仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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今回は幕間です。


幕間 コモドドラゴンベントと戦う理由

ーリバイsideー

 

その日、ナッツハウスの前には、プリキュアオールスターズと、機動六課が揃い、狩崎とヒトミもタブレットとドローンを使って、向かい合う二人(三人?)の様子を眺めていた。

 

「では二人共、はじめてくれ」

 

「・・・・ああ」

 

「はい」

 

[リバイスドライバー!]

 

[デモンズドライバー!]

 

輝二がリバイスドライバーを、誠司はデモンズドライバーを腰に巻くと、『コモドドラゴンバイスタンブ』と『スパイダーバイスタンブ』を取りだし、誠司はバイスタンブを起動させる。

 

[スパイダー!]

 

「見せてやるぜ、〈仮面ライダーデモンズ〉を!」

 

誠司は、『スパイダーバイスタンブ』をドライバーの上に押印した。

 

[Deal・・・・]

 

音声が響くと、重いオーケストラが鳴り響き、誠司の横に糸を垂らして降りてきた『蜘蛛』が現れ、足元に四角の液晶が現れる。

 

「ひっ! 蜘蛛!」

 

「なお。目ぇ隠しておこうな」

 

悲鳴を上げそうになるなおの視界をあかねが塞ぐ。

それに構わず誠司は、左手を顔の前まで持っていき、ゆっくり下げながら右手をゆっくり大きくあげる。

 

「変身!!」

 

ドライバーの中心の液晶に押印する。一瞬、液晶につり上がった眼が表示される。

 

[Decide up]

 

すると、『蜘蛛』が動き出す。

 

[Deep.深く Drop.落ちる Danger.危険]

 

蜘蛛が誠司の周りを動き、蜘蛛が糸を出し、誠司の身体を包み込み、誠司の身体が見えなくなり、赤い光に包まれ、中から弾け飛ぶ。

 

[Kamen.Rider DEMONS!]

 

そして中から、『スパイダーバイスタンプ』の紋章を浮かばせながら、〈仮面ライダーデモンズ〉へと変身した。

 

「それじゃあこっちも、新ゲノムと行くか。少しは燃えさせてくれよ?」

 

[コモドドラゴン!]

 

デモンズの変身を見て、輝二は『コモドドラゴンバイスタンブ』を起動させる。

 

ーーーー戦え! 戦え! 戦え!!

 

ーーーー何だよ、馬鹿の一つ覚えのように騒ぎやがって。

 

ーーーーいやさ。何かこう言わなきゃいけない電波を感じて。

 

ーーーーんな毒電波なんて無視しろ。

 

[Come on! コモ・コモ・コモドドラゴン! Come on! コモ・コモ・コモドドラゴン! Come on! コモ・コモ・コモドドラゴン!]

 

「変身!」

 

『コモドドラゴンバイスタンプ』をベルトに押印しスタンプを横に傾ける。

 

≪シャオラッ!!≫

 

スタンプを持ち上げるバイスが、輝二に向けてスタンプを振り下ろした。

 

[バディアップ! この世! Oh My God! 現世の竜こと! コモドドラゴン! 戦わなければ生きものでない!]

 

スタンプが砕けて中から現れたのは、中世の騎士のような鉄仮面に鋭く赤い複眼をし、背中にコモドドラゴンの頭部のような装備をし、両手に細長い、生物の腹部のような盾を装備したリバイと、コモドドラゴンの被り物を被り、リバイと同じように盾を装備したバイスがいた。

 

「・・・・しゃっ!」

 

「がぉぉぉぉん!」

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

「あや? プリキュア皆、今回はツッコミ無しなんか?」

 

「いや、何か・・・・」

 

「あの姿は、ツッコミを入れる気がしなくて・・・・」

 

リバイスの新ゲノムを見ると、プリキュアチームのどれかがツッコミを入れていた筈と思ったはやての言葉に、なぎさとほのかが苦笑しながらそう言った。

さて、どうしてリバイスとデモンズが戦いを、それもナッツハウスで行うようになったのか、それはほんの昨日ほど前に遡る。

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

【どういう事なのドクター!?】

 

【どういう事とは、ラブリーガール】

 

【何で誠司が仮面ライダーになっているのかですよっ!?】

 

【まぁまぁそんな顔をグイグイ寄せなくでも良いよプリンセスガール】

 

