東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク   作:フジパンホンジコミ

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幽々子、紫、藍登場。


春雪異変 STAGE FINAL 前編 ー白玉楼の主 スキマ妖怪 とその式

 

 

 

霊夢、魔理沙、咲夜の三人は異変の元凶とも言える人物のところに向かって、飛行していた。

 

しかし霊夢はここからでも見える桜の木に視線を移しており、次第に顔つきを変えていった。

 

 

「まずいわね。」

 

「どうゆうことだよ霊夢?」

 

「あの桜からものすごい邪気を感じるのよ。私たちは大丈夫だとは思うけど、人里の人たちがあんなの浴びたら死んじゃうわ。」

 

「うへぇーマジかよ。」「それ本当なの?」

 

「巫女である私が言うんだから間違いないわ。」

 

 

霊夢は前を向きながら二人に言った。

 

それを聞いて魔理沙と咲夜は霊夢にこう言い返した。

 

 

「なら急いで解決しねぇとな。玄武が来ちまったらまた手柄取られちまうよ。」

 

「そうね、彼がいなきゃ異変は最後まで解決できませんでしたなんてお嬢様に報告できないわ。」

 

「それもそうね。私も博麗の巫女が異変を解決できませんでしたなんて言われたくないもの。」

 

「ところでさ、いいこと思いついたんだが・・・」

 

 

魔理沙は二ヤッと笑いその内容を話す。

 

 

 

―――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

三人が飛行していると大きな屋敷が見えてきた。

 

 

「あそこね。魔理沙、咲夜、気を引き締めなさい。」

 

「わかってるって。」

 

「言われずとも。」

 

 

三人はそれぞれの武器を構え建物に突入した。

 

そして、突入した建物の広い庭に水色を基調とした服に身を包んだピンクのふわふわした髪を持つ女性が立っていた。

 

その女性は、霊夢たちに気づいたのか上空に顔を向けてきた。

 

 

「あら?・・・いらっしゃい白玉楼へ。」

 

「あんたが西行寺 幽々子ね。」

 

「ええそうよ~。博麗の巫女さん。それに未熟な魔法使いに紅魔のメイドさん。」

 

「「「!?」」」

 

 

霊夢達は自分たちのことを既に知られていたことに驚いた。

 

しかし、驚いている場合でないと霊夢は思い幽々子に話しかけた。

 

 

「単刀直入に言うわ・・・春を返しなさい。」

 

 

霊夢はお祓い棒を構えながら幽々子に言ったが、

 

 

「嫌よ。」

 

 

拒絶の言葉が幽々子から帰ってきた。

 

 

「あんたわかってるのか、霊夢から聞いたがこの場所にこもった邪気がどんな影響を及ぼすのか・・・」

 

「ええ、わかってるわ。それでも春を返すことはできないわ。」

 

「そう・・・ならあなたを倒すけど文句言わないでよ。」

 

「ええ、異変を起こすんだものそれくらい覚悟していたわ。」

 

 

その場にいた全員が地面から浮き始め、戦闘態勢に入った。

 

そしてすかさず霊夢達は弾幕を放つが、幽々子は、優雅な動きで弾幕を避けていく。

 

 

「あらあら、不意討ちで撃った割りにはこの程度なの?」

 

「だったらこれでどうだ、魔符『スターダストレヴァリエ』!!!!」

 

 

星型の弾幕が放たれるが幽々子はいとも簡単に避けていく。

 

 

「ん~そこの魔法使いじゃ話にならないわね。あなた達はどうなのかしら?」

 

「ちょ!話にならないだと!?」

 

「はいはい魔理沙は黙ってて・・・咲夜二人係でやるわよ。」

 

「わかったわ。」

 

 

霊夢と咲夜は、連携を取りながら弾幕を放ってはいるものの、すべての弾幕を避けていく。

 

一応魔理沙も弾幕は撃ってはいるものの当たることは無かった。

 

 

「やっぱり博麗の巫女といっても人間ね。」

 

「「「ハァ・・・ハァ・・・ハァ」」」

 

 

