仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ー輝二sideー
「・・・・・・・・」
ほのかは家の縁側に座り、瞑目してガンデフォンを持ち、着信音が鳴るのを待つ。
そしてその両隣には、メップルとミップルを抱いているなぎさと、ポルンとルルンを抱いているひかりが緊張した面持ちで座っていた。
「あらあら、ほのかったらお客様を放っておくなんて」
「ああ、お構いなく。ありがとうございます」
ほのかの祖母である『雪城さなえ』が、ほのか達が家に連れて来た輝二にお茶を出す。
《さて、なぁんで輝二と俺っちがほのかちゃんのお家にいるのかと言うと! カゲロウが現れた時にすぐに急行できるように、ほのかちゃんのお家にお呼ばれしたの!》
「あっ、ひかりさんが持ってきてくれた『TAKOCAFE‹タコカフェ›』のたこ焼きがあったんだわ。皆で食べましょう」
《ええ! ちょっとお婆ちゃん! 俺っちも食べたいよぉ!》
さなえお婆ちゃんがたこ焼きを持ってこようと部屋を出るのとほぼ同時に、
ーーーーヴー! ヴー! ヴー!
「もしもし!?」
ガンデフォンが震え、画面に『狩崎』の名が表示されているのを見て、ほのかが出た。
《エビルの潜伏先が判明した。ーーーーやれるのかい?》
狩崎の言葉に、ほのかは縁側から立ち上がり、声を発する。
「ーーーーやります!」
ほのかに続くように、なぎさとひかりも立ち上がる。
「ーーーーさて、行くか」
輝二は立ち上がると、ガンデフォンに表示される地図を見て歩き出し、ほのかの家を出た。
なぎさ達も、そんな輝二の後に続くように歩き出した。
「あらほのか。お出かけ?」
「・・・・うん。お婆ちゃん。ちょっと行ってくるね」
「・・・・ええ。気をつけて行ってきなさい」
孫娘の『覚悟に満ちた瞳』を見て、何かを察したようにさなえお婆ちゃんは静かに頷いて、見送った。
ほのかの家を出てその場に向かっている内に、咲達が。のぞみ達が。ラブ達が。つぼみ達が。響達が。みゆき達が。誠司も含めてめぐみ達が。はるか達が。みらい達が。いちか達が。そしてはな達が・・・・。
次々と合流しながら、何も言わず、全員が一丸となってその場所に向かった。
ーカゲロウsideー
「・・・・あ・・・・あぁ・・・・」
「は・・・・へは・・・・へは・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
その頃、廃工場の中では、カゲロウによってブラキオ・デッドマンの契約者にさせられた三人は、廃人寸前の状態になっていた。
悪魔〈デッドマン〉は欲望と悪意が具現化した存在。何度もデッドマンを召喚し続け、三人の精神は絞られ続け、疲弊しきってボロボロの状態になっていた。
それを見下ろしながら、カゲロウは笑みを浮かべていた。
「さぁ、早く来い輝二。今日こそお前を仕留めて全てを終わらせる」
カゲロウがそう呟くといた瞬間、
『ーーーーヤツを仕留めるのは我だ』
カゲロウが突然響いた声に目を向けると、バッファロー・デッドマンがやって来た。
「ーーーー何の用だ?」
『言った通りだ。この我が倒すべき宿敵。貴様には渡さん』
「はっ。いつまでそんな気取った口をしてるんだ? "中二病拗らせ僕ちゃん"?」
『何とでも言え。我の向かう道にとって、仮面ライダーリバイスは超えなければならぬ『試練』。ソイツを貴様に奪われる訳にはいかん』
「ふうん。ーーーーそう、かい!」
[ブラキオ!]
