仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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Eの飛翔/悪魔とのバリエーション

ーリバイスsideー

 

「えっ? リバイス?」

 

「見たことないわ・・・・」

 

「あの、バイスって人・・・・」

 

ブラックとホワイトが首を傾げ、ルミナスは何故かバイスの方に視線を向けた。

 

「えっと、新しいプリキュア?」

 

「いや絶対違うよ。何か怖いし、男の人だし・・・・」

 

「プリンセス。それは関係ないと思うよ」

 

「プリキュアと呼ぶには、少し違うようね」

 

ラブリーとプリンセス、ハニーとフォーチュンも、リバイスを訝しそうに見ていた。

 

「さて、回収と行くか」

 

「応よ! プリキュアちゃん達ありがとねー! こっからは主役の出番だから! 前座ちゃん達は引っ込んでて良いよっとぉー!」

 

「(ムカッ)前座ぁっ!?」

 

リバイがギフジュニアに向かいながらオーインバスターとガンデフォンを撃ち、バイスも続こうとするが、プリキュア達に向かってそう言うとギフジュニアにラリラットをした。

前座扱いされたマリンが頭に血管マークを浮かばせ、バイスに詰め寄る。

 

「ちょっと! 前座ってどういう事よ! 私達の方が主役でしょう!」

 

「んもう! マリンちゃんったら分かってないなぁ! 〈デッドマンズ〉は俺っち達の相手なの。プリキュアちゃん達はほぼ無関係なんだから、俺っち達が主役なのよ!」

 

「知った事かぁ! 主役は私達よ!」

 

「俺っち達が主役だい!」

 

「私達!」

 

「俺っち達!」

 

「私達!」

 

「俺っち達!」

 

「私達!」

 

「俺っち達!」

 

「私達!」

 

「俺っち達!」

 

「俺っち達!」

 

「私達!」

 

おでこをぶつけ合わせ、ギャイギャイワチャワチャ騒ぎだすマリンとバイス。最後の方でマリンがバイスと同じ被り物を、バイスがマリンの髪型のウィッグを付けているように見えた。

 

「おいバイス、何してンだ?」

 

「マ、マリン、そんな事言ってる場合じゃ・・・・」

 

「うわお! プリキュアと謎のヒーローが喧嘩! これ映えるぅ!」

 

リバイとブロッサムが、メンチ切り合うバイスとマリンを宥め、他のプリキュア達は二人に呆れるが、ギャルの少女はこんな状況でも自撮り棒でスマホのシャッターを押していた。

 

『ギフゥゥゥゥ!!』

 

と、喧嘩する二人にギフジュニア達が襲いかかるが、

 

「「引っ込んでろ!!」」

 

バイスとマリンが同時に言うと、ギフジュニアを殴り飛ばした。

 

『キブゥアッ!!』

 

「もうこうなったら、俺っち達の凄さ、ドドーンと見せちゃうからね!」

 

「それはこっちの台詞よ! 私達の華麗な活躍を見て腰抜かすんじゃないわよ!」

 

お互いにそう言って、ギフジュニア達と交戦した。

 

「ちょわーーーーーーーッ!!」

 

「アチョーーーーーーーっ!!」

 

お互いに負けてたまるかと言わんばかりに戦う二人。

 

「プリキュア全部パンチ!」

 

マリンが身体全部でギフジュニアに体当たりをする。

 

「あれ、ただのボディプレスでしょ・・・・」

 

「まあまあ・・・・」

 

フォーチュンが半眼でツッコむが、ハニーが宥める。

バイスはギフジュニア数体に連続パンチを繰り出す。

 

「ホワタァー! アタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!!」

 

「す、凄いラッシュ・・・・!」

 

「今にもオラオラかドラララか、無駄無駄と叫びながら殴りそう・・・・!」

 

プリンセスとラブリーが驚愕すると、バイスはラッシュを終えると、倒れるギフジュニア達に背を向け、

 

「必殺、『悪魔百烈恐竜拳<アクマヒャクレックスケン>』!」

 

『キファアアアアアアアアアア!!』

 

ギフジュニア達が爆発した。

 

「へっ! やっぱ俺っち強い! 俺っちが主役だな!」

 

「何をーっ!!」

 

「何だよぉ!?」

 

再びオデコをぶつけ合って、ガルルルル!! と、睨み合うマリンとバイス。

 

「何なんだ、あのバイスの女の子版みたいなプリキュアは・・・・」

 

「何か、マリンが二人になったような気がします・・・・」

 

