仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
後、〈フェニックス〉の司令官の名前変更します。
ー輝二sideー
「ーーーーぶっちゃけ・・・・あり得な~い!!」
「〈フェニックス〉の基地に来ちゃったナリ!」
「わ~! 街があんなにちっちゃ~い!」
「凄い凄~い! 高~い!!」
「お、おお、落ちちゃったりしないですよねぇ・・・・!」
「奏太に自慢できるかも!」
「ウルトラハッピー! 前から〈フェニックス〉の基地に来てみたかったんだぁ!」
「政府の人達、こんなに凄いのを作れたんだぁ! キュンキュンするぅ!」
「ツリースカイもあんなに近くに見えるよ!」
「あ! あそこに私達の学校が!」
「魔法も凄いけど、科学の力も凄~い! ワクワクもんだぁ!」
「うわ~! 遠くまで見えるよ!」
「めちょっく! 私達、〈フェニックス〉の基地に来ちゃったよ!」
政府直轄組織〈フェニックス〉の〈スカイベース〉に案内されたプリキュアオールスターズの面々と〈時空管理局〉の魔導師達。
早速プリキュアの各リーダーがはしゃぎ、他の面々もまるで修学旅行に来たみたいな気持ちで〈スカイベース〉内や外の景色を見ていた。
魔導師達も地球技術の進歩に驚嘆したような顔となり、スバルとエリオなんて特にはしゃいでいた。
「「・・・・・・・・」」
そんな一同を見ながら、輝ニと門川ヒトミは修学旅行の生徒達を引率する教師の気持ちになっていた。
≪ほうほう! 〈時空管理局〉の魔導師ちゃん達は肉付きがとっても豊かでジューシーそう! 食べ物に例えるなら、完全に上物のお肉だね! あぁでもでも! 俺っち的には、明るくキャピキャピしたプリキュアちゃん達の方が、キラキラと輝いていて、スッゴく美味しそう! 極上級のご飯だね!!≫
バイスは、輝二以外に見えない事を良いことに、プリキュアオールスターズと魔導師達に近づきながら、観察していた。
「・・・・(パンパン!)おい!!!」
たまらず輝二が両手を叩いて大声をあげると、一同が目を向けた。
「これから〈フェニックス〉の司令官に会うから、アンタら失礼の無いようにしろよ!」
〈フェニックス〉の司令官。
その言葉を聞いて、プリキュア達のメンバーの大半は若干緊張したのか、身だしなみとかを整え、魔導師達もはしゃぎすぎていたと反省した。
◇
そして、結構な人数が入りそうな広い空間、何かの研究室のような場所に赴いた一同は、広い空間の中央で会議用の長い机とパイプ椅子が置かれ、その上座の席に座るヒトミの着ている〈フェニックス〉の制服よりも立派な制服に真っ白なスーツに白いコートを着た男性が立ち上がり、その近くのテーブルに置かれたパソコンや機材で分析をしている白衣を着た化学者風の男性が立ち上がった。
プリキュア達も魔導師達も直感した。この白いコートの男性が、〈フェニックス〉の司令官であると。ヒトミが男性達の近くに行き、輝二は白衣の男性に『スパイダーバイスタンプ』を手渡した。
「こちらの方が、政府直轄組織〈フェニックス〉の司令官、『嵐山雄二郎 司令』。そしてこちらが我々〈フェニックス〉の装備を開発した技術主任のーーーー」
「Welcome! プリキュアオールスターズ! &〈時空管理局〉のウィザード達! 私は『ジョージ・狩崎』だ! 尊敬と友好を込めて『ドクター・狩崎』と読んでくれたまえ!」
ヒトミが紹介していると、狩崎は笑みを浮かべてプリキュア達と魔導師達に会釈し、そのテンションに何人かは少し驚きつつも、それぞれ自己紹介をし、はやてが代表して声を発する。
「あの、〈フェニックス〉は〈時空管理局〉の事を知っているのですか?」
“管理局の管理外世界である地球”の組織が、〈時空管理局〉の存在を知っている事に、はやては首を傾げた。
「おやおや、少し地球の組織の情報収集力を甘く見すぎねぇ、八神はやて君。“10年前の事件以前”から、政府や裏社会の情報網に、〈時空管理局〉の存在は認知されていたのだよ」
