仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ー輝二sideー
[トリケラ!]
リバイが『トリケラバイスタンプ』を起動させると、バイスはリバイの中に戻る。
[Come on! トリ・ト・トリケラ! Come on! トリ・ト・トリケラ! Come on! トリ・ト・トリケラ!]
ーーーーあぁ疲れたぁ。さっさと終わらせて、ひとっ風呂浴びたいぜ。
ーーーーなぁなぁ輝二! 俺っちも頑張ったしょ?
ーーーー・・・・まぁな。良くやったな、バイス。
ーーーー後でコーヒー牛乳奢ってやる
ーーーーうっひょぉぉっ! 輝二が俺っちを褒めてくれたぁ!
ーーーーさぁ、もう一仕事行くぞ!
ーーーーオーライ!
ドライバーにセットしたスタンプを横に傾ける。
《ィヤタァ!》
スタンプを持ったバイスが、リバイに振り下ろし、スタンプの中に入るリバイ。
[バディアップ! トリプルホーン! トリッキーバトル! トリケラ! 目覚めろ! 三角竜!]
スタンプに砕いて現れたのは、リバイは新たな戦士となり、背中に短い突撃槍を二つ持った戦士の姿となる。
バイスは重厚な鎧に、背中に角のないトリケラトプスの頭のような盾を装備し、鼻先の角が上下に動いていた。
新たなゲノム、〈仮面ライダーリバイス・トリケラゲノム〉であった。
「手を伸ばして掴み取るぜ!」
「俺っち達が求めるものをな!」
トリケラゲノムとなったリバイスは、いつもの腕タッチをする。
ーキリヤsideー
[バット! Confirmed!]
音声を響かせると、キリヤの影から無数のコウモリが飛んでいく。キリヤはスタンプを持った手と待っていない手を交差させ、回しながら顔の近くに持っていき。
「変身!」
『バットバイスタンプ』を『ツーサイドライバー』に押印させると、エビルブレードを変形させ、ドライバーのエンブレムのもう片方が白く発光し、銃のような形にしたその時、漆黒のコウモリ達が純白となる。
[Eeny, meeny, miny, moe♪ Eeny, meeny, miny, moe♪]
音声が響く中、純白のコウモリ達がキリヤの背後で一つとなり、巨大なコウモリが逆さにぶら下がる。
キリヤが、エビルブレード(?)を取り外すと、引き金を引いた。
[バーサスアップ!]
次に、純白のコウモリがキリヤに飛びつき翼で包み込むと、そのまま回転しながらスタンプの形となる。
[Precious!Trust us!Justis!バット!]
「はっ!」
スタンプの中でキリヤが『仮面ライダー』の姿になると、スタンプを砕くように銃を撃つと、スタンプが砕かれ、その姿を露わにした。
[仮面ライダーライブ!]
閉じていた顔面のコウモリの翼は開き、それに伴ってオレンジ色のクリアパーツになっている。頭部はシルバーで、黒をベースとしたエビルに対比して、白がベースとなっており、差し色はターコイズブルーの、まるで聖職者のような出で立ちの新たな仮面ライダーがいた。
そうーーーー純白の聖戦士『仮面ライダーライブ』である。
ー狩崎sideー
「裏返ったーっっっ!!!」
そしてドローンからの映像を見ていた雄二郎司令の後ろで、狩崎がリバーシをひっくり返して吠えた。リバーシの駒が黒から白に反転した。
「〈仮面ライダーライブ〉爆誕! フォーッ! うおおおおおお!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
テンション爆アゲとなる狩崎と対象的に、雄二郎司令は何処か、険しい顔色になっていた。
ーキュアホワイトsideー
ホワイト達も、新たな姿となったリバイスとライブに目を見張った。
「えぇっ!? ぶっちゃけ、ありえな〜い!?」
「エビル、じゃなくて、ライブ!?」
「っ! そうか・・・・! 黒が白に反転、『EVIL‹エビル›』が反転したから『LIVE‹ライブ›』なんだわ!」
「よぉ〜し! 私達も!」
「待って皆!」
ブラックとルミナスが驚き、ゆりが考察するとめぐみが再度変身しようとするが、ホワイトが止めた。
「ホワイト・・・・?」
