東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク   作:フジパンホンジコミ

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プリズムリバー3姉妹、登場。


春雪異変 STAGE4 ー騒霊三姉妹

 

かなりの高さまで来た俺たちは今なお冥界目指して飛行を続けていた。

 

 

「かなりの高さまで来ましたけど、未だ着きませんね。」

 

「でもそろそろのはずよ。見てみなさい周りを。」

 

「あれ?これって桜の花びらですよね。」

 

 

そうどこからともなく桜の花びらが飛んできていたのだ。

 

幻想郷は今冬の真っ只中になっているはずなのに桜の花びらが飛んでるのはおかしい。

 

導き出される答えは唯一つ。

 

 

「もうすぐ冥界ってことなのか玄武。」

 

「ああ、おそらく入口付近まで来ているところだろう。」

 

「でも肝心の入口の場所はわからないぜ。」

 

「この花びらがどこから飛んでくるのか辿っていけばいいだけだ。それに結界が張られているはずだからな見分けはつくと思うぞ。」

 

 

俺が魔理沙に説明しているとどこからともなく楽器の音が聞こえてきた。

 

いや音というよりも演奏だなこれは。

 

この演奏を聴いて射命丸以外はいつでも戦えるように準備をした。

 

そして雲を抜けた先に空に大きな穴のようなものがあった。

 

だがその前に3人の楽器を持った少女たちが佇んでいた。

 

俺達は三人の少女の前に止まり、話しかけた。

 

 

「済まないがちょっといいか?」

 

「・・・何か用?」

 

 

ちょっと暗そうな雰囲気の少女が答えてくれた。

 

俺は大丈夫なのかと思いながら聞いたのだが、

 

 

「君たちに聞きたいことがあってね。」

 

「それで私たちに聞きたいことって何♪」

 

「あそこに見えてるのは冥界の入口であってるのかな。」

 

「そうだよ♪」

 

 

なんだかこの子テンションが異様に高い気がするのは気のせいなのか。

 

まぁこいしで慣れてるからいいとして・・・

 

 

「・・・冥界に何の用なの。」

 

「異変を解決しに来たのよ。」

 

「異変?」

 

「ひょっとして幻想郷で起こっていることと関係があるの?」

 

 

俺は彼女たちに事情を説明した。

 

 

「・・・そういうことね。」

 

「そういえば聞いていなかったが君らも冥界に何の用があるんだ?」

 

「・・・私たちは冥界の主に演奏をお願いされて向かっている最中。」

 

「あっそ、だったらそこ退いてくれる?私たち急いでるから。」

 

「そうはいかないわ。私たちの練習の邪魔してくれたんだから退く訳ないじゃない。」

 

「なら力ずくで通るわ。」

 

 

霊夢が御祓い棒と陰陽玉を取り出した。

 

魔理沙も八卦炉を構え戦闘体勢に入っていた。

 

さて俺も参加するかね。

 

 

「・・・試合形式は3対3、スペルカードの枚数はそちらが決めていいわ。」

 

「そうね。3枚でどうかしら。」

 

 

コク×5

 

 

俺を含めた5人は頷いた。

 

そういや名乗っていなかったかな。

 

 

「俺は亀山 玄武だ。君らの名は?」

 

 

やっぱきちんと名乗りゃないかんな、礼儀の一つとして。

 

 

「・・・ルナサ・プリズムリバー・・・騒霊」

 

「メルラン・プリズムリバー、騒霊だよ♪」

 

「リリカ・プリズムリバー、ちなみに私も騒霊よ。」

 

 

ほぉ三姉妹なのか。

 

 

「それで、そっちの二人のお姉さん達は?」

 

「博麗 霊夢・・・巫女をやってるわ。」

 

「霧雨 魔理沙、普通の魔法使いだぜ。」

 

「・・・自己紹介はこれまでにしてそろそろ始めましょ。」

 

「ああ、そうだな。咲夜、合図を頼む。」

 

「わかったわ。・・・それでは、試合開始!」

 

 

3人がバラけてこちらに向かってきた。

 

成程、まずは一人一人が相手ってわけか!