「情報の秘匿が杜撰なんだよ。〈時空管理局〉」
輝二が言った言葉に、魔導師達は渋面を作っていた。
「・・・・狩崎。輝二。ソコまでだ。プリキュアオールスターズ。魔導師諸君。先ずは座ってくれ。今後の事を話し合いたい」
雄二郎司令官がそう言うと、一同は椅子に座った。ヒトミは司令官の側に控える。
「いや~、こうしてプリキュアのガールズ達とお話ができる日が来るとはねぇ~。前から君達の変身アイテムとかには興味津々だったのだよ」
「そうなんですか?」
「うん。私の作ったリバイスドライバーとは違った変身システムだからねぇ」
「『リバイスドライバー』?」
「仮面ライダーリバイスが変身の際に使うドライバーの事さ。あれは私が作ったのだよ」
『ええっ!?』
「あっ! もしかして、その棚に置いてあるベルトって・・・・!!」
やよいが狩崎の机の隣に置かれた棚に、メカメカしいデザインのドライバーを指差して言った。
「おぉ、中々良いところを突くねぇ『ピースガール』。そう! ここに置かれているドライバーこそ! 世界の裏側から、人類の自由と平和を守るために戦う戦士、〈仮面ライダー〉のベルト!・・・・の、レプリカだ。私が研究資料として特注で作らせたモノさ」
『『ピースガール』って・・・・』
狩崎のやよいの呼び方に半眼になる一同。が、やよいは気にせず、目をキラキラとさせながら狩崎に近づく。
「そうなんですか狩崎さん! じ。じゃあ! リバイスが変身する時に流れる!【[仮面ライダー! リバイ! バイス! リバイス!]】って!?」
「ああ。あれは私の趣味だ。物作りにはああ言った遊び心が必要だからねぇ」
『し、趣味ですか・・・・?』
「素晴らしい趣味です!」
呆れる一同だが、やよいは尊敬の目で狩崎を見ていた。
「・・・・話を始めるぞ」
雄二郎司令官が口を開くと、漸く全員の空気がシリアスとなり、やよいはあかねとなおに連れられ席に座る。
「先ず、プリキュアオールスターズ。これまで我々政府が手に負えなかった『闇の勢力』から、人類を守ってきてくれた事に礼を言う。そして、〈時空管理局〉の魔導師達、こちらの招待に応じてくれた事に感謝する」
プリキュアオールスターズや魔導師達を代表して、はやてが口を開く。
「いえ。私達魔導師の多くはこの地球が出身地ですから、協力するのは当然の事です」
「(ピクッ)」
はやての発言に、人知れず輝二は眉根を寄せた。
「それで教えて欲しいんです。ーーーー〈デッドマンズ〉とは、一体何なのか?」
はやての言葉に、魔導師達もプリキュアオールスターズも視線を真剣にする。
「・・・・良いだろう。狩崎、教えてやれ」
「OK。先ずは、このスタンプ。『バイスタンプ』について説明しよう」
狩崎は『スパイダーバイスタンプ』を見せ、タブレットを操作すると、雄二郎司令官の後方にプロジェクターが降りてきて、映像が映し出せた。
「『バイスタンプ』とは、50年前、中南米のとある遺跡から発見されたスタンプの形をした『オーパーツ』を解析し、それを元に生成された物だ」
「『オーパーツ』、ですか」
その当時の写真が映し出され、みらいが首を傾げ、狩崎は続けた。
「それらに、鷲や蜘蛛のような現生種と、ティラノザウルスにメガロドン、マンモスと言った絶滅種。これら強力な生物達の遺伝子情報を内包するように造られたこのスタンプを、〈デッドマン〉が強奪した」
「なぜ〈デッドマンズ〉は、『バイスタンプ』を奪ったんですか?」
フェイトの質問に、狩崎は、いや、雄二郎司令官やヒトミ、輝二も、暫しの間沈黙するが、狩崎が返す。
「実は、『バイスタンプ』にはある特性がある事が判明された」
「“特性”?」
「人間ならば誰しもが持っている、『憎悪』。『嫉妬』。『憤怒』。『欲望』。『悲嘆』。『悪意』。そう言った悪性エネルギーを強く持つ人間に、この『バイスタンプ』を押印すると、そのエネルギーがスタンプに内包されている生物の遺伝子情報を得た怪人、〈デッドマン〉が生み出す事が分かった」