スカイベースの狩崎の研究室に駆け込んできたハピネスチャージチームと連れられた誠司。ゆいの事をGoプリンセスチームに任せ、S☆Sチームとハートキャッチチームは依頼の方に向かわせた輝二も、『オオムカデバイスタンブ』を渡す為に来ており、丁度研究室にあったコーヒーメーカーでコーヒーを淹れていた。

 

【以前から調整していたドライバーでしたよね。門川さん達ではなく、一般人の相楽に任せたんですか?】

 

輝二の言葉に、狩崎は大仰に肩を竦めながら応える。

 

【ドライバーには『適合率』と言う物があってね。『適合率』が高ければ高い程、変身するライダーの戦闘力は高くなる。生憎、我々〈フェニックス〉の隊員達の最高率が、“ヒトミの82%”だった。しかし、より確実に戦力を上げたい上層部が、一般人の中から選別してでも見つけろとせっつかれていてね。以前、『キングクラブ・デッドマン』の戦いに巻き込まれた空手ボーイをちょっとした好奇心から計ってみたら驚き。空手ボーイの“適合率は93%”に達していた。そして、何処から嗅ぎ付けたのか上層部が、【相楽誠司を〈フェニックス〉の民間協力者として迎え入れろ】と、お達しが来てね。現在に至ると言う訳さ】

 

【他にいなかったんでしょうか? 相楽くん以外に適合率の高い人が?】

 

【例えば、なのはさん達、機動六課の皆さんとか・・・・】

 

いおなとゆう子の言葉に、狩崎は、はぁ~っと、盛大なため息を吐いてから応える。

 

【勿論、先ず最初に彼女達を計測してみたよ。だけどね、一番高い数値を出したのはエリオ<雷ボーイ>だが、それでも適合率73%。そのすぐに下がFW陣の三人娘。ミス・沢田達隊長陣に至っては50%以下。正直お話にならないってレベルだね】

 

【あぁ、それは話にならないな】

 

【≪戦闘力、たったの5か、ゴミめ・・・・ってか?≫】

 

輝二が狩崎の言葉に納得しながらコーヒーを渡し、めぐみ達にはカプチーノを手渡すと、カップで誠司を指しながら言葉を発した。

 

【しかし、彼は使えるんですか? 分不相応に力を与えんたじゃないですかね?】

 

【・・・・・・・・・・・・】

 

輝二の言葉に、誠司は少しムッとなる。

 

【ならば。一つ試してみたらどうかな?】

 

【試す?】

 

【イエス。他のプリキュアガールズに六課の彼女らにもお披露目しようと思っていた所だからね】

 

と、そう言う事で、全員が見られるようにナッツハウス、それも六課の魔導師達による結界まで作り、リバイスとデモンズの模擬戦が行われるようになった。

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

そして現在。他の皆にもお披露目も兼ねて、ナッツハウス前で戦う事になった。周辺にはシャマルが結界を展開して、一般人には気づかれないようにしている。

 

「とりゃっ!」

 

「うわっとっと!」

 

先ずバイスが先駆け、デモンズの蹴りを両手の盾で防ぐ、少しフラついただけですぐに体制を整える。

 

「へーん! そんなキックなんて、通じないもんねぇ!!」

 

「空手ボーイ! 『ゲノミクス』を試したまえ!」

 

「了解!」

 

狩崎の声にデモンズが頷くと、ドライバーの左右を押した。

 

[Add・・・・!]

 

音声が流れると、デモンズは『モグラバイスタンブ』を取りだす。

 

[モグラ!]

 

そして、デモンズドライバーの上部に押印し、液晶に押印した。

 

[Dominate up! モグラ! ゲノミクス!]

 

突きだしたデモンズの右手に赤い触手が生まれ、右手を覆い尽くして弾けると、緑色にオレンジのラインがまだらに入ったドリル、『デモンディグゾン』が装備されていた。

 

「嘘っ!? そんなんアリっ!?」

 

「とぅりゃっ!」

 

バイスが驚愕するが、デモンズは構わず、デモンディグゾンのドリルを激しく回転させ、風を巻き起こしながら、バイスの突き立てようと振るった。

 

「うわっ!」

 

ガードするバイスだが。

 

ーーーーガキィィィィィィィィィンッ!!