完全に目的を忘れて張り合っているバイスとマリンに、リバイも他のプリキュア達も、半眼で呆れたり、苦笑いを浮かべたりしていた。

 

「うわっはぁ! やべぇ! 面白れぇ! コンドル! もっともっと暴れろぉ!」

 

『クルァアアアアアア!!!』

 

「どえっ!?」

 

ギャルの少女がコンドル・デッドマンに命令すると、コンドル・デッドマンは急降下して、足の爪でバイスを引っ掻き、マリンにもその爪が迫る。

 

「マリン!」

 

「(ドン)あたっ!」

 

ブロッサムがマリンを押し飛ばして倒すと、コンドル・デッドマンの爪がブロッサムに迫る。

 

「ちぃっ!」

 

「(ドン)きゃっ!」

 

「(ドシン)ぐえっ!?」

 

リバイがブロッサムを退かし、ブロッサムは倒れたマリンの腰に座るように倒れた。

 

ザシュン!

 

「くぁっ!」

 

マリンを退かしたリバイが、その爪に引っ掻かれた。

 

「くっ!」

 

「あ、私を庇って・・・・」

 

「ブロッサム・・・・早く退いて・・・・!」

 

「えっ?・・・・あぁ、マリン! 大丈夫ですか!?」

 

「ち、ちょっと最近・・・・甘い物、食べ過ぎじゃない?」

 

「えっ・・・・?」

 

マリンの言葉にブロッサムがポカンとなるが、コンドル・デッドマンが再びバイスに襲い来る。

 

「げっ!」

 

「危ない!」

 

『クケエエエエエエエ!!』

 

ルミナスがバリアでコンドル・デッドマンを防ぎ、弾き飛ばした。

 

「あっ・・・・ルミナスちゃんありがとう! 愛ちてるぅ!」

 

「ど、どうも・・・・」

 

「俺っちの愛を、受け止めてくださぁあああい!!!」

 

「え、ええぇぇっ!?」

 

両手をバッと広げて、ルミナスに抱きつこうとするバイス。ルミナスはその突然の行動に驚く。

がーーーー。

 

バキッ!

 

「アギャン!」

 

そんなバイスの頭に肘鉄をおみまいするリバイ。

 

「遊んでんじゃない。・・・・とっとと終わらせるに限るな。バイス! 半分力を貸せ!」

 

「あいててて、おうよ!」

 

リバイは腰から鳥のマークがついた緑のバイスタンプを手に取り、ドライバーのレックスバイスタンプを外した。

 

「イェエエエエエエエエエイッ!!」

 

『ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』

 

プリキュア達の大半が驚きの声をあげた。バイスがいきなりリバイに引っ張られるように引き寄せられると、リバイの身体に吸い込まれるように姿を消したのだ。

 

[イーグル]

 

「はぁ・・・・ふん!」

 

スタンプをドライバーに押すと、後ろでLINEが展開される。

 

ーーーーよっしゃぁ! ここで一気に主役の実力見せちゃる!

 

ーーーーいつもより煩いな。

 

ーーーーイーグルだったらハードボイルドに決めようぜ!

 

ーーーーお前の性格でハードボイルドなんて無理だろう。

 

ーーーー固茹で卵、食べてみたい!

 

ーーーー俺は煮卵の方が好きだな。

 

「Come on! イ・イ・イ・イーグル! Come on! イ・イ・イ・イーグル!」

 

[バディアップ!]

 

『ほいっ!』

 

身体から伸びたバイスが、『イーグル・バイスタンプ』をリバイに叩き込むと、リバイはスタンプの中に入り、姿を変え、スタンプが砕けると、バイスも被り物を変えた。

 

[荒ぶる! 高ぶる! 空駆け巡る! イーグル! お前の羽を数えろ!]

 

「へっへ~! 二人で一人だぜぇ!」

 

「コイツで決まりだ!」

 

リバイは右側がピンク、左側がパープルに分かれており、複眼はピンクサイドがグリーンに、パープルサイドがマゼンタとなり、額にはW字のアンテナ。胸部にはワシの頭部が装着し、下半身にはマントを靡かせていた。

バイスはワシを模した被り物に右側がターコイズ、左側がグレーとなっており、こちらも額にW字のアンテナを付け、肩からグリーンとグレーのウイングを付けている。

 

「ええっ!? ぶっちゃけ、あり得なーーーーい!!」

 

「ベルトに付けていたスタンプを外して、別のスタンプを付けて変わった? あのスタンプに何か秘密が有りそうね」

 

