東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク   作:フジパンホンジコミ

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弟子との再会

 

 

 

 

彼の生い立ちを聞いて少し暗い雰囲気が漂っていたところに彼が話を進めてきた。

 

 

「まあ暗い話はここまでにして今の君の状態を説明するよ。」

 

「お願いします。」

 

「一応はお急手術でお腹の穴は塞いでおいたけど内蔵がかなりボロボロだったのと結構出血がひどかったから輸血はしておいた。それでも完治するのに一月は掛かる。」

 

「そこまでひどかったんですね。」

 

 

私は自分の怪我がそこまで酷いものであることに驚いた。

 

 

「だからここで安静にしてもらうか自宅療養のどちらかだけど君はどちらにする?」

 

「そうですね妹たちを安心させてやりたいですから自宅療養の方でお願いします。」

 

「わかった。それから俺も一緒に行くけど構わないか?」

 

「ええ、構いませんけどどうして一緒に行くんですか?」

 

「知り合いがあそこにいるのがわかったからな、それに君の怪我の治療がまだ終わっていないからな手当したものとして最後まで面倒を見ることにしたんだ。」

 

「すみませんお手数をおかけします。」

 

「構わんよ、それじゃあ行こうか。」

 

 

そう言って彼は私を持ち上げた。ちょ、ちょっと待ってくださいこの持ち方って俗に言うお姫様だっこですよね。

 

 

「あ、あのもっと普通の運び方はないんですか/////」

 

 

私は顔を真っ赤にしながら彼に問いかけた。

 

 

「これの方が負担が少ないんだ、ちょっと我慢してくれよ。」

 

「ええ~~~っ!!!!」

 

 

もしあの子たちに見られてもしたら――主としての威厳がっ!?

 

でも恥ずかしい反面嬉しい気持ちもありました。

 

そう考えていたら彼は転移結界を発動させていた。

 

えっ!?もう行くんですか心の準備がまだっ!?

 

ときはすでに遅く転移結界が発動し私たちは転移した。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

―――

 

 

 

 

転移し終えた俺たちは彼女が襲われた場所に現れた。

 

俺は彼女――さとりの言う案内に従って歩いていく。

 

4、5分くらい歩いていると大きな屋敷が見えてきた。

 

 

「あそこです私の家は。」

 

 

結構大きいな。

 

俺はそう思いながら近づいてゆき扉の横に付いている呼び鈴を押した。

 

するとドタドタドタという足音とともに勢いよく扉が開いた。

 

中から帽子をかぶったさとりに似た女の子と猫耳をはやした女の子と黒い羽を生やした女の子が出てきた。

 

 

「「「お姉ちゃん(さとり様)っ!?」」」

 

「こいし、お燐、お空心配かけてごめんなさいね。」

 

「心配したところじゃないよ!?道端でお姉ちゃんがいつも使ってた買い物カゴが転がっててしかもその近くには血だまりがあったんだよ!?」

 

「こいし様から聞いた時はびっくりして私たちいてもたっても入れなくて探し回ってたんですよ。」

 

「うにゅう~でもさとり様が無事でよかったーよ~。」

 

「ごめんなさいね探してくれて。変な化物に襲われてたところを彼に助けてもらったんです。それに治療もしてくれたんですよ。」

 

 

3人の女の子達は俺の方を向き、お礼を言ってきた。

 

 

「「お姉ちゃん(さとり様)を助けてくれてありがとう(ございます)。」」」

 

「助けた甲斐があるってもんだ。」

 

 

俺は笑いながらそう言った。

 

 

「ところでお兄さん達はいつまでその格好でいるのかなあ~♪」

 

 

帽子をかぶった女の子に指摘され俺とさとりは自分たちの今の格好を思い出して、慌て始めた。

 

 

「と、とりあえずさとりを早くあ、安静させないとな////」

 

「へ、部屋まではわ、私が案内しますから////」

 

「そ、そうかそれは助かる/////」

 

 

俺とさとりはテンパりながらも急いでこの場から立ち去り家の中に入っていった。

 

さとりの部屋に入りさとりをベットに降ろした俺は近くにあった椅子に座り一息ついた。

 

 

「改めてお礼をいいます。私を助けてくれてありがとうございます。」

 

「俺は助けたかったから助けたんだ。」

 

「ほんとに素直な人なんですね玄武さんは。」

 

 

俺とさとりが話をしていたら他の三人も混じってきた。

 

 

「私、古明地 こいし。お姉ちゃんと同じ覚妖怪だよ。」

 

「あたいは火焔猫 燐、火車の妖怪。でこっちは霊烏路 空、地獄ガラスの妖怪。あたいらはさとり様のペット。」

 

「うにゅ。」

 

 

三人から自己紹介してもらったんだから俺もしないとな。

 

 

「俺は亀山 玄武だ気軽に玄武と呼んでくれ。妖怪じゃないけどよろしくな。」

 

 

三人はすこし驚いていた。

 

 

「妖怪じゃないの?」

 

「じゃあお兄さんは人間なのかい?」

 

「人間でもないよ。」

 

「へえ~珍しい人もいるんだねぇ。」

 

「うにゅ?」

 

 

俺は二人に質問攻めにあっていたが、さとりが気を利かせてくれた。

 

 

「ほら彼が困ってるからそこまでにしときなさい。」

 

「「はーい」」

 

「じゃああたいらは仕事に戻りますね。行くよお空。」

 

「にゅ、お兄さんまたね。」

 

