仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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相棒との約束

ー現代・秀夫sideー

 

そして現代。

百瀬龍之介の息子である和尚さん、秀夫が住職を務める神社の本殿にて、如来様の前に座っている秀夫は、一枚のチラシを物悲しそうに見つめていると、後ろから人の気配を感じて、チラシを折り畳んで懐にしまうと、声をかけられた。 輝二であった。

 

「・・・・どうも、和尚さん」

 

「輝二くん、か・・・・」

 

「少し、外を歩きませんか?」

 

 

 

 

 

ープリキュアsideー

 

「こうじさん、【いきなり大勢で行くと話し辛いと思うから、俺が話を進めておく。お前らは機を見て龍之介さんを連れてこい】、なんていってたけど、だいじょうぶかな?」

 

「このなかだとおしょうさんとはなしができるのは、かおみしりのこうじさんだけだしね」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ブルームとイーグレットをはじめ、プリキュアオールスターズは物陰に隠れながら、輝二と和尚さんの話を聞いていた。そんな中、百瀬龍之介は居心地悪そうに黙っており、エールが話しかける。

 

「どうしたの? りゅうのすけさん?」

 

「・・・・俺は、息子の秀夫に拒絶されて、恨まれて当然の事をしでかした。キリヤくんや相楽くんにもそう言われて、改めてそう思い知らされた。そんな俺を、秀夫が許してくれる訳ないと思ってな・・・・」

 

すっかり意気消沈してしまった百瀬龍之介。エールは両手にポンポンを持つとーーーー。

 

「フレー! フレー! りゅうのすけさん!」

 

「・・・・何だそれは?」

 

「おうえんです!」

 

「応援? この時代では、そう言う応援をするのか? でも、何で応援なんか?」

 

「エールのおうえんには、みんなをげんきにするちからがあるんです」

 

「・・・・しょうじきにいって、わたしもりゅうのすけさんがやったことはゆるせないところはあるけどね」

 

「それでも、あなたはつぐなおうとしているのはわかりました」

 

「だから、コレからむすこさんであるおしょうさんと、わかいするのです!」

 

「・・・・全く理論的確証でも科学的確信もないが。ーーーーしかし、気持ちだけは伝わったよ」

 

百瀬龍之介は、フッと笑みを浮かべてそう返した。

 

 

 

 

 

 

ー輝二sideー

 

輝二と共に秀夫は裏庭の池に来ていた。ディアブロとリバイスの戦いによって少し荒れてしまっていた。

 

「すみませんね。綺麗だった裏庭をこんな風にしてしまって・・・・」

 

「いや、私を守ろうとしてくれたのだから、文句を言う事はない」

 

ゆっくりも歩きながら、二人は池を跨ぐ橋の上で止まる。

 

「ーーーー情けない坊主だと思うだろう?」

 

「ん?」

 

「バカ息子には『怒りに身を任せるな』。『心静かに、仏の心を持て』。等と、偉そうな言葉を口を酸っぱくして言っている癖に、いざ自分がその立場になれば、怒りに身を任せて実の父親を拒絶する。ーーーー全く、道を説く僧侶として恥ずべき限りだ・・・・」

 

「・・・・俺はそうとは思わないですよ。いや寧ろ、“人間らしい感情”だと思いますよ」

 

「・・・・え?」

 

輝二の言葉に、秀夫は目を丸くするが、輝二は構わず続ける。

 

「自分を捨てた。母親を捨てた。家族を捨てた。居て欲しい時に居てくれなかった。ずっと寂しかったし、苦しかったし、辛かったしーーーー悲しかった。そう言った感情を、和尚さんは子供の頃から数十年もの間、ず〜〜〜〜っと溜め込んで来たんでしょう?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

沈黙は肯定と受け取り、輝二は話を続ける。

 

「プリキュアの連中だったら、『それでも許してあげましょうよ』、『家族なんだから、家族である和尚さん達だけは味方でありましょう』、『たった一人しかいないお父さんなんだから』ーーーーって、和尚さんを説得するでしょうが。俺から言われせればそんなの、和尚さんの感情や気持ちを無視して、心を無理矢理善意で抑え込ませようとしている、身勝手な考えだと思っています」

