仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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天の道を行くオオムカデ

ーリバイsideー

 

「ーーーーキリヤくん! キリヤくん!!」

 

「おいホワイト!」

 

「ブラック!」

 

「ルミナス!」

 

ブラック達に追いついたリバイとブルームとイーグレット。

 

「落ち着けホワイト! 冷静さを失えば、カゲロウは容赦なくソコを突いてーーーー」

 

リバイがそう忠告しようとしたその瞬間。

 

『ギフゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!』

 

ギフジュニアがまたウジャウジャと出てきた。

 

「ちっ! また出やがったっ!!」

 

「もうしつこい!」

 

「このっ!」 

 

「ふっ!」

 

「どいて! あなた達に構っていられないの!」

 

応戦するリバイとプリキュア達。ホワイトが激しく戦った。

 

『グォォォォォォッ!!』

 

「輝ニ! ソッチに逃げちゃったよぉ!」

 

バイスに追い詰められたブラキオ・デッドマンが逃げ込んで来た。

 

「っ! ブラック!」

 

「うん!」

 

「「『プリキュア・マーブルスクリューマックス』!!」」

 

『グガァァァァァァァッ!!』

 

ーーーーチュドォォォンッ!!

 

「あぁっ! 美味しいとこ取られたっ!!」

 

ブラキオ・デッドマンが撃破され、バイスが悲鳴を上げた。

程なくして、ギフジュニアも全滅させたが、キリヤ‹カゲロウ›は見つけられず、なのは達の方でも、デッドマン達に逃げられたようだ。

 

 

 

 

 

ーカゲロウsideー

 

そして、元の廃工場に戻ったカゲロウは、ボロボロの大学生達を壁に寄り掛からせて殴る。

 

「おい。まだ壊れるなよ。まだまだお前達には働いて貰うからなぁ?」

 

「か・・・・勘弁、してくれよぉ・・・・」

 

「た、助けてくれぇ・・・・」

 

「お願いだよぉ、頼むよぉ・・・・!」

 

大粒の涙を流して命乞いする三人を、カゲロウは嘲笑する。

 

「何言ってんだよ? お前らが今までイジメてきてた奴らが今のお前らのように必死に泣きついてきた時、お前らは勘弁したり、助けたり、やめたりしてたのか?」

 

「「「うぅ・・・・!!」」」

 

してこなかった。まるでゲームでもするかのように高校時代から今までイジメをしてきて、大学で自殺者まで出した。だが、彼らは反省する事なく、「ちょっとやりすぎた」だの、「お互い若かった」だの、「命の尊さを学んだ」だのとゲラゲラ笑って過ごしてきたのだ。

自分達も、このまま目の前の少年に殺されると思うと、最早恥も外聞もなく、泣き出すしかなかった。 

 

《ーーーーカゲロウ!》

 

と、そんなカゲロウの脳裏に、キリヤの声が響いた。カゲロウが地面に落ちている大きめの割れたガラスに近づいて自分の姿を映すと、ソコにこの身体の本来の持ち主であるキリヤが映っていた。

 

「よぉキリヤ。見たかぁ? コイツらの惨めな姿? こうして見ると思わねえかぁ? 人間って、"本当にくだらない生き物"だってなぁ? 自分達が優位な立場なら弱い者いじめを平然と行い。自分達が不利になれば被害者面して惨めに命乞いをする。全く度し難く愚かな生き物だろう?」

 

《・・・・これから、お前は何をするつもりだ!?》

 

キリヤはカゲロウの言葉に反応せず、目を鋭くして睨んだ。が、カゲロウはニィッと笑みを浮かべて、ブラキオ・デッドマンを一瞥してから、『ブラキオバイスタンプ』を起動した。

 

[ブラキオ!]

 

「くくくく、もっと面白い事をだよ」

 

《さ、させないっ!》

 

キリヤが目を鋭くして睨むと、バイスタンプを持っていた手がプルプルと震える。

 

「・・・・はっ、流石は元〈ドツクゾーン〉の幹部。ーーーーだが、もう鬱陶しいんだよっ!!」

 

ーーーーガジャァァァンンッ!

