仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ーエールsideー
「な、何なのこれ?」
エールを含んだプリキュアオールスターズが、なのは達、〈時空管理局〉の機動六課の魔導師達と談笑している時、テレビで〈デッドマンズ〉が現れた事を知り、『なみもり民宿』から外に出ると、プリキュア達は変身し、なのは達もセットアップをして駆けつけると、ハート達とミラクル達が、〈デッドマンズ〉の怪人達<ギフジュニア>と戦いながら避難しようとしている人達を守っていた。
「あっ! 皆!」
「ハート!」
「助太刀するよ!」
ハッピーとラブリーがギフジュニアを倒すと、他の皆も戦い始めた。
「っ、ハート! ソードはどうしたの!?」
「ソードは、あそこにいますわ!」
ムーンライトの言葉に答えたエースが指差したのは、テレビ局の屋上に設られたアンテナ鉄塔を覆い尽くす程の蜘蛛の糸が張り巡らされ、その塔に糸一本で吊るされたキュアソードがいた。さらにその鉄塔をゆったりと歩きながらソードに近づく巨大なスパイダー・デッドマンも。
「ソードっ!?」
「イヤァアアアア!! 虫ぃぃぃぃっ! 蜘蛛ぉぉぉぉっ!!」
「落ち着かんかいマーチっ!」
フォーチュンが名を呼び、虫嫌いなマーチが涙目になって悲鳴を上げ、サニーが押さえた。
「助けに行くよ!」
なのはが飛行魔法でソードの元に飛び立とうとした。その瞬間、
[マスター! 狙われています!]
「えっ!? (ドンドンドン!) あぁあっ!!」
「なのは!!」
インテリジェンスデバイス・レイジングハートがそう警告して、なのはのBJ<バリアジャケット>に弾丸が撃ち込まれ、なのはは落下するが、フェイトが飛んで受け止めた。
「なのは! 大丈夫!?」
「う、うん、何とか・・・・!」
フェイトの問いになのはが答えると同時に、テレビ局の窓からウルフ・デッドマンとダイオウイカ・デッドマンと、赤いドレスを着た少女が顔を出した。
『へぇ~、あれが〈時空管理局〉の魔導師ってヤツか? 『オルテカ』?』
『ああ、そうだ『フリオ』。『アギレラ様』。如何しますか?』
「ふん。どうでも良いわ。今はあの蜘蛛君を優先するのよ」
そう言って、少女と怪物達はテレビ局の中に戻った。
「っ! 今のは・・・・?」
「多分、今の人達(?)が、〈デッドマンズ〉の幹部だと思うわ!」
ホワイトがなのはは撃った相手を見つけると、ダイヤモンドがそう答えた。
「早くソードの所へ行かないと!」
逸るハートだが、テレビ局から次々とギフジュニアが溢れ出てくる。
「うわっ! ウジャウジャ出てくるっ!」
「まるでゴキブリみたいだよぉ!」
「いえ、白いのでシロアリではないでしょうか?」
「何て言ってる場合じゃないでしょう!」
マリンとプリンセスが悲鳴混じりにそう言い、ロゼッタがそう答えるとルージュがツッコミをいれた。
「ソード・・・・!」
ハートが糸に捕らわれたソードを見上げて心配そうに呟いた。
ー輝二sideー
≪なぁなぁ、このまま放っておくのか?≫
「・・・・・・・・」
≪俺っち的にはさぁ、プリキュアちゃん達って極上のごちそうだからさぁ、お助けしたいんだけど?≫
「・・・・・・・・」
輝二は倒されたフリをして、幹部達がプリキュアに気を取られている間に、スパイダー・デッドマンとソードを追って屋上まで来ており、物影に隠れて様子を伺っていた。
≪せっかく幹部達が現れたのに、そっちよりキュアソードちゃんの所に来たのに何もしないのかよ?≫
「・・・・・・・・」