「「「ぎゃぁぁっ!!!」」」
カゲロウが『ブラキオバイスタンプ』で三人を押印すると、再び三体のブラキオ・デッドマンが生まれ、三人はカクッと気を失った。
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
一触即発の空気の中、風を切る音ともに、仮面ライダーリバイス・プテラゲノムと仮面ライダーデモンズ、そしてプリキュア達が駆けつけた。
『リバイ(バシュン!)グバァ!?』
「お前に用はない!」
リバイはガンデフォンでバッファロー・デッドマンを撃って黙らせると、レックスゲノムとなってカゲロウを見据えた。
「よぉカゲロウ。お取り込み中だってんなら、ソコに並んでる契約者三人は邪魔そうだから片付けてやるぜ?」
「ふっ。なぁに、お気づかいは無しでイイぜ。全員仲良く、地獄に行って貰うからな!」
「カゲロウ・・・・!」
軽口を叩きあうリバイとカゲロウの間に、ホワイトとブラックが割って入る。
「何だぁお嬢ちゃん? まだ俺からキリヤを助けるとか言ってんのかよ? 諦めが悪いなぁ」
「ええ。私達は絶対に諦めない!」
「私達は、キリヤくんを信じているわ! だから、貴方を全力で倒す!」
「ふっ。カゲロウ。お前分かっていないなぁ? プリキュアってのは全員もれなく、諦めが悪いんだよ!」
「へへへ! 覚悟しろよぉ! 腹くくった輝二とプリキュアちゃん達は! 悪魔よりも恐ろしいぜ!!」
ブラックとホワイトに並ぶようにリバイス。そして、全員が臨戦態勢に入った。
「ハァーーーー面白く、なってきたなぁ!」
[バッド!]
カゲロウは『バッドバイスタンプ』を起動させ、ツーサイドライバー押印した。
[コンファームド!] カゲロウの影から無数の蝙蝠が周囲を飛び交い、カゲロウは両手を交差させて声を発する。
「変身」
バッドバイスタンプをツーサイドライバーのエビルブレードに装填した。
[Eeny meeny miny moe! Eeny meeny miny moe!]
蝙蝠がカゲロウを覆うように飛び交うと、カゲロウはエビルブレードを取り外し、引き金を引いた。
[バーサスアップ! バット!]
スタンプの中のカゲロウが、緑色の液体に包み込まれその身体が変化する。
『っ!』
[仮面ライダーエビル! ハッハハー!]
中からスタンプを切り裂いて、仮面ライダーエビルとなって現れた。アーマーの一部がジッパーのようになり、そのジッパーが閉じた。
そして、廃工場の色々な所から、ギフジュニアの大軍がゾンビのようにワラワラと這い出てくる。
『さぁ、真っ黒に染まりなっ!』
「行くぞお前ら! 燃えてきたぜぇっ!!」
「「おう!」」
『はい!』
そして、戦いが始まった。
ーリバイス&MH&ドキドキVSエビルー
「はぁっ!」
「おりゃぁっ!」
『ふっ! シャッ!!』
リバイスが拳を振るうが、エビルは難なく回避して後ろを取ると、エビルブレードでリバイスを斬りつける。
「「うわぁっ!!」」
「「はぁぁぁっ!!」」
リバイスが倒れると、ブラックとホワイトが挟撃するように攻める。
がーーーー。
『キュアブラックとキュアホワイトが挟撃した場合の二人の攻撃パターンは・・・・・』
と、ブツブツ呟きながら、ブラックとホワイトの攻撃をヒラリヒラリと回避していくと、僅かに空いた二人の隙を衝いてエビルブレードで斬りつけた。
『はっはぁっ!』
「「きゃっ!」」
「ブラック! ホワイト!」
「何でアイツ、ブラックちゃんとホワイトちゃんの動きが分かんのよ!?」
ルミナスが駆け寄り回復を施すと、バイスが吠える。
「恐らく、器に使っているキリヤの記憶を読んで、二人の攻撃パターンを攻略してやがるんだ!」
「それなら!」
「キリヤくんの知らない私達が!」
「攻め立てれば良い!」
ハートとダイヤモンドとソードがエビルに迫るが、エビルはダイヤモンドとソードの攻撃を片手で防ぎ、ハートの拳を片足で止めた。
「「「なっ!?」」」
『プリキュアが諦めが悪いヤツら。そして、大半のプリキュアは戦い方が馬鹿正直過ぎるから、読みやすいんだよ!!』