「・・・・皆、キリヤくんの好きにさせてあげて」
ホワイトがバッファロー・デッドマンとスーパーブラキオ・デッドマンと対峙するライブの背中を、その勇姿を、目に焼き付けようとしていた。
その言葉と気迫に、ブラックとルミナスとドキドキチームは拳を下げ、誠司と他のプリキュア達も、変身アイテムを下ろした。
ーリバイスsideー
「おい、キリヤとか言ったな。あのバッファロー・デッドマン‹牛›、やれるか?」
「ーーーー余裕ですよ」
「んじゃさ! 俺っち達があのブラキオの寄せ集めやっつけてやるよ!」
「美味しい処はくれてやる」
「ーーーーありがとうございます」
そう会話して、リバイスはスーパーブラキオ・デッドマンへと向かった。
しかし、バッファロー・デッドマンが立ち塞がろうとする。
『待て! 貴様とは決着ぶへっ!?』
「うるせぇんだよ邪魔牛! お前の遊び相手なんてしてやる義理はねぇよ!」
「お邪魔ちゃんなのよ!」
が、リバイがバッファロー・デッドマンの顔面を踏みつけ、そのまま跳躍して飛び越えると、バイスをバッファロー・デッドマンにラリアットしてから通り過ぎた。
『ハブッ!ーーーーお、己!』
起き上がったバッファロー・デッドマンは顔を抑えてリバイスを追うとするが、今度はライブか立ち塞がる。
「僕が相手になってあげますよ。相手にされてないお牛さん」
「貴様・・・・」
「カゲロウに捕らわれながらも、僕は色々と聞き耳を立てていましたから、あなたのーーーー”くだらない目的”も、知ってますよ?」
「くだらない・・・・だと!? この、『ドラッグ野郎』がっ!!」
ライブが含み笑いを交えた言葉を聞き、バッファロー・デッドマンはギフジュニアを大量に召喚し、ハルバードを振り回しながら、ライブへと襲い掛かった。
そして、リバイスは。
『ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオっ!!』
「はぁっ!」
スーパーブラキオ・デッドマンのドリルとノコギリを回避し、二本の突撃槍『ツノランサー』を突き立てる、
『ブォオッ!?』
「はぁぁぁぁっ!!」
後退するスーパーブラキオ・デッドマンに、リバイはツノランサーの柄を接続すると少し柄が伸び、一本の長槍となった。
「はぁっ! とりゃ! つぁっ!!」
『ブオオオオオオオ!』
リバイはツノランサーを回しながらスーパーブラキオ・デッドマンを攻めたて、更に大きく振って遠心力を交えた突きを繰り出し、スーパーブラキオ・デッドマンが大きく後退する。
『ブオオオオオオオオオオオ!!』
が、スーパーブラキオ・デッドマンは、キャノン砲で攻撃をしてくる。
「っ!」
砲弾がリバイの当たり、爆裂を引き起こす。
『輝二さん!』
プリキュアの何人かが声を上げ、煙が晴れると。
「ーーーーへっへ〜! 俺っちがいる事、忘れちゃったの? しみるわ〜!」
リバイの前に盾『トリケラシールド』を構えたバイスが、砲弾を防いでいた。
『ブオオオオオオオッ!!』
「どぉぉりゃぁぁぁっ!!」
スーパーブラキオ・デッドマンが連続で砲弾を放つが、重厚な鎧を纏ったバイスに通じず、トリケラシールドで防ぎながら突き進み殴りつけると、鼻の部分がバンカーのように動いて、スーパーブラキオ・デッドマンを突き刺す。
『ブガッ!』
「ふんぬぅぅぅらぁぁぁっっ!!!」
「ブオオオオオオオッ!?」
「はぁぁぁっ!!」
バンカーを刺されたスーパーブラキオ・デッドマンがその場で動きを止め、バイスがその身体を掴んで盛大に投げ飛ばすと、先に跳んでいたリバイスがツノランサーを思いっきり振り、スーパーブラキオ・デッドマンに叩きつける。
『ブォォォッ!!』
スーパーブラキオ・デッドマンが吹き飛び、バイスの隣に着地するリバイ。
『ブオオオオオオオオオオオッ!!!』
起き上がったスーパーブラキオ・デッドマンは雄叫びをあげ、頭と両手にエネルギーを溜めていく。プリキュア達を吹き飛ばした竜巻攻撃である。
「バイス!」
「よっしゃぁ!」
リバイはドライバーのスタンプを二回傾けた。
[リミックス! バディアップ! 必殺! チェケラ! ひと欠片! トリケラ!]
