仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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スマイル・GoGo・プリンセス!

ーはなsideー

 

「それじゃプリキュアの皆さん! これから地球で対〈デッドマンズ〉に為に共闘する事になったから、よろしく頼むな!」

 

「よろしくですぅ!」

 

「はい、『はやて』さん! 『リィン』ちゃん!」

 

リバイスと出会った翌日。

管理局の世界〈ミッドチルダ〉にて、なのはとフェイトが所属する〈時空管理局 機動六課〉と協力する事になったプリキュア達は、さっそく地球に向かおうとしていた。

そして関西風の口調で声をかけたのは、なのはとフェイトと同い年位の茶色を帯びた黒髪をボブカットにした『機動六課隊長 八神はやて』と、長い銀髪をした妖精のように小さな体躯をした女の子、『リィンフォース・ツヴァイ』こと、『リィン』である。

 

「くぅ~。なのはさん達とも一緒に戦えるなんて! 早く他の先輩プリキュアの皆にも伝えたいなぁ!」

 

「テンション高いねはな」

 

「そりゃそうだよ! みらいちゃん達の他にも魔法を使える人達が来てくれて嬉しい!」

 

「まぁはなちゃんの気持ちも分かるけどねぇ。一緒に頑張ろう!」

 

「ありがとう『スバル』ちゃん!」

 

はなに同意したのは、プリキュア達と同い年に青い短髪にボーイッシュに活発な雰囲気をした女の子、『スバル・ナカジマ』。その隣には、オレンジの髪をツインテールにした同い年のクールな雰囲気をした女の子、『ティアナ・ランスター』がやれやれとした様子で見ていた。

 

「『エリオ』くん。『キャロ』ちゃん。これから宜しくね」

 

「はいあきらさん!」

 

「私達、がんばります!」

 

「『フリード』もヨロシクね」

 

『キュル~♪』

 

あきらが声をかけたのは、赤い髪を逆立てた九歳位の男の子の『エリア・モンデュアル』と桃色の短髪をした九歳位の女の子の『キャロ・ル・ルシエ』が元気よく挨拶して笑みを浮かべ、ゆかりがキャロの肩に乗った小型の竜、『フリードリヒ』の顎を撫でた。

 

「ほらお前ら。さっさと行くぞ」

 

次元航行船に載れと催促しているのは、エリオやキャロと同い年位の小柄で赤い髪を三つ編みにして二房に下ろした女の子、『ヴィータ』だった。

 

「たくっ、ヴィータ! もう少しゆっくりしてても良いだろう?」

 

「うるせぇあおい! さっさと乗れ!」

 

「あおいちゃん。そんな言い方は駄目ですよ。ごめんなさいヴィータちゃん」

 

「つーかひまり! お前もアタシをちゃん付けで呼ぶな! お前らより年上だーーーー!!」

 

ヴィータが怒鳴り声をあげる。ここにはいないが、キュアミューズこと調辺アコとほとんど変わらない背丈なのに、このヴィータは信じられない事に、なのは達と同い年なのだ。信じられない事に、なのは達と同い年なのだ。

そんなヴィータを桃色のポニーテールをした長身の凛々しい女性『シグナム』。銀色の長髪をした長身の、リィンを大人にしたような女性、『リインフォース・アインス』が両腕を抱えて抑えた。その様子を金髪のショートヘアーをした白衣を着た穏やかそうな女性『シャマル』と青い体毛の大型犬ーーーーいや、狼の『ザフィーラ』が苦笑いを浮かべていた。

 

「なのはママ! フェイトママ!」

 

「ヴィヴィオ!」

 

後で聞いたが、なのはとフェイトの養女の『ヴィヴィオ・K<コザァート>・沢田』が、今度はちゃんとなのはに抱きついた。

 

「ヴィヴィオ、ゴメンね。ママ達またお仕事でいなくなっちゃって・・・・」

 

「寂しい思いをしちゃうよね?」

 

「うにゅ? ううん! 大丈夫だよママ! だって!」

 