 

「あ~~~~れ~~~~!!」

 

ーーーードボォォォォォォォォォンッ!!

 

ぶっ飛んだバイスは湖へと落下した。

 

 

 

ー狩崎sideー

 

「あぁ、バイス!」

 

のぞみがバイスの叫ぶと、ココ(人間態)が狩崎に話しかけた。

 

「相楽くんが変身する仮面ライダーは、輝二のリバイスとは違うんだね?」

 

「あぁ。輝二くんが変身するリバイスは、そのスタンプの能力を全面的に使う事で、パワー特化から防御特化、スピード特化と言った、幅広い戦術ができる。対してデモンズは、最も適したスタンプである『スパイダー』をメインとし、他のスタンプの特性を武器として扱う事ができるのだよ。本来ならば、エビルが使っている『ツーサイドライバー』もリバイスと同じ能力を持っているがね」

 

「しかし、相楽誠司だったか。彼があそこまで戦えるとはな」

 

ナッツ(人間態)の言葉に、狩崎は計測に戻りながら、心の中で喋る。

 

「(何も不思議じゃない。かつて幻影帝国に洗脳された空手ボーイは、ラブリーガールズを圧倒する程の戦闘力を見せた。まぁ彼女達がボーイと戦うのを躊躇していたのもあるだろうが、彼自身の潜在的な戦闘力は高い。要はソレを最大限に引き出す事ができる道具がなかっただけだけどね)」

 

狩崎は再びデモンズの各所のチェックと誠司のバイタルチェックに視線を戻した。

 

 

 

 

ーデモンズsideー

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

湖でアップアップと騒いでいるバイスから視線を外し、デモンズはリバイへと視線を向けた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

リバイは構えると、デモンズもソレに応えるように構えた。

 

「っ!」

 

「っ」

 

モグラゲノミクスや蹴りを駆使するデモンズを、リバイは盾や持ち前の直感と反射神経で防ぎながら戦う。

デモンズがデモンディグゾンを繰り出すが、リバイは盾で捌き、蹴りをデモンズの左脇腹に叩き込む。

 

「ぐっ・・・・ふっ」

 

「っ!」

 

が、デモンズは脇腹を蹴った左足を左腕で捕まえ、リバイの動きを止めると、デモンディグゾンを振り下ろす。

 

「とぁ!」

 

「なろっ!」

 

ーーーーガリガリガリガリガリガリガリガリッ!!!

 

が、リバイは盾、『コモシールド』で防ぐと、激しい火花が辺りに飛び散った。

 

「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」

 

デモンズが貫こうと拳に力を込め、リバイは貫かれるのも時間の問題と感じ、どうするか考えながら耐えていると。

 

「ーーーーフゥ・・・・」

 

「何っ!?」

 

リバイは身体を支えている右足から、否、全身から力を抜いて、身体をのけ反らせると、デモンディグゾンはコモシールドから滑り空ぶった。

 

「ーーーーどりゃぁっ!!」

 

「うぉっ!」

 

と、ソコでリバイは右足でデモンズの足に蹴手繰りを繰り出し、バランスを崩したデモンズから左足を抜き取り、コモシールドを前面に出してタックルした。

 

「そらっ!」

 

「ぐはっ!」

 

デモンズは咄嗟にデモンディグゾンを盾にして防ぐが衝撃で転がった。が、すぐに起き上がり、さらに迫るリバイとガッチリ組み合った。

 

「くっ・・・・!」

 

「・・・・少しはやるな?」

 

デモンズの耳に、リバイがこっそりと声を発した。

 

「ん?」

 

「お前、何の為に戦ってんだ? もしも、愛乃の守る為に戦っているって言うなら、やめて方が良いと思うぞ?」

 

「っ!」

 

「彼女はお前に守ってもらわなくても、友達や仲間がいる。お前が守ってやらなくても、大丈夫だと思うぞ。わざわざ戦う理由にするのは「違う」あ?」

 

「俺は、めぐみを守りたいから戦ってるんじゃない!」

 

誠司の脳裏に、訓練の時に狩崎に言われた事が思い浮かんでいた。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

【空手ボーイ。一応聞いておくけど、君はデモンズの力で、ラブリーガールを守りたいから戦おうと思っているのかな?】

 

【えっ?】

 

【もしそう考えているなら、その考えはーーーー捨てたまえ】

 