「「「あぁっ!!?」」」
エビルは三人を払うと、大振りな回し蹴りで三人を蹴散らす。
「『エースショット』! バキューン!」
『はぁ! ふぅぅぅ・・・・オラァっ!!』
エースが必殺技を放つが、エビルのハートのエネルギーにエビルブレードを突き刺し、そのまま回転してからエースへと投げ返した。
「っ!」
「『ロゼッタウォール』!!」
返された『エースショット』をロゼッタが防いだ。
「カゲロウ!」
リバイスラッシャーでエビルに斬りかかるが、エビルブレードで防ぐと火花が飛び散り、さらにリバイスラッシャーの刃を受け流すと、回し蹴りをリバイに叩きつける。
「ぐはっ!」
「輝二! コンニャロー!」
『ふんっ、おらぁっ!!』
「ありゃー!?」
バイスが飛びかかるが、エビルは巴投げの要領でバイスをドラム缶が並び置かれた場所に放り投げた。
ドンガラガッシャンと、大きな音を立てながら倒れ込むバイス。
「ちょっとぉ! 誰よ電気また消したの!?」
またもドラム缶に嵌まるバイス。
『ーーーーシャッ!』
『っ!』
再び攻めてくるエビルを、リバイ達が迎撃した。
ーデモンズ&ハピネス&HUGっとVSバッファロー・デッドマンー
『待て! リバイスとは我が「おらっ!」グバァっ!?』
リバイスに突進しようとするバッファロー・デッドマンにデモンズが拳を叩きつけて、後退させた。
『貴様・・・・邪魔するな!』
「いや、正直今まさに邪魔なのはお前の方だろう・・・・」
「ホワイト達の邪魔はさせないよ!」
「あなたの相手は私達!」
『フン! ならば、粉砕してくれる!』
バッファロー・デッドマンもギフジュニアを召喚させると、デモンズ達と戦わせ、さらに猛牛のように足を引きながら、突進してきた。
ーS☆S・ハートキャッチ&魔法使い&VSブラキオ・デッドマンAー
「(ガシッ)えっ!?」
『フォォォォ!!』
ブラキオ・デッドマンAが、ギフジュニアと戦っていたブルームノ肩を掴むと、首のチェーンソーを回転させながら、振り下ろそうする。
「うわぁぁっ!」
「ブルーム!」
イーグレットがブラキオ・デッドマンの首を蹴り上げチェーンソーを逸らす。
「ありがとうイーグレット! このぉっ!」
「「プリキュア! おでこパンチ!」」
「「はぁっ!!」」
ブルームが礼を言いながら、ブラキオ・デッドマンAの腕を払うと、ブロッサムとマリンが頭突きで離れさせると、サンシャインとムーンライトが飛び蹴りを叩きつけ後退させた。
「マジカル! フェリーチェ!」
「「ええ!」」
すかさずミラクルとマジカルとフェリーチェが、ブラキオ・デッドマンの契約者達を救出した。
ー5GoGo&スマイル&アラモードVSブラキオ・デッドマンBー
『フォォォォッ!!』
ブラキオ・デッドマンBが、キャノン砲から砲撃を連射して、ギフジュニアと戦っている3チームを攻撃する。
が、爆煙が晴れると、ミントの『エメラルドソーサー』に守られ、無傷のプリキュア達がいた。
『フォォォォっ!?』
「『プリキュア プリズムチェーン』!」
「『レインボーリボン』!」
驚くブラキオ・デッドマンBに、レモネードとパルフェが拘束した。
『フォォッ!?』
『はぁぁぁぁっ!!』
拘束されたブラキオ・デッドマンBに、プリキュア達が迫る。
ーフレッシュ&スイート&GoプリンセスVSブラキオ・デッドマンCー
『フォォォォッ!!』
ブラキオ・デッドマンCは、ドリルで地面を掘って地面に中に隠れる。
「はぁっ! 皆気をつけて! 下からくるわ!」
ベリーがギフジュニアを一体蹴り倒すと、後ろの地面からブラキオ・デッドマンCが飛び出し、ベリーにドリルを突き立てようとする。
「「はぁぁっ!!」」
『フォォォォっ!』
が、寸前でマーメイドとスカーレットが蹴りを叩き込み、後退させた。
「フローラ! ゆいちゃんのガードは!?」
「ティアナさん達とシャマルさんとザフィーラがやってくれているよ!」
「って言うか、なのはさん達どうしたの!?」
「ーーーー今連絡があったわ! なのはさん達とヒトミさん達、アギレラ達とこの前現れたデッドマン達と交戦しているそうよ!」