 

そして俺の前にリリカがやってきた。

 

 

「俺の相手は君か・・・ではお相手願おうかリリカ嬢。」

 

「ええお手柔らかに。」

 

 

俺は小手調べとして炎の弾幕を右側、氷の弾幕を左側、普通の弾幕を真正面からリリカを襲うように放った。

 

さぁどう攻略するか見させてもらうぞ。

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 

「な、何よこの弾幕の数と範囲は尋常じゃないわよ!」

 

 

私は向かってくる弾幕を必死で避ける。

 

というよりも避けるので精一杯で反撃することができないでいた。

 

男の人だからあっちの二人に比べて弾幕ごっこは慣れてないと思ってたけどそうじゃなかった。

 

この人はかなり実戦慣れしてる。

 

私もそれなりに弾幕ごっこはしてきたけど、このほどの規模の弾幕は見たことがない。

 

それに普通に属性別の弾幕も混ぜてくるなんて思ってもみなかったし。

 

 

「失敗だったなぁまさかお兄さんの方が手練だったなんて。」

 

 

はぁ・・・こういう時はお姉ちゃん達に押し付けてたからなぁ。

 

やれるだけやってみますか。勝てはしないだろうけど。

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

「リリカ!?」

 

 

私はリリカの相手が男の人だからって侮っていた。

 

でも蓋を開けてみればかなりの実力者であることがわかった。

 

その様子を見て少し焦っていた私に博麗の巫女である霊夢が話しかけてきた。

 

 

「ご愁傷様、玄武と当たるなんてあのリリカって子、運がないわね。」

 

「・・・ええ、ここから見ててもわかるわ。彼の強さが・・・」

 

「でも心配することないわ、あいつ優しいから手加減してくれると思うわ、(ボソッ)多分ね。」

 

「・・・それでも、心配だからあなたを倒して妹のところに行かせてもらうわ。」

 

「博麗の巫女、舐めないでもらえるかしら。」

 

 

博麗の巫女が威圧しながら御祓い棒と御札を構えて私を見ている。

 

勝てるかどうかわからないけど、倒させてもらう!

 

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん達も始めたようだし、私達もはじめよ黒白のお姉さん。」

 

「そうだな、霊夢と玄武には負けてらんないからな。倒させてもらうぜ。」

 

「あはは楽しめそうだなお姉さんとの弾幕ごっこは♪」

 

「手加減しねえから覚悟しろよ。」

 

 

うん♪お姉さんとは仲良くやれそうだけど、いまは楽しまなきゃ損だよね♪

 

さぁお姉さんは飛んな音色を奏でてくれるかな。

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

「逃げてばっかりじゃなくて少しでも反撃したらどうなんだ?」

 

「反撃しても意味がなかったから逃げてるんじゃない!?」

 

 

リリカは先ほどスペルカード一枚を使用して今の状況を変えようとしたが、玄武の弾幕によってすべて相殺されてしまい今の状況に至る。

 

それからというもの、リリカは玄武が放つ弾幕から逃げ続けていたのだ。

 

 

「(こんなのとどう戦えって言うのよ!?どうにかしないと!?)」

 

 

心の中で愚痴を言い、なんとかこの場を乗り切る方法を考えていたが、

 

 

「それはそうと前に注意しろよ。」

 

「え?」

 

 

前を振り向いたリリカは目線の先に姉のルナサの背中が映った。

 

しかし、ルナサはこちらに気づいてはおらず霊夢との弾幕ごっこに集中していた。

 

慌てて方向を変えようとしたが、弾幕のせいで逃げ道を塞がれてしまい霊夢とルナサのところに突っ込むしかなかった。

 

 

「ルナサ姉どいてぇーー!?」

 

「リ、リリカ!?なんで後ろから!?」

 

「ちょ!?なんであんたらがここにって私まで巻き込むなぁーーーー!?」

 

 

リリカが突っ込んだあと玄武の弾幕が迫ってくるのを見た二人も慌てて逃げ始めた。

 

 

「ちょっと!?私まで巻き添えにするなんてあんたあとで覚えときなさいよ。」

 

「そ、そんなこと言われても仕方ないじゃない!?あんなのどうやって止めろって言うのよ。」

 