 

 

 

 

 

ープリキュアsideー

 

『みがってとはなによ!!』

 

『まぁまぁ!!』

 

プリキュアオールスターズの半数が、思わず大声を上げて物陰から飛び出そうとするが、残りメンバーと人間態となった精霊達が抑えた。

 

 

 

 

ー輝二sideー

 

「身勝手な考えとは、随分酷いな・・・・」

 

「そう言った溜め込んでいた感情って言うのは、無理矢理押し込ませて放って置くと、逆に心を蝕んでいくんだと思いますからね。変に溜め込まず、吐き出して、ぶつけるのが一番良いと思いますね」

 

「・・・・君は、私の説得に来たのではないかな?」

 

「和解したい気があるなら、そうしますけど?」

 

「・・・・私が父と共に仮面ライダーにならなければ、この世界が未来から来たプリキュア達が見せた地獄絵図になるのではないかね?」

 

「・・・・あぁ。そっちの方はーーーーあなたの息子さんがやってくれてますよ」

 

「っ! 辰夫が・・・・!? あの馬鹿者めが・・・・!!」

 

「ーーーーどっちが馬鹿者なんですか?」

 

「っ!」

 

輝二に言われた言葉に、秀夫は息を詰まらせる。

 

「『世の流れ』だとか何とか言って、その実、恨み辛みが溜まりまくっている親父と共闘したくないからって、戦う事を放棄した父親の代わりに、『絶望の未来』を変える為にディアブロと言う強大な悪魔と戦おうとしている息子さんを、あなたが『馬鹿者』と言う『資格』はありませんよ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

秀夫の脳裏に、ついこの間、父親である百瀬龍之介に言った言葉が過った。

 

【あなたに父親を名乗る『資格』があるとでも思っているのか!?】

 

「・・・・その通りだね。私に、辰夫の事を馬鹿者と呼べる資格なんて無いのだろうな」

 

「・・・・あなたは、お父さんを憎んでいる。でも、ソレと同じくらい、お父さんの事を今でも思っているのではないのですか?」

 

「・・・・・・・・」

 

「失礼ですが。巾着の中身を拝見した時、古い写真館の開店当時のチラシを見ました。百瀬龍之介さんに聞いてみた所、そこは子供の頃、父親である百瀬龍之介さんと、母親である百瀬幸子‹サチコ›さんと一緒に、家族写真を撮ろうと、『約束』したんですよね?」

 

輝二にそう言われ、秀夫は懐に入っている写真館のチラシを手にした。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

そして、プリキュアオールスターズに連れられた、百瀬龍之介が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー未来・綱吉sideー

 

「はっ! たぁ! おりゃ!!」

 

クウガ‹綱吉›は、さらに現れた『ライオトルーパー』に『ライドプレイヤー』と言った『量産型ライダー』の部隊の他に、仮面ライダーレイとショッカーライダー、そしてデビルプリキュアを相手に、凄まじい肉弾戦を繰り広げる。

 

「ふっーーーーはぁぁぁぁ、おりゃぁぁぁぁ!!」

 

中腰になってから思いっきり駆け出し、足に封印エネルギーを炎と共に溜め、助走をつけて空中回転してキックをショッカーライダーに叩き込んだ。

 

『!!??』

 

ーーーードカァァァァンンッ!!