「そいやっさ!」
「よっと!」
トリケラシールドを上に投げたバイスが四足歩行になると、リバイもツノランサーを上に投げ、トリケラシールドと合体しトリケラトプスの頭となりそれを両手で持つと、四足歩行になったバイスに跨がると、リバイスの身体が変化し、トリケラトプスへと変貌した。
角竜類のリミックス、『リバイストリケラ』である。
『ブオオオオオオオオオオオッッ!!!』
ーーーークァァァァァァァァァ!!
スーパーブラキオ・デッドマンが竜巻攻撃を繰り出すと、リバイストリケラが突進し、竜巻をもろともせず、スーパーブラキオ・デッドマンに頭を振って、角で攻撃するとキャノン砲の腕が砕けた。
『ブオオオッ!?』
そしてスーパーブラキオ・デッドマンは錐揉み回転しながら吹き飛び、地面に盛大にバウンドしながら転がり、一際大きく跳ねて地面に落下ーーーーする先に、バッファロー・デッドマンが転がってきた。
何故バッファロー・デッドマンが転がってきたと言うと。
ーライブsideー
リバイスがスーパーブラキオ・デッドマンと交戦する前、
「ハァッ!」
『ギフッ!?』
ライブは固有武器『ライブガン』の引き金を引くと光弾が放たれ、ギフジュニア達を正確に撃ち抜いていく。
『ギフッ!』
「はぁっ! たぁっ!」
『ギフッ!?』
ギフジュニア達が攻勢に出るが、ライブはその攻撃を受け流し、流れるような動きでライブガンを至近距離から撃っていく。
『ギファ!?』
「っ、ふっ!」
『ギフっ!?』
後ろから攻撃してきたギフジュニアを跳躍して回避し、両足でギフジュニアの首をホールドしたライブは背面にぶら下がるようにすると、その場で振り子のように動くと、ギフジュニアの身体をその場で180°回転させながらライブガンの光弾を全て正確にギフジュニア達に浴びせていく。
『『ギファァァァァッ!!!』』
「っ! はぁっ!」
『ギフっ!』
逆さまにぶら下がり、さらに回転した状態にも関わらず、的確にギフジュニア達を撃ち倒したライブはホールドしていた足を離し、ギフジュニアを撃ち抜く。
「・・・・・・・・」
『『・・・・ギフゥゥっ!!』』
ライブガンを下ろし一息吐いたライブの後ろから、隠れていたギフジュニアが二体が飛びかかってくる。
「・・・・!」
ーーーーバシュン! バシュン!
『『ギフゥゥゥゥッ!?』』
が、ライブは後ろを振り向かず、ライブガンで正確に二体のギフジュニアの脳天を的確に撃ち抜き、ギフジュニア達は地面に置いて消滅した。
ーキュアホワイトsideー
「えぇ〜!? ぶっちゃけ、キリヤくん強ーい!」
「ぶ、ブラック、キリヤさんってあんなに強い人だったんですか!?」
「い、いや、あんなに強くはなかったと思うけど・・・・」
「ですが、彼のあの動き、まるで特殊で、それも高度な戦闘訓練を受けているようなキレがありますわ・・・・!」
ブラックとルミナス、否、他のプリキュア達もライブの戦いぶりに目を見開き、ロゼッタがそう考察した。
そんな中、やよいはリバイスの方に視線を向けたり、すぐにライブの方に視線を向けたり、またすぐにリバイスを、またすぐにライブをと、往復するように見ていた。
「やよいちゃん、目疲れるよ・・・・」
「だってだって! ワイルドでダイナミックに戦うトリケラゲノムと! クールでスタイリッシュなライブ! もう最高だよぉっ!!」
なおが苦笑して言うが、ヒーロー大好きなやよいは胸の高揚を隠そうとせず、目をキラキラさせながら双方の戦いを見ていた。
「だけど、本当に凄いわね、あのライブって・・・・」
「ええ。下手をすると私達よりも上って気がするわ・・・・」
シエルとダイヤモンドも、ライブの活躍ぶりに目を見張っていた。
ーライブsideー
「ふぅ・・・・」
ギフジュニアを掃討したライブは、ホッと一息をーーーー。
『ヌウォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!』
「っ!」
吐く暇もなく、バッファロー・デッドマンがハルバードを大きく振り下ろしてきた。
ーーーードゴォォォォンン!