「・・・博麗の巫女、この場合どうするの?」

 

「今話しかけないで!?もしあいつに「霊夢ぅーーー」って魔理沙!?」

 

 

魔理沙の声が聞こえた霊夢はその方向に目を向けると、メルランの放つレーザーに追われる魔理沙の姿が映った。

 

しかもこっちに向かいながら。

 

それを見て霊夢は「お前もかーーー!?」と叫んだ。

 

 

「あんたのせいで余計ややこしくなったわよ!?」

 

「あはは・・・わりぃ霊夢。」

 

「あれ?姉さんにリリカなんでここに居るの?それに何なのこの状況?」

 

「メル姉空気読んで・・・」

 

「?」

 

「話してる暇があるなら逃げるわよ!?あいつがこの状況でスペカ使ったら大変よ。」

 

「霊夢それは遅かったみたいだぜ。」

 

 

魔理沙が諦めたような視線を後ろに向けてそう言ってきたので、頬を引きつらせながら後ろの視線を向けると、

 

玄武がスペルカードを手にしていた。

 

 

「まずっ!?魔理沙!?」

 

「うおっ!」

 

 

霊夢は魔理沙を掴むと亜空穴を展開しそこに逃げ込んだ。

 

 

「あれ?お姉さん達は?」

 

「・・・置いてかれた。」

 

「嘘でしょ!?」

 

 

そして3人の耳に死刑宣告の言葉が聞こえた。

 

 

「スペルカード・・・熱線『ブラスト・ノヴァ』!!」

 

 

魔理沙のマスタースパークのごとく極太のレーザーがルナサたちに向けて発射された。

 

 

「「「あ」」」

 

 

ズドーーーーーーン!!!!

 

 

亜空穴で玄武の横に移動してきた霊夢と魔理沙は玄武に近寄り怒鳴り散らした。

 

 

「「殺す気かお前はー(あんたは)!?」」

 

 

それはそうだろう下手したら自分たちもピチュっていたかもしれないのだから。

 

 

「霊夢たちなら亜空穴で逃げるとわかってたからな。」

 

「全く、もう少し考えてよね。」

 

「手っ取り早く終わらせるのはこれが一番だ。」

 

「それはそうとあいつらどうなったんだ?」

 

「さっきので終わったかと思ってはいたんだが・・・」

 

 

玄武がルナサたちがいた方に目線を向けると、

 

 

「・・・メルランのおかげで助かったわ。」

 

「ハァハァ・・・き、きつかったー!」

 

「メル姉大丈夫?」

 

 

ルナサ達が健在(けれど服はボロボロ)なのを見て玄武は二ヤッと笑った。

 

 

「結界を張って逃れたのか・・・まだ楽しめそうだ。」

 

 

ルナサ達は玄武たちのいる高さまで飛び上がってきた。

 

 

「ちょっとそこのお兄さん!?あんたのせいで丸焦げになるところだったじゃない。」

 

「弾幕ごっこだから手加減はしておいたが。」

 

「あれが手加減って言えるものなの・・・」

 

「むぅもう少し加減すべきだったか。善処しよう。」

 

「ちょっと話し合いはそれまでよ今は弾幕ごっこ中だってこと忘れないで。」

 

「そうだったな。じゃあ続きと行こうか。」

 

「そうね。こちらも全力で行くわ。メルラン、リリカ。」

 

「はいはーい♪」

 

「わかった姉さん。」

 

 

ルナサ達は玄武達から距離を置き、それぞれの位置につき楽器を構えスペルカードを取り出した。

 

 

「「「騒葬『ステジャンリバーサイド』!!!」」」

 

 

演奏はじめる3人を見て、玄武たちはこれが普通のスペルカードでないことを悟った。

 

 

「合同スペルか!?」

 

「姉妹ならではのスペルってわけね。」

 

「それより来るぜ!」

 

 

3人同時に弾幕を放ってくるため、先ほどの玄武の弾幕よりも多かった。

 

玄武は危なげなくヒョイヒョイ弾幕を避けていくが霊夢と魔理沙は。

 

 