 

カゲロウがガラスを踏みつけると、ガラスは粉々になり、キリヤの姿が消えた。

 

「フフフフッーーーーはっははははははははははははははははは・・・・!!」

 

カゲロウが声高らかに笑い声をあげると、三人の大学生達は完全に脅えきってしまい、失禁までしてしまった。

 

 

 

 

 

 

ーゆいsideー

 

その頃、ノーブル学園の図書館。ゆいは一人、勉強に勤しんでいた。あの温泉旅行での一件以来、はるか達が自分をガードするようになっているが、若干居心地悪く思っており、気分転換も兼ねて図書館に来ていたのだ。

 

「七瀬さん?」

 

「あっ、牛島先輩」

 

と、そこで、みなみと同じクラスの先輩、牛島翔が話しかけてきた。

 

「この間は、お互い大変だったね。まさかあんな怪物が現れるなんて」

 

「そう、ですね・・・・」

 

この間、つまり温泉旅行の事だろう。

だが、ゆいにとって忘れていた家族との思い出が蘇ってしまったのだ。

 

「七瀬さん。何か辛い事でもあった?」

 

「えっ、な、何でですか?」

 

「いや、顔色があんまり優れてなかったから・・・・。何か海藤会長達にも相談できない事があるなら、僕で良ければ愚痴の相手くらいにはなるよ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

ゆいはペコリと会釈すると、翔は手を小さく振って背を向けて離れた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

が、背を向けた瞬間、ゆいに向けて目を細めていたのに、誰も気づかなったが。

 

 

 

 

 

 

ー輝二sideー

 

そして、その場を解散した輝ニが事務所兼自宅に戻ると、その前に狩崎が待っていた。二人(三人?)は事務所に入り、コーヒーを飲みながら会話を始める。

 

「〈フェニックス〉は、入澤キリヤを殲滅対象にしたよ」

 

「やっぱり、な」

 

「例え、世間から言わせれば"人間のクズ"と呼べるような人間でも、無理矢理に悪魔を生み出させるのは容認できないからね」

 

既に輝ニと狩崎は、カゲロウがブラキオ・デッドマンの契約者にした人間達の事を知っている。正直腐った生ゴミのような人間だ。憐憫の情など欠片も湧いてこない。因果報応としか思えない。

しかし、契約者達はどうでも良いが、入澤キリヤを殲滅する事には、輝二は渋面を作った。

 

「プリキュアの子達には言わない方が良いな。余計に話が面倒になる」

 

「そうだねぇ。私としても、彼女達とは"まだ"、仲良くしておきたいしねぇ」

 

それだけ言うと、狩崎は帰っていき、輝二は事務所の上の自宅に戻り、一時間程お風呂に入ってから上がり、パジャマに着替えると、コーヒー牛乳のカップを丸々一つ一気飲みしてから、ソファに寝転んだ。

 

「ふぅ・・・・」

 

《あのキリヤってヤツはさ。カゲロウに本当に乗っ取られてるのかなぁ?》

 

「さぁな。雪城達はそう思ってるようだけど」

 

《輝二はさぁ、アイツがもう助けられないって状況になったら、どうする?》

 

「・・・・その時は、アイツらに代わってーーーー俺が始末を付ける」

 

『決意』と『覚悟』の炎を宿した瞳になった輝二はそう言うと、持っていたパックを握り潰した。

 

 

 

 

 

 

ーカゲロウsideー

 

『フォォォォォっ!!』

 

「きゃー!」

 

「わー!」

 

翌日のオフィス街。カゲロウはブラキオ・デッドマン(ブラキオサウルスの首から突き出た骨がチェーンソーになっていた)とギフジュニア軍を引き連れ、暴れさせていた。辺りには破壊された残骸と逃げ惑う人々が走り回り、一種の地獄絵図と化していた。

 

「キリヤ。これがアイツらの墓場だ。フッ・・・・"もう聞こえないか"」

 

「ハアーッ! ヤアッ!」

 

「「たぁっ!」」

 

ブラキオ・デッドマンが逃げ遅れた女性二人に襲い来るが、デモンズ‹誠司›とラブリーとフォーチュンが駆けつけ、ブラキオ・デッドマンを殴りつけた。

 

「逃げてください!」

 

「早く!」

 

「「は、はい!」」

 

ハニーとプリンセスが女性達を逃がすと、デモンズはカゲロウを睨みつける。

 

「カゲロウ! 罪のない人達に手を出すな!」

 

デモンズがカゲロウに向かおうとするが、ブラキオ・デッドマンが邪魔をした。

 

「っ! 邪魔すんなっ!」

 

が、デモンズは空手で殴り飛ばした。

 

「お前は俺が倒す!」

 

「お呼びじゃないんだよ」

 

『フォォォォォッ!』

 