ハルバードが地面に叩きつけられ少し土煙を舞うが、ハルバードの長い柄に、ライブがヒラリと立った。
『この! 下りろ・・・・!』
「ーーーーハァッ!」
『ぐわぁっ!!』
振り上げようとするバッファロー・デッドマンよりも早く、ハルバードを足場に曲芸のように連続回転するライブは、銃撃と蹴りを繰り出した。
「ハッ! ハッ! ハッ! ハッ! ハッ!」
『ぐわぁっ! ぐわぁっ! ぐわぁっ! ぐわぁっ! ぐわぁっ!!』
連続攻撃に耐えられず後退するバッファロー・デッドマンが、足を地面に引っ掛けて倒れてしまう。
ライブは着地すると同時に、ライブガンをドライバーに戻し、『バッドバイスタンプ』を押した。
[必殺承認!]
「ーーーーバッファロー。あなたは凄い人だ。自分の目的の為ならどんなに多くを切り捨てても構わない、その狂気にも似た信念には驚嘆すら感じます。その動きからも、キュアロゼッタのように、あらゆる武術を修めていった努力が垣間見えた」
『ーーーーあぁそうだ。我はこの力を得る為に、あらゆるモノを切り捨てた! 我が求めるものの為に!!』
バッファロー・デッドマンは起き上がると、大仰に宣言した。しかし、ライブは冷淡に声を発する。
「でもねーーーーあなたの力は・・・・“軽いんですよ”」
『・・・・“軽い”、だと? 『僕』の、積み上げてきた力が?』
その言葉を聞いて、バッファロー・デッドマンは一人称を『我』から『僕』に変わって首を傾げる。
「あなたは自分の力を、“自己満足の為だけ”にしか使っていない。ーーーーそんな“薄っぺらな覚悟”と“軽薄な力”で積み重られた強さだなんて、たかが知れてますよ」
ライブは確信を込めてそう言って、チラッとホワイト達を一瞥した。
そうーーーー彼は知っている。本当に強い『覚悟』と『想い』を以て、どんなに絶望的な状況でも立ち上がってきた人達を。
バッファロー・デッドマンはライブの言葉が逆鱗に触れたのか、身体をフルフルと震わせ、唸るような声を上げた。
『ーーーーふざけるな! この『悪魔の力』を使いこなすように、『僕』は努力を積み重ねてきた! お前の! お前達のように! そんなドライバーやアイテムを使うような外付けドーピング共なんかに! 劣っている筈が、負ける筈が無いんだぁああああああああああッッッッ!!!』
怒りに任せて突撃をしてくるバッファロー・デッドマン。
しかし、ライブはその場から動こうとせず、構えたまま動かない。
『キリヤくん!』
ブラック達の声が響くが、ライブはそれでも動かない。ホワイトも、拳を握りしめて見つめる。
バッファロー・デッドマンの角が、ライブの胸に突き刺さるその時ーーーー。
「ーーーーふぅ・・・・」
ライブはのけ反るように倒れると、両足をバッファロー・デッドマンの腹部に当てると、その勢いでバッファロー・デッドマンのその巨体を、フワリと投げた。
ーーーー巴投げだ。
『なっ!?』
大きく投げ飛ばされたバッファロー・デッドマン。ライブはすぐに立ち上がると、ライブガンを抜いて、その銃口を向けた。
[バッド! ジャスティスフィニッシュ!]
ライブガンの銃身にエネルギーがチャージされ、トリガーを引くと、黄色い音波状のエネルギー弾を撃った。
『グワァアアアアアアアアアっ!!』
そして地面を転がるバッファロー・デッドマンの上に、同じくリバイストリケラに吹き飛ばされてきたスーパーブラキオ・デッドマンが落ちてくる。
『えっ? ウソ? ウソウソウソ!? 来るな来るなァァァァァァっ!!!』
バッファロー・デッドマンは必死に懇願するが、止まる訳が無く、そのままーーーー。
ーーーーグサァッ!