【っ!】

 

狩崎の言葉に、誠司は息を呑む。

 

【誰かの為に戦うのは素敵な事だ。だが、ラブリーガールは君に守ってもらうようなか弱いガールなのかい?】

 

【っ、そ、それは・・・・】

 

【ただ君が、彼女を守りたいと言う自己満足の為にそう思っているだけではないかね?】

 

【・・・・・・・・・・・・】

 

狩崎の言葉に、誠司は言い返せず、黙ってしまう。

 

【はっきり言うとね。彼女は友達にも仲間にも恵まれている。間違った事をしても親身になってくれる人達がいる。君だけが彼女の『特別』とは限らないよ】

 

【・・・・・・・・・・・・】

 

【・・・・彼女を守りたい、その気持ちはとても大事だが、正直言ってそれは、『依存』と隣り合わせの想いだよ】

 

【『依存』・・・・】

 

【その想いに捕らわれるとどうなるか、君は身を持って知っていると思うが?】

 

【っ】

 

知っている。かつて誠司は、めぐみへの独占欲、めぐみを守れない無力感、ある神様への嫉妬心、ソレらを幻影帝国の黒幕『レッド』につけこまれ、めぐみ達の敵となった。

あの時の事は、おそらく誠司の生涯一の恥と呼べる物だろう。

そんな心情を察したのか、狩崎が言葉を紡ぐ。

 

【『復讐』の為に戦ってはいるが、輝二くんは、自分なりの『ルール』を持って戦っている。さもなければ、便利屋の仕事や依頼人の為に身体を張るなんてしないだろう】

 

【・・・・・・・・・・・・】

 

確かにと思った。本当に『復讐』の為だけに戦っているのなら、便利屋の仕事なんてやらないだろう。

 

【改めて聞こう、空手ボーイ。イヤ、相楽誠司くん。君は、何の為に戦うんだい? ラブリーガールの為、と言うのは無しだよ?】

 

狩崎の言葉に、誠司は一瞬黙る。が、すぐに、何かを決意したように顔を上げた。

 

【・・・・・・・・俺は、狩崎さん、俺はーーーー】

 

 

 

* * *

 

 

 

「俺は、今のままじゃダメだ! だから、過去の俺を越えるっ! そして、強くなる為にーーーー戦うんだ! 命を懸けてっ!!」

 

「うおっ!?」

 

デモンズがそう叫ぶと、組み合った状態でリバイを持ち上げると。

 

「おりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

そのまま投げ飛ばした。

 

「くっ・・・・とぉっ!」

 

リバイは体制を整えて受け身を取った。

 

「ふっ! たぁっ!」

 

デモンズはデモンディグゾンを地面に突き立てると、土煙を上げて地面に潜っていった。

 

「っ!」

 

リバイが警戒すると、ボコボコ・・・・! と、地面が盛り上がっていき、リバイへと向かっていくと、リバイスの手前で盛り上がりが一瞬止まったきと思えば、リバイの背後の地面から、デモンズが飛び出し、デモンディグゾンを力一杯振るった。

 

「くっ・・・・! うぉおっ!!」

 

咄嗟にコモシールドで防いだが、衝撃に吹き飛び、丁度湖のほとり、泳いで戻ってきたバイスの隣に着地した。

 

「こ、輝二! アイツ、結構、やる!」

 

「あぁ、これだけできれば十分及第点だな」

 

ぜーはー、ぜーはー、ぜーはーと、肩で息をするバイスにリバイはデモンズの戦闘力を賞賛する。

デモンズはデモンズドライバーの左右から押した。

 

[Charge!]

 

すると、デモンディグゾンに緑色のエネルギーを螺旋状に纏わせ構えた。

 

「本気じゃん!?」

 

「ならばこっちも!」

 

リバイがドライバーを二回倒して。その時、

 

[リミックス! バディアップ! 必殺! この音! コモドドラゴン!]

 

リバイがバイスに肩車をすると、二人共、両手に持っていたコモシールドを縦に連ねると、リバイの背面にあったコモドドラゴンの頭部が展開され、バイスの尻尾も長くなり、二人の姿が巨大トカゲのようになると、バイスは上体を下ろし、二人の足が地面に着くと、巨大なコモドドラゴン、『リバイスコモドドラゴン』へと変身した。

 

ーーーーシャァァァァァァァァァァァッ!!