 

ショッカーライダーは身体に封印の紋章を浮かべて爆発した。

しかしーーーー。

 

「っ!」

 

『ーーーー『デビルガールスカイパンチ』』

 

雨が降り注ぐ暗雲の空をバックに、夜色の拳のオーラを纏って全力で突撃しながらストレートパンチをクウガ‹綱吉›に叩きこむデビルプリキュア。

 

「くっ!(ドゴォォォォッ!!) ぐぁぁぁぁぁ!!」

 

腕を十字にしてガードしたが、あまりの威力にクウガ‹綱吉›は床を削りながら後退る。

 

 

 

 

 

 

ー炎真sideー

 

「ツナくん!!」

 

アギト‹炎真›がオルタリングの左側を押すと、オンタリングから青い薙刀にも見えるハルバード『ストームハルバード』が現れ、ソレを左手に持ち、右手のフレイムセイバーを持ってその場で回転すると、赤と青の斬撃で周りのギフジュニア達や量産型ライダーを切り捨てる。

 

『!!』

 

すると、ショッカーライダーが飛び掛かってくると、アギト‹炎真›はクロスホーンを展開したフレイムセイバーとドラグストームを展開したストームハルバードを持って、ショッカーライダーを『ファイヤーストームアタック』で刺し貫いた。

 

『!?』

 

ーーーードカァァァァンンッ!!

 

ショッカーライダーを倒すと、ファントムビルドが迫る。

 

「はぁぁっ!」

 

アギト‹炎真›は真っ直ぐ進んで挑むーーーーと、見せて、ピョンっと跳んでファントムビルドの肩に足を乗せてまたジャンプすると、クウガ‹綱吉›の前に着地し、デビルプリキュアとレイにフレイムセイバーとストームハルバードを振るう。

 

『『っ!?』』

 

デビルプリキュアは寸前でバク転をして回避し、レイは攻撃を受けて火花を散らして後退すると、クウガ‹綱吉›とアギト‹炎真›が並び立つ。

 

「すまない炎真!」

 

「いや、それよりも、デビルプリキュア。生半可な強さじゃないようだね・・・・!」

 

「ああ。ディアブロが倒して、奪い取ったプリキュア達の力も使えるようだ・・・・!」

 

『・・・・成る程。変身する前の姿を見た時から、只者ではないと思っていたが・・・・。キュアブレイブとの決着の前に、面白いヤツらと会えたな』

 

ファントムビルドとレイを率いるデビルプリキュアが、冷笑を浮かべてそう言った。

 

「炎真! 死ぬ気で行くぜ!」

 

「ああ!」

 

クウガ‹綱吉›が、赤い装甲に金の縁取りが走り、拳の手甲部には『炎』を意味するリント文字が刻まれた『仮面ライダークウガ ライジングマイティフォーム』となり、アギト‹炎真›からフレイムセイバーを受け取って、再びデビルプリキュア達と交戦に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーキリヤsideー

 

「はっ!」

 

[BIO!]

 

『っ!』

 

カリス‹キリヤ›は腰のカリスラウザーをカリスアローのラウザーユニットに付け、腰のカードケースから『♡7 バイオプラント』を取り出し、カリスラウザーに読み込ませると、カリスアローから触手が伸び、風魔を拘束する。

 

『!!』

 

が、ショッカーライダーが迫り来てパンチを繰り出すが、カリスアローの刃で斬りつけて距離を空けると、今度はスナッキーやチョイアークを斬ると、『♡4 フロートドラゴンフライ』、『♡5 ドリルシェル』、『♡6 トルネードホーク』を読み込ませた。

 

[FLOAT! DRILL! TORNADO! SPINNING DANCE!]

 

「はっ! はぁぁぁぁ・・・・たぁぁぁぁ!!」

 

天井近くまで飛び上がり、竜巻で回転しながらきりもみ回転キック『スピニングダンス』を放った。

 

『!!!』

 

ーーーードカァァァァンンッ!!

 

ショッカーライダーだけでなく、他の戦闘員達を薙ぎ倒したて着地するカリス‹キリヤ›。

 

[ガッシャット! キメワザ!!]

 

「はっ!」

 

しかし、いつの間にか風魔が脱出しており、必殺技の構えを取っていた。

 

[ハリケーンクリティカルストライク!!]

