仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ーヒトミsideー
その頃。門川ヒトミは一人、狩崎からの指示で、とある隠れ施設へも赴いていた。
壁に設えられていた扉はつい最近に開けられた痕跡があり、片手に懐中電灯を、もう片方の手にガンデフォンを構えて中を詮索するヒトミは、複数の足跡がある一室を見つけ、そこに入ってみると。
「っ!」
これまたつい最近に荒らされたような痕跡のある場所であり、そこで『赤い衣服の切れ端』を見つけた。
「これは・・・・っ!」
その切れ端を手に取ったヒトミの脳裏に、〈デッドマンズ〉首領アギレラの衣服の切れ端だと察知した。
「ーーーーこちら門川。例の秘密施設に、アギレラ達〈デッドマンズ〉が侵入していた形跡を発見」
ヒトミはすぐに、ガンデフォンで狩崎に報告した。
《やっぱりね》
「狩崎さん、ここは一体なんなのですか・・・・?」
無人である筈なのに、妙に不気味で重苦しい雰囲気に満ちているその場所を見渡しながら問いかけた。
《ーーーーそこはかつて世界を牛耳っていた『悪の秘密結社』が、遺伝子研究を行っていた場所だよ。》
「もう少し調べてみます・・・・」
そう言って、ヒトミがガンデフォンの通話を切ると、改めて研究所の部屋を見渡すと、床に散乱していたファイルを見つけ、床に落ちて壁に寄りかかっている『紋章』のような物を発見すると、邪魔な物を取り除いてその『紋章』を露わにしたーーーー。
「っ・・・・!?」
ヒトミは息を詰まらせて目を見開いて戦慄した。
ーーーー地球の上に立ち、翼を広げて笑みを浮かべる鳥の紋章。
「秘密結社、〈ショッカー〉・・・・!?」
それは、〈フェニックス〉のような国家所属の組織や、『裏社会』の住人から、『闇社会』の人間達にまで知れ渡っているーーーー悪の秘密結社の紋章だったからだ。
ー狩崎sideー
「ーーーー我々〈フェニックス〉と〈秘密結社ショッカー〉には、少なからず『因縁』が、ある」
自分の研究部屋にいた狩崎は、部屋に呼んでおいた八神はやてとアインスとリィン、シグナムとヴィータに話し出した。
はやては自分が生まれる前から、非道な人体実験を繰り広げて、世界を支配しようとした組織が存在していた事に驚き、アインス達も、そんな組織が存在していた事に驚いていた。
「今からおよそ『五十年前』、『あるスタンプ』が発見された。その数ヶ月後、別の場所でその『スタンプ』と対を成す『スタンプ』が発見された。
ーーーーその名も『ディアボロスタンプ』
公にされていないのは、〈ショッカー〉に盗まれてしまってね。〈ショッカー〉は政財界や医学界、科学界や警察に自衛隊、あらゆる場所に自分達の配下を忍ばせていてね。迂闊な行動を取る事は出来なかった」
そう言いながら、狩崎は腕に巻いた端末を操作すると、空中モニタに、先程リバイス達が交戦した悪魔ーーーー『ディアブロ』の姿が映された。
「・・・・で、実験の果てに、『ディアブロ』と言う悪魔そのものを復活させてしまった。これを制御不能と判断した〈ショッカー〉は、完全復活する前に、何とかディアブロを封印。その研究は、〈ショッカー〉の崩壊と共に闇に葬られた」
「せやけど、そのディアブロが今、再び復活したと言う訳なんですか・・・・?」
はやてが恐る恐る聞くと、狩崎は静かに頷いた。
すると、狩崎のガンデフォンから着信音が鳴り、取り出して操作すると、モニタに南極に現れた柱と紋章が、エジプトのピラミッドから立ち昇っていた。
「これで二ヵ所目や・・・・! 今から私らが行ってみるわ!」
「ーーーー君達が行ってどうにかなる事態でも、相手とも思えないが、既に向かっている人達がいるようだよ?」
狩崎がモニタに映されたピラミッドに向かって進む、二人の男女が映された。
「っ! 『了平さん』!? 『クロームさん』!?」
そう。ネオ・ボンゴレファミリーの『晴れの守護者 笹川了平』と、『霧の守護者 クローム・髑髏』であった。
「・・・・どうやら、彼等と協力する事になりそうだ。それより、ディアブロが狙うあの仮面ライダーと、今まで確認されていない二人のプリキュアの事が気になるんだけどーーーー」
狩崎は腰を曲げ、はやての目を睨め上げるように見据える。
「何をするべきか、分かるかい? Ms.八神?」
「・・・・・・・・分かりました」
そう言ってはやては、アインス達を連れて研究室から退室した。
ー了平sideー
そしてこちらは、『超炎リング転送システム・ボンゴレVer.』でエジプトにやって来た了平とクロームは、空に立ち昇る禍々しい光を放つ柱を見据える。
「ーーーーどうやら極限に、厄介な事態が起こっているようだな?」
「・・・・ええ。凄く嫌な感覚がする」
砂漠に吹く風が嫌な気配を連れてきたのか、光の柱を見据えて了平とクロームはそう話した。
その時ーーーー。
ーーーークーフッフッフッフッフッフッ・・・・!
