仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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炎との出会い

ーリバイスsideー

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

「アチョーーーーーーっ!!!」

 

リバイスは迫り来るギフジュニア達を薙ぎ倒しながら、イーグル・デッドマンに向かった。

 

『クケェェェェェェ!!』

 

イーグル・デッドマンは翼を広げて、夜空に飛び上がった。

 

「ちっ!」

 

「ちょっと! ちょっとちょっと! 空飛ぶなんてずるっこい!」

 

「リベンジボーイ! 『プテラバイスタンプ』を使いたまええ!」

 

「っ! よし!」

 

狩崎に言われ、リバイは『プテラバイスタンプ』を取りだし、『レックスバイスタンプ』を外した。

 

「ありゃりゃ!」

 

「はぁ、はっ!」

 

バイスがリバイの中に戻ると、『プテラバイスタンプ』をドライバーに押印した。

 

[Come on! プ・プ・プテラ! Come on! プ・プ・プテラ!]

 

音声を響かせながら、スタンプを横に倒した。

 

[バディアップ!]

 

『そぉらっ!』

 

思念体のバイスが、バイスタンプを担いで、リバイに叩きつける。

 

[上昇気流! 一流! 翼竜! プテラ! Flying by! Complete!]

 

「よォ~し、行ってみよう!・・・・って、なんじゃこりゃあっ!?」

 

変身完了したバイスが大声をあげる。

リバイは複眼が黄色くつり目、その間はVの字に開き、開いた部分からはプテラノドンの嘴を模したパーツが伸びており、肩の部分に胸部装甲は開いており、プテラノドンが翼を開いたようである。

そしてバイスはーーーー乗り物に、エアバイクになっていた。

ハンドル部分が翼を広げたプテラノドンを模しており、バイスの顔はそのハンドルの下に付けられ、胴体下に大きなプロペラが二つ、そのプロペラの左右には小さなプロペラを付けられた完全なエアバイクだった。

 

「ほぉ、これは使えるな。行くぞバイス」

 

リバイはそう言うと、エアバイクになったバイスに乗り込み、『リバイスプテラ』となる。

 

「ええ、ご乗車誠にありがとうございます。当機はこれから悪魔の追跡を開始します。・・・・って何やらすんじゃい!?」

 

「良いから、はよ行け!」

 

なんて漫才やりながら周りから迫るギフジュニアをを両サイドのプロペラから、光の刃が飛び出し、その場で大きくコマ回りをすると

ギフジュニア達を撃破した。

 

「よしっ! 追うぞバイス!」

 

「よっしゃぁっ! 飛びます飛びま~す!!」

 

プロペラをフル回転させ、イーグル・デッドマンを追撃した。

 

「・・・・さて、と」

 

車でそれを見ていた猟崎は、タブレットを操作すると、後部座席からドローンが三機ほど飛び出し、リバイスプテラを追う。

と、その時、夜空を見上げた猟崎は、不思議な光が流星のように視界を横切り、首を傾げた。

 

「オレンジの炎と、赤い炎?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁっ!」

 

「おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ!!」

 

オーインバスター50とガンデフォン50を両手に持ったリバイと、前側の回転翼下に搭載されているフォトン光弾を放つ火器、『プテラキャノン』を放って、イーグル・デッドマンを攻撃する。

 

「ーーーーん?(湖畔の島?)」

 

イーグル・デッドマンを追撃している際、リバイは視界の端、森の向こうに大きな湖と、その中心にポツンとある大きめの島を見て、何故かその島に違和感を感じた。

 

「うわっ! 輝ニ! 攻撃来ましたけどっ!?」

 

「っ!」

 

バイスの声で現実に気持ちを切り替えると、イーグル・デッドマンが旋回してその鋭い爪をした両手でリバイスリの顔を裂こうとした。

 

「ぬぅぉっ!ーーーーやろう!」

 

身体を退け反らして回避したリバイ。

すぐに上体を戻してリバイスプテラを操作してイーグル・デッドマンを追う。

 

『クルルルルルル・・・・! クカァアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』

 

イーグル・デッドマンが翼を大きく羽ばたかせると、羽が飛び、ダーツのようにリバイスプテラに襲いくるが、リバイは巧みな操作で回避したその時、

 

ーーーードドドドドドドドドッ!