『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!』
スーパーブラキオ・デッドマンのノコギリが頭の角に引っ掛かり、さらにドリルがバッファロー・デッドマンの腹部に深く突き刺さった。
『うわっ!? ちょっとスプラッタ・・・・!』
プリキュア達が口に手を当てて憐憫な視線を向けた。
ーリバイスsideー
「よっしゃ! 今がチャンス!」
[トリケラ! スタンピングフィニッシュ!]
バイスの言葉に続くように、リバイがバイスタンプを操作すると、リバイストリケラの足元の地面に、『トリケラバイスタンプ』のエンブレムが浮き上がり、リバイストリケラの足に吸い込まれるように消えていく。その瞬間、リバイストリケラの身体が発光し、スーパーブラキオ・デッドマンとバッファロー・デッドマンに向かって突撃していく。
ーーーークァァァァァァァァァッ!!
『っ! ヤバいっ!!』
突撃してくるリバイストリケラを見て、バッファロー・デッドマンは腹部に刺さったドリルを無理矢理抜き、ノコギリが引っかかった角をへし折る。
『ぐぅぅっ!!』
『ブォ?』
痛みに微かに悶えるバッファロー・デッドマンはスーパーブラキオ・デッドマンの後ろに回り、その身体を持ち上げ、
『このぉぉぉっ!!』
『ブオオオオオオオっ!?』
「っ!」
[スパイダー!]
リバイストリケラに向かって思いっきり投げた。ソレを見た誠司が、『スパイダーバイスタンプ』を起動させた。
「死ぬ気で、決めるぜ!」
リミックスを解除したリバイは槍を持って飛び、上からスタンプ状のエネルギーを纏ったキックを。
「とりゃぁぁぁっ!!」
バイスは盾を持って下からスタンプ状のエネルギーを纏い、スライディングキックを繰り出した。
『ブオオオオオオオオオオオオオオオっっ!!』
ーーーー【トリケラスタンピングフィニッシュ】。
ーーーードガァアアアアアアアアアアアアアアンン!!
スーパーブラキオ・デッドマンは、『トリケラバイスタンプ』の紋章を浮かべて爆発した。
『くっ、クソぉっ!!』
「あ! アイツ逃げるぞ!」
「仲間のデッドマンを盾にするなんて!」
「恥ずかしく思わないのですか!」
あおいとなおとエースが文句を言うが、バッファロー・デッドマンは構わず駆け出す。
「キリヤくん!」
「それじゃ僕も・・・・死ぬ気で、決めてやるさ!」
[必殺承認! バッド! ジャスティスフィニッシュ!]
ライブがツーサイドライバーを起動させると、跳躍し飛び蹴りの体制に入る。
『ーーーーき、貴様! 逃げる相手を後ろから攻撃するだなんて! なんて卑劣なヤツだ! 恥を知れ!!』
『アンタが言うなっっ!!!』
味方を盾にして逃げようとする自分を棚に上げたバッファロー・デッドマンが、ライブの方を向きながら見苦しい言葉を吐くが、プリキュア達の大半が一蹴する。
『クソっ! このまま「逃げるな、よっとぉッ!」ゴブベバァッ!!
逃げようとするバッファロー・デッドマンの逃げ道に先回りしたのは、『デモンディグゾン』を装備したデモンズだった。
デモンズは激しく回転するドリルを力いっぱい振り抜くと、完全に意表を突かれたバッファロー・デッドマンを殴り飛ばし、ライブの攻撃を正面から受ける体制にした。
「今だ! ライブ!!」
「Grazie‹グラッツィエ›! デモンズ!!」
何故かイタリア語で『ありがとう』と言ったライブは、白い蝙蝠を右足に纏って飛び蹴りを放つ。
「ヤァァァァァァァァっ!!」
『ず、ズルイぞ!! 卑怯だぞ!! こっちは一人なのに二体一だなんモゲギャァアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!』
ーーーーズガァアアアアアアアアアアアアアンンッ!!