「「っ!?」」
突然、六道骸のような笑い声が柱の出現したピラミッドの天辺に響くと、そこに光が現れ、その形が異形の怪人へと変わった。
古代エジプトの王様‹ファラオ›のような姿、歯を見せて笑ったような顔にネメスを被ったような青い頭部、背中には巨大な翼を生やしている悪魔〈クフ・クリスパー〉が、座りながら笑っていたのであった。
「っ!」
「っ・・・・!」
了平が『晴れの死ぬ気の炎』を纏った『晴れグローブ』を装着し、クロームが『霧の死ぬ気の炎』を纏った『三叉鉾』を持って構える。
クフ・グリスパーはピラミッドの天辺から、了平とクロームの眼前へと座ったまま降りた。
『クフーーーー!!』
「ンンッ!」
が、すぐに立って走り出し、了平へと向かった。
「ハァっ!!」
「フッ!!」
了平がストレートを、クロームが三叉鉾で攻撃するが、クフ・グリスパーは両手を使って防いでみせた。
『ンーッ! ッ!!』
クフ・グリスパーにかわされ、二人は更に攻め立てるが、クフ・グリスパーは軽快な動きで回避し、二人にその腕の爪で引っ掻こうとする。
「極限!!」
「っっ!」
が、流石の二人、了平はステップで回避し、クロームも幻術で回避した。
『クフ。ナイル川の藻屑にして差し上げましょう!』
クフ・グリスパーはそう言って、了平とクロームに襲い掛かった。
ーライブsideー
そして南極ではーーーー。
「『プリキュア サニーファイヤー』!!」
「『プリキュア マーチシュート』!!」
『ハァァァッ!!』
サニーとマーチが、炎と風のボールを放つが、ヒミコ・グリスパーは炎の鞭でそれらを弾き飛ばす。
「なろ! これなら!!」
[モグラ! Add・・・・! モグラ! Dominate up! モグラ! ゲノミクス!]
デモンズが『デモンディグソン』を装備して、氷の大地の中を掘り進んでヒミコ・グリスパーの背後を取った。
「そらっ!!」
『甘い!』
が、ヒミコ・グリスパーは炎の鞭を操り、デモンズの身体を拘束した。
「ぐぅぅぅぅぅぅ!! い、今だ!!」
炎の鞭で拘束されたデモンズが叫ぶと、ライブとピースとビューティーが技を放つ。
[バッド! ジャスティスフィニッシュ!]
「はぁっ!!」
「『プリキュア ピースサンダー』!!」
「『プリキュア ビューティーブリザード』!!」
黄色い音波状のエネルギー弾と稲妻と吹雪が迫った。
『フンーーーーハァっ!!』
「うぉおっ!? ぐはっ!!」
ヒミコ・グリスパーは腕を振り回してデモンズを投げ飛ばすと、デモンズは三人の技を受けてしまい、変身が解除され、氷の大地に転がる。
「っ! 誠司!!」
「あぁっ!!」
「すみません相楽さん! こんなつもりは!」
ライブが一瞬目を向けるが、すぐにヒミコ・グリスパーとの交戦に戻り、ピースとビューティーが誠司に駆け寄ったその時ーーーー。
「皆の者ー!!」
「お兄ちゃんクル!」
「えっポッ(バキッ)ブッ!?」
突然、空からキャンディの兄である妖精『ポップ』が本と共にやって来た。そのポップを顔面キャッチするハッピー。
「ああすまんでござるハッピー殿! しかし大変でござる! 他のプリキュアの皆様が!!」
ポップが日本にいる他のプリキュア達に起こった事を伝えようとしたその瞬間、
ーーーーオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!
