仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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伝説・協力・スタンピング!

ープリキュアsideー

 

「・・・・えっと、〈仮面ライダーリバイス〉?」

 

「あっちがリバイで、その隣にいるのがバイス?」

 

「二人の名前を合わせてリバイス?」

 

「二人で一人なのですか? 私とアムールみたいなのです!」

 

「そうですね」

 

「何者、何でしょうか?」

 

「敵って事はないよな? 〈デッドマンズ〉を攻撃したし・・・・」

 

「そう思いたいけど、油断はできないわ」

 

「でも、結構面白そうな二人組ね」

 

「マカロン、そんな興味半分で・・・・」

 

「私も、悪い人には見えないけどなぁ?」

 

HUGっとチームとアラモードチームは、突然現れた〈仮面ライダーリバイ〉と〈バイス〉に各々の視線で見ていた。

 

「「・・・・・・・・・・・・」」

 

なのはとフェイトは、リバイが言った、「死ぬ気で行くぜ!」と言う言葉から、リバイの姿が一瞬、自分達の『旦那様達』と重なって見えていた。

 

「んん? うっひょぉぉぉっ!! 見ろよ! 見ろよ! スッゴい可愛子ちゃん達と、別嬪なお姉ちゃん達がいるぜぇ!」

 

バイスと名乗ったヤツはプリキュアとなのは達を見ると、はしゃいだように近づいた。

 

「えっ? もしかして君たち、噂のプリクラちゃん?」

 

「(ズルッ)プリクラじゃなくて、プリキュア!」

 

バイスの発言に、エールがこけて、体制を整えてからツッコミを入れた。

 

「うわぉっ! 映像で見たことあるけど、生で見た方が断・然・可愛い!!」

 

「えっ、そ、そう?」

 

バイスの言葉に照れ臭くなるホイップ。構わずバイスは続ける。

 

「ホイップちゃんとカスタードちゃんとジェラートちゃんとパルフェちゃん、エールちゃんとマシュリちゃんは、ちっちゃくてと~ってもキュート~!! マカロンちゃんとショコラちゃんと、アンジュちゃんとエトワールちゃんとアムールちゃんは、ビューティフル&セクシ~!!」

 

「あ、ありがとうございます・・・・」

 

はしゃぎながら自分達を褒めるバイスに、エールは戸惑いながらもお礼を言うと、バイスはピタリと、はしゃぐのを止めると、ホイップをジッと見つめてーーーー。

 

「いや、皆本当に可愛いねぇーーーー食べたくなっちゃう程・・・・」

 

「「えっーーーー」」

 

静かに、何処か冷酷にそう言ったバイスに、ホイップとエールは首を傾げた瞬間、他のプリキュア達と、なのはとフェイトも、薄ら寒い悪寒が背中を走ったその時ーーーー。

 

ーーーーボゴッ!!

 

「あいたぁっ!!! ぐえっ!」

 

リバイがバイスに踵落としをして、バイスは頭を押さえて蹲るが、リバイがマフラーを掴んで引っ張って離れる。

 

「何やってんだよバイス。さっさとアレを仕留めるぞ。・・・・次いでに、あいつもなっ!」

 

リバイが近くにあった買い物カートを掴んで投げ、バッタ・デッドマンの近くの柱に叩きつけると、ガシャンッ!! と音を立て、柱から中年の男が這い出てきた。

 

「ひ、ひひぃぃぃぃっ!!」

 

バッタ・デッドマンの宿主の番田 寿明<バンダ トシアキ>だ。

 

「あ、あの人って・・・・!」

 

「さっきの?」

 

アンジュとエトワールが、先ほどいちかにぶつかった男性であると気づいた。

 

「番田寿明。スリと言った窃盗に、映画などの海賊版を不正に売り捌いたり、フィッシング詐欺を行って、老人から金を騙し取ったり、果てはグレ初めた中学生や高校生の不良達に薬<ヤク>の転売までやっている野郎さ」

 

「っ! 『薬<ヤク>』ってまさか・・・・!」

 

「『麻薬』っ!?」

 

『っっ!?』

 