ピーチが聞くとフローラが答え、メロディが到着の遅いなのは達はどうしたかと叫ぶと、ガンデフォンで狩崎に連絡していたミューズか答えた。
ーなのはsideー
「くっ!」
なのは達は廃工場から少し離れた町中で、アギレラとオルテカとフリオ、さらにクジラ・デッドマン達に足止めをくらい、さらにヒトミ達も混乱した市民の避難で動けなくなってしまっていた。
「ちょっとオルテカ。何で私達が〈時空管理局〉なんかと戦わなきゃならないのよ?」
「ーーーー彼女達はそれなりに厄介そうなので、せめてカゲロウかバッファローがリバイスを始末するまでの時間は稼いでおきましょう」
オルテカはそう言うと、フリオと共にバイスタンプを構え、デッドマンに変身し、なのは達に向かった。
ーホイップsideー
『はぁっ!!』
『『『フォォォォっ!!』』』
三体のブラキオ・デッドマン達を追い詰めるプリキュア達。
「ふふん! 楽勝っしゅ!」
「第2フェーズじゃないなら、そんなに強敵じゃないな!」
マリンとジェラートが平坦な胸を反らして得意げな顔になった。
『『『グゥゥゥッ!! フォォォォッッ!!!』』』
その時、三体のブラキオ・デッドマンが起き上がり、咆哮を上げると、三体が光り集まったその瞬間、
『ブオオオオオオオオオオオオオッ!!』
一回り大きくなったブラキオ・デッドマンAの両手に、ブラキオ・デッドマンBとCの武器となった1体のデッドマン、『スーパーブラキオ・デッドマン』となった。
「うそ! デッドマン達が!」
「が、合体したぁっ!?」
「そんなのありぃっ!?」
「はっぷっぷー! ずるいよ!」
『ブオオオオオオオオっ!!』
ミラクルとフローラが驚愕し、ホイップとハッピーがむくれて文句を言うと、スーパーブラキオ・デッドマンが武器から竜巻状の三つのエネルギー波を発射した。
『きゃぁぁぁぁぁっ!!』
ホイップ達が、そのエネルギー波を何人かがバリアーを張って防ぐが、あまりの威力に爆発が起き、吹き飛ばされた。
ーデモンズsideー
『ヌオオオオオオオオオオオオオオっっ!!』
「ぐぁぁっ!!」
『あぁぁぁっ!!』
バッファロー・デッドマンが大きめのハルバードを振り回して、大きく振るうと、その時に生じた風圧に、デモンズとラブリー達とエール達が吹き飛ぶ。
『ムゥゥン! オオオオオオオオオオオオオオっ!!』
『うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
今度は頭の角が一回り巨大になって突進すると、デモンズ達をまたも吹き飛ばした。
ーリバイスsideー
「お前ら!」
『シャァっ!!』
「うぁっ!!」
「輝二!(ザシュン!)あいたぁ!」
劣勢になったデモンズ達を見てリバイの視線がソッチに向かった瞬間、エビルが斬り込んできた。
『ククク・・・・』
「「カゲロウ!!」」
ブラックとホワイトが、『マーブル・スクリュー・マックス』を放とうとする。が、エビルは声色を変えてーーーー。
「やめて下さい! ほのかさん!! なぎささん!!」
キリヤの声でそう言った。
これでブラックとホワイトの動きが止まったら、すかさず攻撃を・・・・。
「「マックスーーーー!!!」」
『何っ!? うぁああああああああああああッッ!!』
エビルが二人の必殺技を受けて倒れる。ヨロヨロになりながらも、立ち上がるエビル。
『な、何故だ・・・・! 何故攻撃を・・・・! お前ら、キリヤを、友達を殺すつもりかっ!?』
「・・・・キリヤくんを、甘く見ないで!」
ホワイトがキッと目を鋭くして、エビルに声を発する。
「カゲロウ。アンタはキリヤくんの事を全く理解していないわね」
「あ?」
ブラックの言葉に、エビルは首を傾げる。
「キリヤくんはね・・・・運命を変える勇気を持った強い人なのよ!」
「キリヤくんは光と闇の狭間に囚われても、私達の危機に駆けつけてくれる! そんな人なのよ! だから私達は信じている! キリヤくんがきっと、あなたを打ち破るって!」
『ーーーーはっ! ぐだらない事をベラベラと!』
[必殺承認! バット! ダークネスフィニッシュ!]