『っっ! 『ミデン』っっ!?』
かつて戦った『ミデン』が突如現れ、口や腕のような部分から青い光を放つと、スマイルチームが赤ちゃんと化してしまった。
『あぁぁ〜! わたしたち、またあかちゃんにぃぃ〜!』
「なにっ!?」
『ホホホホホホホホ!!』
赤ちゃん化してしまったプリキュアにヒミコ・グリスパーが攻撃しようとしたが、寸前でライブがハッピーとサニーとマーチを担いで回避し、誠司の近くにいたピースとビューティー、ポップとキャンディが駆け寄る。
「ありがとうキリヤくん!」
「ここは一旦退こう! ハァ!!」
ライブがライブガンの光弾を氷の大地に撃って煙を巻き上げると、ポップの持ってきた本を使って、この場から離脱した。
ー輝二sideー
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
《オーノー!!》
輝二は赤ちゃん化したMHチームと5GoGoチーム、沢田綱吉と古里炎真、その妻のなのはとフェイト、その養女のヴィヴィオ・K・沢田、世界的な殺し屋リボーン、そして和尚さんと巫女さん三人組と謎の三人と〈時空管理局 機動六課〉の地球での活動拠点、『なみもり民宿』に到着し、中には入って大広間の襖を開くと、目の前の光景を見て茫然自失となり、バイスもムンクの『叫び』のようになってしまっていた。
何故ならーーーー。
ーーーーキャイキャイキャイキャイ☆
ーーーーキャハハハハハハハハハハ!
ーーーーキャァァァァァァァァァァ♪
ヴィヴィオよりも小さな赤ん坊の姿となったプリキュアオールスターズが、大広間ではしゃぎ倒しており、妹のゆいと人間態になれる妖精と精霊達、シャマルとザフィーラ(狼形態)とFW陣、それと何故かいる和尚さんのドラ息子が相手をしていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あっ、みんなもちいさくなっちゃってる!」
「ブラックたちに、ドリームたちもちいさくなってるよ!」
「ヴィヴィオも遊ぶー♪」
一緒に来たMHチームと5GoGoチームとヴィヴィオも加わり、また騒がしくなると。
ーーーーピシャッ!
輝二は大広間の襖を思いっきり閉めた。
「輝二・・・・」
ココ(人間態)が苦笑しながら話しかけるが、輝二はブツブツと早口で捲し立てる。
「ないないないないないないないないないないない。これはない。うん今のは目の錯覚なのだ。幻覚なのだ蜃気楼なのだ白昼夢なのだ。こんな事がぶっちゃけあり得る筈がないのだ。そうだきっと今のは目にゴミが入っただけなのだ」
「語尾に『なのだ』などを付けて、必死に錯覚だと思い込もうとしているな」
「まぁ気持ちは果てしなく分かるけどよ・・・・」
ナッツ(人間態)とシロップ(人間態)が心境を理解しているのか、半眼を作りながら苦笑して見ている。
そして輝二は、再び襖を開けた。
「あっ、こうじさん!」
「ひどいです! いきなりしめるなんて!」
「ねぇねぇこうじさん! ドーナッツとかおおきいよ!」
『どわっはぁ!!』
メロディーらしい赤ん坊とブロッサムらしい赤ん坊がプゥッと頬を膨らませながら文句を言い、ピーチらしい赤ん坊がドーナッツを持ってそう言うと、空から本が飛んできて、そこから赤ちゃんとなったスマイルチームと、怪我だらけになった誠司とそれを肩に担いでいるキリヤ、そしてキャンディとポップが出てきた。
「ハッピー!?」
「どうしたの!?」
「あっせいじ!」
「シャマルさん! 誠司の治療をお願いします!」
「え、ええ!」
ブルームのような赤ん坊とハートのような赤ん坊とラブリー達ハピプリチームのような赤ん坊が、傷だらけの誠司に駆け寄り、シャマルが治療に入る。
そしてーーーー。
《オーマイガー!!》
ーーーーピシャンッ!!