驚愕したなのはとフェイトの言葉に、プリキュア達も驚愕し、険しい目で番田を見た。

麻薬。中学生処か、最近では小学生でも教えられる、人体や精神を蝕む危険薬物である。一度服用すれば多幸感に襲われ依存し、大金を払ってでも手に入れようとする。それが、自分の身体を死に追いやると分かっていても。

しかも、そんな危険薬物を中学生や高校生と言った子供達に売り付けているだなんて、人間の風上にもおけないような所業だ。

女性陣の冷たい視線に気づいた番田は、スタンプのようなアイテムを取り出した。

 

「く、くそっ・・・・! こ、こんな所で、パクられてたまるかよっ!!」

 

スタンプなようなアイテムを床に押し付けると、なんと床から、〈ギフジュニア〉が大量に現れた。

 

「うわっ! 何だあれっ!?」

 

「・・・・〈ギフジュニア〉。〈デッドマンズ〉の戦闘員と言った処だな。行くぞバイス!」

 

「へっへ~! 俺っちの大活躍! 皆期待しちゃってね~☆」

 

「誰に言ってるんですか?」

 

ジェラートが驚き、リバイがバイスを連れて向かうが、バイスは明後日の方向に向けてそう言い、カスタードが首を傾げた。

 

「ふっ! はっ! そらっ!」

 

「あらよっと! ヘイヘイ! うおりゃっ!」

 

リバイが蹴りや肘打ちに裏拳でギフジュニアを倒し、バイスはボディプレスに頭突きにフライングクロスチョップで攻撃した。

 

『うぅぅぅぅぅぅっ!!!』

 

バッタ・デッドマンがリバイに襲い掛かるが、リバイはそれを受け流しながら、デッドマンと交戦しているとーーーー。

 

「うっ、うぇ、うぇぇぇぇぇ・・・・!!」

 

「大丈夫、大丈夫だからな・・・・!」

 

「っ!!?」

 

『っっ!!』

 

「ありゃ?」

 

戦っている最中、食品売り場の棚の影で、泣いている女の子と、その子を守るように抱き締めている男の子がいた。

 

 

 

ーリバイsideー

 

「・・・・ちっ! バイス!」

 

「えっ? 何?」

 

リバイがバイスに近づくと、バイスの尻尾を両手で掴み、

 

「ちょっと! 何すんのよっ?!」

 

「ちょっとアイツとーーーー遊んでこい!!」

 

「いやぁああ!」

 

リバイは腕を大きく振り回して、バイスをジャイアントスイングする。その際、周りの〈ギフジュニア〉達を薙ぎ払うと、バッタ・デッドマンに向けて放り投げた。

 

『っ!!?』

 

「ぎゃんっ!?」

 

突然のリバイの行動に虚を突かれたバッタ・デッドマンは、バイスと一緒に倒れてしまった。

 

「ちょっと酷い! アタシの事何だと思ってるのよっ!?」

 

「っ・・・・・・・・」

 

「あら無視? 無視ですか? 無視するなんてもっと酷い! この悪魔男っ!・・・・あっ、悪魔は俺っちとコイツか、こりゃうっかり☆」

 

『ぐぅああああ!!』

 

騒ぐバイスを無視して、子供達の元に向かうリバイに、さらに騒ぐバイスだが、倒れながらもバッタ・デッドマンに腕ひしぎ十字固めをちゃっかり決めていた。

リバイは二人の子供達の元に駆けつけると、目線を子供達に合わせ、声を発する。

 

「・・・・君たちだけか?」

 

「っ!!」

 

「ううっ・・・・!」

 

「恐がらなくて良い。俺は君たちの味方だ。ご両親とかは?」

 

「・・・・逃げている最中に、離れ離れになった」

 

「そうか、見えるか? あそこが出口だ。俺はアイツらの相手をするから、その子ーーーー」

 

「妹・・・・」

 

「・・・・妹を連れて、全力で逃げろ」

 

「っ! 守ってくれないの?」

 

「生憎と俺も忙しい。君たちに怪物達が近づかないようにする。だから、妹を守れ。絶対にな」

 

「・・・・!」

 

リバイの言葉に、男の子は息を飲んだ。

 

「お前は兄貴だろう。だったら絶対に妹を守れ。それが先に生まれた者の、兄貴の務めだぞ」

 

「・・・・・・・・」

 

「おにいちゃん・・・・」

 

「っ!・・・・(コクン!)」

 

リバイの言葉に、不安そうになる男の子だが、妹が涙目で自分を見上げるのを見ると、その目から恐怖が薄まり、強い決意に満ちた顔となり、リバイを見て頷いた。

 

「良し」

 

[オーインバスター! 50!]

