東方Project ~異形の玄武が幻想入り~ リメイク 作:フジパンホンジコミ
紅霧異変 STAGE1ー常闇の妖怪
俺こと亀山 玄武は、現在地上に来ている。
なぜ地上に来たかというと―――
回想
「地上で何かが起きている?」
「そうなんだよ、ここ最近妙な感じが地上から感じられてな。」
「ギャオスとは違うのですか?」
「いやギャオスの気配とは違って幻想郷自体に起こっていることだと思う。」
「それで地上に調べに行こうっというわけなんですね。」
さとりと自室でお茶を飲んでいた時に、俺の雰囲気を察してさとりが話しかけてきた。
俺は明確にさとりにそのことを伝える。
「既に四日もこの状態が続いているとなると、地上が危ないと思うんだ。」
「でも、地上には玄武さんのお弟子さんが二人いるんじゃなかったんですか?」
「飛鳥から聞いたんだがな、二人は今外界に行っていていないんだそうだ。」
「それでご自分が行くと。」
「そうだ。」
「わかりました、気をつけてくださいね。」
「ああ。」
回想終了
と言う理由で地霊殿を出て地上へと来たんだ。
まあ地上に出てみれば辺り一面紅い霧に覆われて不気味な感じになっているときた。
ここら辺はさぞかし緑豊かで綺麗な場所だったのだろうな。
でも紅い霧のせいで台無し、こりゃあ相当な出来事だぞ。
「とりあえずあそこに移動しよう。」
俺は原因であろう紅い霧が立ち昇っている場所へと移動を開始した。
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―――
「いやー人型のまま飛べるようになってよかったわ。今まであっちの姿じゃないと飛べなかったからな。」
地霊殿で生活している間、俺はさとり達からアドバイスをもらいながら、スペルカードの作成と飛行の練習をした。
教えてもらった代わりにさとりにはマナの操作方法を教えておいた。
それにさとりには連絡できるように特殊な勾玉を持たせておいたから、大丈夫だろう。
っとそろそろ相手のテリトリーに入るな。
さとり達との特訓を無駄にしないように気合を入れていくぞっ!
俺が紅い霧が出ているところに向かって飛び続けていると、前方に黒いモヤみたいのがふよふよ浮いていた。
何だあの黒いモヤは。
「わはー!」
黒いモヤから少女が出てきた。
「俺に一体何の様なのかな。」
俺は少女に訪ねたのだが
「おにーさんは誰なのだー?」
逆に質問されてしまった。
「俺か?俺は亀山 玄武だ。」
「そーなのかー。」
「そーなんです。」
「じゃーおにーさんは・・・」
ニッコリと笑顔を向けて
「食べてもいい人類なのかー?」
「えーっと俺は食べ物じゃないから食べられないよ。」
「そーなのかー」
いやあからさまに落ち込まないでよ!俺が悪いみたいになっちゃうじゃん!
「えーっとお嬢ちゃ「ルーミアなのだ。」っと、ルーミアはここで何しているのかな?」
「お腹が減ったからご飯を探してたのだ。」
お腹が減ったねぇ。
「でも全然獲物が見つからないのだ。」
そりゃそうだろうな今はおかしな事が起きている真っ最中なんだからな。
「だからお腹すいて我慢ができないから。」
うんうん。
「おにーさんを倒して食べるのだー!」
「って結局食うのかよ!?」
「おとなしく食べられるのだ。」
そう言って俺に向かって弾幕を放ってきた。
「俺も食われたくないんでね抵抗させてもらうぞ!」
俺はルーミアの放った弾幕に当たるように弾幕を放った。
弾幕同士はぶつかり合い消滅した。
「おにーさんなかなかやるのだ。」
「はんっ舐めてもらっては困るな。」
「私まだ舐めてないよ?」
「あーそういった意味で言ったんじゃないんだけどね・・・」
ルーミアは不思議そうに俺を見ていた。
「?」
「嫌なんでもないよ。」
「そうなのか、じゃあこれならどうなのだ!夜符『ナイトバード』」
スペカを使ってきたか!
「よっ・・・はっ・・・ほっ・・・あらよっと・・・どうした全然当たってないぞ。」
俺は軽々と避けてルーミアを挑発した。
「ぶーなんで当たらないのだー!」
「戦闘経験の差ってやつだよ。」
ドヤ顔で言ってみた。
「なんかムカつくのだ。」
「そんなことより時間切れだ。」
スペルブレイク
「あー!おにーさんずるいのだ!」
「ずるはしてないぞ。普通に避けてただけだし。」
「むー」
「今度はこっちの番だ!烈火球『プラズマ火球』」
掌からバスケットボールくらいの火球が、次々に発射される。
「さあー避けきってみな!」
「うわわっ!!!」
ルーミアって子は必死の形相でプラズマ火球を避けていた。
「うわーん、怖いのだー。」
泣かなくてもいいだろ。俺へこんじゃうよ。
まあそれは置いといて、そろそろだな。
「もー嫌なのだー!(ドン)痛っ・・・なんなのだって・・木?」
「残念だったね、君をその場所に誘導させてもらったよ。」
「え?・・・あ」
ルーミアの目の前にはプラズマ火球が写った。
ドカーーーーーーーン
「キャアアアアアアア!」
ルーミアは地面へと落ちていった。
「ありゃ、やりすぎたか?威力は抑えたつもりだが。」
俺は確かめるためにルーミアのもとに行った。
そこには
目を回して倒れているルーミアがいた。
「ふう、無事でなにより。」
しかしこの状況をどうにかしないとな。
「どうしようかね。おっ!そうだアレがあったな。」
俺は懐からあるものを出して、その場で書いた一枚の手紙と一緒にルーミアの近くに置いた。
「ごめんな。俺、急いでるから。」
そう言って俺は紅い霧の出処目指して飛んでいった。
―――――――
―――――
―――
玄武が去ってから数分後
「うーん、ここはどこなのだ?」
あれ?私なんでここに寝てるんだろう?
「っ思い出した。確かおにーさんと弾幕ごっこしてそれから・・・」
私はおにーさんがスペカを発動してからのことを思い出した。
「・・・そっか負けちゃったんだ。」
私が落ち込んでいたら、私の近くに手紙とおにぎりが置いてあった。
「誰のだろう?」
ん?紙になにか書いてある。
「えっと『手荒なことして悪かった。お礼としちゃなんだが手紙と一緒においたおにぎりをお嬢ちゃんにやるわ。また今度うまいもん食わせてやるよ。 P.S 亀のおにーさんより』」
じゃあこれはおにーさんのなんだ。
「・・・いただきます。」
パク
「っ!?美味しいのだ。」
もぐもぐもぐ
「また会えたらあそびたいな。その時は絶対負けないのだ!」