カゲロウがそう呟くと、カゲロウの後ろから新たなブラキオ・デッドマンB(ブラキオサウルスの骨格を模したキャノン砲になっている)がデモンズに襲いかかる。

 

「えっ!? ブラキオ!?」

 

「どうなってんのっ!?」

 

「いや待て! あのブラキオ、一体目と武器が違っているっ!」

 

「もしかして、複数の人にバイスタンプを使うと、細部が違うけど、同じデッドマンが生まれるのっ!?」

 

ラブリー達が驚くが、デモンズの加勢に向かおうとする。

が、

 

『フォォォォォ!』

 

ブラキオ・デッドマンBがキャノン砲から砲弾を放つ。

 

『きゃぁぁぁぁぁっ!!?』

 

ハピネスチャージチームがゴロゴロと転がると、ギフジュニア達が群がってきた。

 

「ラブリー! 皆!」

 

デモンズが駆けつけようとするが、

 

『フォォォォォッ!』

 

「ああっ! ぐあぁーっ!」

 

物影から三体目のブラキオ・デッドマンC(ブラキオの首ではなく、緑色のドリルを備えた)が現れ、ドリルで突進してデモンズを飛ばす。

 

「ぐっ! 三体目だとっ!?」

 

『『『フォォォォォッ!!』』』

 

咆哮を上げなから、チェーンソーとドリルを鳴らしながら、デモンズに襲い来るブラキオ・デッドマン達。

 

「セイヤッ!」

 

「ソイヤッ!」

 

『はぁぁっ!』

 

リバイが蹴りをバイスが頭突きで、ブルームとイーグレットのキックで、三体のブラキオ・デッドマンを吹き飛ばし、ハピネスチャージチームに群がりそうになったギフジュニア達を、MXチームとスイートチームとHAGっとチームが蹴散らした。

 

「よぉ! リバイス!」

 

「カゲロウ! キリヤくんを返しなさい!」

 

「同じ悪魔として、何かアイツ嫌い!」

 

リバイスとブラックとホワイトとルミナス、ブルームとイーグレットがカゲロウを睨みつけ、ホワイトとバイスが声を発する。

 

「キリヤなら、粉々に砕け散ったよ。お気の毒♪」

 

[バッド!]

 

カゲロウは『バッドバイスタンプ』を起動させ、ツーサイドライバー押印した。

 

[コンファームド!]

 

カゲロウの影から無数の蝙蝠が周囲を飛び交う。

 

「くっ!」

 

「うわぁっ!」

 

『きゃぁっ!!』

 

リバイスめプリキュア達もたじろぐが、カゲロウは両手を交差させて声を発する。

 

「変身」

 

バッドバイスタンプをツーサイドライバーのエビルブレードに装填した。

 

[Eeny meeny miny moe! Eeny meeny miny moe!]

 

蝙蝠がカゲロウを覆うように飛び交うと、カゲロウはエビルブレードを取り外し、引き金を引いた。

 

[バーサスアップ! バット!]

 

スタンプの中のカゲロウが、緑色の液体に包み込まれその身体が変化しる。

 

「はぁっ!」

 

[仮面ライダーエビル! ハッハハー!]

 

中からスタンプを切り裂いて、仮面ライダーエビルとなって現れた。アーマーの一部がジッパーのようになり、そのジッパーが閉じた。

 

『さぁ、真っ黒に染まりなっ!』

 

「「たぁっ!」」

 

リバイスが無防備のエビルに拳を叩きつけた。エビルはアッサリ倒れると、バイスが胸倉を掴んで立ち上がらせて、殴り続ける。

 

「へへへへへへへへ! お前なんか、ギッタギタのメッタメタにしちゃうんだからね!」

 

しかし、その拳をエビルが掴んだ。

 

「いいぞぉ! 痛みを感じる・・・・この身体は、俺の物だぁ!」

 

「のわぁぁぁぁっ!!」

 

エビルブレードでバイスを斬りつけてから、腹部を蹴り飛ばした。

 

「バイス!」

 

「コイツ! メッチャ強くなってるよ!」

 

「っ! 行くぞ!」

 

「っ!」

 

リバイがエビルに向けて駆け出すと、ブラック達とブルーム達も続く。

 

「さぁ! もっと楽しもうぜ!」

 

[ジャッカル!]

 

エビルは『バッドバイスタンプ』を取り外し、『ジャッカルバイスタンプ』を装填し、引き金を引いた。

 

[バーサスアップ!]

