仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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スプラッシュでフレッシュでスイートな出会い

ー輝二sideー

 

「いや~、お疲れ様だねぇ輝二くん!」

 

フェニックスの司令室にて、『バッタ・バイススタンプ』を手に取り、輝二にお礼を言う白衣を着用し、色眼鏡を掛けた科学者風の男性はフェニックスの科学主任にして、『リバイスドライバー』の制作者の『ジョージ・狩崎』。

真っ白なスーツに白いコートを着た〈フェニックス〉の司令官、『嵐山雄二郎』だった。

 

「輝二。これは〈バイスタンプ〉回収の報酬と、番田寿明の捕縛における報酬金だ」

 

雄二郎司令官が封筒を輝二に渡すと、輝二は封筒を手に取り、少し中身の札束を出して数えると、頷いて懐にしまった。

 

「しかし、遂にプリキュアも関わるようになったか」

 

「そうだねぇ。まあ私としては、彼女達の変身能力や精霊の存在には前から興味があったから、棚ぼたな気分だけどねぇ。あ、輝二くん。これは我々〈フェニックス〉が調べたプリキュアのデータだ。目を通しておいてくれたまえ」

 

狩崎が取り出したUSBメモリを受け取った輝二は、もう1つ気になっている事を口にする。

 

「それで、プリキュアの他に現れたあの女達は、あれは一体なんなんだ?」

 

「ふむ。おそらく彼女達は、〈時空管理局〉の魔導師だろうね」

 

「〈時空管理局〉・・・・? 闇社会の噂程度に囁かれている、次元世界って呼称されている異世界を管理しているって、あの組織か?」

 

輝二の言葉に、狩崎は指を鳴らした。

 

「(パチン!)イエス! おそらくその組織に所属する、魔法と科学を融合した技術を使う魔導師だろうね。まさかその管理局も、〈デッドマンズ〉の件に関わるようになるのかな?」

 

「もしそうなるならば、これからの為にもプリキュアや管理局と協力態勢をとった方が良いかも知れんな」

 

「ふ~ん・・・・。プリキュアは兎も角、“次元世界を管理している組織〈時空管理局〉”、ね。ますます気に入らないし、胡散臭い組織だよ」

 

そう言って輝二は、司令室から去ろうとすると、雄二郎司令官が声をかけた。

 

「輝二。あまり無理をするなよ」

 

「・・・・分かってるよ。“叔父さん”」

 

叔父の司令官にそう返すと、輝二は今度こそ出ていった。

 

≪なぁなぁ! 銭も手に入ったし、ここはどっかでパーっとしないかい?≫

 

「(いや、この足でチョイと調べておきたい場所がある)」

 

輝二とバイスはスカイ・ベースから地上に降りると、そのままある場所に向かっていった。

 

 

 

 

ー狩崎sideー

 

「やれやれ・・・・彼も結構扱いづらいね」

 

「・・・・・・・・」

 

狩崎の言葉に、雄二郎司令官は沈黙する。

そして輝二が出てすぐ、フェニックスの隊員服を着た女性隊員にして分隊長の『門川<カドカワ>ヒトミ』が入ってきた。

 

「どうした門川?」

 

「いつまであの少年に『リバイスドライバー』を使わせておくのですか?」

 

「不服、か? 司令官である私の身内贔屓でドライバーを手に入れた七光りと?」

 

司令官である雄二郎の身内である輝二の、〈フェニックス〉と連携を取らないやり方に不満を述べるヒトミ。だが、ヒトミは首を横に振った。

 

「いえ、そのような事は・・・・。彼の気持ちも分かりますが、我々とあまり連携を取らないスタンドプレーは、少々・・・・」

 

「と言ってもねぇ、彼以上に『リバイスドライバー』に適合する上に、“とんでもない能力まで発現させた者”はいなかったし、彼は独自の情報網でこの僅か1ヶ月の間にかなりの『バイスタンプ』の回収処か、社会のゴミ掃除もしてくれているからねぇ。“あの日”から、〈フェニックス〉も組織の立て直しで動きが取りづらくなっているから、彼には助かっているよ」