なのはとフェイトが申し訳なさそうな顔で言うが、ヴィヴィオはなのはから下りると、後から来た“男性陣の方々”の内の、『なのはとフェイトの旦那様二人』の手を取った。

 

「ママたちがいないときは、パパたちにおもいっきりあまえるもん♪」

 

ヴィヴィオは茶色の髪を逆立たせた、全身から優しく穏やかなお兄さんオーラを出しまくっている『なのはの旦那様』と、同じ位のオーラを出している赤い髪と紋章のような特徴的な赤い瞳をした『フェイトの旦那様』を見てそう言った。

 

「「っっっ!!!???」」

 

そしてなのはとフェイトは一瞬『ガーーーン』と言う岩がまた頭の上に落下したように見えると、

 

「「ううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~!!」」

 

「ほらほら二人共、娘にヤキモチ焼いてどないすんねん」

 

涙目でヴィヴィオを羨ましそうに見る二人に、はやてが背中をポンポンと叩いた。

なのはとフェイトの旦那様達が、二人に近づくと、優しく抱き締めて、頭を優しく撫でた。

 

「いってらっしゃい。なのは」

 

「は~い♥️」

 

「気をつけてね。フェイト」

 

「うん。無事に帰ってくるね♥️」

 

なのはとフェイトは、途端に機嫌が良くなり、全身からハートマークを出しながら旦那様達に甘えていた。

 

『んまっ!//////』

 

『うわわわわわわ!!//////』

 

『きゃ~!//////』

 

『あらあら♪』

 

プリキュア達は、綺麗なお姉さん二人のデレデレっぷりに顔を紅くして、両頬に手を当てたり、両手で顔を隠すが指の隙間から覗いたり、ニヤニヤと笑みを浮かべていた。

さらに周りを見ると、ティアナは銀髪を肩口まで伸ばした恐そうなお兄さんと話をして笑みを浮かべており、スバルは白い髪の短髪の、何処かで見た事ある体格の良いお兄さんと「極限だー!」と叫んでいた。

シグナムは黒髪短髪の、これまた何処かで見た事のある爽やかそうな男性と仲良く会話をし、ヴィータは黒髪癖っ毛の伊達男と会話していると、何故かお尻を蹴っ飛ばした。

はやてと会話しているのは、黒髪に猛禽類のように鋭い目をした男性だった。リィンがその男性に抱きついていた。

 

「さて、それじゃ皆行くで!」

 

『はい!』

 

はやての言葉に全身が声を上げると、時空航行艦に乗り込んだ。

 

「いってらっしゃ~い!!」

 

下ではヴィヴィオと旦那様達が手を振っていた。

そして時空のゲートが開き、地球へと向かって行ったのであった。

 

 

 

 

ー???sideー

 

「ママたち、いっちゃったね・・・・」

 

「寂しい? ヴィヴィオ?」

 

「うぅ~」

 

ヴィヴィオが『なのはの旦那様』に抱きついた。旦那様はヴィヴィオを抱き上げて、ヨシヨシと頭を撫でた。

ふとそこで、“10歳位の黒スーツを着た男の子”が近づく。

 

「なのはから聞いたが、〈デッドマンズ〉と戦っている〈リバイス〉ってのは間違いなく、“アイツ”だろうな」

 

「ああ。“彼”、いや、“彼ら”が力になってくれるのは、心強いな」

 

「だけど、何故管理局は〈デッドマンズ〉討伐を許可したのだろう?」

 

「・・・・何か、“裏”がありそうだな」

 

空を見上げてそう呟いた『なのはの旦那様』の瞳は、まるで先の未来を見通しているような、澄んだ光が宿っていた。

 

 

 

 

 

ー輝二sideー

 

輝二はその休日、バイクを走らせ、ある学園を見据えた。海沿いの陸地から少し離れた小さな島に設立された『ノーブル学園』である。

そこは橋で陸地と繋がっており、近くで路線バスが通っていた。

 

≪なぁなぁ! 本当に行くのかよ?≫

 

「(・・・・・・・・)」

 