 

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

リバイスコモドドラゴンが雄叫びを上げながらデモンズへと突っ込んでいくと、デモンズも突撃した。

リバイスコモドドラゴンは上体を上げると、口部から火炎弾を放ちながら突き進む。

 

『いや何で火炎放ってるのっ!?』

 

プリキュア組と魔導師組の何人からかツッコミを受けたが、そんか事は気にせず、リバイスコモドドラゴンとデモンズがぶつかり合い、そしてーーーー。

 

ーーーードカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンンッ!!!

 

爆発が起こった。

戦いを見ていた一同が爆風に耐えていると、爆風が収まり、爆心地にいた二人(三人?)を見ると、デモンディグゾンを両手で掴んで抑えるバイスと、オーインバスター50の刃をデモンズの首に当てているリバイ。そしてーーーーガンデフォンをリバイの喉元に当てているデモンズだった。

 

「うぎぎぎぎぎぎ・・・・!」

 

「・・・・ふん。格闘一辺倒の馬鹿って訳じゃあないようだな?」

 

「どうも」

 

「・・・・良いだろう。合格だ。こんだけできれば大丈夫だろ」

 

「へっ」

 

リバイスとデモンズがお互いに構えをほどいた。

 

「うん。これで終了だ。お疲れ!」

 

狩崎の言葉に、変身を解除した二人。それと同時に、シャマルが結界を解除すると、戦闘で荒れた場所が何事も無かったかのように元通りになった。

 

「ふぅ・・・・」

 

「ま、改めて、これからよろしく頼む。相楽」

 

「はい」

 

輝二が手を差し出すと、誠司もその手を握りしめた。

そしてプリキュア一同が二人に近づくとーーーー。

 

ーーーーパンパンパンパンパン!!

 

「うおっ!?」

 

「ん?」

 

『これから宜しく! 相楽くん!!』

 

クラッカーを鳴らして、さらに【歓迎 相楽誠司くん 仮面ライダーデモンズ!】とプラカードまで出して、歓迎された。

 

「誠司!」

 

「めぐみ」

 

「すごかったよ!」

 

「おう、まぁな!」

 

めぐみとハイタッチしながら、誠司は内心思った。

 

「(まだ俺は、半人前だ。だから、デモンズで戦って、胸を張って一人前になったら、告白するぜめぐみ)」

 

「ふっ」

 

「わざわざ戦うなんてしなくても、良かったんじゃないかな?」

 

その誠司に小さく笑みを浮かべる輝二に、いちかが話しかけた。

 

「〈デッドマンズ〉との戦いは危険と隣り合わせだ。生半可な覚悟で戦わせる訳にはいかないからな」

 

輝二はそう答えると、他のメンバーと話し合っている誠司を見て、小さく笑った。

 

 

 

 

ーなのはsideー

 

「いや~青春やなぁ、見ていて眩しいわ」

 

「はやてちゃん、オバサン臭いですよ」

 

「うっ!」

 

リインの(悪意ゼロの)言葉に、はやては胸を抑えて蹲る。

 

「私達も、あんな風だったね、フェイトちゃん」

 

「そうだね。誠司って、子供の頃の私達みたい」

 

子供の頃、『好きな人』に追い付きたくてガムシャラだった頃の自分達と重なって見える誠司に、なのはとフェイトはにこやかに微笑む。

 

「ま。あの誠司って奴はお前らと違って、八年間も停滞しちまって、『好きな人』の背中が、遥か遠くにまで行かれるって事は無さそうだな」

 

「「うっっ!!」」

 

ヴィータの言葉(こちらはトゲあり)に、なのはとフェイトははやてと同じように蹲るのであった。




〈仮面ライダーリバイス コモドドラゴンゲノム〉

仮面ライダー龍騎に似で、背後にコモドドラゴンの頭部を付けたリバイとコモドドラゴンの頭を被ったバイス。二人とも両手に専用武器『コモシールド』を装備し、鏡面の中に入れる能力を持つ。
リバイスコモドドラゴンは二人のコモシールドは縦に連ね、リバイスイーグルのように肩車してから前に倒れ、リバイの両手が前足に、バイスの両足が後ろ足になる。
スタンピングフィニッシュでは、火炎弾を口から放ちながら突進する。
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