20分程動き続けながら弾幕を放っていたため、霊夢達は体力が削られ疲れが出はじめてきたが幽々子に至っては汗一つかいていなかった。

 

 

「さてそろそろ終わりにしてあげるわ。

 

 

幽々子は袖からスペルカードを取り出し発動した。

 

 

「亡舞『生者必滅の理‐魔境‐』」

 

 

幽々子から蝶の形をした弾幕と大玉の弾幕がばらまかれた。弾幕の速度はそれほど速くはないのだが数が半端ではなかった。

 

 

「おいおいなんだよこの数は!?ほんとに弾幕か!?」

 

「よけれるだけ避けなさい!あとはスペカで乗り切るしかないわ!?」

 

 

避けても避けても弾幕が次々と襲って来て、霊夢たちの体力はピークに達してきた。

 

そして気づいたら弾幕が目の前まで迫っていた。

 

 

「・・・っ間に合え!?霊符『夢想封印』!!!!」

 

 

残った霊力でスペルカードを発動して自分に迫り来る弾幕を相殺していった。

 

それは霊夢だけでなく魔理沙と咲夜も同じタイミングでスペルカードを発動し難を逃れた。

 

だが既に体力も限界を迎え、座り込んでしまった。

 

幽々子も霊夢たちの近くに降り立ちった。

 

 

「よく頑張ったけどこれまでね。」

 

 

幽々子は霊夢達の方に腕を伸ばし弾幕を放った。

 

だがそれは違う方から放たれた弾幕によってかき消された。

 

 

「間に合ったな。」

 

 

霊夢たちは声のした方に顔を見けると、弾幕を放った人物がいた。

 

 

「「「玄武!?」」」

 

 

玄武は霊夢達の側まで移動し、霊夢たちに話しかけた。

 

 

「すまんな少々遅れた。」

 

「そんなことないわよいいタイミングで来てくれて助かったわ。」

 

「ところでよ玄武、その後ろに引っ付いてるのはなんだ?」

 

「ん?これか、案内人。」

 

 

背中にひっついていた妖夢(気絶中)をひっペがし皆に見せる。

 

そんな妖夢を見て幽々子が反応した。

 

 

「妖夢!?」

 

「やっぱおまえさんが主か。」

 

「あなた、その子に何したの!」

 

「ここまで案内してもらおうと連れてきたんだが、途中で気絶しちまってな。」

 

 

そう、玄武が連れてきた妖夢は玄武の移動速度(マッハ2)に目を回し気絶してしまったのだ。

 

 

「ホントに何もしてないのね。」

 

「するかというよりかしてたまるか。」

 

「あらそうなの。」

 

「ああ、それとこの子なんだがあそこに寝かしつけてもいいか。」

 

 

玄武は屋敷を指差しながらいい幽々子の許可を待った。

 

 

「ええ、お願い。」

 

 

玄武は屋敷まで歩いてゆき縁側に気絶した妖夢を寝かせ、結界を張り霊夢たちのところまで戻ってきた。

 

 

「今度はあなたが相手してくれるのかしら。」

 

「うんにゃ、俺じゃない。」

 

 

そう言いながら玄武は霊夢たちに手をかざし力を送った。

 

そのおかげで霊夢、魔理沙、咲夜の3人の体力等は全快した。

 

何事もなかったように立ち上がり始めた霊夢たちを見て、幽々子は驚いた。

 

 

「へぇ彼そんなこともできるんだ~。」

 

「玄武がいなきゃできないことだけどな・・・さぁ続きを始めようぜ。」

 

「ちょい待った魔理沙。まだ役者は全員揃ってないぞ。」

 

「はぁ?全員じゃないってどういうことよ。」

 

「覗き見しているのが約二名。」

 

 

玄武が虚空を見ながらつぶやいたらどこからともなく声が聞こえてきた。

 

 

「あら?気づかれてたのね。」

 

 

そして幽々子の隣に空間に裂け目ができ開いた。その中から女性が二人ほど出てきた。

 

 

「紫に藍じゃない。」

 

 

どうやら幽々子とは友人関係らしい。

 

 

「玄武あの二人は?」

 

「九尾の妖狐ともう一人は・・・知らん。」

 

 

ズシャーーーー!!!