バイスの言う通り、ここには〈デッドマンズ〉の幹部が揃っている。ここで奴らを倒せば、〈デッドマンズ〉に大ダメージを与えられるチャンスだ。だが、何故か輝二はソードが連れ去られた瞬間、すぐに幹部達ではなく、ソードの元へと向かった。
輝二はソッと眼を瞑り、少しの間瞑想する。そしてその脳裏には、亡き父の言葉を思い返していた。
【良いか輝二。俺達『便利屋』の仕事は、依頼人の依頼を必ず守る事が大切だ。だが、時に依頼人の依頼と自分の信念。どちらを優先しなければならない時が来たら、どの選択が自分にとって最優先事項なのか、冷静に考える事を忘れるな】
「(俺にとっての最優先は、〈デッドマンズ〉の壊滅。幹部達を倒せば、それは大きく前進する。ここで雑魚デッドマンと無関係なプリキュアに関わる理由はーーーーないな)」
輝二はそう考えて、その場を動いた。
ーソードsideー
「くっ・・・・!」
「ソード、大丈夫ビィ?」
ラブリーコミューンに変身し、ソードの腰に下がっているダビィが心配そうな声を発する。
「だ、大丈夫よ、ダビィ・・・・!」
動けば動く程締め付けてくる糸に苦悶の声をもらしながらも、気丈に振る舞うソード。
そんなソードに、スパイダー・デッドマンは不気味な声を発する。
『フフフフフ・・・・まこぴー。どうだい? 囚われのお姫様のようだねぇ?』
「っ、何故、こんな事を?」
ソードは目を鋭くしてスパイダー・デッドマンを睨むが、その眼光に怯むこと無く、スパイダー・デッドマンは応じる。
『まこぴーに、昔の君に戻って欲しいんだよ。その為に、僕はこうしているんだ』
「昔の、私?」
『僕はねまこぴー。君がデビューする前のストリートシンガーで歌っていた頃から、君の歌を聞いてたんだ。その時から、僕は君のファンになった。・・・・でも、今の君は、昔と変わってしまった。だから僕は・・・・』
バヒュン! バヒュン! バヒュン!
「「え?」」
『何?』
突然響いたら銃声のような音が三発も聞こえ、ソードもダビイもスパイダー・デッドマンも首を傾げていると、縛られていたソードを支えていた一本の糸が千切れ、ソードが下に、残り二発はスパイダー・デッドマンの頭に何かが着弾したようにプスプスと煙をあげていた。
『グァアアアアアアアアアアアッッ!!!』
「きゃぁぁぁぁぁっ!!」
悼みに悶えるスパイダー・デッドマンと、突然落下するソードの悲鳴が上がるが、ソードは地面に落ちる寸前、誰かに抱えられた。
「よいっしょぉ!」
「えっ?」
ソードが自分を抱えた人物を見て、目を見開く。
黒い身体と尖った耳、地面まで届く長い尻尾、生え際がギザギザに隆起した白いオールバックの髪に青い複眼、口にはギザギザの口がプリントされた青いマスクを着用した、明らかに人間じゃない存在だった。
そう、輝二が『レックスバイスタンプ』を使って召喚した悪魔、バイスである。
「やったぁっ! まこぴーもとい、キュアソードちゃん、ゲットだぜっ!」
「あ、あなたは一体?」
「バイス!!」
「えっ? 嵐山さんっ!?」
声が聞こえた方に目を向けると、ガンデフォンを構えた輝二がスパイダー・デッドマンに弾丸を放ちながら声をかけてきた。
「早く下に行け! プリキュアの子達にキュアソードを預けてこいっ!」
「ええっ、良いのかよぉ?」
「今の俺のやるべき事は! 依頼人である剣崎真琴、キュアソードの護衛だ!」
「オッケー! 行っくよー! ソードちゃん!!」
バイスがソードを抱えたまま、屋上の手すりへと走り出した。
「え? えっ? ええっ??」