 

リバイも頷くと、スタンプを取り出し、ポンッ! と、床に押し付けると、斧か銃のような武器がスタンプ上部から構築された。

リバイはそれを掴むと、起き上がって迫るギフジュニア達に、銃から放たれる光弾を撃ち込んだ。

 

『ギュァアッ!!』

 

「今だ! 走れ!!」

 

「うん! いくぞ!」

 

「おにいちゃん!」

 

男の子は妹の手を引いて、真っ直ぐ出口へと駆け出した。

 

「っ! そのガキ共を捕まえろっ!!」

 

『っ!』

 

「ありゃ?」

 

番田は子供達を人質にしようと考えたのか、バッタ・デッドマンとギフジュニアに命令し、バッタ・デッドマンはバイスの絞め技から脱出し、バイスをリバイの方に放り投げた。

 

「のわぁああああっ!!」

 

「おっと」

 

「ギャフン!」

 

投げ飛ばされたバイスを回避するリバイ。バイスを強かに床に顔を打ち付けた。

 

「バイス! 遊んでないで、命懸けでソイツらを子供達に近づけるなっ!!」

 

「アテテテテ、んもう! 悪魔使いが荒いんだからっ!!」

 

リバイがバイスに叫ぶと、バイスも文句を言いつつ戦う。

 

「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・!」」

 

子供達は必死に息を切らせながら走ると、出口までもうすぐそこだった。

 

『キシュゥゥゥゥゥゥ!!』

 

が、バッタ・デッドマンが、まるでクラウチングスタートをするような体制になって力をこめ、足の部分が一回り太くなるとーーーー。

 

『キシャァアアアアア!!!』

 

床を踏み砕き煙を上げながら、一直線に跳び、子供達へと向かっていく。

 

「ちっ!」

 

リバイはバッタ・デッドマンが子供達に到達する前に、バッタ・デッドマンの前に立ち、オーインバスターを盾のように構える。

 

『っ!』

 

プリキュア達となのはとフェイトが、何をするんだと思うと、リバイはバッタ・デッドマンを受け止め、そのまま後ろに押し飛ばされそうなった。

 

「ーーーーくっ! つぁあっ!!」

 

が、何とリバイは、当たった瞬間に後方に退き、ダメージを最小限にすると、上体を倒し、バッタ・デッドマンの腹部に、巴投げの要領の両足蹴りでバッタ・デッドマンを上に蹴りあげた。

 

『キシャァアアアアア!!!』

 

蹴りあげられたバッタ・デッドマンは後方に吹き飛び、床に着地した。

 

「ぐぁ!」

 

リバイは受け身を取るが、少なからずダメージを受けたようだ。

 

「何してんだよっ!? さっさとあのガキ共を捕まえろっ!」

 

『キシャァアアアアア!』

 

番田がヒステリックに叫び、何度もスタンプで地面を押すと、次々とギフジュニアが現れる。バッタ・デッドマンも再び飛び出した。

 

「っ、うぅくっ!」

 

後ろにまだ子供達が走っているので、リバイは動かず、再び迎撃しようとするが、ダメージで僅かに動きが遅れる。

 

「あらやっべぇ!」

 

バイスがフォローに入ろうとするが、ギフジュニア達に阻まれて間に合わない。衝撃に備えて身構えるリバイーーーーが、

 

ーーーーポニュン!

