そんな日常を過ごして、少しだけ時間が過ぎ去った。
授業も終わり、進級・進学・就職……そしてその為の準備期間ともなる春休み。
とは言っても、学生達にとっては其処まで深く考えるような時間でないことも確かで。
ある人は家業の手伝いに。
ある人は少しでも早くB級に上がるためにランク戦に掛かり。
ある人はレポート提出が遅れたせいで師匠にこっ酷く叱られ。
そしてまたある人は、自分の思うように過ごしている。
そんな中、俺は。
残りの半分を
微かに残った部分を知り合いと遊んだり休憩時間として設定する予定で動いていた。
だが、そこで待ったを掛けたのが
『仕事をするのは当然だが、お前の場合は隊員を諦めたわけではないのだろう?』
と。
……そんなこんなで話し合いが行われ。
扱いとしては冬島さんと同じく、
もう少し正しく言うなら『
結果技術を身につける時間が減り、代わりに様々な勉強する時間が増え。
そして休みが少しだけ増えてしまった、そんなとある日。
「……もう一度、言って貰えます?」
「勿論。」
昼食を取ろうとやってきた食堂。
幾つかの人気メニューが虫食いのように売り切れ表示となる中。
何とか確保できたA級定食(然し何故この2つをセットにしたのか)を食べる反対側。
食堂のこの時間帯では特に見かけない顔、那須さんが何故か座っている。
手元には……デザート? 杏仁豆腐らしきものを掬って食べているのが目に入る。
「次のランク戦が始まる前に、色々と調整がしたいの。」
「それは分かります。」
「……力を貸してくれない?」
「……えーっと。」
戦闘フィールドになんか出たら一瞬でトリオン体が爆散してしまう。
『攻撃に気付く』事は容易に出来ても、『其処から回避に移る』までのタイムラグがどうしようもないのだし。
「俺の体質……というよりは
小さく、少しだけ悲しそうに頷いた。
……真正面から対峙することが出来ない俺に何をさせる気なんだろうか。
というよりもオペレーターの志岐さんが動けなくなるんじゃないか、内容次第じゃ。
「何方かと言えば……そうね。 サイドエフェクトを利用して、かな。」
「……どういうことですか?」
「チームのランク戦じゃなくて、個人の方で少し試したいことでね。」
詳しく話を聞いてみればこうだ。
小南の野郎(女)と少しだけ学校で話した時に、俺の話題が出た。
まああの二人の共通の知り合いの一人だし、抱えていることや
それ自体はまあおかしくはない。
そしてそこで出た『実験』の話題――――こないだ彼奴が言ってた、俺が動けるかのテスト。
実際に防衛任務に出る前に、幾度も現場に出ている攻撃手だけでなく射手の視点からも確認したいと。
その際に
「それに……。」
「?」
「特殊工作兵って特殊な役割だし、殆どチームが固定されて他の人は多分戸惑うと思うの。」
「ぁー……。」
そういやそうか、『役割有りき』である程度考慮に入れてる相手とそうじゃない相手。
唯でさえ珍しいポジションなんだし、きちんと理解してる人のほうが少ないのは当然のことか。
「だから、私たちの目線からも言えたら良いなぁ、って。」
「それに合わせて、隠し玉も練習する?」
「そう。 駄目?」
ちょっと考え。
否定するような内容がないことを確認し。
「……那須さんの体調と、時間に都合が付くようなら。」
そう、答えて。
互いに、小さく口元を笑みに変えた。
少しだけ、苦手意識が消えたような気がした。
※関係ないですが一応。
BFF上で「タブレットっぽい端末は正隊員(B級以上)の隊員が持つことを~」とありますがこの辺りは職員(本部・支部内に部屋を持つことが許される身分)に貸与権限があると読み替えています。
正直アレの有り無しで仕事の効率化がどれだけ変わるか考えるとちょっと……。
年上/オペレーターの中から。(※原作2014年2月時点で高校三年生以上を指す)
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ダメ男育成員月見さん
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超ゲーマー国近さん
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やや寸胴今さん
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姉御肌過ぎるののさん
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謎アイコン製作者橘高さん
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同い年だけど三上さん