仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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結構雑に作りました。


Happy Birthday・BUFFALO

ー輝ニsideー

 

「エリオが・・・・誘拐された・・・・?」

 

はな達から連絡を受け、すぐに駆けつけた六課とヒトミ達フェニックス隊員。

状況を聞いてから、フェイトが驚きに目を見開き、ヨロヨロと後ろに数歩後退る。

 

「フ、フェイトさん・・・・!」

 

シャマルから治療を受けたキャロが心配そうに声を発するが、フェイトはすぐに体制を整えるとーーーー。

 

「・・・・・・・・フン!」

 

ーーーーパン!

 

『っ!』

 

フェイトは自分の両頬を思いっきり張った。

 

「・・・・狩崎さん。エリオと、奏の弟さんを誘拐した人の事、詳しく調べられますか?」

 

両頬に紅葉を作ったフェイトが、至極冷静に問いかけてきた。

 

《フェイトちゃん、凄く冷静なの・・・・!》

 

《ほんまやなぁ。少し前のフェイトちゃんやったら、冷静さを欠いて狼狽えまくっておったのになぁ!》

 

《この前の『事件』で、少しは成長したのかねぇ?》

 

なのはとはやてとヴィータが念話でそう会話する内に、既に狩崎がタブレットを操作して、大川聖奈先生の情報を出していた。

 

「大川聖奈。5年前に弁護士だった夫を交通事故で亡くし、一年程前にある事件に巻き込まれ息子が行方不明になった。そして、その息子さんだが・・・・」

 

タブレットに表示された大川聖奈先生の息子さんの映像を見た時、全員が目を見張った。

その息子さんは、髪と目こそ黒いが、エリオと瓜り二つだったのだ。

 

「エリオくんそっくり!?」

 

「そうか。行方不明の息子さんの代わりにエリオくんを誘拐してしまったのかも知れないわね・・・・」

 

奏が驚き、みなみは大川先生の犯行の動機を推察した。

 

「既にその女性の住んでいるマンションに隊員を向かわせたが、もぬけの殻だったようだ」

 

「・・・・・・・・ゆい。今日はもう帰れ」

 

「っ、お兄ちゃん・・・・」

 

狩崎の話の途中で、ゆいに向かって輝ニがそう言った。

 

「ここから先は、お前には危険過ぎる。今日は帰って、また今度にしよう」

 

「う、うん・・・・」

 

そう言って、ゆいは帰ろうとする。途中、はるか達も一緒に帰ろうと言うが、ゆいが、「奏太くんとエリオくんを助けてあげて」と言って、四人と二匹を置いて、一人帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

ーエリオsideー

 

「エリオ! おいエリオ!」

 

「うっ、うぅっ・・・・ここは・・・・? 奏太くん?」

 

目を覚ましたエリオは、目の前に奏太がいた。身体を動かそうとしたが縛られており、両腕も後ろに回され縛られ、さらに足までも縛られ動けなくされ壁に寄りかかった状態だった。

周囲を見ると、何の家具も置いていないアパートの一室らしき部屋の畳の上。若干埃っぽい臭いがする。

 

「っ! そうか、僕達は・・・・!」

 

気絶する前の記憶が鮮明に蘇ってくる。確か輝二達の話し合いから少し離れていると、奏太がやって来て、気まずい空気の中、突然デッドマンに襲撃され、奏太が殴られ気を失い、エリオが応戦しようとしたが、返り討ちに合って気を失ったのだ。

 

「(っ、ストラーダは・・・・ない、か)奏太くん、ここって、一体・・・・?」

 

「分かんねえよ。俺も今起きたばっかりで・・・・」

 

と、話し合っていると、廊下の方から足音が響いてきた。

 

「っ! 奏太くん。誰か来る。寝てるフリをしよう」

 

「う、うん!」

 

声をひそめて話すエリオに応じて、エリオと奏太は壁に寄りかかり、瞼を閉じて寝息を立てるフリをする。

すると、自分達を誘拐した大川聖奈と、知らない壮年の男性が入ってきた。大川聖奈は寝ているエリオと奏太を見てから、耐えきれないと言いたげに男性の袖を掴んで懇願するように声を上げる。