 

「なに?」

 

「えっ? 何あれ? ホイップクリーム?」

 

リバイの目の前に、大量のホイップクリームが現れると、バッタ・デッドマンはその中に突っ込み、動きが取らなくなっていた。

 

「これは・・・・?」

 

「「はぁっ!!」」

 

リバイの近くに迫っていたギフジュニアを、誰かが蹴り飛ばした。それは、キュアホイップとキュアエールだった。

周りを見ると、カスタードはリフのように小さな身体を生かしたフットワークで戦い、ジェラートは氷の拳で雄々しく戦う姿はライオンのように、マカロンは猫のようにしなやかな動きで戦い、ショコラはチョコレートで作られた武器で勇ましく戦つ姿はまるで警察犬のように、パルフェは優雅な動きで戦い、アンジュはギフジュニアの攻撃をいなしながら戦い、エトワールはまるで踊りのような華麗な動きで戦い、マシュリとアムールは抜群のコンビネーションで戦う。なのはとフェイトも、魔力弾を放ちながら、ギフジュニアを倒していく。

 

「・・・・プリキュアに、あの人達?」

 

「あの! 仮面ライダーさん!」

 

「あの子達、無事に逃げられたよ!」

 

ホイップとエールが子供達を指差してそう言った。出口に到着した子供達が、こっちを見ていた。

 

「っ・・・・何をしている! さっさと逃げろ!」

 

「で、でも・・・・!」

 

「お兄さんは?」

 

「この雑魚達を片付ける! お前らは逃げろ! 妹をちゃんと守れよ!」

 

「う、うん!」

 

子供達はそのままショッピングモールから脱出した。それを見届けたリバイは、改めてプリキュア達と二人の女性達を見据えた。

 

「うわぁおっ! プリキュアちゃん達が俺っちに協力してくれんのっ!? 感謝感激雨嵐っ!!」

 

「てか、お前って何者だよ!?」

 

「えっ? 俺っち? 俺っちはーーーー悪魔だぜっ!!」

 

「いや、私達真面目に聞いているんだけど?」

 

ジェラートとエトワールが半眼ではしゃぐバイスを見てそう言う。バイスの言葉が『事実』だとは思っていないようだ。

 

「仮面ライダーさん!」

 

「一緒に戦おう!」

 

「・・・・ふん。バイス! さっさと終わらせるぞ!」

 

[レックス!]

 

ホイップとエールの言葉を無視するように、リバイはバイスに叫ぶと、ドライバーのバイスタンプを取りだし、上部のボタンを押した。

 

「おっ! やったるぜぇ! プリキュアちゃん達とお姉ちゃん達! ちゃんと避けてね☆」

 

『えっ?』

 

「おりゃぁっ!!」

 

ギフジュニアを相手していたプリキュア達やなのは達が、バイスの方を向くと、バイスが突然ーーーー口から火炎を吐き出したのだ。

 

『きゃぁああああああ!!』

 

『ギャァアアアアアア!!』

 

全員が慌てて避けると、火炎はギフジュニア達を焼き払った。

 

「ふぃぃぃ~、ぐぇっ!」

 

「次だ!」

 

「ああ!」

 

「待って!」

 

リバイがバイスの首に巻かれたマフラーを引っ張り、バッタ・デッドマンに向かい、エールとホイップが追う。

 

「あ、あぁ・・・・! や、やれぇ! ぶち殺せ!!」

 

番田は錯乱混じりになりながらバッタ・デッドマンに向けて叫ぶと、バッタ・デッドマンは再び跳躍突進を繰り出した。

 

「はぁ・・・・ふんっ!」

 

が、リバイは冷静に、ドライバーのバイスタンプを外し、判子の部分に息を吹きかけると、右胸のレックスの紋章をスタンプで押した。

 

「はぁああああああ・・・・!!」

 

「イエァアッ!!」

すると何と、リバイの足が一回りも二回りも大きくなり、バイスの尻尾も大きくなった。

 

「ええっ!? 何あれっ!?」

 

「あ、足と尻尾が大きくなった!?」

 

「ーーーー解析完了。リバイの足とバイスの尻尾。あれは形状から、ティラノザウルスの足と尻尾と同じものと判明しました」

 

『ティ、ティラノザウルスっ!!??』

 

なのはとフェイトが驚くが、アムールが冷静に分析して報告すると、他のプリキュア達も驚いた声をあげた。

ティラノザウルス。それは女の子のプリキュア達やなのは達も知っている、6600万年前に絶滅した恐竜の事であった。

 

『グオオオオオ!!』

 

「フン! はっ!」

 

バッタ・デッドマンを飛び越えたリバイ。バイスがバッタ・デッドマンを待ち受ける。

 

「一直線に来るからーーーー」

 