 

「なっ!?」

 

「うっそぉっ!?」

 

なんと、回避した羽が爆発し、夜空に小さな花火を作った。

 

「(距離を空けるのは面倒だな・・・・)詰めるぞバイス!」

 

「イヤァァァァァァァァァァ!!」

 

リバイは操作してイーグル・デッドマンに向かい、バイスは嫌なのか悲鳴をあげていた。

 

『クカァァァァァ!!』

 

「おぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「やったるでぇっ!!」

 

オーインバスター50を斧に持ったリバイが、両手の爪で攻撃してくるイーグル・デッドマンと、火花を散らせた。

 

 

 

 

ーリボーンsideー

 

そして、コンビニから飛び立った鷲の怪人と、それを追うエアバイクに乗った仮面の戦士の戦いを、超<ハイパー>モードのツナと戦闘形態のエンマ、ツナの肩に乗ったリボーンが遠くから見据える。

 

「あの怪人、あれがウワサの〈デッドマンズ〉の怪人って事だね?」

 

「そしてその怪人と戦う新たな〈仮面ライダー〉、か・・・・」

 

エンマとリボーンが、イーグル・デッドマンと新しい仮面ライダーを見て、そう呟く。

二人の会話を聞きながら、ツナは新しい仮面ライダーの姿を見て、とある仮面ライダーの姿が重なった。

 

「(・・・・・・・・巧?)」

 

夢を守る為に、戦う罪を背負いながら戦う仮面ライダーの姿を連想したのだ。

 

 

 

ーリバイスsideー

 

『クカァァァァァ!!』

 

イーグル・デッドマンが雄叫びをあげると、両翼の翼が二回り巨大にして羽ばたかせ、二つの竜巻を巻き起こした。

 

「くっ!!」

 

「のわぁぁぁぁぁぁ! 突然の竜巻注意報発令ーーーー!!」

 

竜巻の風圧によって、リバイスプテラが後方に吹き飛ばされるが、リバイが立て直す。

 

「どうすんのよ輝ニ?」

 

「・・・・このまま突っ込む!」

 

「えっ? うっそぉ!? 俺っち達洗濯機に回される洗濯物か、ミキサーに切り刻ませる果物になっちまうよ!」

 

「考えがある」

 

「俺っちもうお家に帰っておねんねしたいんだけど!?」

 

「四の五の言ってないで、行くぞ!」

 

「ああチクショー! こうなりゃヤケクソじゃいっ!!」

 

リバイスプテラがプロペラから光の刃が飛び出し、フルスロットルでイーグル・デッドマンに向かう。

 

「うおりゃあっ!!」

 

リバイスが匠に操作すると、リバイスプテラはジャイロ回転をし、水色の三円錐となって、二つの竜巻とぶつかった。

 

「おおおおおおおお! これで行けんのっ!?」

 

「死ぬ気で、決めるぜ!!」

 

リバイはドライバーのスタンプを横に倒した。

 

[必殺! 撃ってな! 見てな! プテラ!]

 

音声が鳴り響くと、更に回転の勢いが増しそしてーーーー二つの竜巻を貫いた。

 

『クカァっ!?』

 

自分の竜巻を越えてきた事に驚いたイーグル・デッドマンは、羽爆弾でリバイスプテラを攻撃するが、三円錐のエネルギーが防御膜にもなっており、羽爆弾からリバイスプテラを守った。

 

「「はぁあああああああっ!!」」

 

『クカァァァァァッ!!』

 

イーグル・デッドマンは待ったと言わんばかりに腕を前に差し出すが、リバイスプテラに通じず、

 

ドォン!

 

イーグル・デッドマンの身体を、貫通した。

 

ーーーードガァアアアアアアアアアアアアンン!!