 

「『天彦先生』! こんな事やっぱり間違っています! この子は『涼太』じゃないんです!」

 

「何を言ってるんですか? 息子さんが行方不明になって、寂しさで押し潰されそうになっているあなたの心を癒やすには、この少年にしばらく『息子さんの役』をやってもらっていれば良いのです。あなたも納得したから、実行したのでしょう?」

 

「そ、それは・・・・!」

 

『天彦先生』と呼ばれた男性の言葉に、大川聖奈先生は言葉を詰まらせてしまった。

 

「(あの男の人が『黒幕』かな・・・・?)」

 

「(ーーーーあれ? あのオッサン、どっかで見たような気がするぞ?)」

 

寝たフリをするエリオと奏太は薄目で様子を伺うと、奏太は男性の方に目を向けていた。

 

「ーーーー私に任せて下さい。あなたの心の溝を埋めてあげますから」

 

そう言って、『プラナリアバイスタンプ』を取り出す男性を、大川聖奈先生は黙って見据えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーゆいsideー

 

昼過ぎ。ゆいは少し歩くと、ノーブル学園ではなく、輝二の事務所兼自宅の近くまで来ていた。

 

「・・・・・・・・」

 

幼い頃ーーーー物心がついて間もない三〜四歳まで、家族四人で暮らしていた家だが、ゆいは家の前に付くと、ジッと家を見上げながら、アギレラに言われた言葉が脳裏を過ぎった。

 

【思い出なんて殆どない。お父さんとお兄さんと言っても、『赤の他人』のような感覚ーーーーじゃないの? ゆいちゃんにとっては、ね】

 

「・・・・・・・・」

 

ゆいはバッグの中から、先日誰かから送られたバイスタンプとドライバーを手に取った。

 

「・・・・・・・・」

 

「あれ? 七瀬さん?」

 

「っ!」

 

突然声をかけられ、ゆいは慌ててスタンプとドライバーをバックにしまい、声のした方に顔を向けると、翔がいた。

 

「翔、くん・・・・」

 

「何してるんですか?」

 

「・・・・・・・・」

 

ーーーークゥ・・・・。

 

「ぁ・・・・!////」

 

突然お腹が小さく空腹を訴え、頬を赤くするゆい。

 

「良かったら、家に来る?」

 

翔から提案され、ゆいは小さく頷いた。

 

 

 

 

 

 

「どうぞどうぞ。良く来たね。遠慮しないで寛いでよ」

 

「お邪魔します・・・・」

 

「いらっしゃい。すぐにご飯できるからね」

 

翔に案内され、牛島家にやって来たゆいを、牛島太助と妻の公子はにこやかに歓迎した。

そして、牛島家の人達が動き回る中、ゆいは牛島家のリビングを見てーーーー『奇妙な違和感』を感じた。

リビングには家具と観葉植物だけが置かれ、テレビとソファーと小さなテーブルが置かれている。それだけならば問題無いように見えるが、本棚や窓際、家具の上には何も置かれていなく、“一般家庭の雰囲気、生活感が一切感じられないのだ”。

 

「(ーーーー何だろう・・・・この家?)」

 

まるでモデルルームの家にいるような、奇妙な感覚に、ゆいは首を傾げていた。

 

 

 

 

 

 

ーエリオsideー

 

二人が部屋から出ると、エリオと奏太がパチリと目を開け、起き上がる。

 

「・・・・ゴメンね、奏太くん。僕のせいで君まで巻き込んでしまって」

 

「・・・・なぁ、エリオってさ。前にアコに、【エリオはアンタと違って忙しいのよ】って。いつもこんな危ない事をやってんのかよ?」

 

「う、うん・・・・まぁ、結構・・・・」

 

「怖く、ないのかよ・・・・?」

 