バイスが喋るが輝二は答えず、バイクをさらに加速させ、ノーブル学園へと向かった。

 

 

 

 

ノーブル学園に到着し、バイクを駐車場に止めた輝二は学園の門を通ろうとした。

 

「ちょっと君、待ちなさい」

 

と、ソコで警備員の人が近づくと、輝二は懐から来客のカード(偽造)を見せて中に入っていった。

すると、後ろから姦しい声が響いたので振り向くと、見た事のある女性陣と二人の大人の男性と少女達と同い年の男の子が近づいてきた。

 

「『かれん』さん、今日ってノーブル学園の生徒会と会合なんですよね?」

 

「ええ。でも『のぞみ』達も来る事なかったんじゃない?」

 

「ついでに『はるか』ちゃん達にも会いに行こうと思っていたんですぅ」

 

「って言うか、それが目的で『かれん』さんにくっついて来たんだけどね・・・・」

 

「この学園って設備も充実しているから、面白そうな本とかありそう」

 

「『ココ』様。『ナッツ』様。私達の国でもこういう学園を作ってみますか?」

 

「そうだねぇ、確かに良い学園だね」

 

「外界から離れた学園か」

 

「何で俺まで・・・・」

 

「うわ~! まるで絵本に出てくる学校みたい!」

 

「この学校のバレー部と、今日練習試合をするの『あかね』ちゃん」

 

「せやで。しっかしお上品そうで、ウチには合わんなぁ」

 

「寮生活って私は無理だなぁ、家族と離れるのイヤだし。『れいか』は似合いそうだねこの学園」

 

「そうですか『なお』?」

 

「『キャンディ』も楽しみクル!」

 

とっさにその女性陣から離れた輝二は、スマホを操作して、リストに目を走らせた。

 

「(『サンクルミエール学園』の二年生、『夢原のぞみ』と『夏木りん』と『美々野くるみ』。一年生で最近売れ始めた芸能人でもある『春日野うらら』。三年生の『秋元こまち』と『水無月かれん』。教員の『小々田コージ』にその友人の『夏』と『甘井シロー』。『七色ヶ丘中学校』の二年生、『星空めぐみ』、『日野あかね』、『黄瀬やよい』、『緑川なお』、『青木れいか』。そしてーーーーこの学園にいる一年生の『春野はるか』に、人気モデルの『天ノ川きらら』に“表向きは留学生”の『紅城トワ』。そして二年生の『海藤みなみ』。またプリキュアか・・・・)」

 

≪うっひょぉおおおおおおおおおおおお!! こりゃまた美味しそうな可愛子ちゃん達が目白押し! 俺っち的にはうららちゃんとれいかちゃんが美味しそう!≫

 

木の影からこっそりと状況を窺う輝二は、またもプリキュアと遭遇した事に辟易としていた。バイスはプリキュア達の容姿に叫び声を上げた。

 

「(関わる前に、用事を済ませるぞ)」

 

輝二は誰にも見られないように、コッソリとその場から離れた。

 

≪お約束でまたデッドマンズが出てきたりして?≫

 

「不穏な事を言うのはやめろ・・・・」

 

しかし、輝二の直感も、何か起きそうな予感をしていた。

 

 

 

 

ー『ゆい』sideー

 

そしてノーブル学園の校舎を歩くのは、眼鏡に三つ編みをした女の子、ノーブル学園一年生の『七瀬ゆい』だった。

ゆいは友達で同室の春野はるか、友人の海藤みなみと天ノ川きらら紅城トワと一緒に、生徒会の会合とバレー部の練習試合に来た先輩プリキュアであるのぞみ達とみゆき達を出迎えに向かった。

 

「う~ん! 今日はのぞみちゃん達とみゆきちゃん達が来てくれるんだ!」

 

「はるか。のぞみ達はかれんさんの付き添いみたいな物よ。みゆき達も、今日は我が校のバレー部とあかねの所属するバレー部の練習試合だから来ているんだから」

 