狩崎が再びタブレットを操作すると、『バイスタンプ』を自分に押印した青年から、異形の怪人、〈デッドマン〉が現れる姿が映し出された。
「〈デッドマン〉・・・・」
「丁度、ハートキャッチチームとドキドキチーム、プリンセスチームにHUGっとチームが戦ってきた組織が扱う怪物達と同じモノと考えてくれたまえ」
「デザトリアンやジコチューと同じタイプ・・・・」
ゆりと六花や、頭脳派プリキュアや魔導師達も顎に手を当てる。
「そして、遺跡の壁画やらを調べてみると、この〈デッドマン〉は別名で呼称されているのが分かった」
「別名、って何ですか?」
壁画の写真を映し出した狩崎の言葉になのはが聞くと、狩崎がパチンっと指を鳴らし、ゆっくりと部屋の明かりが暗くなっていき、プロジェクターの画面も暗くなり、狩崎は小さく、だが、全員に聞こえる声でその呼称を呟いた。
「〈デッドマン〉、別名ーーーー『悪魔』、とね」
『っっ!!? あ、悪魔ぁっ!?』
プロジェクターに悪魔の肖像画が映し出され、プリキュア達と魔導師達が驚くと、狩崎は続ける。
「そう。神話や伝承、伝説や物語の世界に登場する、人を惑わし、人を喰らう魔性の存在と呼ばれる、あの『悪魔』だよ」
「ちょ、ちょちょちょ、ちょう待ってください!」
「あ、悪魔なんて、そんなの、ぶっちゃけあり得ないでしょうっ!!」
「いくら何でも、そんなファンタジーやオカルトなんて信じられません!」
狩崎の説明を遮るように、はやてが素の口調になり、なぎさとほのかも慌てた様子でそう言った。が、狩崎がやれやれと言わんばかりに肩を落としながらカラカラと笑い、おどけた口調で声を発する。
ついでに輝二も、ハッと鼻で笑った。
「おやおやこれは妙な事を言うねぇ、プリキュアガール達に魔導師のレディ達。ファンタジーとかオカルトだとでも思っているのかね? プリキュアガール達と一緒にいる『妖精』や『精霊』だって、一般人から言わせれば十分ファンタジーでオカルトだし。第一、『魔法』なんて使っている君達が『悪魔』を否定するような事を言っても、説得力の欠片もないよ。『魔法』や『精霊』や『妖精』が存在しているのにーーーー『悪魔』が存在しないなんて、どうして言えるのかなぁ?」
「堂々とケーキを売っているケーキ屋が、【ウチはケーキなんて販売していませんよぉ】、と言うようなモノだな」
『うぐっ・・・・!!』
狩崎と輝二の言葉に、プリキュア達も魔導師達もそれ以上言えなくなり、言葉を詰まらせた。お化けとかオカルトが苦手なプリキュア達に至っては、若干涙目で身体がガタガタと震えていたが。
「話を戻そう。〈デッドマンズ〉とは、世間ではカルト宗教団体のテロリストと報道されているが、実際は悪魔を使ってこの世の秩序を破壊しようと目論む、悪魔崇拝組織。それが〈デッドマンズ〉だ」
プロジェクターに〈デッドマンズ〉の紋章を映し出して、狩崎は言った。
『あ、悪魔崇拝組織・・・・!』
「そして我々〈フェニックス〉は、その脅威に対抗すべく、『ライダーシステム』を作り上げた。それがーーーー〈仮面ライダーリバイス〉だ」
狩崎の説明に、戦慄したような顔になる一同に、雄二郎司令官が輝二に視線を向けてそう言った。
「・・・・ちょっと、良いかしら?」
と、そこでゆかりが挙手した。
「はい。『マカロンガール』」
「(『マカロンガール』って・・・・) バイスタンプ、だったかしら。そのスタンプが人間の中にいる『悪魔』を生み出す物だと言うのは分かったわ。だけど、一つ分からない事があるの。多分、他の皆も何人かは思っているだろうけど・・・・」
ゆかりに続いて、ルールーが口を開く。
「リバイス、いえ、リバイと共に戦っているバイス。彼はまさか・・・・」
「・・・・・・・・」
二人の問いに、輝二は『レックスバイスタンプ』を取りだ出し、スイッチを入れた。
[レックス!]