奏太が弱冠震えているように声を発する。良く見ると、身体も僅かに震えていた。それはそうだ。エリオだって初任務の時は不安で震えていたのだ。奏太は誠司やゆいと違って、プリキュアの戦いを詳しく知らない一般人だ。不安や恐怖を抱かない方がおかしい。エリオは奏太に向かって声を発する。

 

「恐いよ。でも、『目標』にしている兄さん達がいるんだ」

 

「兄さん?」

 

「ーーーー本当の兄さんじゃなくて、兄さんって慕っている人達なんだけどね。その兄さん達なら、こんな時でも【あきらめるな!】、【死ぬ気になって覚悟を決めろ!】って言うと思うんだ。だから、あきらめないよ」

 

「・・・・・・・・【あきらめるな】、か。ウチの姉ちゃん達みたいだなぁ」

 

「お姉さんって、奏さんの事?」

 

「あと響姉ちゃんな。それにエレン姉ちゃんに、三人に影響されたのかアコもな。ーーーー良し。こうなりゃやってやる! エリオ! 後ろ向いてくれ!」

 

「う、うん!」

 

奏太が何やら決意したように頷きエリオにそう言うと、エリオは背中を向けると、縛られた両手に向けて奏太が口を大きく開き、

 

「ハグっとぉ!!」

 

思いっきり噛み付いたのだ。

 

「そ、奏太くん!? 何を!?」

 

「むぐぐぐ! 『太陽マン』で知ったんだけど、噛む力って掴む力より強いんだって!」

 

「まさか、噛み切るつもりなの!?」

 

「いんや! この間見た探偵アニメで知ったんだけど、縄の結び目を少し解せば・・・・!」

 

ムグムグと奏太が縄の結び目に噛み付いて解そうと口を動かしていると、エリオの手を拘束していた縄が緩んできた。

 

「っ! 奏太くん! 離れて!」

 

エリオの声を聞き、奏太はバッと縄から口を離すと、エリオが腕を動かし、手が開放された。

 

「や、やった! 奏太くん凄い!」

 

「へへへ!(ーーーーあぁ、歯が痛い・・・・)」

 

ニカッと笑う奏太は、内心ちょっと涙ぐんでいた。エリオはすぐに身体を縛っていた縄から脱出し、足の縄も解いてから奏太の縄も解いた。

と、その時ーーーー。

 

ーーーードカドカドカドカドカドカ。

 

「「っ!」」

 

乱暴に床を踏みしめる足音が近づいてきて、エリオと奏太は縄で縛られたようにし、再び寝たフリをする。

すると次の瞬間、甘彦先生と大川聖奈先生が部屋に入ってきた。

 

「ーーーー間もなく、〈フェニックス〉がこの場所にやって来ます!」

 

「そんな・・・・!」

 

「一刻の猶予もありません! 私と一緒にーーーー悪魔との『共同契約』を結びましょう」

 

[プラナリア!]

 

甘彦先生が大川聖奈先生に『プラナリアバイスタンプ』を渡し、自分も『プラナリアバイスタンプ』を取り出して押印すると、甘彦先生の後ろに一枚の契約書が現れ大きくなりクシャクシャと丸まり、『プラナリア・デッドマン』へと変貌した。

 

「っ・・・・!」

 

大川聖奈先生は、一歩後退りすると、待機状態のストラーダが床に落ち、丁度エリオの前に転がってきた。

 

『ヒャァァァ・・・・!』

 

「うわぁぁっ!!」

 

「「っ!」」

 

プラナリア・デッドマンを見て、思わず奏太が悲鳴を上げてしまい、天彦先生と大川聖奈先生がバッとエリオと奏太を見ると、縄を振り解いた二人が部屋から逃げ出した。

 

「奏太くん! こっちへ!」

 

「ああ!」

 

「あっ・・・・!」

 

エリオが奏太を連れて部屋を出るのを見て、大川聖奈先生の脳裏に、息子の涼太くんと離れ離れになってしまった当時の記憶が、鮮明に蘇ってしまった。

 

「ーーーーいや、イヤ! また失う! 涼太を失ってしまう!」

 