「まあ良いじゃんみなみん。はるはるの気持ちも少し分かるしさ。ね、トワっち」

 

「そうですねきらら」

 

「皆に会うのが楽しみロマ」

 

「パフも楽しみパフ!」

 

トワの肩に乗っている鳥の精霊『アロマ』と、はるかが抱き上げている犬の精霊『パフ』も楽しみにしていた。

 

 

 

 

ー???sideー

 

「・・・・海藤、みなみ・・・・!」

 

はるか達の様子を、廊下の角から眺めていた女子生徒が、はるか達をーーーー正確に言えば、みなみを睨んでギリッと歯噛みした。

女子生徒は今年の三年生であり、以前までは次期生徒会長とも称されていた優秀な生徒であった。

しかし、生徒会長の座に選ばれたのは二年生の海藤みなみとなり、生徒会も二年生が全て引き継ぐ事になった。みなみは成績優秀。スポーツ万能。現役人気モデルの天ノ川きららに負けず劣らずにスタイル抜群。性格も優しく非常にお淑やかな模範的なお嬢様。以前水泳の授業で泳いでいた彼女を見た時なんて、まるでファンタジー小説に出てくる人魚姫を彷彿させるような、中学二年生とは思えない凄まじい美貌。

どれを取っても完璧なお嬢様だ。生徒会長に相応しいと言えるだろう。

だがーーーーそれが分かっているから、自分は逆立ちしても敵わないと分かっているから、余計に悔しく、腹立たしいのだ。

 

「ギリッ・・・・! だけど、アンタの天下はもう終わりよ・・・・! アンタを消して、私が生徒会長になって見せるわっ!!」

 

その生徒の手には、『サソリのエンブレムが付いたバイスタンプ』が握られていた。

 

[スコーピオン!]

 

「やってやる・・・・!」

 

生徒はバイスタンプの自分の胸に押し当てたーーーー。

 

 

 

 

 

 

ー輝二sideー

 

ーーーードガァアアアアン!!

 

「やっぱり・・・・」

 

≪こうなっちゃうのね・・・・≫

 

突然ノーブル学園の校舎の一部が爆発したのを見た輝二とバイスは、肩を落とした。

そして校舎からはるか達が逃げるように出てきて、その中に、ある少女がいるのを目撃した。

 

「っ! “ゆい”・・・・!」

 

「おーい!」

 

輝二は七瀬ゆいに近づこうとするが、夢原のぞみの声に一瞬踏みとどまり、隠れた。

 

 

 

ーはなsideー

 

「あっ、のぞみちゃん! みゆきちゃん!」

 

「何があったの!?」

 

「分からないよ、突然学校の廊下に怪物が・・・・!」

 

『ギギギギギギギ!』

 

と、ソコで校舎から、サソリの怪物が現れた。

 

「ななななな、なにあれぇ!?」

 

「サソリの怪物ですぅ!」

 

「サソリっ!? ふぅ・・・・」

 

「こらなお! 虫やからってサソリにビビってどないすんねん!」

 

「見て! 校舎から誰か出てくる!」

 

校舎から出てきたのは、手にスタンプを持ったノーブル学園の女子生徒だった。

 

「っ! あの人は・・・・!」

 

「みなみ、知ってる人?」

 

「ええ。生徒会の先輩だった人なの。先輩! すぐに逃げてください!」

 

かれんの問いに答えたみなみは、先輩に逃げるように言うが、その先輩はニンマリと笑みを浮かべると、持っていたスタンプを眼前に翳した。

 

「うふふふふ!」

 

その先輩はスタンプを地面に押し付けると、地面から次々と、ギフジュニアが出現した。

 

「なっ!?」

 

「これって・・・・!」

 

「先輩・・・・まさか、あなたが?」

 

「そうよ海藤みなみ! 私はねぇ、ずっとあなたが疎ましかった! ずっとあなたを蹴落としてやりたかった! その望みが今まさに叶うわ! グラシアス、デッドマンズ!!」

 

先輩はさらにギフジュニアスタンプを押して、ギフジュニアを召喚した。

それを見てのぞみとみゆきが険しく、神妙な顔つきとなる。

 