エビルが二人の言葉を嘲笑うように言うと、必殺技を放とうと飛び上がったーーーーその瞬間。
『(ビキッ!!) ぐぁあっ!!』
突然、エビルの身体が空中で止まり、そのまま地面に落下した。
『な、何だぁ!? はっ! キリヤ!? お、お前、生きてーーーーぐわぁぁっ!!』
倒れるエビルが、痛みに悶えるように動く。
「こ、輝二さん! これって・・・・!?」
「ヤツの中に捕らわれていたキリヤが、遂に暴れ出したんだ」
「イェイ! 実を言いますと、俺っちバイスって、他人の頭の中に入る事ができんのよね! 前にカゲロウが輝二を踏みつけた時に、アイツの頭ん中を覗いたら驚き! キリヤが虎視眈々とカゲロウを狙っていたのよねぇ!」
『な、ん! だとぉっ!!』
ルミナスの問いにリバイスが答えると、エビルが起き上がりながら吠える。
リバイはソレを見て、『キングクラブバイスタンプ』を取りだしそして、
「さぁ、最後のひと押しと行くか!」
[キングクラブ!]
『キングクラブバイスタンプ』を起動させた。
「戻りまっす!」
バイスがリバイの中に戻り、リバイと繋がった姿で現れる。
[Come on! キン・キン・キングクラブ! Come on! キン・キン・キングクラブ! Come on! キン・キン・キングクラブ!]
ーーーーここにあるのは希望? 絶望?
ーーーー動けなく前に動き出すぞ。
ーーーー強さは自分の中に!
ーーーー恐れさえ乗りこなして・・・・
ーーーー進化するぜ!
ーーーー進化するぜ!
LINEを展開させると、バイスタンプをドライバーに押印して横に倒すと、思念体のバイスがスタンプをリバイに下ろした。
『ウェイっ!』
[バディアップ!]
スタンプの中でリバイが身体を変わっていき、スタンプが砕け、新たなゲノムへと変わった。
[チョッキン! 近々! キンキラキン! キングクラブ! カテゴリーキングの♣︎‹クラブ›マーク!]
リバイの姿をは、リバイのカラーをした西洋の鎧騎士の姿をし、背面には盾のようなアーマーを装備し、その盾に翼がついていた、左肩のアーマーは上に伸び、頂点に青い♣の形をした宝石があり、右足には剣のようなグリーブをつけ、仮面の方には角のような突起が伸びていた。
バイスも同じ西洋の鎧騎士だが、コチラは金色により重厚感のある重騎士の姿をし左足に剣のようなグリーブをつけ、右肩のアーマーリバイと同じだが、宝石はピンク色であり、仮面の頭はまるで王冠のようになっていた。
それぞれの左胸には『キングクラブ』のエンブレムがあり、リバイは腹部に、バイスの王冠に、さらにそれぞれの両肩には、♣‹クラブ›のマークが彫られていた。
「奇跡を起こす切り札は」
「俺っち達だぜっ!」
「「あぁぁぁ・・・・!」」
『あぁぁぁ・・・・!』
『あぁぁぁ・・・・!』
何故か、ブラックにホワイトだけでなくドキドキチームと、さらにフレッシュチームまで、「それ違うでしょっ!!」と、ツッコミを入れる姿勢で悶えていた。
「行くぜバイス!」
「よっしゃ!」
リバイスはそれぞれのグリーブを掴むと、グリーブが剣、『ハサミサーベル』となり、リバイが右手、バイスが左手に持ち、剣を持っていない手で腕タッチをした。
「「はっ!」」
リバイがオーインバスター・アックスモードも持って、エビルを斬りつける。
『がぁっ!? テメェ!』
「ふっ! バイス!」
「あいよーっとぉ!」
エビルがエビルブレードを振るい、リバイが後ろに退くと、入れ替わるように剣とオストデルハンマーで斬り、叩き、攻めたて、エビルが後ろに引く。
『クソがっ!』
「「はぁっ!!」」
『うおっ!?』
引いた先にダイヤモンドとロゼッタがおり、エビルを二人で掴んで投げる。
「「たぁっ!!」」
『ぐぁっ!』