「・・・・・ふっ」

 

過去の記憶に狼狽している姿を見た天彦先生は、そんな大川聖奈先生の様子に薄く笑みを浮かべると、『プラナリアバイスタンプ』を手渡した。

 

「さぁ、『共同契約』をしましょう!」

 

天彦先生がそう言った瞬間、プラナリア・デッドマンから赤と青の二つの契約書が出てきて重なり、大川聖奈先生の前に現れる。

 

「ぅ、うぅ、ああああああっ!!」

 

大川聖奈先生が、自棄になったように叫び声を上げると、重なった契約書を『プラナリアバイスタンプ』で押印した。

その瞬間、赤と青と契約書がドス黒い契約書へと変わり、プラナリア・デッドマンが大量の契約書に変わり、大川聖奈先生に集まり、その形を作った。

女性の姿に近い容姿をし、全身を包み込む様な白い衣装が、まるで拘束具の様に張り付き、軟体質の組織で覆われた魔女の様な姿をしている。また、共通の仮面は両目と額に移動し、後頭部には無数の仮面が浮かび上がっているおぞましい姿、『プラナリア・デッドマン フェーズ2』である。

 

 

 

 

 

ーエリオsideー

 

漸く外に出たエリオと奏太。後ろを見ると、どうやら自分達は二階建てアパートに監禁されていたようだ。

と、その時ーーーー。

 

「エリオ危ない!」

 

「(ドン!)うわぁ!」

 

奏太がエリオを突き飛ばすと、大きな杖のような武器が飛んできて、奏太の肩を掠った。

 

「うぅっ!!!」

 

「奏太くん!」

 

エリオがすぐに奏太に駆け寄る。

 

「奏太くん・・・・! どうして・・・・!?」

 

「え、へへ、勝手に、身体が動いちまってさ。なぁ、エリオ」

 

「何?」

 

「お前がさ、凄く忙しいヤツだってのは、分かったけどよ。やっぱり、時々で良いからさ、俺と一緒に遊ばないか? 俺、エリオとーーーー友達になりたいんだ」

 

「っ!」

 

奏太の言葉に、エリオは息を呑んだ。これまで、同年代の男の子と接した事のないエリオは、奏太とどう接すれば良いのか分からなくて、一歩踏み込めなかった。

 

「ーーーーうん、うん! ぼくも奏太くんと、友達になりたい!」

 

「へへ・・・・うっ」

 

「奏太くん!」

 

奏太とエリオが笑みを浮かべ合うと奏太は痛みで気を失うと、アパートからプラナリア・デッドマンが、自分の武器である杖『ノウダラケアームズ』を引き抜いた。

 

『涼太・・・・! 涼太ぁ・・・・!』

 

プラナリア・デッドマンがエリオに向けて手を伸ばそうとした。エリオはストラーダを取り出し、セットアップしようとした。

が、その時ーーーー。

 

「「オラァっ!!」」

 

『ぐっ!!』

 

仮面ライダーリバイスが、ダブルドロップキックでプラナリア・デッドマンを蹴り飛ばした。

 

「リバイさん! バイス!」

 

 

 

 

ー輝ニsideー

 

「よっ、中々勇敢じゃねえか、少年」

 

正体や関係がバレる訳にはいかないので、他人行儀な物言いをした。

 

「奏太!」

 

「エリオくん!」

 

すると今度は、メロディとリズム、ビートにミューズが駆けつけ、さらにキャロもやって来た。

 

「キャロ! 皆さん! どうしてここが!?」

 

「以前大川先生が息子さんと暮らしていた地域を見つけて、もしかしたらソコにいるのかなって、皆で手分けして捜索していたら、スゴイ音が聞こえてきて、もしかしてと思ったのよ」

 

「フェイトさんとはるか達、なのはさんとはな達、ヴィータといちか達ももうすぐ来るわ!」

 

「その前にさっさと終わらせる!」

 

[バッファロー!]

 

リバイが『バッファローバイスタンプ』を起動させる。

 

[Come on! バ・バ・バッファロー! Come on! バ・バ・バッファロー! Come on! バ・バ・バッファロー!]