「〈デッドマンズ〉!?」

 

「〈デッドマンズ〉って・・・・!」

 

そしてーーーー。

 

「「何だっけ?」」

 

『ズコーーーーっ!!!』

 

間の抜けた顔となったのぞみとみゆきのダブルボケに、思わずプリキュアの大半に精霊の大半、さらに先輩やスコーピオン・デッドマンにギフジュニア達までずっこけた。

ついでにバイスもずっこけたが、輝二はカクンと、肩を落とした。

 

「のぞみ、あんたねぇ・・・・! 最近ニュースにも取り上げられてるカルト宗教団体でしょう!」

 

「みゆき! ウチでも知ってるでその団体!」

 

「昨日先輩や後輩プリキュアの皆も戦ったってメールが来てたでしょうがっ!」

 

「あぁそう言えば!」

 

「響ちゃん達が戦ったって言ってたっけ!」

 

りんとあかね、くるみがツッコミを入れると、二人は思い出したようにポンッ、と手を叩いた。

 

「ーーーーお馬鹿につき合ってられないわ! やってしまいなさい!」

 

起き上がった先輩がそう言うと、スコーピオン・デッドマンとギフジュニア達が迫り来る。

それを冷静に見て、少女達がアイテムを取り出す。

 

「「「「「プリキュア・メタモルフォーゼ!」」」」」

 

「大いなる希望の力! キュアドリーム!」

 

「情熱の赤い炎! キュアルージュ!」

 

「弾けるレモンの香り! キュアレモネード!」

 

「安らぎの緑の大地! キュアミント!」

 

「知性の青き泉! キュアアクア!」

 

「「「「「希望の力と未来の光! 華麗に羽ばたく五つの心! YES! プリキュア5!」」」」」

 

「スカイローズ! トランスレイト!」

 

「青い薔薇は秘密の印! ミルキィローズ!」

 

のぞみ達がそれぞれのカラーの衣装と髪の色、髪型に変わり、光を、火を、閃光を、若草を、水を、青い薔薇の纏いながら構えた。

 

[[[[[レディー]]]]]

 

「「「「「プリキュア! スマイルチャージ!」」」」」

 

「キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!」

 

「太陽サンサン熱血パワー! キュアサニー!」

 

「ピカピカぴかりん、じゃんけんポン♪ キュアピース!」

 

「勇気リンリン直球勝負! キュアマーチ!」

 

「しんしんと降り積もる清き心! キュアビューティ!」

 

「「「「「5つの光が導く未来! 輝け! スマイルプリキュア!」」」」」

 

みゆき達もそれぞれ色とりどりの衣装と髪の色と髪型に変わり、光と火と雷と風と氷を纏いながら構える。

 

「「「「プリキュア! プリンセスエンゲージ!」」」」

 

「咲きほこる花のプリンセス! キュアフローラ!」

 

「澄みわたる海のプリンセス! キュアマーメイド!」

 

「きらめく星のプリンセス! キュアトゥインクル!」

 

「真紅の炎のプリンセス! キュアスカーレット!」

 

「強く!」

 

「やさしく!」

 

「美しく!」

 

「Go!」

 

「プリンセスプリキュア!」

 

そしてはるか達も、まるでドレスのような衣装となると、まるで花のお姫様、人魚姫、星の王女様、炎の姫君のように佇み、フローラがスコーピオン・デッドマン達に向けて、優雅に手を上げる。

 

「お覚悟は、よろしくて?」

 

「アハハハ、貴女達プリキュアだったの? じゃあ、先輩として教えてあげるわ。世の中、上手く行くことばかりじゃないってね!!」

 

先輩が言うと、スコーピオン・デッドマンとギフジュニアが、プリキュアに襲いかかった。

 

 

 

ー輝二sideー

 

≪それでどうする?≫

 

「どうするって?」

 

≪あの子スタンプ持ってるし、もしかしたら〈デッドマン〉に関する事知ってるかもよ?≫

 