 

「しかし・・・・」

 

「お前の懸念は分かる。・・・・が、今はアイツの好きなようにやらせておく。一応監視はしている。狩崎、輝二は今何処に?」

 

「うんーーーーおや。これはまた随分と、ダーティーな場所に向かっているねぇ」

 

衛星から送られる映像から、輝二が向かう場所を予測した狩崎が呟いた。

 

 

 

 

 

 

ーはなsideー

 

「あぁ~・・・・まだ鼻に臭いが残ってるよ・・・・」

 

ショッピングモールから脱出し、変身を解除したプリキュア一同と精霊のハリーにペコリン、そして赤ん坊のはぐたんは、人気のない公園で、まだ鼻に残る異臭に渋面を作りながら、なのはとフェイトと話していた。

 

「つまりーーーー沢田さんと古里さんは、〈時空管理局〉って次元世界、つまり異世界からやって来た魔導師って事なんですね?」

 

「うん。私は正確に言うと、この地球出身の魔導師、だけどね」

 

さあやの言葉に、少し鼻詰まりな声でなのはが肯定した。

フェイトが、プリキュア一同に向けて声を発する。

 

「それで、プリキュアの皆さん。〈デッドマンズ〉の事もあるし、私達管理局の世界に来て欲しいんだけど・・・・」

 

「ん~、分かりました! 行きます!」

 

「おい、いちか! 良いのかよ?」

 

「大丈夫だよあおいちゃん! なのはさんもフェイトさんも、きっと悪い人じゃないから!」

 

「はなまで・・・・」

 

リーダーが行く気になっているようなので、仕方ないか、と他のメンバーも肩を落とした。

そんな中、ゆかりとあきら、さあやとルールーと言った年長組と頭脳組がコッソリと話す。

 

「良いと思うかい?」

 

「あのリバイって人が言っていた胡散臭いと言う理由を探る為にも、〈時空管理局〉って組織を調べて見るのも良いかもしれないわね」

 

「そうですね・・・・ルールーはどう思う?」

 

「私もそれが良いと思います。・・・・ただ」

 

「ただ?」

 

「〈時空管理局〉。・・・・何やら、『ラブ先輩達』が戦った〈管理国家 ラビリンス〉に、似たような組織なのではないかと思います」

 

ルールーの言葉に、三人は眉をひそめながら、他のメンバーと一緒に、なのはとフェイトについていった。

 

 

 

ー輝二sideー

 

≪イェーイッ!! 回ってます! 回っております! ドル箱山積みでジャラジャラですっ!≫

 

昼頃、輝二は現在、とある大型ホテルの地下5階にある、『違法カジノ』に来ていた。こう言った『違法なカジノ』は表向きは合法的なホテルと通しているが、その裏では、会員制の違法カジノを経営していたのだ。しかもカジノにいる会員は皆、顔に仮面を着用するので、身元バレを起こらないようにしていた。

『昔のツテ』で手に入れた会員証を使って、輝二はこのカジノにいる〈デッドマンズ〉の信者の疑いのある人物を見張っていた。

ついでに、スロットで先ほどの〈フェニックス〉から貰った報酬金を担保にしたが、既に10倍近くにまではね上がっていた。

 

「・・・・・・・・(チラッ)」

 

「だぁあはははははははははははっ!! 今日も俺はツイているぜっ!! おいディーラー! さっさと玉を転がしやがれ!」

 

「は、はい!」

 

少し離れた位置にあるルーレットのテーブルでは、ガラの悪い中年の男が、派手な格好をした美女を両脇に侍らせながら、勝ちまくり、ディーラーに玉を転がすように叫んでいた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

≪なぁなぁ! 今度はアイツがスタンプを持っているの?≫

 