 

ーーーーHappy Birthday to You〜♪ Happy Birthday to You〜♪

 

ーーーー何で誕生日のテーマソング歌ってんだよ?

 

ーーーーHappy Birthday dia 俺っち〜♪

 

ーーーーあ? 今日お前の誕生日? 

 

ーーーーいやね。なんかこの歌を歌いたくなっちゃった。

 

ーーーーなんじゃそりゃ?

 

ドライバーにセットしたスタンプを横に傾ける。

 

《ホイッとぉっ!》

 

スタンプを持ったバイスが、リバイに振り下ろし、スタンプの中に入るリバイ。

 

[バディアップ! 突撃野郎! 衝撃備えろ! バッファロー! 明日のガッツがあればいいネェ〜!]

 

リバイがスタンプを砕くと、バイスと共に新たなゲノムへとチェンジしていた。

リバイは、仮面の装飾がバッファローとなり、胸に大きな円の中にバッファローの顔が描かれ角が円を突き破り両肩の装飾になり、右胸にバッファローのエンブレムが。両腕にもバッファローの角のような武器を装備し、両足にはバッファローの脚が描かれ、背中にはバッファローの顔のプロテクターが付いていた。

バイスは、頭に赤いバッファローの被り物、胸にはバッファローのエンブレムがあり、両腕と肩は黄色いラインや円が描かれ、リバイスとバッファローのエンブレムの円盾『メダルタテ』を装備し、両足にはバッファローの足が緑色に描かれていた。

新たなゲノム、〈仮面ライダーリバイス・バッファローゲノム〉が誕生した。

 

「リ・バ・イ! バイスリ・バ・イ・ス!」

 

「何だその歌は?」

 

「歌は気にしないで!」

 

「「「「あぁぁぁぁ〜・・・・!」」」」

 

リバイスのやり取りに、スイートチームは何故か、「それ違うでしょう!」と、ツッコミの姿勢で身悶えていた。

 

『私の・・・・邪魔をしないで!』

 

「ふっ!」

 

「へっ!」

 

リバイスが腕タッチをして構えると、プラナリア・デッドマンと交戦を開始する。

 

 

 

 

 

ーオルテカsideー

 

その様子を、アパートの窓から眺めるオルテカと天彦先生。

 

「ほう。『共同契約』ですか?」

 

「プラナリアの分裂能力に、私の人の心を操る能力が加われば、私の生んだ悪魔を『第三者』と契約させるのは容易いです」

 

「つまり、その『プラナリアバイスタンプ』一つで、悪魔を量産できると言う訳ですか」

 

「コチラに向かってきている邪魔者達には、ギフジュニア達が足止めしています。清々見させて貰いましょう」

 

オルテカと天彦先生は、ニヤリと笑みを浮かべて、戦いを静観していた。

 

 

 

 

 

 

ーリバイスsideー

「っ!」

 

リバイの両腕の角が刃のように鋭く長くなり、プラナリア・デッドマンを斬りつける。

 

「おりゃぁっ!!」

 

オーインバスター50・アックスモードとオストデルハンマーを駆使し、更に両手の『メダルタテ』を投擲して戦うバイス。

 

「「そらっ!!」」

 

攻撃する度に、何やらメダルのような形をした火花が飛び散る。

 

『あぁっ!!』

 

プラナリア・デッドマンが地面を転がる。

 

「決めるぞ! スイートチーム!」

 

「「「「はい!」」」」

 

[リミックス!]

 

「!」

 

[バディアップ!]

 

「よっ」

 

「あらさっ」

 

リバイとバイスが向き合って組み合って、マンモスのリミックスと立ち位置が逆になり、リバイの腕を上げると、背中のバッファローの頭と合わさり、腕の角が大きく太くなり、リバイの脇からバイスがメダルタテを出し、 リバイとバイスの胸のマークが宙にあらわれ、それが一つとなり、リバイスのマークになるとーーーー。

 

[必殺!抜粋!抜擢!バッファロー!]