「軌道が読みやすいのよ、ねっ!!」

 

『グァアアアッ!!』

 

尻尾を振りかぶったバイスが、尻尾でバッタ・デッドマンを弾き飛ばした。

飛ばされた先にはリバイが待ち受け、その足でバッタ・デッドマンをバイスの方に蹴り飛ばした。

 

「はっ!」

 

『ギャァ!』

 

「ほいっと!」

 

『ガァ!』

 

「おらっ!」

 

『グァ!』

 

「はいっと!」

 

『ゴァッ!』

 

「とりゃっ!」

 

『ゲフッ!』

 

まるでテニスか卓球のラリーのように、バッタ・デッドを10回ほど打ち合うと、

 

「うぉらぁっ!!」

 

『グァアアアッ!!』

 

遂にリバイがバッタ・デッドマンを吹き抜けの中心に蹴り飛ばした。これまでのダメージでヨロヨロとなるバッタ・デッドマン。

 

「死ぬ気で、決めるぜ!」

 

[レックス! スタンピングフィニッシュ!]

 

リバイとバイスの両足に、エネルギーが流れ込む。

 

「ーーーーはぁ!」

 

『グォッ!』

 

「あらよっと!」

 

リバイがバッタ・デッドマンを蹴りあげ、さらにバイスが蹴り上げた。

 

「行っくぜぇー!」

 

「はぁっ!」

 

リバイとバイスがバッタ・デッドマンよりも高く跳躍して、飛び蹴りの姿勢になると、リバイとバイスの突きだした足に、巨大なバイスタンプ型のエネルギーを生成しーーーー。

 

「「はぁああああああああああっ!!!」」

 

『グォォアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!』

 

二人が着地すると、バイスがプリキュア達となのは達に近づいて、声を発する。

 

「さあ皆さんご一緒に!」

 

『えっ?』

 

「3<スリー>!」

 

「「ス、3?」」

 

なのはとフェイトがバイスの勢いに押され、惑いがちに指を三本立て、

 

「2<ツー>!」

 

『ツ、2?』

 

アラモードチーム(面白がっているマカロンは除く)が、戸惑いがちに指を二本立て、

 

「1<ワン>!」

 

『わ、1?』

 

HUGっとチームも人指し指を立てると、バイスはリバイの隣に戻り、

 

ドガアアァァァァァァァァァァァァァァンン!!!

 

「ビクトリー!!!」

 

バイスが勝利宣言すると同時に、空中にいたバッタ・デッドマンは爆散した。

 

「イェイ! イェイ! 見てた? ねぇ見てた? 俺っちってば、めちゃくちゃカッコ良かったでしょう?! はちゃめちゃ凄かったでしょう?!」

 

はしゃぐようにピョンピョンと跳ねるバイスは、プリキュア達やなのは達に顔を近づけながらそう言い、一同は苦笑いを浮かべながら頷いていた。

 

「ぎゃぁああああっ!!」

 

『っ!』

 

「ありゃ?」

 

一同が悲鳴を聞いて、ソコに目を向けると、リバイが番田の首を片手で掴んで、持ち上げていた。

 

「さて、番田寿明。『悪魔崇拝組織〈デッドマンズ〉』の本拠地。幹部達の素性。〈デッドマンズ〉の活動目的。洗いざらい謳って貰おうか?」

 

「し、知らねえよ・・・・!」

 

「・・・・・・・・」

 

番田の返答にリバイは無言で首を掴んでいた手に力を込めた。

 

「ご! がぁ、あ、ぁあ!! 知らねえ! 知らねえ! スタンプは路地裏を彷徨いている時に、〈デッドマンズ〉の幹部って名乗った若い男から貰ったんだ! 俺は〈デッドマンズ〉の本拠地なんて知らねぇ! 本当に知らねえよぉおおおおっ!!!」

 

呼吸困難になり、目から涙、鼻から鼻水、口の端から涎を流しながら、必死に命乞いをする番田。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

が、リバイはそんな番田に耳を傾けず、さらに首を締め上げる。

 

「ま、待って! 待って! 待って!」

 

「ストップ! ストップ! ストップ!」

 

エールとホイップが慌ててリバイを止める。

 

「ん?」

 