 

 

玄武以外の者が勢いよくズッコケた。

 

 

「冗談だ。スキマ妖怪だったかな。幻想郷縁起に載ってた。」

 

 

ズッコケた体を起こしてスキマ妖怪の女性が自己紹介を始めた。

 

 

「・・・気を取り直して、私はスキマ妖怪の八雲 紫よ。彼女は私の式で八雲 藍と言うわ。」

 

「よろしく。」

 

「こちらこそ、俺は「亀山 玄武でしょ。」っと知っていたか。」

 

「ええ、情報収集は大切ですから。」

 

 

扇子で口元を隠しながらしゃべる紫。

 

それを見た玄武、霊夢、魔理沙、咲夜はこう思った。

 

 

((((胡散くせーーーーー!!!!))))

 

 

紫のことを胡散臭いと思いながら玄武は話しかけた。

 

 

「で、弾幕ごっこ?の最中に何用だ。」

 

「それは私も混ぜてもらおうかなぁと思いまして。」

 

 

玄武はそれを聞き目を細めた。

 

 

「ほう妖怪の賢者と言われている奴が異変を起こした者に加担するのか?」

 

「ちょっとした余興よ。」

 

「余興か・・・」

 

 

玄武はチラッっと大きな桜の木・・・西行妖に視線を移した。

 

既に桜の花びらが5部咲きにまでなっていた。

 

 

「・・・霊夢、魔理沙、咲夜。」

 

「何?」「何だ?」「何か?」

 

「いいかよく聞いてくれ。もうあまり時間がない。だから・・・・」

 

 

玄武は幽々子たちに聞こえないように小声で霊夢たちに話しかけ、作戦の内容を伝えた。

 

 

「・・・・わかったか。」

 

「ええ。」「了解だぜ。」「承ったわ。」

 

「ふふ、作戦会議は終わったかしら。」

 

「ああ、おかげさまで。」

 

「それで~今度はあなたが相手してくれるの?」

 

「さあな!?」

 

 

言葉を返しながら玄武は幽々子達の足元に弾幕を放った。

 

 

「ケホケホ、まさかこんな手を使ってくるなんて。」

 

「紫様、お怪我は・・・」

 

「平気よ。幽々子は。」

 

「む~口の中がジャリジャリするわ~。」

 

「大丈夫そうね・・・それにしても一体彼は何がしたかったの?」

 

 

ガシッ

 

 

「「!?」」

 

 

誰かに腕を掴まれたので紫と藍は振り払おうとしたがそれを行う前に投げ飛ばされてしまった。

 

 

「えっ!?ちょっっとぉーーーーー!?」「うわぁーーーーーー!?」

 

「紫、藍!?」

 

「よそ見してるんじゃないわよ。」

 

「!?」

 

「さぁ第二ラウンドの始まりだぜ。」

 

「さっきのようにはいかないから覚悟してください。」

 

 

土煙が晴れると戦闘態勢に入った霊夢、魔理沙、咲夜が幽々子の正面に立っていた。

 

 

 

―――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

投げ飛ばされた紫と藍は、空中で体勢を整えその場で浮遊し始めた。

 

 

「やられたわね。私達と幽々子を分断するのが目的だったなんて。」

 

「どうしますか紫様?」

 

「おそらく彼が仕掛けてくると思うわ。注意しなさい。」

 

「はい。」

 

「警戒心を高めるのはいいが、対応が遅すぎるぞ。」

 

「「!?」」

 

「そら、火炎『ブレイズストーム』」

 

 

スペルが発動し4つの炎の竜巻が紫と藍を囲むように発生し弾幕を放ち始めた。

 

 

「さぁ攻略してみな、妖怪の賢者に九尾の式よ。」

 

「やってやろうじゃないの、藍サポートお願いするわ。」

 

「承知しました、紫様。」

 

 

四方から襲いかかってくる弾幕を掻い潜り玄武のもとに行こうとしているが、炎の竜巻自体も動いているのでなかなかたどり着くことができなかった。

 

 

「紫様、ここはスキマを使って彼の背後に移動したほうがよろしいのでは・・・」

 