 

ーーーーンモォオオオオオオオオオオ!!

 

リバイスの姿が、バッファローのような姿『リバイスバッファロー』へと変わった。

 

ーーーーンモォォッ!!

 

右前足で地面を削ると、勢い良く突進するリバイスバッファロー。

 

『クっ! うぁあああああっ!!』

 

ノウダラケアームズで防ぐが、アスファルトをガリガリと削りながら押し出し、更に上体を上げて、プラナリア・デッドマンを後ろに投げ飛ばした。

 

「死ぬ気で、決めるぜ!」

 

[バッファロー スタンピングフィニッシュ!]

 

スタンプを操作すると、リバイスバッファローとプラナリア・デッドマンの前に、リバイとバイスとバッファローのエンブレムが縦列に並ぶ。

 

ーーーーンモォォォォォッ!!

 

ダッとリバイスバッファローが駆け出すと同時に、スイートチームが必殺技を放つ。

 

「「駆け巡れ、トーンのリング! 『プリキュア・ミュージックロンド』!」」

 

「駆け巡れ、トーンのリング! 『プリキュア・ハートフルビートロック』!」

 

「シの音符のシャイニングメロディー! 『プリキュア・スパークリングシャワー』!」

 

赤いリングと黄色いリングと青いリング、そしてオレンジの泡の音符がリバイスバッファローと並ぶ。

リバイスバッファローがエンブレムを通過する度に、全身が赤と緑と黄色に発光し、角がより大きく太く鋭くなり、プラナリア・デッドマンに突撃した。

 

『アアアアアアアアアアアアアアッ!!!』

 

吹き飛んで倒れたプラナリア・デッドマンの身体に、バチバチと火花が散る。

そして、リミックスを解除したリバイスが、スイートチームに並ぶ。

 

「では! 今回はプリキュアちゃん流で!」

 

「「「「三拍子♪ 1・2・3!」」」」

 

バイスが言うと、スイートチームと一緒に、プラナリア・デッドマンに背を向け・・・・。

 

「「「「フィナーレッ♪」」」」

 

「アーンド! ビクトリー♪」

 

ーーーードガァアアアアアアアアアアアアンンッ!!

 

バイスとメロディとミューズが飛び上がり、リバイとリズムとビートが静かにポーズを決めた。

 

「ーーーーあっ、うぅっ・・・・!」

 

「っ! 大川先生!」

 

リズムが大川先生に駆け寄り、リバイが『プラナリアバイスタンプ』を手に取った。

 

「『プラナリアバイスタンプ』回収ーーーー」

 

回収完了、と言おうとしたその時。

 

ーーーーシュゥゥゥゥ・・・・。

 

何と、『プラナリアバイスタンプ』が粒子となって消滅した。

 

「えぇっ!? なにこれ!?」

 

「バイスタンプが!」

 

「(ドガッ!)きゃぁっ!!」

 

驚くバイスとメロディだが、突然現れた敵にリズムが攻撃を受け、大川聖奈先生を奪われた。

そして、その敵はーーーー。

 

『ヒャァアアアアア!!』

 

「プラナリア・デッドマンっ!?」

 

「嘘!? 今倒した筈よ!?」

 

そう。第1フェーズだが、間違いなくプラナリア・デッドマンであった。

驚く一同を余所に、プラナリア・デッドマンは大川聖奈先生を連れ去ってしまった。

 

「何なんだ、一体・・・・!」

 

リバイは、呆然と呟くしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーゆいsideー

 

ゆいは寮の自室で、『コブラバイスタンプ』と『ドライバー』をジッと見つめていた。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

そして、後ろの窓に映るゆいの影が不規則に動き、ゆいの事をジッと見つめているようであった。

 




ー『仮面ライダーリバイス・バッファローゲノム』ー

リバイの姿がタトバコンボのバッファロー形態。バイスはカラーリングがタトバコンボになってます。
リバイスバッファローは、リバイスマンモスでのリバイスの立ち位置を逆にした形態です。
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