 

『っ!!』

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

風魔が二本の風魔双斬刀を高速回転させ、そこから発生させた強力な竜巻がカリス‹キリヤ›を吹き飛ばし、壁に激突させた。

 

「うぅっ!!」

 

カリス‹キリヤ›はすぐに起き上がり、風魔と量産型ライダー達と戦う。

 

 

 

 

 

ー誠司&ゆいsideー

 

ネガ電王とデュークの攻撃で追い込まれた龍玄‹誠司›とマッハ‹ゆい›は、背中合わせになってしまう。

 

「七瀬!?」

 

「相楽くん!?」

 

「分かってたつもりだが、やっぱり手強いな!」

 

「うん!」

 

『・・・・・・・・』

 

[FULL CHARGE!!]

 

『・・・・・・・・』

 

[レモンエナジースカッシュ!!]

 

ネガ電王がデンガッシャー・ガンモードの銃口にエネルギーをチャージし、デュークもソニックアローにレモン色のエネルギーをチャージするとエネルギーの矢が生まれ、その矢先に輪切りの檸檬が縦列に並び弓が巨大化し、二十螺旋構造の矢が生まれる。

 

「ちっ! 必殺技かよ! ならこっちも!」

 

「・・・・! 相楽くん待って!」

 

龍玄‹誠司›が『戦極ドライバー』の『カッティングブレード』に手をかけようとした瞬間、マッハ‹ゆい›が止めて、声を潜ませる。

 

「・・・・よし。タイミングは任せるぜ、七瀬」

 

「うん!」

 

お互いに頷くと、龍玄‹誠司›はカッティングブレードを倒し、マッハ‹ゆい›もマッハドライバーを操作した。

 

[ハイーッ! ブドウカッティング!!]

 

[ジクナルバイク! ライダー! マッハ! ヒッサーツ!]

 

龍玄‹誠司›はブドウ龍砲の緑宝撃鉄を引いてチャージし、マッハ‹ゆい›はマッハドライバーを操作し旋風を巻き起こすと、マッハドライバーから色とりどりの炎が伸びる。

 

『!』

 

『!』

 

応戦されると思ったネガ電王とデュークは、それよりも早く各々の必殺技『ネガワイルドショット』と『ソニックボレー』を同時に放った。

 

「「・・・・・・・・」」

 

二人はそのままエネルギー弾とエネルギーの矢が自分達にあと少しで到達しようとしたその時ーーーー。

 

「今!」

 

「南無三!」

 

龍玄‹誠司›とマッハ‹ゆい›は左右に転がると、接近していたエネルギー弾とエネルギーの矢はすれ違いーーーー。

 

『っ!?』

 

『っ!?』

 

ネガ電王とデュークは咄嗟に回避行動を取るが、それでもお互いの技を受けて、火花を散らしながらゴロゴロと床を転がり、ショッカーライダーとスナッキーとチョイアークが駆け寄る。

 

「やった!」

 

「良し! 行くぜ七瀬!」

 

龍玄‹誠司›はブドウ龍砲からエネルギー弾を連射した後、龍型の弾をデュークに向かって放ち、マッハ‹ゆい›も跳んで空中で宙返りからキックを繰り出す。

 

「たぁっ!!」

 

「えーい!!」

 

『『!!』』

 

『『!?』』

 

二人の必殺技が直撃しそうになるその時、ネガ電王とデュークは、駆け寄ってきたショッカーライダーを捕まえて自分の前、龍玄‹誠司›とマッハ‹ゆい›の必殺技の前に出した。

 

「「なっ!?」」

 

ーーーードカァァァァンンッ!!×2

 

が、必殺技を受け、ショッカーライダーが爆発し、近くにいたスナッキーとチョイアークもその被害を受けて爆炎に呑まれた。

 

『『!!』』

 

が、ネガ電王とデュークはギリギリ回避に成功した。

 

「味方を盾にするなんて!」

 

「なんて奴らだ!」

 

驚く龍玄‹誠司›とマッハ‹ゆい›に構わず、ネガ電王とデュークは二人にまた襲い掛かってくる。

 

 

 

 

ーバイスsideー

 

『ふん! リボルケイン! 『リボルクラッシュ』!!』

 

RX‹バイス›はリボルケインの刀身にエネルギーを纏わせ、ショッカーライダーの腹部に突き刺した。

 

『!!??』

 

『ほいっとぉ!ーーーーふっ!』

 

リボルケインを引き抜いて、背後を見せると、

 

ーーーードカァァァァンンッ!!

