和菓子屋の少女と普通の男の子 作:麒麟
「んで?」
「それでだな。楽が」
高校生が始まり数週間。俺はいつも通りのグループで話していた
俺は水口楓。楓という名前であるが男子である
好きなものはアニメ、漫画と甘いものという普通の学生の俺はいつもの中学校で同じ学校だったグループで話していた
「そういえば、お前ってこのクラスに転入生入ることって知ってたか?」
「……この時期に?」
「あぁ。噂によると女子なんだって」
「その噂はどこからでるもんなんだか」
情報通の舞子集に呆れながら俺は少しだけ考える
女子か。できれば男子が良かったな
俺は転校生に近いこともあるのだが新規の人なら共通できるし、正直あんまり女子が得意ってわけではない
「ん〜まぁどうでもいい。どうせ関わりはないだろうし」
「お前な」
「それに、このクラスには一応アイドル枠が二人もいるのだし、俺たちはその二人と友人関係にあるわけだからな」
「……まぁ、そうだけど」
「アイドル枠って小咲と誰のことかしら?」
すると見知った人が俺の元に近づいてくる。メガネがかけた少女と、ふんわり優しい雰囲気を持った少女
メガネをかけた少女が宮本るり、そして優しい雰囲気でクラスでも圧倒的な人気であり、正直好きな人である小野寺小咲が俺たちに話しかけてくる
「おはようさん。宮本。小野寺」
「おはよ〜。水口くん」
「おはよう。水口くん。それで一体誰のことなの?」
「……お前ら本当に自覚ないのか?」
俺がため息を吐くと宮本が首を傾げる
どうやら本気で理解してないみたいだ
「お前ら結構男子から人気あるぞ。舞子もそうだし一条もそうだけど人気な男子の中に入っているからな」
「一条くんも?」
「あいつの家やくざじゃなければの話だろ。優しいけどどこか一生懸命でドジな性格でしかも軽くお節介が入っている。……本当にやくざじゃなければ普通にモテてるだろ。顔が悪いわけではないんだし」
「その一つが絶望的なんだけどな」
「そうか?ちゃんと理解している人なら別にだろ。どちらかといえば俺みたいアニメ好きとかの方が嫌われる世の中なのに」
アニメや漫画は昔から好きでよく見る方だから
漫画やアニメが好きってことだけでオタクというのはやめて欲しいが
「まぁ何が言いたいのかっていうと二人とももう少し美人なのを自覚しろってことだよ。二人とも結構お人好しだから」
「お前本当にお父さんポジだよな」
「誰がお父さんだ」
といつも通りの会話にしてた時にガラガラと扉が開く
さっきまでざわめいていたからどうせ友人の一条楽だろうと思っていたら鼻から血が出ていて赤く擦り傷が顔面にできていた一条の姿が見られる
「おはよう〜って一条!?」
「おーす、楽、って楽!?」
「一条くんどうしたのその怪我!?鼻血出てるよ!?」
「鼻血って言うか鼻の下が擦りむけてるな、消毒液あるから軽く消毒しとけ。小野寺。ほれ」
「……えっ?」
俺は消毒液を投げると小野寺が首をひねる
「一条に消毒してやれって。男子がやったら腐った奴から噂されやすいから」
「腐ったって?」
「小咲は知らなくていいわよ。…でもこの学校にいるのかしら?」
「いるぞ。しかもこのクラスでも数人」
「嫌なこと聞いたわ」
うんざりした模様の宮本に苦笑してしまう
俺も小野寺は知らない方がいいという点には同意だ
かなり純粋な少女であり汚れてない女子である
「でもいいのか?楓?」
「ん?何が」
「……いいんならいいんだけど」
集が少しだけ呆れたようにしているのは多分俺の気持ちに気づいていたからだろう
俺は今失恋真っ最中なのだから
「んで何があったんだ?」
「実は」
すると一条が話始める。怪我の内容を聞いた時俺は明らかに声を荒げてしまう
「「はぁ?女通り魔にやられた」」
「お前ら信じてないだろ」
「バカ言え。うちの学校の塀、2m以上あるだろ。それ飛び越えて膝蹴りってどんな女の子だよ」
正論だった。そんなアニメのような女の子がいたら見てみたいもんだよ
本当にそんな奴がいたら、どこか頭のおかしい人間だろう
チャイムが鳴り終わって少しすると、陸たちの担任であるキョーコ先生が入ってくる
キョーコは教室に入るなり、口を開いた
「早速だが、今日は転校生を紹介するぞー。入って、桐崎さん」
「はい」
桐崎と呼ばれた人物は、返事を返すと教室に入ってくる
長く伸びた金色の髪。きれいな藍色の瞳。あの時は気が付かなかったが、かわいらしい赤いリボンを頭に着けている
「初めまして!アメリカから転校してきた桐崎千棘です!母が日本人で父がアメリカ人のハーフですが、日本語はこの通りばっちりなので、気さくに接してくださいね!」
見事な自己紹介を展開した少女は、最後に綺麗な笑顔を見せる。
途端、教室中で湧き上がる歓声。やってきた転校生の容姿の高さに沸く男子に、そのスタイルの良さに沸く女子。
そんな中、まわりとは全く違う空気を出す二人の男子。
「じゃー、ひとまずテキトーに後ろに空いてる席に…」
キョーコ先生が、転校生の桐崎に空いてる席に着くように言うと、一条と桐崎の視線が交わる。
「あなた、さっきの…」
「お前!さっきの暴力女!!」
その一言が、教室内に響く
それはどこか俺も含めて全員が驚きを隠せないのであった
名前 水口楓
性別 男
誕生日 7月7日
身長 179cm 体重 70kg
クラスメイトのあだ名 お父さん
特技 料理 スポーツ 歌
趣味 カラオケ、アニメ、漫画 野球観戦
バイト カフェ
好きなもの 甘いもの全般 小咲
苦手なもの パクチーやセロリなどの野菜で香りが強いもの 理系全般 美術
クラスメイトから男女問わず慕われていて、小中高と小咲と同じ学校。小学校から小野寺のことを知っていたがクラスメイトになるのは初。なお天狗高原にもいたがその時はつぐみと多く接していて未だにお互いに覚えており、今も料理で話すことが多いことでお互いに親友と呼べるくらいには仲がいい
有名人がこっそり訪れることもあるカフェでオリジナルケーキを作るなど料理の腕は確かである
勉強は文系はそこそこであり理系全般的に赤点をギリギリ取らないくらいには悪い。なお家庭科と音楽は満点だが美術も悪く補修を受けることもしばしば
歌はプロ並みにあるが歌う曲が基本はアニソンとボカロばかりであり他の人にはわからない曲が多い