とある特殊工作兵見習いの日常   作:氷桜

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お気に入り入る数が凄い。有難うございます~。
取り敢えずアンケートは次の話投げるくらいまで募集継続→6話でアンケート切り替え予定です。


山鳥 鷹-⑤

諏訪さん……諏訪洸太郎。

諏訪隊隊長として活躍する、散弾銃を扱う銃手(ガンナー)の名手。

そして俺からすれば素直に頼れる先輩、兄貴分と言った人だと思う。

戦闘関係では接することは多くなくても、それ以外の活動ではちょくちょく顔も合わせるし麻雀(あそび)にも誘われるし。

そんな人の弟子(とまで言っていいかは分からないけど)を相手取って圧倒できる新入り、か。

 

「実はよ、多分今もそいつら二人でやってるんだ。 どうよ?」

「それは……見に行かないか、って意味でいいんだよな?」

「モチ。」

 

戦闘狂、とまでは行かないが戦闘大好きな一面が思いっきり前に出てきて隠せていない。

俺自身も、見ること自体は嫌いじゃない――――というよりも、好きな方だ。

結局の所、戦術や作戦と言ったところで。

均一化された能力を全員が持つわけでなく、最終的には各個人の戦力と連携で決まるのがこの場所での「戦術」なのだから。

……だからこそ、自分が動けないことにいつまでもしがみついているのだけど。

最近は忙しくて中々見に来れてなかったし、いい機会か。

 

「まあ後は部屋に戻って、予習して寝るだけだから良いけど……。」

「ああ、お前寮だもんな。 ……って予習?」

 

職員専用の寮。

一人暮らしでなく此方を選んだ理由は……高校生という一身分ではまともに生活が出来るか不安だったから。

スカウトされてこの街にやって来ることが出来たのも、結局の所はその問題が解決できたからで。

C級では内部に与えられない、けれど上り詰めれば――――。

親と約束していた、一定期間での一人暮らしからの脱出。

当初の予定とは違ってしまったけれど、それでも尚約束には反していないというちぐはぐなのが俺の今の立ち位置。

 

「そりゃそうだよ。 最低限の基本じゃない?」

「いやー……俺テスト前の勉強くらいだし……。」

「それで成績ボロッボロになってんだからさぁ。」

 

そんな人外を見るような目で見られても困る。

今まで散々にフォローしてやってこう宣うんだからある種極まった戦闘脳だよな、と小さく息を吐きだした。

……というか、俺これでも六頴館(ろくえいかん)行ってるんだしそうでもしなきゃ授業で躓くってのもある。

卒業まではAクラスにしがみつきたいし……。

 

「っていうか、学年末の試験は?」

「え? それ聞く?」

 

顔を真っ青にしながらそういう事言うのかお前。

テスト前に頭下げられたから仕方なく(テスト範囲とかが全然違うにも関わらず)教えてやったのに。

陽介の成績相当ギリッギリだからこそ、教えないと不味いと危機感を抱いたというのもある。

……仁礼さんとどっちがマシだっけ。

 

そんな雑談を交わしながら、向かう先はランク戦を行ういつもの部屋。

まあ、まだこれくらいの時間帯ならそれなりに隊員残ってるとは思いつつ。

角を曲がって、後は部屋まで直線を残すだけとなれば。

 

「あー……やっぱりバチバチやってるよな。」

「どんな感じよ?」

「モニターに見えるのは……うわ。」

 

副作用で、集中しすぎない程度に見る――――地元で動物を追っていた時のような感覚で、はっきりくっきり見える。

8000点以上保有者(マスタークラス)同士でやってる一つが映し出されているのも凄い気にはなるが。

今回見に来たのは、其処ではない。

 

「銃手、突撃銃と拳銃同士でやってた覚えがあんな。」

「今は大型の方だと映ってる試合が違うっぽいし、小さい方で見るしかなさそうだなー。」

 

旋空弧月が振り翳され。

けれどその範囲を読んでいるように回避する光景が映っているが、意識して視線を外す。

隅の方。

小さくモニターに記された名前。

 

木虎 ×××-

草壁××××××-

 

「木虎に、草壁?」

「そ。 最初から多めに得点貰ってたとかいう期待株だぜ? 木虎とかいうやつは。」

 

そうか、と画面を見上げる。

 

地形に誘い込む。

飛ぶ。

距離を取る/詰める。

 

そんな、互いを鍛え上げるような鍛造にも似た光景を見つめ。

ただ、見つめ続けて。

そして、一つの弾丸が頭部を貫く光景を見ていた。

メインにしようかな、と思う年齢/ポジションの女キャラアンケートです。

  • 年上/オペレーター
  • 同い年/オペレーター
  • 年上/戦闘員
  • 年下/戦闘員
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