 

ショッカーライダーは爆散した。

 

『俺っちが太陽の悪魔!(ガキィン!!) あいてぇ!?』

 

カッコつけようとしたRX‹バイス›に。ポセイドンがディーペストハープーンの刃を受けて壁に寄りかかり、そのRX‹バイス›をポセイドンが追撃する。

 

『あっ! ちょっと待って! ちょっと待って! タンマタンマタンマ! 話そう? ねえ、一回話し合おう!』

 

RX‹バイス›が話し合いをしようと言うが、そんな言葉なんてお構い無し、ポセイドンはディーペストハープーンを振るい、RX‹バイス›を斬りつける。

 

「うわぁ!」

 

「ああっ!」

 

『どわぁ!ヤバくないですか? これ。ねえ、ちょっと・・・・どうしよう?』

 

斬りつけられたRX‹バイス›が倒れた場所に、龍玄‹誠司›とマッハ‹ゆい›も倒れ込んでくると、ネガ電王とデュークとポセイドンが斬撃とエネルギー矢を放った。

 

『「「うわぁあっ!!」」』

 

三人が壁をブチ破ると、クウガ‹綱吉›とアギト‹炎真›とカリス‹キリヤ›が戦っている大広間へと転がりこんだ。

 

『!!』

 

「「「っ! (バシュンッ!)うわぁあっ!!」」」

 

一瞬、倒れたRX‹バイス›達に気が逸れてしまった三人に、デビルプリキュアが目からビームを横一閃に放つと、三人はソレを受けてしまい、RX‹バイス›達の所まで吹き飛ばされた。

 

「なんとしても凌ぎきれ!」

 

近くの物陰に隠れた老狩崎がそう言った。ここでデビルプリキュア達を眠っている百瀬龍之介の身体を殺されてしまったら、現代の希望を失ってしまうのだ。

 

「でも、流石にこのままじゃ・・・・」

 

『中々楽しめたぞ』

 

[ウェイクアップ!]

 

[ハザードフィニッシュ!]

 

マッハ‹ゆい›がそう言うのと同時に、デビルプリキュアが両手に夜色のエネルギーを纏い、ヒグマの腕のようになると、レイとファントムビルドが必殺技を発動させた。

 

『!!』

 

『っ!!?』

 

『うわ寒っ!!』

 

両手の鎖が砕かれ、露わになったカギ爪『ギガンティック・クロー』を展開したレイの両肩から放たれる冷気『ブリザードミスト』で全員の動きを固め、ファントムビルドの背面からミサイルが放たれ、更に回し蹴りの動きに合わせて発生した履帯状のエネルギー塊と、デビルプリキュアのヒグマの腕とレイのギガンティック・クローから放たれた爪の斬撃が放たれた。

 

『わっ! こりゃあかん!!』

 

RX‹バイス›がそう言うのと同時に、必殺の攻撃を全員が受けた。

 

『うわぁあああああああああああああああああ!!!』

 

ーーーードガァアアアアアアアアアアンンッッ!!!

 

あまりの威力に全員が倒れ変身が解除ーーーーと言うよりも、纏っていたクローンライダーが身代わりになって砕けたと言った所だろう。

 

『アッ、アアッ・・・・』

 

『あいたっ、あいたっ・・・・いててて・・・・アアッ! もうやめた。皆さーん! 俺っちも『悪魔』なんで、だから『仲間』に入れて下さい! お願〜い!』

 

バイスは起き上がると、デビルプリキュア達に向かって手を合わせて命乞いをした。

 

「はぁ!? バイス何言ってんだよ!?」

 

「バイス・・・・! お兄ちゃんとの『約束』忘れたの!?」

 

『うん? 『約束』? そんなの忘れちゃったもんねえ。ハハッ・・・・皆さん、お願いします』

 

「バイスお前!!」

 