「それに、バイスって人も気になります」

 

驚いているブラックは置いて、ホワイトとルミナスはリバイスを見据えていた。

 

「ええっ!? 姿が変わったぁ!」

 

「そんなんありっ!?」

 

「ねえフォーチュン。今、あのバイスって人、リバイって人の身体の中に入ったように見えたけど・・・・」

 

「ええ。私にもそう見えたわ・・・・。ところで、ブロッサム達はどうしたの? ムーンライトまで・・・・」

 

ハピネスチャージチームも驚くが、フォーチュンは、何故か片手を上げて、まるでツッコミを入れるようなポージングをしているハートキャッチチームを見据える。後、マリンだけが何処からか出したのか、金色の文字で『アタシ聞いてない!』と、書かれた緑色のスリッパを持っていた。

 

「いえ、何故か分かりませんが・・・・」

 

「何となく、それ違うっ! ってツッコミを入れたくなって・・・・」

 

「マリン。そのスリッパは何処から出したの?」

 

「いや何か、ツッコミを入れたいと思ったら、いつの間にか持ってた・・・・」

 

自身達の謎行動に戸惑うハートキャッチチームを置いて、リバイが自分の周りに迫るギフジュニア達に視線を向け。

 

「さぁて、行くぜ!!」

 

「はいどうぞ!」

 

いつもの腕タッチをし、バイスが身体を屈めると、リバイが蹴りをする動きをした瞬間、緑色と紫色の風を吹き荒れ、ギフジュニア達を薙ぎ倒す。

 

「はぁっ! とぉっ! うぉらぁっ!!」

 

『ギフウウウウウウウウッ!!』

 

『きゃっ!?』

 

「おおっ!!」

 

と、そこでプリキュア達にも突風が襲いかかり、彼女達は風で舞った埃をガードするが、スカートがユラユラと動き、バイスはプリキュア達の揺れるスカートに目を向けていた。特にかなりスカートが短いサンシャインと肉付きの良い太ももをしたハニー、鍛えられたしなやかな足をしたフォーチュンと、麗しい美脚をしたムーンライトを。

 

「(むぅう!! 後ちょっとで見極められそう!)」

 

「何してんだ」

 

「(コンッ)あいた!」

 

バイスを小突いたリバイ。

 

「とっとと終わらせるぞ」

 

リバイはドライバーのスタンプを倒して、ボタンを押した。

 

[リミックス!]

 

「ほれバイス」

 

「ハイハイ、ちょっくら失礼しまっす!」

 

バイスはリバイの足元に這って、肩車するようにリバイを持ち上げて立ち上がった。

 

「・・・・この格好、なんか嫌だな」

 

「ちょっと! なに肩車なんてしてんのよ!」

 

ブラックがそう叫ぶが、リバイはスタンプを倒した。

 

[バディアップ!]

 

すると、リバイとバイスの胸元のマークが光り出す。

 

[必殺! ミラクル! グルグル! イーグル!]

 

二人のマークが重なり一つになると、肩車したリバイスの身体が浮き上がり、リバイのマントとバイスのマントが翼のように広がり、リバイの胸部のワシの頭部が展開した姿。

ーーーー〈リバイスイーグル〉へと変身した。

 

ピュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!

 

『ええええぇぇぇぇぇぇぇ!? 流石にあり得なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいいっっ!!!』

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「うわっはぁ! マジテンアゲーーーーッ!!」

 

『クケエエエエエエエ!!』

 

今度はムーンライトを覗いたプリキュア達が、一斉に大声を上げて驚いた。ムーンライトもおもわず唖然となる。ギャルもおおはしゃぎでスマホでリバイスイーグルを写真に収め、コンドル・デッドマンは襲いくる。

 

「「はぁあっ!!」」

 

リバイスイーグルが羽ばたき、コンドル・デッドマンと激しい空中戦を繰り広げる。

お互いに高速飛行で交差し合うと、火花が飛び散る。

 

「ふはははははは!! これぞ主役の活躍ってやつよ!」

 

 

 

ープリキュアsideー

 

「(カチン)むっ!」

 

空の上からバイスの声が聞こえ、マリンの目に炎を宿らせると、手に持っていたスリッパを放り捨て、自分達から少し離れた位置にいる妖精達の中にいるパートナー達を呼んだ。

 

「『コフレ』! 『シプレ』! 『ポプリ』!」

 

「「「は、はいですっ(でしゅっ)!」」」

 

「飛ぶわよ! 真の主役の実力を見せてやろうじゃないの!!」

 

