東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク 作:フジパンホンジコミ
地霊殿の執務室で俺とさとりは仕事をしていた。
「今日の仕事はこれで終わりですね。」
「そうだな。」
「これで午後からデートに行けます♪」
「どうしたそんなに張り切ったりなんかして。」
「だって久しぶりのデートですよ。」
「まあここ最近は忙しくていけなかったからな。」
先週は旧都の方で新しい住居区画を造るにあたってどの場所にするか話し合いが続いたため、けっこドタバタした日が続いた。
今週に入ってからも書類等の整理や処理で多忙でほとんど休む時間が取れなかったが、ようやっと仕事の方が片付き一安心している。
実は今朝さとりに仕事が終わったらどこかに出かけようと約束をしたのだ。
その為さとりは今日の朝からテンションが高く、次々と書類にサインしていき瞬く間に仕事を終わらせてしまったからもうビックリした。
恋する乙女のパワーは凄まじいんだな。
「それじゃあ着替えてくるので部屋の前で待っててください。」
そう言ってさとりは自分の部屋に戻っていった。
さとりの視点
「さて今日はどの服を着ていきましょうか。」
私はクローゼットに収められてる服の中から今日着ていく服を選んでいた。
「前にデートに行った時は、この組み合わせでしたから今日はこれにしましょう。」
そう言って黒のノースリーブ、ピンクの肩出しのピンクのTシャツ、フリルの着いた黒のミニスカートをクローゼットから取り出しました。
あとその下にあるタンスから黒のニーソックスを選びました。
そして取り出した服に着替えるために、今着ている服を脱いでベットに置きました。
しかし、何やら部屋の外が騒がしいようですが何かあったのでしょうか?
私は急いで服を着替えて、ドアを開けると勇儀さんと玄武さんがドアの前で話をしていました。
「どうかなされたのですか?」
「何だい玄武、さとりの奴はもう着替え終わってたじゃないか。」
「俺たちの話声が聞こえて急いで着替えたに決まってるだろうが・・・・」
「まあいいじゃないか、これで話が出来るんだからさ。」
あははと笑う勇儀さんと溜息をはく玄武さん。
とりあえず私たちは応接室へと向かうことにしました
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玄武視点
「さて勇儀は地霊殿に何の用で来たんだ?」
俺は勇儀に質問をする。
すると勇儀の顔つきが変わった。
勇儀がこれほど真剣になるのはただ事ではないと感じた。
「何かあったんですか?」
「実は―――――萃香がいなくなったんだよ。」
何?
萃香がいなくなっただと。
「勇儀どういうことだ?萃香がいなくなったっていうのは。」
「私にもわからないんだよ、2週間前から見かけなかったからあいつの家に行ったんだ。だけど・・・」
「いなかったということか。」
「だから何か情報はないかと思ってここに来たんだよ。」
確かに地底のあらゆる情報はここ地霊殿に集まる。しかし今回の件に関しては全く情報がない。
「残念ながらそのような事は一切耳に入ってきていませんし、報告もされていません。」
「そうかい・・・」
「スマンな勇儀、何の役にも立てなくて。」
「いいさ。悪かったねいきなり押しかけちまって。」
「友人の一人がいなくなったんだから焦るのも無理はない。とりあえずデートは後回しにして調べてみるか。」
「仕方ないですけど、勇儀さんの頼みですからね。」
「ありがとう。」
俺とさとりと勇儀は旧都を訪れ、色々な人から萃香のことについて聞いて回った。
そこである有力な情報を得た。
その情報の提供者はヤマメとキスメからだった。
二人が言うには2週間前に地上に続く縦穴に向かって霧が昇っていったのが見えたらしいのだ。
おそらくそれは萃香だろうな。萃香の能力は密と疎を操る程度の能力、自身を霧にして気づかれないようにしたんだろうがキスメとヤマメは大抵縦穴の洞穴にいるからなそれで気づけたんだろう。
とりあえずは地上に行って萃香を連れ戻しに行かないとな。
俺はいつもの戦闘服に着替え、地上に向かおうと玄関へと足を勧めた。
玄関先には、さとりと勇儀が立っているのが見えた。
「それじゃあ行ってくる。」
「いってらっしゃい。」
「済まないね、萃香のこと頼むよ。」
「任せろ。」
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俺は地上に出て萃香が向かいそうなところを飛び回った。
人里にも妖怪の山にもいなかった為、俺は博麗神社にへと向かい始めた。
そして、博麗神社に着いた俺はその光景を見て呆れていた。
「あら玄武じゃないあんたも参加しに来たんだ。」
「おおっ玄武じゃないか~突っ立ってないで早く座れよ~。」
件の探し人(?)が見つかった。
こともあろうに宴会に参加していた。
「・・・一体何やってるんだ、萃香。」
「何って宴会だよ。」
「はぁ・・・見ればわかる。」
俺はため息を吐いた。
地底からわざわざ探しに来たっていうのに呑気に宴会してたとは思わなかった。
それに――
「久しぶりだな、フー、それに竜也。」
「お久しぶりです。師父。」
「久しぶりです先生。」
同じ古代神にして、弟子である李 王虎と風間 竜也と再会できた。
「お変わりなくてホント良かった。」
「俺もだ。お前たちの元気な姿を見れて俺は嬉しいよ。」
俺たちが話をしていたところに霊夢と魔理沙がやってきた。
「玄武はその二人と知り合いだったの?」
「ああ、この二人は俺の弟子だ。」
「マジかよ!?」
「びっくりしたか?」
「逆に納得って感じよ。」
っとそうだ俺は別の目的でここに来たんだった。
「そういや萃香、なんでいきなりいなくなったんだ。勇儀が心配してたぞ。」
「あ~そのことに関しては謝るよ。」
「なんだ理由は言えないのか?」
「まあ、おいおい私の方から勇儀に話すから。」
「はぁ・・・取り越し苦労とはこのことだな。―――でもまさかとは思うが異変なんて起こしてないよな?」
「・・・(プイ)」
萃香は顔を玄武から顔を背けた。
「霊夢もしかして―――」
萃香の仕草が気になったので霊夢に聞いた。
「ええ、起きたわよ。そのせいで3日置きに宴会をやらされてたわ。まあ一応解決したけど。」
霊夢の話を聴いた後、俺は萃香の頭をつかみアイアンクローをかました。
「なにやってんだぁーーーー!!!この子鬼がァーーー!!!」
「ぎゃーーーー潰れる、潰れるからやめてーーーーー!!!」
「ふん!!!」
俺は全員の邪魔にならないところに萃香を投げた。
ふぎゃっと言いながら地面にぶつかる。
「いったーもう投げることはないじゃないさ。」
「さて萃香、ちょっと俺に付き合え。」
「えっと、どう言う意味。」
「なにちょっと灸をすえるだけさ。」
俺は指の骨を鳴らしながら言った。
「へぇ・・・・なら勇儀を倒したっていう実力見させてもらおうか。」
萃香は起き上がって片腕をぐるぐる回していた。
「せいぜい足掻けよ、直ぐに終ってしまったら詰まらないからな。」
「鬼の力見せてあげるよ。」
最強クラスの存在が今まさにぶつかろうとしていた。