「私も出かけてくるね。」

 

 

そう言って三人は部屋から出ていった。

 

 

「すみませんね。」

 

「なに、いい子達じゃないか。」

 

「ありがとうございます。・・・あの私からも質問いいですか。」

 

「構わないが、何が聞きたいんだい。」

 

「これから玄武さんはどうするつもりなんですか?」

 

「そうだな、まずはここにいる知り合いを見つけなければいけないんだ。」

 

「そういえば先程も言っていましたね。どのような方たちなのですか?」

 

「えっとこいつらだ。」

 

 

俺は懐から以前4人で撮った写真をさとりに見せた。

 

するとさとりが驚愕の顔をした。

 

 

「どうしたんださとり。まさか何か知っているのか!?」

 

「えっとですねこの二人はわかりませんけどこっちの青い髪の人なら知っています。」

 

「ほんとか!?」

 

「ええ、というより顔見知りです。」

 

「それなら話は早いコイツがどこにいるか教えてくれ。」

 

「それなら心配いりませんよ。」

 

「どうしてだ?」

 

「すぐにわかります。」

 

 

すると扉が勢いよく開いた。

 

そこにいたのはなんと――

 

 

「さとりさん、こいしから聞いたぞ怪我したん・・・だって・・・な。」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「し、師匠ーーーーっ!?」

 

 

飛鳥が俺に駆け寄ってきた。

 

 

「飛鳥久しぶりだな。」

 

「はい、師匠に会えるとは思ってもみなかったっすよ。」

 

「でもなんでお前ここで世話になっているんだ?」

 

「えっとそれはその「こいしのボーイフレンドだからですよ。」ってさとりさん何言ってるんですかっ!?」

 

「あら、いつかはバレてしまうのですからいいじゃないですか。」

 

「それはそうっすけど。」

 

「まあお前が無事でいたことに俺は安心したよ。」

 

「師匠。」

 

「まあさとりの妹さんと付き合っているのは後でじっくり話してもらうとして。」

 

「マジっすか・・・」

 

 

俺たちのやり取りを見てさとりがクスクス笑っていた。

 

さとりは笑った顔が綺麗だな。

 

 

「き、綺麗だなんてそんな////」

 

 

あ、さとりは心が読めたんだっけ。

 

んーまあいいか。

 

 

「相変わらずっすね師匠は・・・」

 

「そうか?」

 

「まあ今は置いておいて、俺の調べたことを報告します。さとりさんもいますけど喋って大丈夫ですか?」

 

「さとりは既に巻き込まれている。なら話しておいたほうが安全だ。」

 

「わかりました。」

 

 

飛鳥は自分が調べたことを話していく。

 

 

 

 

「―――というのが俺らの調べてわかったことです。」

 

「そういうことだったのか。日本がマナの消費の中心、それが原因でギャオスを呼び寄せたか。」

 

「ええ、この日本という国は地球にとって何やら重要な場所と考えていいと思いますよ。」

 

「そうかありがとうな飛鳥ここまで調べてくれて。」

 

「いえお役に立てて光栄っすよ師匠。」

 

「あの質問いいですか?」

 

「いいぞ何が聞きたいんだ?」

 

「あのマナとは一体なんですか?それにギャオスというのはなんですか?」

 

 

さとりが首をかしげながら聞いてきた。

 

 

「マナというのはだな、言わばこの星の生態系を循環する生命エネルギーのことを言うんだ。」

 

「俺や師匠の力の源とも言っていいものなんだ。」

 

「つまり霊力、魔力、妖力、神力とは別系統の力と言っていいものなんですね。」

 

「まあそう言えるがマナの方が遥かに高純度のエネルギーだから。それらとは比べ物にならない。」

 

「そうなんですか。」

 

「そんでギャオスというのはさとりさんを襲った生物のことっすよ。」

 

「あれが・・・ギャオスだったんですね。」

 

 

ギャオスの姿を思い出し顔を青くするさとり。

 

 

「ああ、あいつは俺と同様に人の作り出した生物だ。まあ言うなれば古代の負の遺産と言っていい奴らだ。」

 

「そんなのがいたんですね。知りませんでした。」

 

「あいつらは環境の激変する時代に現れるんだ、だからあいつらの存在を知るものは少ないんだ。」

 

「なるほど。」

 

「実を言うと現在ギャオスの中には独自の進化を行っている者もいます。」

 

 

飛鳥が懐から数枚の写真を出してきた。

 

そこには黒い体色のギャオス、蛇のような姿をしたギャオス、獣型のような姿をギャオス、翼がヒレのような形をしたギャオスが写っていた。

 

 

「まさかここまで進化していたとは。」

 

「ええそのため昔以上の激しい戦いになるのは間違いないです。」

 

「俺らも更に力をつけないとな。」

 

「そうっすね。」

 

「さて飛鳥の調査結果も聞けたことだし・・・本題に入ろう。」

 

 

玄武が目を光らせながら飛鳥に詰め寄った。

 

 

「それじゃあこいしとの馴れ初めをじっくり聞かせてもらおうか。」

 

「え・・・マジ喋らんといけんのですか!?」

 

「さあ。」

 

 

飛鳥は危機を感じさとりに救援を求めた。

 

 

「さとりさん助け「私も詳しくは知らないので聞きたいですね♪」ここにも敵がいたーーーっ!?」

 

 

このあと二人の圧力に負け、洗いざらいしゃべることになった飛鳥だった。

 

 

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