「マ、マリン・・・・」

 

「張り合っている場合じゃないよ・・・・」

 

「完全に目的が変わっているわね・・・・」

 

コフレがブロッサムに近づき、ピンクのマントに変わり、シプレがマリンに、ポプリがサンシャインに、それぞれ青と黄色のマントに変わり、ムーンライトは左肩のエンブレムから薄紫のマントを出すと、空を飛翔する。

 

「あっ、皆! 私達も!」

 

「うん!」

 

「「ええ!」」

 

ラブリーがそう言うと、プリンセスとハニー、フォーチュンの腰の小さな羽を大きくし、白い翼にして飛翔した。

 

「あぁ! 私達翔べない!?」

 

「後輩の皆、飛行能力があるのね」

 

「いや~、時代を感じますなぁ」

 

「ブラック。老け込むのは早い気がします・・・・」

 

飛行能力を持たないブラック、ホワイト、ルミナスは空を見上げてそう呟いた。

 

 

 

 

ーリバイスsideー

 

「『ラブリーパンチ』!」

 

「『プリンセス弾丸マシンガン』!」

 

『クケッ!』

 

ピンクと空色のエネルギー弾が、コンドル・デッドマンに襲い来るが、ヒラリと旋回して回避した。

 

「あっ! 俺っち達の活躍奪う気っ!?」

 

「フフン! こっからは真の主役の実力よっ!!」

 

「だからマリン! そんな事言ってる場合じゃないですよぉ!」

 

「おいバイス!」

 

「あん? げぇえっ!!」

 

コンドル・デッドマンが翼にエネルギーを込め、まるで刃のように鋭くすると、リバイスイーグルの腹部を切り裂こうとする。

 

「はっ!」

 

「いよっ!」

 

が、二人が肩車を解除すると、その翼を回避した。

 

「えぇっ!? だからそんなのありっ!?」

 

「ありなのでぇ~す!」

 

『クケエエエエエエエ!!』

 

プリンセスが驚き、そして再びリバイスイーグルへとリミックスすると、コンドル・デッドマンが翼の羽をダーツのように飛ばす。

プリキュア達は避けたりバリアで防御する中、リバイスイーグルはその羽を回避しながら、コンドル・デッドマンに迫る。

 

「はあああーっ!」

 

「おおおおおお!」

 

二人はコンドル・デッドマンにターゲットを定めると、バイスの足の爪でコンドル・デッドマンを裂き、上空に飛ばすと、飛ばされた先に回って、緑と紫の風を纏って、コンドル・デッドマンに回転しながらキックを繰り出した。

 

「「はあああああああああああ!!!」」

 

[イーグル! スタンピングフィニッシュ!]

 

コンドル・デッドマンを貫くと、コンドル・デッドマンに火花が散る。リバイとバイスが分離して、ブラックとホワイトとルミナスの近くに着地する。

 

「さぁ! ブラックちゃん。ホワイトちゃん。ルミナスちゃん。ご一緒に行くよー!」

 

「「「えっ?」」」

 

「3<スリー>!」

 

「ス、3<スリー>?」

 

ルミナスが思わずに指を三本立てる。

 

「2<ツー>!」

 

「ツ、2<ツー>?」

 

今度はホワイトが思わず指を二本立てる。

 

「1<ワン>!」

 

「1<ワン>?」

 

ブラックが指を一本立てると、

 

『グゲエエエエエエエエエエエッ!!!』

 

ドバアアァァァァァァァァァァァァァンン!!!

 

「ビクトリー! ふふっ! これぞ真の主役の勝利っ!!」

 

イーグルの紋章が一瞬現れ、コンドル・デッドマンが爆散した。

そしてバイスがふんぞり返ってそう言った。そして、すかさずマリンが着地してバイスに詰め寄る。

 

「ちょっとー!」

 

「何だよ! 俺っち達が倒したんだから、俺っち達が主役だろ!」

 

「なぁに言ってんのよ! 私達がトドメを譲ってあげたんでしょ!」

 

またもやギャイギャイ騒ぐ二人。ブロッサムもサンシャイン、ラブリーとプリンセスがまぁまぁと、宥めていると、リバイはブラック達とムーンライト、ハニーとフォーチュンが後を追い、ギャルの少女に近づく。

 

「あぁ~負けちった・・・・また出せば(ヒョイッ)あっ、返せし!」

 

リバイが少女から、『コンドルバイスタンプ』と『ジュニアスタンプ』、そしてスマホを取り上げた。

 