「(・・・・あぁ。情報では、奴が持っている)」

 

スロットで荒稼ぎし、すぐ近くを通り過ぎる輝二は、チラリとその人物を睨み、チップの半分を現金に還元し、残りの半分のチップを持って、ルーレットのテーブルに座った。

 

「お。何だお前? 俺と勝負するのか?」

 

「ああ。ゲームと行こうぜ。・・・・黒の7に全て賭ける」

 

そう言うと、輝二は持っているチップを全て乗せた。

 

「ほほう、ツイてる俺に全額出すとはなぁ? 面白ぇっ!!」

 

そう言って、男も方も賭けを始めた。

 

「・・・・・・・・」

 

輝二はこっそりと、〈レックス・バイスタンプ〉をルーレットテーブルに押したーーーー。

 

 

 

 

ー???sideー

 

と、そんな大勝負が行われているカジノの真上にある1階では、ケーキバイキングが行われ、ソコに中学生くらいの女の子の一団がケーキを口に運んで楽しんでいた。

 

「う~ん! このケーキ凄く美味しい! ね! 『せつな』も食べてみて!」

 

「ええ・・・・モグッ、うん! 確かに美味しいわ」

 

「今日このホテルでケーキバイキングが行われているから、『ラブ』達と来てみれば・・・・」

 

「『咲ちゃん』達や『響ちゃん』達に会えるだなんてね」

 

「私達もこのケーキバイキングの事を知ってね。『奏』の新しいカップケーキ作りのヒントになれば良いと思ったの」

 

「このケーキ、美味しいわね。隠し味は・・・・」

 

「『奏』、本気で分析しているわ・・・・」

 

「『エレン』。口元にクリームが付いてるわよ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「? どうしたの『咲』?」

 

そんな中、茶髪の短髪の女の子が『ラブ』達と『響』達の、ある一部分に半眼で視線を向け、黒い髪を後ろにアップした女の子が小さな声で尋ねた。

するとーーーー。

 

「あのさ舞。『ラブ』達も『響』達も、私達と同い年だよね?」

 

「うん。そうだけど、今さらどうしたの?」

 

「いや今さら何だけどーーーー『アレ』、どう思う?」

 

「えっ・・・・?」

 

『咲』と呼ばれた少女の視線を追うと、『ラブ』達と『響』達(『アコ』は除く)のある一部分、“同い年とは思えない程に実った二つの果実”が目に入った。

サイズ的には『ラブ』達の方が実っているが、『響』達も中々のサイズだ。

 

「さ、『咲』・・・・」

 

「同い年の筈なのに、この差は一体なんナリか?」

 

「そうは言っても・・・・」

 

「『アコ』はまだ良いのよ、まだ小学生だから。でも、後輩達に見せびらかされるこの格差は・・・・!」

 

何やら女としての何かが後輩達に負けている気がして、『咲』は悔しそうに拳を握り、『舞』は苦笑いを浮かべるしかなかった。

そしてテーブルの下では、フェレットと猫の妖精や精霊達が、ケーキを頬張っていた。

 

 

 

ー輝二sideー

 

「~~~~~! ど、どうなってやがるっ!?」

 

大勝ちしていた筈の男が、焦躁したようにルーレットを見る。

 

「っ! く、黒の35番、また・・・・こちらのお客様の勝ち、です・・・・」

 

おおぉぉぉぉぉぉぉっ!!