空中に投げられたエビルに、ソードとエースがキックを叩き込むと、地面に叩きつけられそうになるエビル。
そしてソコにーーーー。
「『プリキュアハートシュート』!」
『がぁぁぁぁぁっ!?』
ラブハートアロー(ハートモード)から光の矢を放ち、撃ち抜かれたエビルが地面をゴロゴロと転がる。
『ぐっ、クソがっ!』
「無様だな。カゲロウ」
『っ! テメェ!!』
ボロボロのエビルに、リバイスラッシャーとハサミサーベルを持ったリバイが悠然と近づく。
「仲間を信じ、友を信じ、己を信じて覚悟を決めて、死ぬ気で戦う。他者を利用するだけのお前には出せない、気高く美しい強さをその濁った心に刻みつけ!」
そのリバイの姿は、まるでーーーー『王』のようであった。
『ーーーーテメェが、テメェみたいな『出来の悪い弟』ふぜいが! 気取ってやがるなぁっ!!』
憤怒に染まったエビルがエビルブレードを振るうが。
「ーーーーふっ!」
リバイはリバイスラッシャーで受け流すと、ハサミサーベルで斬りつけた。
『うぉっ!』
「はっ! はっ! はっ! はっ! はぁぁぁぁぁぁっ!! つぉあっ!!」
『ぐおおぉっ!?』
そしてそのまま、流れるように二刀流で連続斬りを繰り出す。
「ーーーーたぁっ!!」
『ぐおわぁぁぁっ!!』
そして二刀で切り上げると、エビルは後方に反転するように倒れる。
「うっひょぉ! 輝二メッチャ強〜い!」
「畳み掛けるぞバイス!」
リバイはドライバーのスタンプを二回傾ける。
[リミックス! バディアップ! 必殺! シザース! キングクラブ!]
「よっ!」
「はいさっ!」
リバイスはハサミサーベルを足に戻して背中合わせになるとお互いの腕をガッチリと組んだ。
すると、リバイの背中の羽が伸び四つに割れると地面に突き刺さると、二人の身体を持ち上げ、背中のアーマーが外れる。二人は片足で身体を支え、それぞれの肩のアーマーも変化し、まるで蟹の目のようになる。そして、ハサミサーベルがついた足を上げると右側のリバイの足がまるで鋏のようになり、左側のバイスの足もサーベルだけでなく尻尾と合わさり、リバイよりも大きなハサミを形成した。
さらなるリミックス、『リバイスキングクラブ』となった。
『ぐぅっ!! くっそぉっ!!』
ーーーーキィィィィ!!
最早ヤケクソになったエビルがエビルブレードでリバイスキングクラブに切り込むが、リバイスキングクラブは右のハサミを振るって、エビルブレードを弾き飛ばした。
『なっ!?』
ーーーーキィィィィ!!
リバイスキングクラブはそのまま、左の大きなハサミでエビルを掴むと、思いっきり投げ飛ばす。
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「死ぬ気で、決めるぜ!」
[キングクラブ! スタンピングフィニッシュ!]
飛んでいくエビルを横走りで追うリバイスキングクラブ。リバイがドライバーのスタンプを操作すると、リミックスが解除され、リバイスのハサミブレードにエネルギーが集まり、ハサミブレードを付けた足に、『キングクラブバイスタンプ』の形をしたエネルギーとなる。
『ち、調子に!』
エビルが抵抗しようとするがその時ーーーー。
「光の意思よ! 私に勇気を! 希望と力を! 『ルミナス・ハーティエル・アンクション』!』
ルミナスが『ハーティエルバトン』を使い、虹色の光でエビルの動きを停止させた。
『ぬぁっ!!』
動けなくなったエビルに、リバイが上から、バイスが下から蹴りを放ち、落下するエビルを挟むように蹴ろうとする。
『く、クッソォォォォォォォォォォォォォォっっ!!』
ーーーードゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォンンッ!!