先程よりも強い力で襖を閉じた輝二は、近くの柱に近づきそして・・・・。
「(ゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴン)ないないないないないないないないないないないないないないないないないないない。俺はどうやらまだ寝ているようだ。謎の仮面ライダーや謎の男子プリキュアと女子プリキュアと、謎の強敵悪魔なんて本当はいないんだ。ボロボロになった相楽も存在していない。俺は夢の中に閉じ込められているんだ。だってこんなに頭を叩きつけているのに痛くないんだからな。さっさと目を覚ませ俺」
柱に何度も頭を叩きつけ、額からポタポタと真っ赤な血を流しながら三度目の正直と言わんばかりに襖を開けた。
「なんでとじるの!?」
「いまわたしたち。すごくたいへんなんだよ!?」
「せいじくんたちもたいへんみたいだし!」
「って、こうじさん! あたまからちがでてるよ!?」
フローラのような赤ん坊とミラクルのような赤ん坊とホイップのような赤ん坊とエールのような赤ん坊がそう言うと。
《Ou my Gooooood!!》
ーーーーピシャンッッ!!!
盛大な音を鳴らしながらまたもな襖を閉じた輝二が、またも柱に近づき、頭を打ち付けようとする。
「どうやら俺はまだ夢の世界、それも悪夢の世界にいるようだ・・・・! さっさと目を覚まして「いつまでも現実逃避してねぇでとっとと入って来やがれぇっ!!」(ドスンッ!)ごはぁっ!?」
襖からドラ息子こと『百瀬 辰夫(モモセ タツオ)』が輝二の後頭部に蹴りを叩きつけた。
◇
そして、ダビィ(人間態)に頭に包帯を巻いてもらい、アロマ(人間態)が淹れたお茶を飲んで漸く落ち着いた輝二。
「・・・・ふぅ〜・・・・つまり、お前らはあの『ミデン』って怪物によって、プリキュアオールスターズが揃いも揃ってそんなチンチクリンになってしまったって事なのか?」
『チンチクリンっていわないで!!』
プリキュアオールスターズのほぼ大半が、輝二の物言いに文句を言った。
「幸いなんわ。前は皆中身も赤ちゃんになってもうてたけど、中身は元のままのよう、って所やな」
《なぁんてこったぁ!! 美味しそうなプリキュアちゃん達が、こんなポテチみないなスナック菓子になっちゃうなんてぇ!!》
「まさかプリキュア全員が、身体は赤ちゃん、頭脳はアホの娘中学生のままとはな」
『アホのこちゅうがくせいってどういういみっ!?』
輝二の言葉に、再び大半のプリキュア達が騒ぎ出すが、輝二は両耳を塞いで聞かない。
「ーーーーそれで、何で和尚さんのドラ息子までいんだ?」
「だぁれがドラ息子だコラァ!? 俺には百瀬 辰夫(モモセ タツオ)』って名前があんだよ! 知ってんだろ!?」
「っ! ちょ、ちょっと待ってくれ!!」
センチュリーブレイクとなった謎の青年が、話を遮ると、辰夫に近づく。
「あ? 何だおっさん?」
「君・・・・『秀夫』の知り合い、なのか・・・・?」
「あん? 秀夫ってのは、そこにいる俺の親父の俗名だが・・・・あんた、親父の知り合いか? いやそれよりも、何で親父とアイツらもいるんだよ?」
辰夫が和尚さんと、巫女さん三人(一人はヒラヒラと手を振り、一人は憮然とし、一人は苦笑していた)を見て問うと、青年は口を開いた。
「そうかぁ、俺の『孫』かぁ・・・・少し粗野そうだが、中々に男前だなぁ」
「おい、俺が男前と言うとは見る目があると言えるが、『孫』って、は? 一体アンタ何なんだよ?」
「ああ・・・・信じられないかも知れないが・・・・俺の名は、『百瀬 龍之介』。秀夫の『父親』でーーーーお前の、『祖父』だ」
「は・・・・? はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
『なにぃっ!?』
『ええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』