 

ディーラーの震える声に、いつの間にか集まったギャラリーが感嘆の声をあげた。

突然現れた輝二が勝負をしてきた瞬間、まるでツキから見放されたように男が敗けまくってしまったのだ。既に両脇にいた女達は離れ、輝二の方にすり寄ろうとするが、輝二はシッ、シッ、と鬱陶しそうに追い払った。勝ってればすり寄り、負ければ見向きもしない尻軽女が嫌いなのだ。

 

「さて、これで私の連勝「イカサマだぁっ!!」 はい?」

 

突然男が立ち上がって輝二を指差しながら叫びだした。

 

「イカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだイカサマだぁぁぁぁっ!!」

 

「イカサマと言われましても・・・・」

 

「おかしいじゃねぇかっ! さっきまでツキまくっていた俺がこんなに負け続けるだなんて、こんなのイカサマ以外の何物でねぇ!!」

 

ヒステリックに騒ぎ始める男に、輝二はやれやれと肩を落とすと、冷静に口を開く。

 

「ツキと言うのは気まぐれなモノですよ。あなたのツキが離れただけです。それに、ルーレットでどうやってイカサマをしたと?」

 

「~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

 

輝二の言葉に、男は顔を真っ赤にして、ディーラーに掴みかかった。

 

「テメェ! “裏切りやがったなぁ”!!」

 

「えっ?!」

 

「ルーレットでイカサマできるとしたら、テメェ以外に誰がいやがる!」

 

「ちょっ、ちょっと・・・・!」

 

男の叫び声で、輝二だけでなく、ギャラリーの人達、それに他の客やスタッフの目が自分達に集中している。それに顔を青ざめるディーラーだが、男は構わず騒ぎ立てる。

 

「テーブルに仕込まれたイカサマスイッチで、客から金を巻き上げていたのを黙っている代わりに、俺の時は勝たせて貰うって条件だったよな!? それをテメェ!」

 

『っ!?』

 

男の言葉を聞いて、他の客達がざわめき初めた。

何人かのスタッフが、男とディーラーに近づく。

 

「お客様」

 

「あぁっ!!?」

 

「今のお言葉は?」

 

「聞いてねェのかテ、め・・・・ぇ」

 

そこで漸く男は、周りの視線が自分に集まっている事に気づき、ディーラーと同じように顔を青ざめる。

 

「少々、奥で話を聞きましょうか? ソイツも一緒に」

 

「ひっ!」

 

屈強そうな黒服の男達が集まり、男とディーラーを捕らえて、奥の部屋へと向かった。

それを見て、輝二は勝ったチップをテーブルに置いたまま椅子から立ち上がって離れ、内心でバイスに話しかける。

 

「(良くやったな、バイス)」

 

≪へっへ~ん! 俺っちにかかれば、ざっとこんなもんよ!≫

 

バイスが宿る〈レックス・バイスタンプ〉を器物に押すと、バイスがその器物に憑依する事ができる。

輝二はこの特性を使って、バイスをテーブルに憑依させ、ディーラーがイカサマスイッチを押しても、その装置が稼働しないようにした。ちなみに、バイスには装置を稼働させないようにしただけなので、勝ちの方は輝二の天性とも言える、異常なまでの直感力から来ているのだ。

 

≪でもよ。これで尻尾を出すのかい?≫

 

「(奴が〈スタンプ〉を持っているなら、奥の部屋で拷問をかけられそうになればーーーー)」

 

と、そこでーーーー。

 

グシャァアアアアアアアアアンン!!

 

「ぐぅあああああっ!!」

 

「うぉあああああっ!!」

 

奥の部屋の扉をぶち破って、屈強の黒服達がボロボロになって床に転がった。

他の客が何だ何だと騒ぐと、扉の奥から、さらに男達の悲鳴と、銃声のような音が響き、扉からーーーー。

 

『ぐぅぅぅぅぅぅぅっ!!』

 

土竜<モグラ>のような怪物、『モグラ・デッドマン』が現れた。

 

「ははははははは! これで、俺は! この穴グラから出られるぜぇ!!」

 

〈モグラ・バイスタンプ〉を持って、モグラ・デッドマンと後ろにいるのは、“ディーラー”だった。

ディーラーの後ろでは、先ほどの男と支配人らしき人物とスタッフが倒れていた。

 

「やっぱりあのディーラーか・・・・」

 

≪うっへぇ! あんな冴えない感じのモブキャラちゃんだったのっ!? 俺っちあのギャンブラーだと思ってた!≫

 

「(さっさと終わらせるぞバイス!)」

 

[リバイスドライバー!]