「おら、少し周りを見ろ。スマホなんて弄ってないで」

 

「えっ?・・・・あ」

 

ギャルの少女は周りを見ると、戦闘によって破壊された広場が目に入った。

 

「これ、あーしがコンドルを暴れさせたから?」

 

「そうだ。ほら、これも見てみろ」

 

「えっ?」

 

スマホを渡され見てみると、さっきまでイイねをしていたリピーター達が、辛辣なコメントを出していた。

 

「皆、さっきまで・・・・」

 

「所詮。こんなの見てはしゃいでいるヤツらなんて、第三者視点で評論家気取っている暇人の集まりさ。そんな奴らの暇潰しの為に、こんな事ひどい事をしたかった訳じゃないだろう?」

 

「・・・・うん。あーしはただ、皆にイイねをして欲しかっただけ」

 

「んじゃ今度やる時は、誰かに迷惑かけないやり方をしな。その方がずっと素敵だと思うぞ」

 

「うん・・・・」

 

ギャルの少女の目に、涙が貯まる。

 

「ちょっと色んな人達に怒られると思うが、ちゃんと反省して、もう一度やり直しな」

 

「・・・・うん」

 

少女はスン、スンと涙ぐむ。

 

「それじゃ、取り敢えず、一言言いなよ」

 

「・・・・ごめん、なさい」

 

少女はリバイやプリキュア達を見てそう言うと、頭を下げた。リバイは少女の背中をポンポンと優しく叩いてやると。

 

「おいバイス」

 

「ふぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!! あん?!」

 

「ぬぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ!!!」

 

マリンと両頬の引っ張り合いをしていたバイスが、リバイに目を向ける。

 

「この子を連れて行くぞ」

 

「ちょっと待って! マリンちゃんと決着をつけるまでは!」

 

「決着でも接着でもない! とっとと行くぞ!」

 

「あんもう分かったよ!」

 

「マリンも離しなさい」

 

「むぅっ」

 

バイスがマリンの頬から手を離すと、ムーンライトもマリンに近づき、その首根っこを掴んで離させ。バイスはリバイに近づくと、少女をお姫様抱っこしたリバイを再び肩車した。

 

「それじゃプリキュア。俺達はこれで」

 

「あっ、ちょっと待って!」

 

ブラックが止めようとするが、リバイスは飛び上がると、リバイスイーグルへとリミックスした。

 

「プリキュア! バイスの言うとおり、君達は〈デッドマンズ〉との無関係だからな! これからは関わろうとするな!」

 

リバイスイーグルはそう言うと、少女を連れて離れていった。

 

 

 

 

 

 

少女は厳重注意で済み、〈フェニックス〉に『バイスタンプ』を渡し報酬金を受け取った輝二。

夕方になり、漸く自宅のある小さなビルに着くと。ご近所の『牛島太助』が声をかけた。

 

「やあ輝二くん! 何か良いことでもあった?」

 

「いえ、かなり疲れる事があっただけですよ」

 

そう言って輝二が一階の喫茶店に入ると、店長の『伊良部正造(通称ぶーさん)』がいた。

 

「よ、輝二くん。地下カジノの職場見学はどうだった?」

 

「それなりに楽しめたよ。ありがとうぶーさん。カジノに入れるように会員証を取り寄せてくれて」

 

輝二はぶーさんに、カジノで儲けたお金の半分(0が4つ)を茶封筒と会員証を渡すと、店を出ていった。

 

「・・・・輝二くん。あまり無茶はするなよ」

 

「・・・・善処するよ」

 

そう言って、三階の自宅に入ると、お仏壇に置かれた二つの骨壷と、二人の男性の写真が立てられていた。

輝二はお仏壇に手を合わせた。

 

「父さん。兄貴。〈デッドマンズ〉の情報は見つからなかったよ。でも、必ず見つけてみせるから」

 

輝二は拝むのを終えると、パソコンを起動させ、他のプリキュアのリストを見ていた。

 

≪うっひょぉおお!! 変身している姿も良いけど、変身前も可愛いし綺麗だし、とっても美味しそうな子達ばっか!≫

 

「うるさいぞバイ・・・・っっ!!?」

 

が、輝二は“あるプリキュアの関係者”の中に、思いもがけない人物がいて、目を見開いた。

 

「な、なんで、この子が・・・・・・・・・・・・『ゆい』」




書いている内にマリンとバイスの漫才が目立つようになりました。似ている二人は喧嘩するってヤツですね。
そして、プリキュア側のあるキャラの設定をいじくります。ご了承ください。
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