 

エビルの背後にジャッカルの紋章が浮かび、黒い靄と共に黄色い光にエビルが包まれ、

 

[Feel<フィール>! athrill<アスリル>! Spiral<スパイラル>! 仮面ライダーエビル!ジャッカル!]

 

『ふふっ、真っ黒に染まりな。シャァっ!』

 

〈仮面ライダーエビル・ジャッカルゲノム〉へと変わると、加速してリバイとブラック達とブルーム達を斬りつける。

 

「うあっ!」

 

『きゃぁっ!』

 

切りつけられた六人は地面に転がるが、すぐに立ち上がり、エビルと交戦した。

 

 

 

 

 

 

ーデモンズsideー

 

「輝二さん! バイス! うわっ!」

 

加勢に行こうとするデモンズだか、ブラキオ・デッドマンAに邪魔され、ラブリー達と協力しながら戦う。

メロディ達がブラキオ・デッドマンBの砲弾を回避し、HUGっとチームがブラキオ・デッドマンCのドリルの突進を回避していた。

 

 

 

 

 

 

ーリバイsideー

 

「「はぁっ!」」

 

ブルームとイーグレットがキックを繰り出すと、エビルはそれを回避し、その身体にホワイトがしがみつく。

 

「キリヤくん! キリヤくん! 聞こえてるのっ!? 絶対助けるから!」

 

「離せ!」

 

エビルがエビルブレードを突き刺そうとするか、その腕をブラックがしがみついて止めた。

 

「キリヤくん! ほのかが待ってるよ! 目を覚まして!」

 

「っ! 気持ち悪いんだよっ!」

 

[必殺承認! ジャッカル! ダークネスフィニッシュ!]

 

ブラックを振り払うと、加速して動き、ブラックとホワイト、ブルームとイーグレットを斬りつける。

 

『きゃぁああああっ!!』

 

「皆さん!」

 

「よくも可愛子ちゃん達を! 許さないもんね!」

 

「これで行くか!」

 

ブラック達とブルーム達が柱や地面に叩きつけられて倒れる。

リバイが『オオムカデバイスタンプ』を取り出し起動させた。

 

[オオムカデ!]

 

「ハァ・・・・ふっ!」

 

ドライバーに押印した。

 

[Come on! オ・オ・オオムカデ! Come on!オ・オ・オオムカデ! Come on! オ・オ・オオムカデ!]

 

ーーーー悪魔が言うぜ、オレっち達が全てを司ると。

 

ーーーーそれ悪魔の囁やきだろうが。身の破滅だろうが。何処の支配者気取りだ?

 

ーーーーくくくく、今のオレっちは俺様な気分よ。

 

ーーーー調子乗るな。

 

ーーーー(ポカっ)痛い!

 

LINEが展開され、バイスがスタンプを叩きおろし、リバイと中に入った。

 

『あっそぉれ!』

 

[バディアップ!]

 

スタンプの中でリバイの身体が変わる。

 

[土の中で! Got it! 顎が進化したぜ! オオムカデ! ワンハンドレッド! ライダーキック!]

 

スタンプが砕けて出てくると、リバイはの身体に重厚なアーマーを纏い左肩のアーマーに『オオムカデ』の紋章があり、頭のVの字アンテナにはバイスの顔があった。

 

「ふっ」

 

リバイスは天に向かっで片手を上げ、指を突き立てた。

 

「「あぁぁぁぁ〜・・・・!」」

 

ブルームとイーグレットが、そんなリバイスを見て、「それ違うでしょ!」と、ツッコミの姿勢をしながら身悶えていた。

 

『そんな重そうな身体で、俺を捉えられるかよっ!』

 

エビルが加速し、リバイスのアーマーを斬りつける。

 

「・・・・で?」 

 

が、リバイスはまるで効いていないと不動の姿勢だった。

 

『ちっ、頑丈さだけは取り柄か?』

 

「それだけじゃないんだよ!」

 

[リミックス!]

 

リバイスはバイスタンプを倒し、リミックスを起動させた。

 

「皆! 無事!?」

 

「なのはさん!」

 

「フェイトさん!」

 

「はやてさん!」

 

空から、なのはとフェイトてはやてが降りてくると、リバイスが纏っていたアーマーが解除され浮き出る。

 

[バティアップ! 必殺! 拘束! 猛毒! オオムカデ!]