 

輝二は人目の無い所に移動してリバイスドライバーを取りだし、腰に当てると、ベルトが伸び、〈レックス・バイスタンプ〉を取り出した。

 

「燃えてくるぜぇ・・・・!」

 

[レックス!]

 

「はぁ・・・・」

 

輝二は〈レックス・バイスタンプ〉に息を吐くと、ドライバーに押し込む。

 

≪本日2度目の変身だぜぇっ!≫

 

[Come On!レ・レ・レ・レックス! Come On! レ・レ・レ・レックス!]

 

同時に音声が鳴り響くと輝二の背中に、スマホのラインの映像が現れる。

 

ーーーーHEY! 切った張ったの大博打!

 

ーーーー燃えてくるぜ、この気持ち!

 

ーーーーベットするのはこの命!

 

ーーーー俺らに挑むその大口!

 

ーーーー高くつくぜ地獄行き!!×2

 

最後に二人でラインを書くと、バイスが現れ、その手には巨大なスタンプを手に持っていた。

 

「変身!」

 

≪あらよっとっ!≫

 

輝二はそのままスタンプをベルトに挿入し、スタンプを横に傾ける。

 

[バディアップ! オーイング! ショーニング! ローリング! ゴーイング! 仮面ライダー! リバイ! バイス! リバイス!]

 

その瞬間、輝二の身体は巨大なスタンプに押し潰されるように、スタンプの中に入ると、輝二の姿が仮面ライダーリバイに変わり、スタンプを砕き、その隣に仮面ライダーバイスとなったバイスが立った。

 

「っ! アイツは・・・・!」

 

「行くぞバイス!」

 

「応よっ!」

 

「ちっ! 逃げるぞ!」

 

ディーラーはモグラ・デッドマンに抱きつくと、モグラ・デッドマンは天井をぶち破って行った。

 

「うわぉ! モグラちゃんなだけに、穴堀りが得意なの?」

 

「こんな地下の穴グラにひそんでいたモグラが、地上に出るってか、追うぞバイス!」

 

「あいよ!」

 

二人は天井の穴を登りながら、モグラ・デッドマンを追った。

 

 

 

 

ー???sideー

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・。

 

「ん? 何ナリか? 地震?」

 

『咲』と呼ばれた少女が、何やら揺れているような音に首を傾げていると、他の皆も気づいたのか、床を見るとーーーー。

 

ドガァァァァァンンッ!!

 

『えっ!?』

 

ケーキバイキング会場の中央の床が小さく砕けると、ソコから、モグラ・デッドマンとディーラーの男が現れた。

 

「な、何あれっ!?」

 

「ふはははははは!! グラシアス、〈デッドマンズ〉!!」

 

「デッドマンズだっ!!!」

 

キャー! ウワー!

 

ディーラーが声高く叫ぶと、一気に混乱が広がり、客達は逃げ出した。

 

「嘘っ!? あれって〈デッドマンズ〉?!」

 

「まさか、ここに現れるなんて・・・・!」

 

「『咲』! 『舞』! 変身ラピ!」

 

「このままじゃダメチョピ!」

 

「ピーチはんら! 変身や!」

 

「キュア! キュア!」

 

「皆、変身するんだニャ!」

 

『うんっ!』

 

テーブルの下から、精霊とフェレットと猫が喋り、その女の子達は頷き、2匹の精霊達が変身アイテムとなり、『咲』と『舞』の手に収まり、頭に宝石を付けた4匹の精霊達が、『響』達のアイテムと合体した。

 

 

 

ー輝二sideー

 

「よっと、何だ?・・・・うっ、この甘ったるい匂いは・・・・!」

 

「どしたの? クンクン・・・・ん、お菓子の匂い、お前が一番苦手な匂いじゃん!」

 