今いち状況が読み込めず、困惑するソードに構わず、バイスは屋上から飛び下りた。
「時をかけるバイス!!」
「きゃあああああっ!!」
いきなり落下したので、ソードは先ほどよりも大声で悲鳴を上げた。
「え? あ! ソード!!」
と、ソコで、ギフジュニア達と戦っていたプリキュアオール達も、なのは達機動六課も、屋上から落ちてくるバイスとソードを見て慌てる。
「わ! わわ! ダイヤモンド! ロゼッタ! エース!」
「「「ええ!/はい!/わかりましたわ!」」」
「マジカル! フェリーチェ!」
「「OK!/うん!」」
「「「キュアップ・ラパパ! 風さん! 二人を受け止めて!」」」
ミラクルとマジカルとフェリーチェが杖を構えて呪文を唱えてそう言うと、突然バイスとソードの身体を風が渦巻いて、二人の身体を包み込み、ゆっくりと落下先で受け止める陣形を組んでいたハート達の元に下りていく。
「あれが、魔法を使うプリキュアの魔法、なの?」
「杖を構えて風を操るなんて・・・・!」
「なんや、おとぎ話の魔法使いさんみたいやな」
自分達〈時空管理局〉が使う魔法と、あまりに違った魔法に、魔導師組は目を見開く。
ーバイスsideー
「よっと! ソードちゃん救出成功! ハートちゃん達! ミラクルちゃん達! ありがとね!」
『・・・・・・・・』
プリキュア達も魔導師組も、ギフジュニアと戦いながら、突如現れた異形の存在に目を細めながら怪訝そうに見る。
「ありゃりゃ? ちょっと何よその態度? ホイップちゃん達にエールちゃん達、俺っちの臭い付けられた事根に持ってるの?」
『えっ?』
アラモードチームとHUGっとチームが首を傾げ、
「ブルームちゃん達、ピーチちゃん達にメロディちゃん達、お菓子とか投げた事怒ってる?」
『ん?』
スプラッシュスターチームとフレッシュチームとスイートチームが目をパチクリさせ、
「ブラックちゃん達もブロッサムちゃん達もラブリーちゃん達も、主役の顔を忘れたのかよ?」
『主役・・・・?』
MHチームとハートキャッチチームとハピネスチームが思い当たる節があるのか顎に手をあて、
「ドリームちゃん達! ハッピーちゃん達にフローラちゃん達も! 俺っちのお尻に刺さった針を抜いてくれたじゃん!」
『は?』
5GoGoチームとスマイルチームとプリンセスチームがちょっと間の抜けた顔になる。
『・・・・・・・・・・・・ま、まさか!』
何人かのプリキュア(主にピンクチーム)はまだ分からないが、大半のプリキュア達が、この異形が何者なのか、察しがつきはじめた。
「バイスーーーーーーーー!!」
「えっ? のわぁっ!!?」
『ええぇぇぇぇっ!!?』
バイスとプリキュア達と魔導師組が仰天した声を上げた。
何故なら、屋上から輝二が飛び下りて来て、片方の手に長く垂らされた蜘蛛の糸を、もう片方の手にガンデフォンを握り、屋上にいる敵を牽制しながら、まるで振り子のように弧を描いて、バイスの近くにいたギフジュニアにドロップキックをおみまいして失速させると、パッと糸から手を離し、着地した。
「ふう・・・・」
「スゲエ輝二! お前どこのシ○ィーハン○ーだよ? あれ? 俺っちを屋上に戻す段取りだったんじゃね?」
「そのつもりだったが、面倒になって来たんでな」
輝二が屋上を見上げると、『アギレラ』に『フリオ』に『オルテカ』がスパイダー・デッドマンと共に見下ろし、降りてきた。
「ありゃりゃ、〈デッドマンズ〉幹部が揃い踏み?」
「本腰入れていくぞ!」
輝二は『リバイスドライバー』を取り出し、腰に当てるとベルトが伸びた。
[リバイスドライバー!]