「それ以上首を締めたら、その人死んじゃうよ!」

 

「・・・・プリキュア。コイツはな」

 

「悪い人だって事は分かるよ! でも、そんな風に苦しめて良い訳無いよ!」

 

二人の言葉に、他のプリキュア達も頷き、なのはとフェイトも険しい視線でリバイを見据える。

 

「あらら? どうするの?」

 

「・・・・ふん。甘いな」

 

パッと番田の首から手を離したリバイ。番田は地面に崩れ落ちると、激しく咳き込んだ。そしてリバイが見下ろしながら、声を発する。

 

「お前の知っている限りの〈デッドマンズ〉の情報を教えろ。さもなくば・・・・」

 

「わ、分かった。〈デッドマンズ〉には多くの信者がいる。それも、俺のような社会からはみ出たヤツらじゃねえ、其処らの堅気の人間達が大半だ。主に、自分達の事を力の無い弱者であると思っている連中だな・・・・」

 

「そうか。それで? 信者達の情報は有るのか?」

 

「そ、そこまでは・・・・」

 

「(すっ・・・・)」

 

ソッと拳を振り上げるリバイを見て、プリキュア達となのはとフェイトは、すぐに止めようと動こうとするが、先に番田が声を発した。

 

「や、奴らの信者の事を調べようとした同業の奴らは! 皆消されちまうんだよ! 多分、〈デッドマンズ〉のメンバーが、始末しているんだ!」

 

「ふん。情報は簡単に外部に漏らされないようにする、か・・・・。まぁ、コイツが知っているのはここまで、だな!」

 

がんっ!

 

「ひぶっ!!」

 

そう言ったリバイが、軽く番田の顔を蹴ると、番田は鼻から血を流しながら白目を剥いて気絶した。

 

「あっ!」

 

「な、何で!?」

 

「もうすぐ政府特務機関〈フェニックス〉も来る。ヤツらに拘束されるだろうから、抵抗できないようにしただけだ」

 

「やり過ぎだよ!」

 

エールの訴えを無視して、リバイはバイスのマフラーを引っ張って、その場から離れようとするが、なのはとフェイトが杖、デバイスを突きつけて、二人を止めた。

 

「うわあぉっ!! 何々?!」

 

「・・・・・・・・」

 

「あなた達二人に聞きたい事があるの・・・・」

 

「お願いします。彼女達プリキュアと一緒に、私達に付いてきてください」

 

なのはとフェイトの言葉に、リバイは仮面越しに鼻で嗤う。

 

「はっ、武器を突きつけて『お願いします』とは嗤わせる。知ってるか? そう言うのは、『お願い』ではなく、『脅迫』って言うんだよ!」

 

「「っ!」」

 

リバイの言葉に、なのはとフェイトが息を呑む。

リバイはさらに続ける。

 

「それに、何かアンタら、スゲエ気に食わねぇ。プリキュアの子達はまだ少しは信用できるかも知れないが、アンタらは胡散臭くて、信用できない」

 

「「なっ!」」

 

初対面で胡散臭いだの、信用できないだのと断言され、二人は肩をビクッとさせる。リバイと二人の間に、静かな火花が飛び散り、プリキュア達はどうしようかと思い、バイスは愉快そうに身体を震わせていた。

と、そこでリバイが肩を竦めながら声を発する。

 

「でもまぁ、こんな武器を突きつけられた状態で抵抗するのも面倒だしなぁ・・・・仕方ない、か。バイス」

 

「おん?」

 

「お前も抵抗しないで、“アレ”を出せ」

 

「えぇ~、“アレ”を出すのぉ?」

 

「ああ。さっさと出せ」

 

リバイとバイスが言い合っていると、プリキュア達となのはとフェイトが、バイスが何を出すのだろうかと、警戒したその時ーーーー。

 

「仕方ねぇなぁ・・・・せぇ、のぉっ!!」

 

ぶぅぅぅううううううううううううっ!!!