 

「Complete、だな」

 

「アンタを倒すのが罪なら、俺っちが背負ってやる!・・・・なんちゃって☆」

 

爆発の中から、気を失ったコンビニの店長が飛び出して来て、重力に従って地面に落下していく。

が、地面に激突する寸前で、リバイスプテラが助けだし、湖の畔に着陸する。

下りたリバイスは店長の手に力弱く握られた『イーグルバイスタンプ』を回収した。

 

「やりぃっ! さっさと猟崎<カリちゃん>の所に戻ろうぜ!」

 

「・・・・いや、その前にーーーー」

 

リバイがガンデフォン50を構えて引き金を引くと、光弾が放たれ、湖の畔の森の木を撃った。

 

「空の上で戦ってた時から、俺達を監視していたよな? 誰だお前ら?」

 

リバイがそう言うと、木の影から、二十代中盤の黒スーツを着た、両手に手甲を装備した男性二人と、十歳くらいの黒スーツに黒い帽子を被った男の子が現れた。

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

「っ、その炎・・・・!」

 

リバイは二十代の男性達の額に灯っている炎を見て、ピクン、と肩を揺らした。

 

「その炎ーーーー『死ぬ気の炎』、だな?」

 

「「っ」」

 

「・・・・」

 

リバイの言葉に男性二人は眉根を寄せ、黒スーツの子供は帽子のつばで目元を隠した。

 

「えぇ、『死ぬ気の炎』って事はコイツら・・・・」

 

「『裏社会の人間』、って事だな? 何故こんな所にいる? お前達も、〈デッドマンズ〉の関係者か?」

 

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・只今、沈黙中」

 

と、両者でにらみ合いが続いて数秒後、夜の森と湖の水面から、黒い影が現れた。

 

『・・・・・・・・っ!!』

 

「えっ? なに? 何なのよっ!?」

 

ーーーーシュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル・・・・!

 

バイス以外が何かに反応したように身体を動かすと、森から、黒い影がバイスを捕まえ、森へと引きずり込んだ。

 

「いゃぁああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

「なっ! バイス!!」

 

ーーーーザッパァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンン・・・・!

 

「っ! さ、鮫!?」

 

『シャァアアアアアアアアアアアッ!!』

 

湖からは、腰に鮫の刻印がされたドライバーを着けた、マゼンタ色の鮫の怪人が現れ、男性達とリバイに襲いかかる。

 

「ふっ!」

 

「つぁっ!」

 

ドゴン!

 

『グォアッ!!』

 

男性二人の手甲に炎が燃え上がると、鮫の怪人を殴り飛ばし、怪人は地面に転がった。

 

「リボーン。コイツは?」

 

「どうやら〈デッドマンズ〉の怪人のようだな。鮫、いや、もっと大きい・・・・メガロドンって処か。まだお前らの力は十全じゃねぇんだ。油断すんなよツナ。エンマ」

 

「「ああ!」」

 

『・・・・シャァアアアアッ!!』

 

起き上がった鮫の怪人、『メガロドン・デッドマン』は雄叫びをあげながら、ツナとエンマと呼ばれた青年達に襲いかかった。

が、二人は直ぐ様左右に別れ攻撃を回避すると、また左右からメガロドン・デッドマンを攻め立てる。

 

「(あれは間違いなくデッドマンだ。だが、彼らは仲間じゃないようだな?)」

 

「おい、新米仮面ライダー」

 

「?」

 

突然、リボーンと呼ばれた子供が自分に話しかけてきた。

何故だろうか、リバイは目の前の子供が、年相応の幼い子供には感じなかった。まるでそうーーーー身体は子供で、頭脳は大人。そんな印象を受けるような子供だった。

 

「ここは俺達がやっておく。オメェは相方を探しに行きやがれ」

 

「何?」

 

「俺達は『裏の人間』だが、〈デッドマンズ〉とは何の関係もない。別の目的でここに来ているんだぞ」

 

「“別の目的”・・・・?」

 

「あぁ。少なくても、お前の敵になるつもりはねえぞ」

 

「・・・・・・・・」

 

ーーーーお助けーーーー!!

 

リバイが訝しそうにリボーンを見据えるが、森からバイスの悲鳴が聞こえてきて、やれやれと肩を落としながら、森へと向かおうとした。

と、その時、リボーンがその背中に向けて声を発する。

 

「さっきの、【死ぬ気で、決めるぜ!!】っての。中々良い決め台詞だな?」

 

「あ?」

 

「だがまだまだ、お前を死ぬ気になりきれてねぇぞ」

 

「・・・・ふん」

 

リバイはリボーンの言葉を無視するように、森の中を駆けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ! 輝二! 助けてちょうだい!!」

 