「イェイ! プリキュアちゃん達の前で、本格公開!!」
バイスがそう言うと、身体が輝二と一体化した。
『ええぇっ?!』
プリキュア達(ほぼ大半)と魔導師組が驚くが、輝二は構わず、『レックスバイスタンプ』を取り出した。
「燃えてきたぜ!」
[レックス!]
「はぁ・・・・」
その音声と共に、輝二はスタンプに息を吐き、構える。。
[Come On!レ・レ・レ・レックス! Come On! レ・レ・レ・レックス!]
リズミカルな音声が鳴り響き、輝二の背後にスマホのライン映像が現れる。
ーーーーお披露目だい!
ーーーー結局こうなるのかよ・・・・。
ーーーーなぁなぁ! プリキュアちゃん達と、時空何ちゃらって組織にも、バレちゃうんじゃね?
ーーーーこの際だ。仕方ないな。
ーーーーやったぁ! これで美味しそうな美少女達と肉付きの良い美女達とお近づきになれるぅ!
輝二の身体からバイスが現れ、その手には巨大なスタンプを手に持っていた。
「変身!」
輝二はそのまま『レックスバイスタンプ』をベルトに挿入し、スタンプを横に傾ける。
≪よっこいしょっ!≫
スタンプを掲げたバイスが、輝二に向けてスタンプを振り上げる。
[バディアップ! オーイング! ショーニング! ローリング! ゴーイング! 仮面ライダー! リバイ! バイス! リバイス!]
音声が鳴り響いた瞬間、輝二の身体は巨大なスタンプに押し潰されるように、スタンプの中に入り輝二の姿が変わり、スタンプが砕け散ると、〈仮面ライダーリバイ〉に、隣にいつの間にか〈仮面ライダーバイス〉が現れる。
〈仮面ライダーリバイス・レックスゲノム〉へと変身した。
「イエイッッ!! コイツは『リバイ』、俺っちは『バイス』! 俺っち達二人でーーーー『仮面ライダーリバイス』だぜぇッ!!」
「・・・・・・・・」
いつもの腕タッチをしながら騒ぐバイスにリバイは目も暮れず、地上に下りてきた『アギレラ』達を睨み付ける。
『や、やっぱり・・・・!』
『ええっ!? リバイスっ!?』
プリキュア達(ピースは目をキラキラさせていた)と魔導師組(スバルとエリオも目をキラキラした)が驚きの声をあげるが、リバイは構わず、『アギレラ』達を見据える。
「〈デッドマンズ〉幹部、『アギレラ』。『フリオ』。『オルテカ』・・・・!」
『『「・・・・・・・・」』』
アギレラ達は泰然とした態度でリバイスを睨み返す。
「お前らに一言言ってやるよ〈デッドマンズ〉ーーーー」
リバイは右手をアギレラに突き出すように上げ、手のひらをきつく握り締める。
「ぶっ潰す!」
「行っくぜー!」
リバイスはそう言うと、オーインバスターを持ってアギレラ達に向かう。
その途中、ギフジュニア達が立ち塞がるが。
「邪魔だっ!!」
「うぉりゃあああああああああっ!!」
リバイはオーインバスターを振りながら猛進し、バイスは千切っては投げたりして追進していた。
「フリオ。オルテカ」
『『はっ!』』
ウルフ・デッドマンがリバイと、ダイオウイカ・デッドマンがバイスと交戦した。
「おい犬野郎!」
『俺は狼だっ!』
「どうでもいいっ! 一ヶ月以上前に起こった、『フェニックス分隊長就任式』! ソコでフェニックスの分隊長に就任される筈だった隊員が亡くなった!」
『それがどうしたっ!?』
「お前が殺ったのかっ!?」
『はっ、知らねえよ!』
ウルフ・デッドマンは銃を放つが、リバイはオーインバスターで防ぎながら、ガンデフォンで応戦する。
「ぬどりゃぁっ!!」
『ふっ、はぁっ!!』
「げぇっ!? 何これ!? 触手っ!? キモーイ!!」