「わざわざ手助けする理由なんてないだろう?」

 

≪プリキュアちゃんと一緒に戦ってたのに?≫

 

「成り行きだったり、薫子さんのお孫さんがいたから一緒になっただけだ。彼女達と共闘するメリットはない」

 

≪んじゃ、スタンプは?≫

 

「回収させて貰うがな。俺らはノンビリ高みの見物して、終わったら回収してトンズラだ。精々プリキュアちゃん達には、露払いをしてもらおうぜ」

 

協力する気無しの輝二は、隠れて見物をしようとした。

 

 

 

 

ーゆいsideー

 

『グガァアアアアアアアアアアア!!』

 

『はっ!』

 

スコーピオン・デッドマンの頭の尻尾から、針が無数に射出され、プリキュア達が回避する。

 

「ちっ、ん? ふぅ~ん」

 

先輩が離れた位置にいる精霊達や、ゆいの方に目を向けると、ニンマリと笑みを浮かべて、スコーピオン・デッドマンとギフジュニア達に指示を出す。

 

「ギフジュニア。プリキュアを足止めをしていなさい」

 

『ギフゥゥゥゥゥ!!』

 

ギフジュニア達がプリキュアを足止めしたほんの数秒の時、スコーピオン・デッドマンに命じた。

 

「スコーピオン。あれ、やっちゃって♪」

 

先輩が指差したのは、ゆい達がいる方を指差したーーーー。

 

『シャァアアアア!!』

 

スコーピオン・デッドマンが針を無数に射出させると、針はゆい達に向かって真っ直ぐ飛んでいった。

 

『っっ!!!』

 

プリキュア達が気づいて駆けつけようとするが、ギフジュニア達が阻む。

 

「ぁ・・・・」

 

無数の針が自分に向かって来るのを、呆然と見ていたゆいの脳裏に浮かんだのはーーーー“幼い頃に離ればなれになった父と二人の兄だった”。

 

「(お父さん、兄さん・・・・お兄ちゃん・・・・!)」

 

ゆいは叫びそうになったその時、

 

「“ゆい”ーーーーっっっ!!!!」

 

自分の名を叫ぶ男性の声が響いた。

 

 

 

 

ー輝二sideー

 

「ゆいっっ!!!」

 

物陰から飛び出した輝二はリバイスドライバーを腰に当て、〈レックス・バイスタンプ〉を取り出す。

 

[レックス!]

 

「はぁ!」

 

輝二は〈レックス・バイスタンプ〉に息を吐くと、ドライバーに押し込む。

 

≪おう、気合いが入ってるぅ!≫

 

[Come On!レ・レ・レ・レックス! Come On! レ・レ・レ・レックス!]

 

「変身!!」

 

[バディアップ! オーイング! ショーニング! ローリング! ゴーイング! 仮面ライダー! リバイ! バイス! リバイス!]

 

仮面ライダーリバイに変身した輝二は、『オーインバスター50・アックスモード』で、針を全て叩き落とした。

 

「イッテェェェェェェェェェェッ!!」

 

同じく、尻尾で凪ぎ払おうとしたバイスだが少し間に合わず、何本かの針がお尻に刺さっており、痛みでピョンピョンと跳ねていた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

リバイは隣で騒ぐバイスを無視して、ゆいに視線を向ける。

 

「あ、あの、あなたは・・・・?」

 

「・・・・・・・・ケガは、無いか?」

 

「は、はい、ありがとうございます・・・・」

 

「・・・・・・・・隠れていろ」

 

「は、はい!」

 

リバイがそう言うと、ゆいは精霊達を連れて、物陰へと隠れた。

それを確認したリバイは、先輩とスコーピオン・デッドマンに向けて、オーインバスター50を構えた。

 

「燃えてきたぜ・・・・!」

 

「なに・・・・?」

 

「死ぬ気で、お前らをーーーーぶちのめすっ!!!」

 

「あっ、本気でキレてる」




嵐山輝二と七瀬ゆいの関係はいずれ・・・・。
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