見苦しく喚くバッファロー・デッドマンだが、ライブの蹴りを受けて、『バッドバイスタンプ』のエンブレムを浮かべながら爆発した。
丁度その時、なのは達とヒトミ達も、幹部達が退散したのか、ようやく到着した。
「ーーーーふぅ、助かったよデモンズ」
「おう。コレからよろしくな、ライブ!」
お互いにそう言うと、パン! とハイタッチした。
それを見ながら、リバイは『バッファローバイスタンプ』を拾った。
「ーーーー『バッファローバイスタンプ』。回収完了」
「あ、これにて一件落着〜!」
バイスが締めの言葉を発した。
ーオルテカsideー
オルテカは、アギレラとフリオを先に帰らせて、リバイス達がいる工場から離れたビルの屋上の床に倒れる。バッファロー・デッドマンの契約者である『スタイリッシュ悪者デストロイヤー』と名乗る少年を見下ろす。
「〜〜〜〜!! オルテカ・・・・!」
「ーーーー分かっていますよ」
オルテカは獣のような唸り声を上げる少年に、『新しいバイスタンプ』を渡した。
「まだまだ、やれますよね?」
「当然だ・・・・! それよりも、魔法使いのプリキュアがいたよなぁ? アイツらの魔法が、欲しい・・・・!!」
「時期を持ってください。時期を、ね」
オルテカはそう言って、薄く笑みを浮かべた。
ーキリヤsideー
キリヤはその後、ほのかの家でプリキュア達と輝二と誠司、そして精霊達とタコカフェのたこ焼きや、PANPAKAパンのパン、シュークリームやドーナッツ、カップケーキやキラパティのスイーツ等を持ち寄りドンチャン騒ぎで盛り上がっていった。
突然のパーティーだったが、さなえお婆ちゃんは笑みを浮かべて受け入れてくれた。なのは達は事後処理の為に不参加である。
因みに、ブラキオ・デッドマンの契約者の三人は、精神崩壊寸前の状態であり、およそ半年以上は精神病院での治療を受ける事になったが、彼らがカゲロウに捕まる前の所業を考えれば、当然の報いとほとんど同情されなかった。
パーティーが盛り上がっている最中、キリヤは少し席を外し、人気の無い場所につくと、お腹を少し押すと、口から“特殊なケースに入っていた小さな通信機”を吐き出し、通信機を取り出して、何処かの誰かと静かに連絡を取る。
「ーーーーはい。定期連絡を怠り申し訳ありませんでした。〈デッドマンズ〉に捕縛されましたが、怪我の功名か、『仮面ライダー』の力を得る事ができました。・・・・はい・・・・はい。やはり〈デッドマンズ〉で、“最も警戒すべきはオルテカ”だと思われます。引き続き、“他の事も含めて”、〈フェニックス〉の内部を探ります。ーーーー僕の先輩でもある“あなたの出来の悪い教え子達”の様子も一応見ておきますよ」
それから数秒ほど、通信相手との話を終えたキリヤは、目をキリッとさせて応えた。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーでは、〈ネオボンゴレファミリー門外顧問『CEDEF‹チェデフ›』〉、『コードネーム・ぺぺ』。通信を終えます、『ラル・ミルチ教官』」
通信を終えたキリヤは、丁度よく迎えに来たほのかに笑みを浮かべ、手を繋ぎ合って皆の元に戻るのであった。
《ーーーーにゅ~ん》
キリヤがいた場所に、小さな影が動いていた。
ー輝二sideー
輝二は真琴やうららが歌まで歌い出し、マナも参加するのを六花とアリスと亜久里が止めたりするのを眺めていた輝二に、キリヤとほのかが戻ってくるのと同時に、キリヤの後を追っていたバイスも戻って来ると、輝二の耳元でコショコショと話す。
「(ふぅ~ん。成る程、な・・・・)」
輝二はキリヤをソッと見据えながら、これから面白くなりそうだと、薄く笑みを浮かべていた。
ー『仮面ライダーリバイス トリケラゲノム』ー
リバイは『仮面ライダーアギト グランドフォーム』をリバイスカラーにした姿。
バイスは『ブラキオゲノム』の時と同じだが、大きめの盾を装備した。
『ぺぺ』とは、イタリア語で胡椒(ペッパー)を意味しており、ホワイトペッパーやブラックペッパーにもなります。