バイスがダイオウイカ・デッドマンに攻撃しようとするが、タコやイカの足のような触手に攻撃されそうになり、回避する。触手を見て、タコを連想したのか、キュアベリーが顔を青くしていたが。
「ふぅん」
「あなた」
「ん?」
面白そうに眺めていたアギレラに話し掛けたのは、魔導師組の部隊長である八神はやてだった。
「あなたが〈デッドマンズ〉の幹部なんですか?」
「そうよ。でぇもぉ、幹部なんかじゃなくてぇ、私こそ〈デッドマンズ〉の頭首、『アギレラ』よ!」
『っ!』
はやて処か、なのは達やプリキュア達も驚いた。こんなプリキュア達と同い年の少女が、〈デッドマンズ〉の頭首である事に驚いたのだ。
はやては努めて冷静に、アギレラに話しかける。
「あなた達、〈デッドマンズ〉の目的は、何なんや?」
自分達が手にしている〈デッドマンズ〉の情報は、あくまでネットやニュースで得た情報。本格的な情報を得ようと話しかけたのだ。
アギレラははやての問いに笑みを浮かべたまま応じる。
「私達はぁ、『生贄』を集めてぇ、この世の下らない秩序を破壊しちゃうの♪ 全ては“『ギフ様』の復活の為だよ”!」
アギレラの言葉と共に、スパイダー・デッドマンがアギレラの前に立ち、はやてに向かって下半身の蜘蛛から糸の塊が吐き出され、はやては一瞬反応が遅れて、その塊を受けてしまい、地面に横たわった。
「きゃぁあっ!」
『はやて(ちゃん)!/主!』
なのはとフェイト、シャマルとアインスとリィンが糸の塊が弾け、まるで網のように絡み取られたはやてに駆け寄る。
「貴様っ!」
「ゆるさん!」
「ぶっとばす!」
シグナムとザフィーラとヴィータがスパイダー・デッドマンに迫るが、スパイダー・デッドマンはその巨体から考えられない俊敏な動きで回避し、三人の上方を取ると、三人の上から糸の塊を叩きつけた。
「「「うあああああっっ!」」」
三人は同じように絡み取られた。身動きが取れなくなったはやてとシグナム達にギフジュニアが迫るが、なのはとフェイト、アインスとリィン、ティアナ達FW陣が守る。
「あなたやるじゃない? さ、どんどんやっちゃって♪」
『はっ』
「まって!」
『・・・・まこぴー』
仲間を庇い動きづらくなったなのは達を狙おうとするスパイダー・デッドマンに、漸く拘束が破れたソードが声をかけた。
「あなた、言ってたわよね? 昔の私に戻って欲しいって、あれってどういう事なの?」
『・・・・・・・・まこぴー。君の歌は素晴らしいよ』
スパイダー・デッドマンは淡々と語り出す。
『君の歌は、皆に元気を、明るさを、楽しさをくれる素晴らしい歌だ。デビューする前から、僕は君のファンだった』
「それなら、どうしてまこぴーを危ない目に合わせるの!?」
ハートがそう言うと、スパイダー・デッドマンは語る。
『ストリートの頃やデビュー当初の君の聴いているとね、あるイメージが頭に浮かんできたんだ・・・・そうーーーー『お姫様』のイメージが、ね』
「っっ!」
スパイダー・デッドマンの言葉に、ソードは心臓がドクンッと、跳ねるように鼓動したのを感じた。ハート達やダビィ達精霊を含めたドキドキチームもまた、肩をビクッとさせた。
そう、彼は、スパイダー・デッドマンは、キュアソードの、剣崎真琴の心の傷に触れたのだーーーー『マリー・アンジュ王女』の事を。
『スパイダー・デッドマン』
龍騎のディスパイダーを青黒くしたデッドマン。下半身の蜘蛛から糸の塊を吐き出して敵を拘束する。糸は粘着性の高い糸や鉄をも貫く硬質性の糸を作り出す。