようにした。

 

そして彼女も人形の数が4体から6体に増えていた。

 

 

「!?」

 

「これだけの数の弾幕あなたに防げるかしら!」

 

 

先ほどよりも弾幕の数が増え私は防戦一方になってしまった。

 

どうにかして今の状況を覆さないと行けないと私は考えているがなかなか思いつかない。

 

 

「次はこれよ!紅符『紅毛の和蘭人形』」

 

 

左右から赤と青の弾幕が飛んできた。

 

しかも拡散してバラけて飛んでくるため避けにくい。

 

 

「ほんと貴方って厄介ね!時符『プライベートスクウェア』」

 

 

スペルカードを発動して私の周りに四角いテリトリーをつくり、弾幕を打ち始める。

 

その様子を見ていた彼女はは不思議に思っているに違いない。。

 

 

「(だからといっていまの弾幕を緩めるわけには行かないわ!)」

 

 

彼女の弾幕が更に密度を増してきていたが、時間が来たようね。

 

私のスペルカードの効力が消えると同時に彼女の弾幕も一緒に消え去った。

 

 

「え?」

 

「残念だったわね、あなたは気づいてたかもしれないけどこれはちょっと特殊なスペルカードでね。あなたの動きと弾幕の速度を遅くさせてもらったわ。そして終了時には私の投げたナイフが弾幕を全て破壊するおまけ付きよ。」

 

「っ!?―――時間操作系の能力者だったとはね。」

 

「そうよ。さあこれで互いに一枚ずつ。」

 

「・・・はぁあまり本気で戦いたくはなかったけど、まさかこれを使うことになるなんてね。」

 

「?」

 

「これが私の切り札よ!咒詛『魔彩光の上海人形』!」

 

「シャンハーイ!」

 

 

彼女がスペルカードを発動すると同時に一体の人形が出てきた。

 

何あの人形・・・今までの人形とは少し違うわね。

 

それに今喋らなかったかしら。

 

 

「これでおしまいにするわ、行って上海!」

 

「シャンハーイ。」

 

 

なっ!?人形がこっちに突っ込んできた。

 

まさか意思を持っているというのこの人形は!?

 

それにほかの人形も連携を取りながら弾幕を撃ってくるから避けづらいわ。

 

 

「上海達に気を取られすぎよ。」

 

「しまっ!?」

 

 

ドカーン!?

 

 

「くうっ!!!」

 

 

人形達に気を取られすぎたわね。

 

私としたことが情けないわね。あの人形は彼女が操作していたわね。

 

でもその割には糸が見えないわね。そういえば彼女は魔法使いでもあるからひょっとして・・・

 

試してみる価値はあるわね。

 

 

「もう終わりなのかしら。」

 

「それはどうかしら。」

 

「?」

 

「こっちも最後の一枚行くわよ。幻符『ジャック・ザ・ルドビレ』」

 

 

私はスペルカードを発動し持っているナイフを全て投げつけた。

 

さぁここからはちょっとした持久戦よ。

 

私のナイフが尽きるかあなたの体力が尽きるか

 

勝負!?

 

 

 

「まずい!避けきれない!?」

 

 

アリスは大量に向かってくるナイフを弾幕でどうにかしようとするが、ナイフの数があまりにも多く、

 

一体また一体と人形にあたっていき人形の数か減り始めた。

 

それでもアリスは残った人形で被弾を免れてはいるか徐々に疲れ始めているのが見えてきた。

 

だがそれは咲夜にも言えることで、疲れが出始めてきたのだ。

 

 

「(お願いもう少しだけ持って私の体。)」」

 

 

そして咲夜のスペルカードの効力が切れた。

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

 

「私の負けね。」

 

 

咲夜のスペルカードの効力が切れるほんの数秒前にアリスのスペルカードが先に効力が切れたのである。

 

 

「でもいい弾幕ごっこができたわ。ありがとう。」

 

「こちらこそ。」

 

「この上をさらに行けば冥界に通じる門があるから、早く行くといいわ。」

 

「ありがとう、今度紅魔館に遊びに来て頂戴。」

 

「ええ、ぜひ寄らしてもらうわ。」

 

 

そう言ってアリスはこの場から離れていった。

 

咲夜も玄武たちの元に向かった。

 

 

「お疲れ、いい試合だったぞ。」

 

「ええ、でもさすがに疲れたわ。」

 

「どうすんだよ咲夜のやつヘロヘロじゃねーか。この先ついていけるのか。」

 

「心配はいらん、俺に任せておけ。」

 

 

玄武は咲夜の背中に回り込み、両手を背中に当て集中し始めた。

 

すると、殆ど空に近かった咲夜の魔力が回復し初めて行った。

 

それを見た霊夢、魔理沙、射命丸は驚いていた。

 

3人が驚いている間に咲夜の魔力は普段通りまで回復した。

 

 

「あんたそんなことまで出来たんだ。」

 

「スッゲーッ!今度私にもやり方教えろよ。」

 

「おおーこれはいい記事になりそうです!?」

 

「ありがとう。助かったわ。」

 

「なに、これからって時に抜けてもらったら困るからな。それとこれ集めておいたぞ。」

 

 

玄武はいつの間にか持っていた袋を咲夜に渡した。

 

咲夜は袋を受け取り中を確認したら、大量のナイフが入っていた。

 

 

「あなたってホントに用意周到ね。」

 

「そんなこと言ってないでいくぞ。冥界までもう少しなんだろう。」

 

「ええ、アリスの話しではこの上らしいわ。」

 

「じゃあさっさと行こうぜ、異変の元凶をぶっ飛ばしに。」

 

 

玄武達は冥界目指して飛んんでいった。

 

 

 

一方冥界の白玉楼では、

 

 

「―――様、もうそろそろ異変解決に乗り出した者たちがここにやってきます。」

 

「そう、ならあなたはその人たちを迎え撃ちなさい。」

 

「はっ!」

 

 

そう言ってその人は部屋を離れていった。

 

そしてそこに残った人は屋敷から見える大きな桜の木に視線を移した。

 

 

「もうすぐね。」

 

 

冥界のほうでは着実と計画が進んでいた。

 

果たして玄武たちは間に合うのだろうか。

 

そしてこの人物の目的とは一体。

 

 

 

 

 

 

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