≪あれ? 俺っちの出番?≫
プリキュア達の目の前に移動して、おちゃらけていたバイスが声を発すると、輝二は『レックスバイスタンプ』を自分の右胸に押印した。
「世に、『毒を以て毒を制す』、と言う言葉がある。そしてリバイスのライダーシステムのコンセプトは、『悪魔を以て悪魔を制す』。ご推察通り、コイツが俺の体内の『悪魔』ーーーー」
と、その時、輝二の身体から光の線が走り、テーブルの中央で大きくなると、その光が形を成しそしてーーーー。
「バイスだっ!!」
「あいてぇっ!?」
バタン! と、テーブルの上にバイスが横倒れた。
『っっ!!?』
突然バイスが現れ、一同は驚いたように椅子から立ち上がり、身構える。
「・・・・・・・・フッフッフッフッ」
すると、倒れていたバイスが、ゆっくりと起き上がり、尻尾でテーブルはダン! と、叩く。
「こうして会えるとは、思わなかったぜ。プリキュアちゃん達、そして、魔導師のお姉ちゃん達・・・・」
全身からダークな雰囲気を纏いながら、テーブルの上に立ち上がるバイス。プリキュア達と魔導師達はいつでも変身できるように構える。
「そう俺っちこそ、輝二の中に宿る『悪魔』ーーーーバイス(ドゴォッ!)だぼらはぁっ!!?」
『え?』
と、名乗りあげようとするバイスの顔面に輝二がドロップキックを炸裂させ、バイスはテーブルから転げ落ちる。
「な、何すんのよ輝二!! せっかく畏怖らせようと怖い感じで登場したのに! 台無しじゃないの!!」
「・・・・いや、何かムカついたから」
「ムカついたってなによっ!!?」
ぎゃーぎゃー騒ぐバイスに、輝二が今度はバックブリーカーをかけると、さらにバイスが騒いだ。
その光景にポカンとなるプリキュア達と魔導師達に、狩崎が改めて紹介する。
「あれが、嵐山輝二くんの体内に宿る『悪魔』、バイス。好物は人間らしいから、食べられないように注意しておくと良い」
『に、人間を食べるっ!!?』
「と言っても、普段は輝二くんの身体に繋がれており、その間は声も姿も輝二くんにしか見えないし聞こえない。他者に触れる事もできない。『バイスタンプ』を使ったり、変身しないと実体化して分離できないから、本当に食人をするのか分からないけどね」
『・・・・・・・・』
一同は、ぎゃーぎゃー騒ぐバイスと、今度はバイスにコブラツイストを繰り出す輝二を怪訝そうに見ていた。
と、ソコで雄二郎司令官が口を開いた。
「それで、ここからが本題だ。実は我々〈フェニックス〉は、現在人員不足であってな。さらに〈デッドマンズ〉の動きも活発化している現状だ。情けない話だが、〈フェニックス〉や警察の装備では、『ギフジュニア』、〈デッドマンズ〉の下級怪人しか対処できない。怪人達や幹部達の相手をするには、リバイスだけでは手が足りなくなっている」
「それにーーーー輝二くん自身も、我々と連携せず、独断行動が多いのも悩み物でねぇ」
今度はバイスにオクトパスホールドをかけている輝二を見て、狩崎が言う。
「プリキュアオールスターズ。〈時空管理局〉の魔導師達、協力を要請したい」
「うん! 良いよ!」
「はい! 分かりました!」
「ちょっとのぞみ!」
「マナっ!?」
雄二郎司令官の要請に、間髪入れずに承諾したのは、のぞみとマナであった。それに続くように他のチームのリーダー達も了承する。
「ま、やるっきゃないわね!」
「悪魔退治ナリ!」
「悪魔をやっつけて幸せゲットだよ!」
「わ、私も、プリキュアとして、頑張ります!」
「ここまで聞いて何もしないなんて、女が廃るよ!」
「皆でウルトラハッピーになろう!」
「〈デッドマンズ〉と戦います!」
「お覚悟は、できてます!」
「ワクワクもんだよ!」
「一緒に戦うですぞ!」
「フレフレ! 私達!」
と、リーダー達がやる気になったおり、他のメンバーも、やる気になっていたり、悪魔にビビっていたり、面白そうと笑みを浮かべていたりしていたが、参加する気はあるようだ。
「ふむ。輝二。プリキュア達は参加するようだが、お前はどう思う?」
なのは達、管理局の魔導師達はあっさりと参加を示したプリキュア達に唖然となり、雄二郎司令官は、今度はバイスに逆エビ固めをしている輝二に問うと、輝二はギリギリと技を極めながら答える。
「ん~。正直関わって欲しく無いが、この際は仕方ない、のか? だけどーーーー」
輝二はチラッと管理局組、と言うか、なのはとフェイトを一瞬、半眼で一瞥してから口を開いた。
「いきなり武器を突きつけて、【こちらの指示に従え】、みたいな事は言わないかなぁ?」
ーーーーグサリ!