「彼はスキマから見ていた私を感知できたのよ。それに彼はこちらの様子を伺っているからその戦法は無理ね。」

 

「では、彼に真正面から挑むしかないといけないということですか。」

 

「そうよ・・・それより藍、口を動かすより手を動かして頂戴。」

 

 

紫と藍は弾幕を放って相殺し、少し弾幕の数を減らすことができ余裕が出来た。

 

 

「今ね、結果『動と静の均衡』」「発動、式神『仙狐思念』!!!」

 

 

背中合わせにし、スペルカードを発動させて玄武のスペルカードの弾幕を相殺した。

 

 

「ふむ、さすが賢者とその式だ。」

 

「あら褒めても何もないわよ。」

 

「だが、俺の目的に気付けなかったのはアレだがな。」

 

「(目的?一体何の・・・・!?)まさか!?」

 

 

玄武がニヤッと笑った瞬間、玄武の後ろから大きな音が聞こえてきた。

 

 

 

――――――――

 

 

―――――

 

 

―――

 

 

 

*時間は少し戻ります。

 

 

霊夢、魔理沙、咲夜が幽々子と弾幕ごっこを再開し始めて数分、先程とは違い幽々子は押されていた。

 

 

「さっきと動きが違う・・・それにこっちの動きが読まれてる・・・」

 

「それはそうよさっきの弾幕ごっこであんたの動きを見させてもらったんだから。」

 

「対応できなきゃおかしいだろ。」

 

「最初の戦いは私の動きを把握するための囮だったってわけね。」

 

「そういう事、因みにこれ考えついたの魔理沙よ。」

 

「まさかそこの魔法使いにしてやられるなんて。」

 

「あら、よそ見とは感心しませんね。」

 

「!?」

 

 

ヒュン

 

 

咲夜は幽々子に向かってナイフを投げる。避けられてしまったが服の一部が切れていた。

 

 

「さすが白玉楼の主、そう簡単には当たってくれませんね・・・ですが次は確実に当てます。」

 

 

周りを見ればいつの間にか3人に囲まれている状況になっていることに気づいた幽々子。

 

 

「侮っていたのは私の方みたいだったわね。」

 

「そういうことよ。霊符『夢想封印』!!!」

 

「結構楽しかったぜ。恋符『マスタースパーク』!!!」

 

「なかなかの手練でした。幻符『殺人ドール』!!!」

 

 

3人がスペルカードを発動し、弾幕が幽々子に迫る。

 

 

「でもね。まだ負けるわけにはいかないわ。華霊『バタフライディルージョン』」

 

 

幽々子も弾幕を発動し、3人の弾幕に抵抗した。

 

だがそれも束の間、突然幽々子の後方で炎が立ち上がった。

 

 

「な、なに!?」

 

 

突然の出来事に、幽々子は驚く。

 

その隙をついて、霊夢が仕掛ける。

 

 

「よそ見はいけないわよ。」

 

「くっ!」

 

 

 

―――――――

 

 

 

―――――

 

 

 

―――

 

 

 

*現状は戻ります。

 

 

「幽々子!?」

 

「うまくいったみたいだな。」

 

「まさかさっきのスペルカード!?」

 

「そうだ、あれはお前たちを攻撃すると同時に、白玉楼の主も攻撃していたのさ。」

 

「そんな作戦を考えつくなんて・・・」

 

 

2人は俺の戦術に、度肝を向かれていた。

 

 

「しかし、本気出した三人と互角とは・・・。」

 

「そ、そりゃそうよ私の友人なんですもの。」

 

 

狼狽えるの様子を悟られないようにしながら、こちらに話しかける紫。

 

しかもこちらへの警戒を怠っていなかった。

 

 

「(さすが妖怪の賢者といったところか)時間もないし、本気でやりますか。」

 

 

今でもかなりの力を放っていたがさらに力を開放した。

 

 

「(ちょっっと!?まだ上がるって言うの、どれだけ力をセーブしてるというのよ!?)」

 

「さぁここからは俺も本気で行こう。耐えてみせろよ。賢者にその式よ。」

 

 

 

 

 

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