ーーーー【キングクラブスタンピングフィニッシュ】。
挟まれるように蹴りを受けたエビルは、『キングクラブ』よ紋章を浮べて爆発した。
そしてーーーー爆炎が収まるとソコには、黒のレザースーツのカゲロウ(?)が、ヨロヨロになって倒れそうになっていた。
「キリヤくん!」
「ーーーー待て」
ホワイトが駆け寄ろうとするが、レックスゲノムに戻ったリバイが腕を上げて制止させた。
「ーーーーああ・・・・うぅっ・・・・! あぁっ!」
カゲロウ(?)は、踏ん張りながらたおれそうになる身体を持ちこたえさせ、顔を上げた。
「ほのかさん・・・・」
その眼には、リバイの直感からも、大丈夫だと感じ、リバイが腕を下ろすと直ぐ様、ホワイトはキリヤを抱きしめた。
「うっ・・・・うぅっ・・・・!」
「ほのかさん達なら、きっと来てくれるって、信じて、いました・・・・」
「キリヤくん・・・・! キリヤくん・・・・!!」
ホワイトが大粒の涙を零しながら、キリヤの身体を強く抱きしめた。
「ほのかさん、ちょっと、苦しいですよ・・・・」
「あっ・・・・ご、ゴメンね・・・・」
ホワイトがキリヤを離すと、零れ落ちる涙を拭う。
「あああああぁぁぁっ!!」
「良かった・・・・! 本当に・・・・!」
ブラックが滝のような涙を流し、ルミナスも薄っすらと浮かんだ涙を指で拭い、ドキドキチームも涙を浮かべて笑みを浮かべる。
「くぅぅ〜! コレが感動ってやつなのね!」
「ふっ・・・・」
バイスも涙を流し、リバイは薄く笑ったような声を漏らすと、地面に落ちた『ブラキオバイスタンプ』とエビルブレードを拾った。
「『ブラキオバイスタンプ』。『ツーサイドライバー』。回収完了」
と、リバイが呟くと同時に。
「うおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
デモンズと他のプリキュアチームが吹き飛んできて、ダメージ過多により変身が解除された。
「皆!」
ブラックてルミナス、ドキドキチームが駆け寄った次の瞬間ーーーー。
『ーーーーふん。カゲロウ。威勢の良い事を言っていたが、ここで終わったか。存外情けないヤツだ』
『ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!』
『っ!』
バッファロー・デッドマンとスーパーブラキオ・デッドマンがやって来た。
「ーーーーキリヤ!」
「ーーーーっ!(コクン!)」
リバイがエビルブレードを投げ渡すと、キリヤはそれを受け取り力強く頷いてから、ホワイトに向けて口を開く。
「ほのかさん。ここは任せて下さい」
「ええ。頼むわね。キリヤくん」
ホワイトがそう言うと、キリヤから離れ、キリヤはリバイスの二人の隣に立つ。
「おい新人! 俺っち達の足、引っ張んないでよ!」
「ええ。任せて下さい」
[ツーサイドライバー!]
キリヤが『ツーサイドライバー』を腰に巻き付け、『バットバイスタンプ』を構えた。
「ふっ。それじゃあ・・・・燃えてきたぜぇっ!」
「白黒つけましょう!」
それを見て、リバイも『新たなバイスタンプ』を構えると、二人は同時にスイッチを押した。
[トリケラ!]
[バット!]
二人のバイスタンプから、音声が響いた。
次回、キリヤくんが仮面ライダーに!
ー『仮面ライダーリバイス・キングクラブゲノム』ー
リバイが『仮面ライダーブレイド・ジャックフォーム』をモデルとし、バイスは『仮面ライダーブレイド・キングフォーム』をアレンジしたデザインです。