『いたた・・・・! あいたっ、ヤバい・・・・!』

 

誠司とゆいが『未来』に来る前に輝二とした『約束』を言うが、知った事じゃないと言うバイスに、誠司がコブラツイストで絞める。キリヤは何も言わなかった。『ドツクゾーン』の裏切り者である自分には、バイスを責める資格は無いと考えたのだろう。

 

「バイス!」

 

『えっ? 何?』

 

すると、綱吉がバイスに向かって声を張り上げた。

 

「『約束』ってね、破った側の方が苦しいんだよ」

 

『ええっ!?』

 

「本当だよ。『約束』を破れば、君はもう輝二くんの事を思う度に、胸がギュウッ締め付けられて、一生苦しむ事になるかも知れない」

 

『そうなの?』

 

綱吉に続いて、炎真の言葉に、誠司から解放されたバイスはまたも目をパチクリさせた。

 

「俺は輝二と『約束』をした。龍之介さんの身体を、死ぬ気で守りきるって。なのはとヴィヴィオとフェイト、家族皆で、遊ぼうってね」

 

すると、バイスの脳裏に、輝二との『約束』が過った。

 

【ーーーー『絶対に誰も喰わない』。『沢田さん達の足を引っ張らない』。『迷惑をかけない』。これを『約束』できるなら良いぞ?】

 

【・・・たまには信じてやるよ】

 

【バイス、絶対死ぬなよ】

 

『ドキッ! アアッ・・・・。何なの? この胸キュンは? ーーーー俺っちも、輝二との『約束』守る!』

 

ソレを聞いて、綱吉達も笑みを浮かべる。

 

「僕は僕を、そして皆を諦めない。ーーーー行こう」

 

「ーーーーHo capito‹オ カピート›」

 

炎真の言葉に、キリヤはイタリア語で『了解』を示すと、全員が通路に横一列に並び、コレ以上先に進ませないとデビルプリキュア達にしめした。

 

『ジジカリちゃん! ヨロシク!』

 

「シャラップ! 相変わらず、五月蝿い悪魔だ」

 

悪態を吐くが、ソレすらも懐かしいのか笑みを浮かべる老狩崎はタブレットを操作して、新たなクローンライダーを電送し、バイス達がクローンライダーに変身した。

 

綱吉は全身が赤く、胸に大きな円の中に不死鳥の様なエンブレムがあり、腰のドライバーには赤いメダルが三枚ある『仮面ライダーオーズ タジャドルコンボ』。

 

炎真は全身が深緑色で、頭部や身体の節々に色の濃さが違う黄緑色の二重のラインが特徴的で腹部中央に赤い輝石を備えた『仮面ライダーJ』。

 

キリヤはギリシア文字の『Δ‹デルタ›』を模した頭部と、ほぼ黒一色の基本カラーに、明度の高い白のラインが入った『仮面ライダーデルタ』。

 

誠司は青いクワガタムシのような姿をし、両肩に湾曲した剣を付けた『仮面ライダーガタック』。

 

ゆいは紫と白の身体に複眼は赤、吸血鬼の女騎士のような姿で、ゆいには不自然な胸の谷間(ジロッ)や、大きめの腰回り(ギロッ)をした『仮面ライダーキバーラ』。

 

バイスはネガ電王のカラーを赤にした電車のような姿をした『仮面ライダー電王 ソードフォーム』。

 

『ハァァァァァァァァッ!!』

 

『やったるぜ! やったるぜ! やったるぜ!!』

 

『まだまだ楽しませてくれそうだな!!』

 

そして、駆け出してくる電王‹バイス›達に、デビルプリキュアも受けて立つと言わんばかりで応戦した。




クローンライダー
綱吉とオーズ:炎繋がり。
炎真とJ:大地の力を使う。
キリヤとデルタ:銃使い。敵だった。劇場版とかに出られなかった不遇扱い
誠司とガタック:ポテンシャルは高いのに、不遇扱い。
ゆいとキバーラ:キバーラの中の人がトワだったか。
バイスと電王:共通点高めの二人。
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