 

「フッ!」

 

リバイスが纏っていたアーマーが吹き飛び、エビルへと当たっていく。

 

『ぐぅっ!!』

 

アーマーから出たのは、リバイのカラーリングをしたシャープな姿で、顔は何処となくカブトムシを連想されるようだが、角はムカデとなっており、吹き飛んだアーマーが集まるとムカデの形となった。

 

「俺が望めば、天は俺に味方する」

 

「イエーィっ! 俺っち達が、全てを司るもんね!」

 

「「あぁぁぁぁ〜!!」」

 

新たな姿〈仮面ライダーリバイス・オオムカデゲノム〉となったリバイスに、S☆Sチームがまた身悶える。

 

「「「ひぃっ! ム、ムカデーーーーっ!?」」」

 

なのはとフェイトとはやては、ムカデの姿になったバイスを見て、顔面が蒼白になり、ガタガタと小刻みに震えていた。

 

「あれ? なのはさん達どうしたの?」

 

[マスター達はムカデが苦手なのです。『鬼教官』を思い出すので]

 

ブラックの問いにレイジングハートがため息を混じりに応えた。

 

『ーーーーフッ!』

 

「っ!」

 

エビルが加速すると、リバイも加速すると、

 

ーーーーガキン! ガキン! ガキン!・・・・。

 

「は、速いっ!?」

 

時空管理局最速と謂われるフェイトも目を見張る程のスピードで戦う二人。

 

「バイスっ!」

 

「よっしゃ!」

 

リバイの身体に巻き付いていたバイスが、リバイの腕に絡みつくと、リバイはその拳をエビルブレードを突き立てようとするエビルに、カウンターで叩き込む。

 

『がっ!』

 

エビルは両足が地面から離れ、吹き飛ぶと、リバイスは加速し、エビルの後方につきバイスを足に巻き付けると、その足で飛んできたエビルの背中に蹴りを叩き込む。

 

「ふっ!」

 

『ガハッ!』

 

「行けバイス!」

 

「おっ任せ!」

 

足から離れたバイスが身体を伸ばし、エビルの身体に巻き付いた。

 

「おりゃぁっ!! 締め付けじゃーいっ!」

 

『ぐぅっ!!』

 

「これで、終わらせる!」

 

[オオムカデ! スタンプフィニッシュ!]

 

リバイはドライバーのスタンプを操作すると、右足にバイスタンプのエネルギーを纏い。

 

「そりゃあ!」

 

バイスが身体をしならせ、リバイの方へ巻き付いたままのエビルを引き寄せた。

 

「・・・・・・・・はぁっ!!」

 

引き寄せられたエビルに、リバイがバイスタンプのエネルギーを纏った足で回し蹴りをエビルに叩きつけた。

 

『ぐわぁあああああああああああああっッ!!!』

 

ーーーーチュドォオオオオオオオオオオンンッ!

 

「よっと」

 

エビルに巻き付いていたバイスがリバイの元に戻った。

 

『がぁっ!! ぐぅぅぅぅぅぅぅ・・・・!』

 

バットゲノムに戻ったエビルは、地面をゴロゴロと転がる。

 

[リバイスラッシャー!]

 

レックスゲノムに戻ったリバイス。リバイはリバイスラッシャーを構え、エビルの喉元に突き立てた。

 

「ーーーーくっ」

 

「エビルーーーーいや、カゲロウ。その身体からさっさと出ていけ。さまなくば、こちらも相応の対応をさせてもらう」

 

「輝二さん!」

 

「ちょっと! キリヤくんを助けるのに協力するって言ってたでしょうっ!?」

 

「ーーーー確かにそう言った。だが、コイツはあまりにも危険過ぎる。このまま放置していても迷惑だ。ならば、始末を付ける」

 

リバイスがリバイスラッシャーを持ち上げた。

 

「さて、カゲロウ。返答は?」

 

「ーーーーやれるものなら、やってみろよ! 嵐山輝二ッ!!」

 

「ーーーーそうかいっ!!」

 

『ダメーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!』

 

ホワイト達やなのは達が静止する声が響くが、リバイは構わず、リバイスラッシャーをカゲロウへと振り下ろしたーーーー。

 




〈仮面ライダーリバイス・オオムカデゲノム〉
変身すると、仮面ライダーカブト・マスクドフォームのような重厚なアーマーを装備し、リミックスするとアーマーがパージされ、アーマー‹バイス›がオオムカデの形になる。パージされるとカブトのライダーフォームと似た形で、角はムカデにり、フェイトの『真ソニックフォーム』以上の速度で加速する。オオムカデとなったバイスを腕や足に巻きつけて武具のようになる。
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