大きな蛇、いや、コブラに絡まれて動けなくなったバイスを見つけるリバイだが、バイスに絡まっていたコブラが舌をチロチロと出しながら、威嚇するような声を発する。

 

「まったく、バイス。上手く逃げろよ?」

 

「え?」

 

「ふっ!」

 

リバイはガンデフォン50とオーインバスター50の光弾を放って、巨大コブラの顔に当てた。

 

『シュルルルルルルル!! シャァアアアアアアアアアアアッ!!』

 

巨大コブラが牙を立てて首を伸ばしてリバイに襲いかかったその刹那。

 

「さて、10秒だな・・・・」

 

巨大コブラの牙が届くその瞬間、リバイの身体が一瞬で消えて、いや、超高速で動きながら、巨大コブラの頭を思いっきり踏みつけた。その動きは、某管理局の金髪魔導師が使う、真モードのスピードに匹敵していた。

 

「ギシャァァァァァ!?」

 

巨大コブラが顔をあげると、リバイの姿はなく、横から、下から、リバイが超高速で移動しながら、巨大コブラに攻撃しているのだ。

 

「うおりゃっ!!」

 

『シャァアアアアアアアアアアアッ!?』

 

最後にしたから思いっきり蹴りあげると、巨大コブラの身体がフラフラとなる。

 

「よしっ!」

 

リバイは『プテラバイスタンプ』を『レックスバイスタンプ』に切り替えた。

 

[レックス! バディアップ! オーイング! ショーニング! ローリング! ゴーイング! 仮面ライダー! リバイ! バイス! リバイス!]

 

「バイス!」

 

「よっしゃ! 脱出成功!」

 

大型のエアバイクから人間の大きさに戻り、絡まっていたコブラの身体から脱出したバイス。

 

『シャァアアア!!』

 

巨大コブラが一瞬発光すると、その姿が変わった。

腰には、リバイのようにドライバーを着けて、そのドライバーの中心にコブラの刻印がされ、藍色の体色のコブラを頭部に、身体にはコブラの鱗のプロテクターを着けた、口元と身体付きから、恐らく女性と思われる怪人だった。

 

「女?」

 

『・・・・・・・・』

 

コブラの怪人、『コブラ・デッドマン』は一瞬だけリバイに視線を向けると、そのまま湖の方へと駆け出した。

 

「っ! 待て!」

 

「待ちやがれ! こんな目に会わせやがって! お尻ペンペンしてやっかんなぁ!!」

 

リバイスも、コブラ・デッドマンの後を追った。

 

 

 

 

ーツナsideー

 

「はぁっ!」

 

「たぁっ!」

 

『グシャァァァァァァッ!!』

 

ツナとエンマも、メガロドン・デッドマンと戦っていた。戦っていて分かる。メガロドン・デッドマンは戦闘はあまり得意ではないようだと。このまま一気に攻め立てようとするが。

 

「っ! ツナ! エンマ!」

 

「「っ!!」」

 

リボーンの声で二人がその場から飛び退くと、藍色のコブラの女性型怪人、コブラ・デッドマンズがメガロドン・デッドマンの前に現れた。

 

『・・・・・・・・(コクン)』

 

『・・・・・・・・(コクン)』

 

メガロドン・デッドマンとコブラ・デッドマンはお互いに目を合わせて頷くと、湖に飛び込んで、この場から離脱した。

 

「逃げたのか?」

 

「そのようだね」

 

「・・・・今獄寺達から連中が入った。一度基地に戻るぞ」

 

リボーンの言葉に頷いたツナとエンマ。リボーンがエンマの肩に乗ると同時に、リバイスが戻ってきた。

 

「・・・・・・・・逃げられたか」

 

「うわっ! ちょっと! あのお兄ちゃん達、空飛べるみたいよん!?」

 

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「君の、名前は?」

 

「・・・・仮面ライダーリバイ。こっちはバイス。俺達二人で、仮面ライダーリバイスだ。アンタは?」

 

「・・・・『沢田綱吉』。また会おう。新たな仮面ライダー」

 

そう言って、ツナとエンマとリボーンは、夜空を飛んでいった。

 

「・・・・『死ぬ気の炎』。『沢田綱吉』。・・・・まさか、〈ネオボンゴレファミリー〉の?」

 

リバイは飛び去った三人の背中を見つめていた。

 

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