「さすが3姉妹なだけはある。いいコンビネーションだ。」

 

「分析してる場合じゃないだろ!なんか手はないのか玄武!」

 

「霊夢、結界を張れるか?」

 

「お安い御用よ。二重結界!!」

 

「魔理沙、早くこっちに来い!」

 

「お、おう!」

 

 

なんとか魔理沙も結界の中に来て3姉妹の弾幕をやり過ごしている。

 

 

「どーすんだこれから。」

 

「弾幕が消えたら打って出る、だから霊夢、魔理沙・・・10秒ほど時間を稼げるか、力を貯めたい。」

 

「10秒ね、わかったわ。」「10秒か、任せろ。」

 

「頼むぞ。」

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

「さすが博麗の巫女ね。」

 

「あのお兄さんもね。」

 

「あの黒白のお姉さんは・・・普通だったよ。」

 

「飛び抜けてあの二人がすごいってことよ。」

 

「そろそろ時間だよ。」

 

 

スペルカードの効力が切れると同時に三人は身を引き締め、目の前の弾幕によって出来た爆煙を警戒し始めた。

 

 

「いつから来るかわからないわ。警戒は怠らないで。」

 

「はーい。」「うん。」

 

 

すると霊夢と魔理沙が爆炎から飛び出し、弾幕を放ち始めた。

 

 

10

 

 

警戒していたためルナサ達は容易に避けちことができた。

 

しかしルナサは玄武がいないことに気づき、なにか仕掛けてくると思い立った。

 

 

9

 

 

「リリカ、さっきの男の人探して!?この2人は私たちが抑えとくから!?」

 

「ちっ!気づかれたわね。(あと少し)」

 

 

8

 

 

「わかった姉さん!」

 

 

7

 

 

「おっとそうはさせねぇぜ!」

 

「それはこっちだよー。」

 

 

6

 

 

「リリカ早く行って。」

 

「メル姉、わかった。」

 

 

5

 

 

リリカはなんとかその場を離れ、玄武を探し回っているが見当たらなかった。

 

 

4

 

 

ふとどこからか声が聞こえてきたため、あたりを見渡すがどこにもいない。

 

 

3

 

 

だが声は聞こえてくる。

 

その声が上の方からしてきたため、上空に顔を向けるリリカ。

 

 

2

 

 

そして見えにくいが太陽を背に玄武がスペルカードを構えているのが目に映った。

 

慌てて玄武のもとに飛行し始めたリリカだが。

 

 

1

 

 

玄武のもとにたどり着く前に時間が来てしまった。

 

 

「0、タイムアップだ。霊夢、魔理よけろ・・・炎帝『ガイアフォース』!!!」

 

 

莫大な熱量を含んだ特大の炎の弾幕がリリカやその下にいるルナサ達めがけて放った。

 

 

「よ、よけきれな――」

 

 

ピチューーン

 

 

 

一方ルナサ、メルランと戦っている霊夢と魔理沙は先ほど決めた時間がきた瞬間亜空穴を使用し遠くに避難した。

 

一体何事かと思い立ち止まってしまったその時上空から恐ろしいまでの力を感じ上に視線を向けた途端、ルナサとメルランの意識は途切れた。

 

 

「恐ろしいまでのスペかねあれ。」

 

「喰らいたくねぇよあいつのスペカだけは。」

 

「そうね。」

 

「あれパパラッチの奴どこいったんだ?」

 

 

先程から姿が見えない射命丸のことを咲夜に聞く魔理沙。

 

しかし帰ってきた答えは。

 

 

「彼女なら玄武の最初のスペルカードに巻き込まれて墜落していったわ。」

 

「ご愁傷様だぜ。」

 

「おーい。」

 

 

そこに気絶した3人を抱えた玄武が戻ってきた。

 

 

「お疲れ様。それよりそれは?」

 

「ああ、この子達をこのままにしておくわけには行かないからな。冥界のどこかで下ろすつもりだ。」

 

「意外に紳士なのね。」

 

「そうか?それはさて置き行くとするか。」

 

「ええ。」

 

「行くか冥界に。」

 

 

玄武たちは冥界に入るべく入り口に突入した。

 

 

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