「うぅぷっ・・・・ん?」

 

「さらにどったの?・・・・ありゃま!」

 

モグラ・デッドマンが出てきた穴から出てきたリバイス。しかし、リバイはお菓子の甘ったるい匂いに、胸焼けが込み上がってくると、中学生くらいの少女達を見つけた。

 

「「デュアル・スピリチュアル・パワー」」

 

「花開け、大地に!」

 

「羽ばたけ、空に!」

 

「輝く金の花! キュアブルーム!」

 

「きらめく銀の翼! キュアイーグレット!」

 

『日向咲』と『美翔舞』の二人が、精霊『フラッピ』と『チョップ』の力で変身する。ピンクと白の衣装を纏い、それぞれが花の翼を付けた衣装に、髪型も変わった。

 

「「「「チェインジ・プリキュア! ビートアップ!」」」」

 

「ピンクのハートは愛あるしるし!もぎたてフレッシュ!キュアピーチ!」

 

「ブルーのハートは希望のしるし!つみたてフレッシュ!キュアベリー!」

 

「イエローハートは祈りのしるし!とれたてフレッシュ!キュアパイン!」

 

「真っ赤なハートは幸せのあかし!うれたてフレッシュ!キュアパッション !」

 

『桃園ラブ』。『蒼乃美希』。『山吹祈里』。『東せつな』が、それぞれピンクとブルーとイエローとレッドの少々露出の高い衣装を纏い、ラブは金髪ツインテールになり、美希と祈里は髪型が変わり、せつなはピンクの長髪となった姿。

 

「「「「レッツプレイ! プリキュア・モジュレーション!」」」」

 

「爪弾くは荒ぶる調べ! キュアメロディ!」

 

「爪弾くはたおやかな調べ! キュアリズム!」

 

「爪弾くは魂の調べ! キュアビート!」

 

「爪弾くは女神の調べ! キュアミューズ!」

 

『北条響』。『南野奏』。『黒川エレン』。『調辺アコ』も、それぞれピンクとホワイトとブルーとイエローの衣装に変わり、髪型も変わった姿になった。

 

「「二人はプリキュア!」」

 

「「「「フレッシュ! プリキュア!」」」」

 

「「「「届け! 4人の組曲! スイートプリキュア!」」」」

 

「聖なる泉を汚す者よ!」

 

「アコギな真似は、おやめなさい!」

 

ブルームとイーグレットが、モグラ・デッドマンとディーラーの男を指差してそう言った。

 

「うっひょぉぉぉぉぉ!! またプリキュアちゃん達だっ! しかも、スタイル抜群が多いフレッシュチームちゃん達とスイートチームちゃん達がいるぜぃっ!!」

 

「うぇぷっ、うるさいぞバイス・・・・!」

 

『えっ?』

 

声がした方に顔を向けたプリキュア達は、自分達を指差してピョンピョン跳ねるバイスと、具合悪そうにしているリバイを見て、首を傾げた。

 

「えっと、あのぉ~・・・・」

 

「お二人はどちら様ですか・・・・?」

 

指差したポーズのまま、ブルームとイーグレットが戸惑いがちに問うと、バイスが元気良く手をあげる。

 

「ハァ~イ! んじゃ自己紹介! いっちゃうかい? HEY! こっちはリバイ! おれっちはバイスだい! 二人揃って、仮面ライダーリバイスだい!! オーケー、プチョヘンザ!!」

 

「死ぬ気で・・・・うぷっ、行くぜ・・・・!」

 

「いや、ぶっちゃけ今お前、本当に死にそうじゃね?」

 

リバイとバイスが腕タッチをするが、リバイは胸焼けで苦しいのか口に手を当て、バイスは優しくリバイの背中をさすった。




フェニックスの司令は、主人公の叔父です。
次回、ゲノムチェンジします。どのゲノムが登場するこは、お楽しみに。
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