お願いします、と。
彼女……草壁さんがやってきたのは、俺が
「どうするか決めた?」
「はい。 その……相談も色々としまして。」
手元に置いてあった、5月入隊組用の幾つかのトリガー用の資材を一旦脇に纏めておく。
「散弾銃型でいいの?」
「はい。 余りに合わないようならまたお願いすることになるかと。」
「オッケー。」
準備にはまだ早い、と思われがちではあるが。
4月に入ってしまうと学生特有の様々な面倒事や行事、防衛任務の際に発生する不調なんかの調整等々。
あっという間に時間が消し飛んでしまうというのは昨年自分の身を持って理解していたので、手隙に少しずつ進めていた。
まあ内部のトリガー用チップは幾つか入れ替える必要性が出てくるだろうけど、其処まで手間でもないし。
「分かった、じゃあ交換だけ済ませちゃうか。」
手を伸ばし、トリガーを受け取る。
C級だからこそ、微調整や改造などが認められる身分にない……言ってしまえば未だボランティア、志願兵の状態で。
とは言え合う合わないがあるからこそ、どんな武器を選ぶのかは当人の意思次第で任意に変えられる。
……本来はこういった部分、師弟制度みたいな形とは別に均一化した訓練とかも課すべきなんだろうけれど。
未だ大きい組織でない以上、少数精鋭でやっていかなければならないという反面部分も存在している。
職員だからこそ、そういった部分には目が行ってしまうし。
隊員であっても、そういった部分に目が行く人員は将来の幹部候補や指導員として
まだ公言はしてないから大丈夫だろうけど、荒船さんとか候補として名前挙げられそうなんだよな。
(……ただ、B以上に上がれる人間はそれだけで優秀ってのもあるから何とも言えないか。)
きゅいん、きゅいんと手元の専用ネジを外す。
チップを入れ替え、パソコンと接続し。
内容が変化しているのを確認した上で彼女へと画面の方向を向ける。
「一応確認して。 散弾銃型……で、弾の種類は?」
「まずは
「了解。」
たまにいるんだよな、
大体1~2ヶ月で諦めて別のに変えるけど、それでもたまに良いとこまで上がってくる爆破魔がいるのは結構面白い。
チーム戦に参加できるのか、とか防衛任務で何処まで周囲被害を起こさないか、とか。
そういった部分に目を向けているのかはまた別問題なんだけど。
「この辺も諏訪さんに?」
「いえ、基礎的な部分ですから。 あの人も……その、忙しいでしょう?」
はは、と乾いた言葉で誤魔化した。
詳しく言うつもりはなかったので。
諏訪さんに直接聞いてみた時の反応を楽しみにしつつ、誤魔化せたとは到底思えない言葉で流しきったと強引に進める。
「暫くはランク戦とかより練習に費やしたほうが……なんてのは余計なお世話だな。」
「はい。 ……ところでその、練習が出来る場所とか何処かにあるんでしょうか?」
……この辺りもちゃんと教える規則作ったほうが良い気がするんだけどなぁ。
流石に甘すぎるか、いつ侵略されるかわからない地帯なんだし。
「そうだな……。」
先程思ってしまった言葉を反芻し、ちょっとだけ思いついた。
まあ変な顔しつつも面倒見てくれるだろう、あの人なら。
「諏訪さんに連絡取るから、一緒に行くか。」
「へ?」
「俺も少し用事があるんだよ。」
顔が広いあの人に、少しばかり協力を依頼しに。
想像もしていなかっただろう彼女の不思議がる顔が、少しだけ愉快だった。
年上/オペレーターの中から。(※原作2014年2月時点で高校三年生以上を指す)
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ダメ男育成員月見さん
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超ゲーマー国近さん
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やや寸胴今さん
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姉御肌過ぎるののさん
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謎アイコン製作者橘高さん
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同い年だけど三上さん