 

『え・・・・・・・・っ?』

 

空気の抜ける音と共に、バイスのお尻から、黄色いガスが噴射され、そのガスがフロアに充満すると、リバイとバイスを除いた一同の目が染みる痛みと、鼻から入る異臭と、喉に伝わる苦い感覚で、彼女達が何か理解した。

ソレはーーーー。

 

『お、オナラァァっっっ!!!???』

 

視覚・嗅覚・味覚を激しく刺激するその汚臭に、カスタードはジェラートは鼻を押さえ踞り、マカロンとショコラとパルフェは気を失い、

 

「ぎゃぁぁっ! 何やこれぇっ!?」

 

「はぎゅぅ~!」

 

「ぺこ~!!」

 

「ペコリン!」

 

「ハリー! はぐたん!」

 

「ぁ・・・・」

 

「マシュリ!?」

 

遠くから男性の声と幼い声が響くと、ホイップとエールとアンジュやエトワールがそっちに向かい、マシュリが気を失い倒れ、アムールがそれに気をとられた。

 

「「ひ、酷い・・・・!」」

 

なのはとフェイトも、まさかオナラで攻撃してくるとはまるで思っておらず、近距離でマトモに受けたものだから、白目を剥いて気を失った。

 

[プテラ]

 

「フンッ!」

 

「アバヨ~! とっつぁ~ん!」

 

そして周りが混乱していると、ガスの中から、エアバイクに乗ったリバイが吹き抜けの天井から、外へと脱出した。

ガスが晴れると、死屍累々となった一同だけが取り残されたのであった。

 

 

 

 

 

 

「けほっ、けほっ・・・・相変わらず苦ぇな」

 

≪いや~それほどでも~≫

 

「なに照れてンだお前・・・・」

 

ショッピングモールから離れ、ビルの屋上に付いたリバイスは、変身を解除すると、リバイは嵐山輝二に戻り、バイスも被り物を無くなり、白い髪をオールバックにし、口の柄が着いた水色のマスクを口に付けた黒い怪人の姿となった。しかし、その姿は透けており、下半身は無く、輝二の身体に繋がっていた。

遠くの空から、〈フェニックス〉の基地である空中要塞、『スカイベース』が見えた。

 

≪あらら、漸く到着なの?≫

 

「ふん。大方モールの監視カメラで、戦況は見ていただろうがな。スタンプ回収の為にご苦労様なこった」

 

輝二は懐から、番田から回収した〈バッタ・バイスタンプ〉を取り出す。

 

≪なぁなぁ輝二? 結局〈デッドマンズ〉の情報は得られなかったな?≫

 

「だが、必ず奴らを潰す・・・・!」

 

≪“親父とお兄ちゃんの敵討ち”、ね≫

 

「・・・・ああ」

 

輝二は懐から、御守りとして持っている『指輪』と、窪みがある小さな『匣』を取り出して、決意を改め、『スカイベース』に回収された。




ー〈嵐山輝二<アラシヤマ・コウジ>〉ー

CV.谷山紀章(文豪ストレイドッグス・中原中也。とある魔術の禁書目録・ステイル=マグヌス)

年齢:17歳

身長:175㎝

体重:68キロ

血液型O型

趣味:風呂・温泉巡り・サウナ・オリジナルブレンドコーヒー作り・サボテン

特技:人間観察により相手の癖や嘘を見抜く観察力・非常に優れた直感力

家族構成:父(死去)。母(八歳の頃に両親が離婚し離別)。兄(死去)。妹(離婚した母と一緒に離別)。叔父(父親の弟)

好きな物:コーヒー(自作も好き)・コーヒーゼリー・インスタントラーメン・風呂上がりに飲む牛乳(コーヒー牛乳と飲むヨーグルト等)・1人で静かにする読書・静かな場所

苦手な物:うるさい人間・馴れ馴れしい人間・偽善・馴れ合い・無責任な綺麗事・根拠のない優しい言葉・甘い物(コーヒーゼリーは除く)

座右の銘:一寸の光陰軽んずべからず・意思ある所に道あり

備考:8歳の頃に両親が離婚し、その日からグレて6年間家出をしていた。14歳まで裏社会のバーでアルバイトしながら生き、ソコで世の中の黒い部分を学ぶ。
14歳となってすぐ、半グレの組織に入れて貰う代わりに、イタリアから来る大物の老人を誘拐してこいと言われ、その老人に接触し、その老人に連れられ、ある植物園の老婆と出会い、二人に説得され改心した。
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