「「うっ!」」
『あっ・・・・』
輝二の言葉に、なのはとフェイトのプリキュアチーム(一部を除く)にはない大きな胸元に、グサリ! と、言葉の刃が突き刺さって苦悶の声をあげ、アラモードチームとHUGっとチームは半眼で苦笑いを浮かべながらなのはとフェイトを見た。
それに気づかず、他のプリキュアチームが輝二に向かって口を開く。
「ちょっと何よそれ!?」
「そんな乱暴な事をする権利、誰も持ってないわ!」
「酷いです・・・・!」
ーーーーグサリ!!
なぎさとほのかとひかりの言葉に、なのはとフェイトはさらにグサリと言葉の刃が突き刺さった。
「そんな酷い事しないわよ!」
「脅迫じゃないの!」
「常識が無いわね!」
「野蛮な事だわ!」
「品性を疑う行為ね」
「最っ低」
「人の道から外れています!」
「協力を申し立てる方にそのような・・・・! 人として恥ずべき行為ですわ!」
「引くよ・・・・」
「下品ですわ」
「卑劣だわ!」
ーーーーグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ・・・・!!!
咲、りん、くるみ、美希、ゆり、アコ、れいか、亜久里、ひめ、トワ、リコに次々と言われ、さらに他のプリキュアメンバーも輝二の言った事を、「そんなやり方は卑怯だ!」、「人として恥ずかしい行為だ!」、と口々に非難するが、輝二は口元を手で隠して、若干全身が震え、バイスに至っては床に顔を俯かせて、バンバンと、床を叩いていた。
が、二人のそれが笑いを堪えている行為であると、いちか達(同じように笑いを堪えているゆかり)と、はな達は察し、頬をひきつらせる。
「「(私達は、乱暴で最低で野蛮で品性を疑う常識知らずの下品で卑劣な人間・・・・)」」
『(もうやめて! なのは(ちゃん/さん)とフェイト(ちゃん/さん)のライフは0よ!!)』
はやて達はプリキュアチームの言葉の刃による滅多刺しで、半眼で笑みを浮かべながら口元から一筋の血を垂らし、瞳からハイライトが消え去り、顔が真っ青に青ざめ、脂汗も噴き出し、内心自己嫌悪に陥ってしまい、今にもその場で倒れそうになっているなのはとフェイトを憐憫の眼差しを向けた。
特に、『恩人(フェイトにとっては養母)』や『親友』と声質が似ている、ゆりや亜久里からの言葉が、一番堪えているようだ。
「わ、分かった・・・・! すまない・・・・俺が、悪かった・・・・! ククっ・・・・!」
「ヒー! ヒー! ヒーヒーヒィー!! ゲホッ! ゴホッ!」
必死に笑いを堪えながら輝二は謝罪し、バイスは笑いすぎて酸欠気味になっていた。
「・・・・じゃ、私達と一緒に戦ってくれます?」
「えっと、嵐山さんに、バイス?」
「・・・・好きな呼び方で構わない。ま、これからヨロシクって事で」
「俺っちもヨロシクねぇ! 美味しいそうな魔導師ちゃん達と! とってもとってもと~~っても美味しいそうなプリキュアちゃん達っ!」
いちかとはなに向かって、立ち上がった輝二とバイスがそう言った。
「(〈時空管理局〉、ね・・・・)」
が、輝二は内心、〈時空管理局〉への不信感を隠していた。
なのは達は魔法って言っても、科学方程式みたいな魔法だから『悪魔』の存在を否定するのは分かりますが、プリキュアが否定しても説得力ないですね。魔法使いチームなんて幽霊がいますし。