百瀬龍之介と名乗った青年の言葉に、辰夫は勿論、周りにいた男性陣と女性陣が驚愕に目を見開いた。
「な、何訳の分からねぇ事言ってやがる!? 俺の爺さんは五十年前に行方不明になったって、“死んだ婆ちゃんが言ってたぞ”!? それにアンタ! 明らかに俺の親父よりも若いじゃあねぇか!?」
「ーーーーえっ? ちょっと待ってくれ・・・・“死んだ祖母ちゃん”って・・・・『幸子‹サチコ›』は、死んだのか・・・・?」
百瀬龍之介は、辰夫の言葉に問うと、辰夫は一瞬言い辛そうにしながら口にした。
「・・・・あぁ。去年の秋に婆ちゃんは亡くなったよ。因みに、曾爺ちゃんは十年前に、曾婆ちゃんは六年前に亡くなったよ。皆、大往生だったぜ」
少し物悲しそうに辰夫がそう説明すると、百瀬龍之介は、力が抜けたように、ヘナヘナと両膝を付いて腰を落とした。
「・・・・そうか・・・・幸子も・・・・お義父さんも、お義母さんも、亡くなってしまったのか・・・・」
何やら重苦しい空気が部屋の中に充満する。
「・・・・重苦しい雰囲気の所悪いけど、これから更に重い話が始まるぜ?」
そう言うと、プリキュアとなった少年が前に出て、それに続くようにプリキュアとなった少女が前に出る。
「ーーーー確かにな。それで、お前達もなんなんだ?」
「! そうだよ! あなたたち、プリキュアにへんしんしたよね!?」
『えっ!?』
ブラックの言葉に、MHチームと5GoGoチーム以外のプリキュアとゆい、なのはとフェイトを除いた六課が目を丸くした。
それを見て、二人は懐から『折りたたみスマホ』と『スタンプペン』を手に持ち、折りたたみスマホを開くと、液晶に『オレンジ色のライオンの妖精』と『桃色のクマの妖精』が映し出され、スマホの中から飛び出した。
それを見てから、少年達は自己紹介をする。
「ーーーーオレの名は『吉宗』。この『スタンプコミューン』と『キュアリースタンプ』を使って、『キュアブレイブ』に変身する。そしてコイツがパートナーの」
「『レポルン』レポ!」
「・・・・私は『炎華』。炎の華と書いて炎華よ。『キュアジャスティス』に変身するわ。この子はパートナーの『クポルン』」
「『クポルン』クポ!」
「へぇ〜! あなたたちもプリキュアなんだ!」
「わたしたちがもとにもどるてつだいをしてくれるの!?」
ハートとラブリーがそう聞くが、吉宗は後頭部をガリガリと掻き、炎華は不機嫌そうに鼻を鳴らしながら、冷淡な調子で声を発した。
「変な勘違いしないで。私達の目的はーーーーディアブロを斃す事。その為に、“この時代に来たのだから”」
「? “この時代”?」
と、輝二は炎華の言ったな言葉を訝しげに眉根を寄せると、吉宗が改めて説明する。
「ーーーー信じられないかも知れないが。オレ達は今から『五十年後の未来』、『ディアブロに支配された世界』からやって来たんだ」
『っっ!!??』
吉宗の言葉に、炎華とレポルンとクポルン、そして百瀬龍之介以外の全員が目を見開き、息を詰まらせた。
そして、レポルンとクポルンが『スタンプコミューン』に入ると、その二つの液晶から二つの映像が飛び出して、部屋の中央で一つの大きなモニタになると、それから何かの映像から映し出される。
「見て欲しい。これが、悪魔ディアブロに支配された、『未来の世界』だ!」
知らされるのはーーーー『破滅の未来』であった。
次回、明かされる『未来の世界』。
オリジナルプリキュアと妖精達の声優を教えます。
吉宗 CV.代永翼(カードファイト!! ヴァンガード 先導アイチ。グリザイア:ファントムトリガー 蒼井春人(ハルト))
炎華 CV.渡辺明乃(Free! 松岡江。銀魂 陸奥)
レポルン CV.福山潤(コードギアス ルルーシュ・ランペルージ。吸血鬼すぐ死ぬ ドラルク)
クポルン CV日笠陽子(シャーマンキング 麻倉葉。キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜 ベル)