仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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今回、リバイのゲノムに特殊能力を付けます。


絶望的状況 諦めない希望

ー百瀬龍之介sideー

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

輝二達がスカイベースに戻ってすぐ、百瀬龍之介は辰夫と巫女さん三人娘に連れられ、ずっと黙りをしている秀夫も一緒に、妻・幸子と義父と義母が眠るお墓に来た。

 

「やぁお祖母ちゃん。曾お祖父ちゃんに曾お祖母ちゃん。久しぶりって訳でも無いけどさ。今日は凄い意外な人と来たぜ! ずっと行方不明になっていた祖父さんだ!ーーーーほら!」

 

辰夫は百瀬龍之介をお墓の前に押し出した。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

しかし、百瀬龍之介は、まるでお通夜のような沈みきった顔色であった。

数十年、ずっと自分を支えてくれた妻を捨て、その妻と妻のご両親に会うのだ。今さらどの面下げて会えば良いのかーーーー否、会わせる顔など欠片もないであろう。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

息子の秀夫も、何の弁護をしないまま、瞑目して黙っているだけである。

 

「全くなによこの空気、滅茶苦茶お通夜なんですけどぉ?」

 

「そないな事言わんの美子ちゃん」

 

「美子。羽澄。さっさと掃除をするわよ」

 

「分かってるわよ絵里子」

 

巫女さん三人娘は各々の名を呼んだ。

金髪碧眼の北欧系の子はハーフである絵里子。

ほんわかした紫色の髪の関西風の喋り方の子は羽澄。

黒髪を白いリボンでツインテールの小柄な子は美子と言う。

 

「うっし。お祖母ちゃん、これから綺麗にするからな!」

 

巫女さん三人娘と共にお墓を掃除してあげる。百瀬龍之介も参加したいと言ったが、『精神体』ではソレができなかった。

掃除を終えると、お供え物の和菓子と水とお茶を置き、持ってきた花を添えてから、線香をあげて合掌し、辰夫と巫女さん三人娘が離れ、百瀬龍之介に話しかけた。

 

「ほれ、祖父さんもさ!」

 

「・・・・あ、ああ・・・・」

 

トボトボと重い足取りで歩き出した百瀬龍之介。漸くお墓の前に到着すると、ズザッと両膝をついて涙を浮かべながら、顔を俯かせ言葉を発した。

 

「っ・・・・すまない、幸子・・・・数十年、お前を放ったらかしにして・・・・苦労をかけまくって・・・・本当に、すまなかった・・・・!! お義父さん・・・・お義母さん・・・・! 幸子さんは、俺なんかには本当に、本当に勿体無い、素晴らしい女性でした・・・・! 妻と息子を、この神社に受け入れてくれて・・・・本当に、ありがとうございました・・・・!!!」

 

涙を流しながら、何度も何度も、謝罪と謝意を続ける百瀬龍之介。家族も何もかも捨て、〈秘密結社ショッカー〉の命じられるまま、多くの罪のない人達の命を奪う片棒をかついでいた自分が、奥さんや義理の両親に何と言えば良いのか分からない。只々、誠意を持って謝罪するしかないと思ったのであろう。

 

「・・・・お母さんと、お祖父様とお祖母様も、あなたの事を恨んではいなかった」

 

「秀夫・・・・」

 

不意に、秀夫が百瀬龍之介に向けて、瞑目したまま話した。

 

「【きっと何かのっぴきならない理由がある筈なのだから】、【私達だけでも信じてあげましょう】、【私達は、家族なのだから】、と。あなたを擁護してばかりだった」

 

「・・・・そう、か」

 

秀夫の言葉に、嗚咽を漏らしながら百瀬龍之介は頷いた。

 

「ーーーーだが、私は分かっていた。貴方があの夜、悪鬼のような笑みを浮かべて、怪しい人間達に付いて行った。後にその者達が、〈ショッカー〉と呼ばれる邪悪な秘密結社である事が分かり、貴方はそんな奴らに付いていった事を、私はお母さん達にも言わないでいた。あの人達は、貴方を信じていたからだ。だからこそ・・・・私だけは、貴方を憎んで、恨んで、許さないでおこうと。ずっとこの数十年の間、私の胸の内に収めておいていた」

 

「そう、だな・・・・」

 

秀夫の言葉に、百瀬龍之介は何の反論も言わない。自分にはそんな『資格』は無いと分かっているからだ。

 

「秀夫。俺の事は憎んで良い。過ぎてしまった年月はもう取り戻せないからな。だが俺は、お前と、辰夫達の未来を守りたいんだ」

 

「ーーーー辰夫達の、未来・・・・」

 

秀夫は辰夫と辰夫の側にいる絵里奈と真奈美と仁菜を見据えると、この間辰夫に言われた言葉を思い返した。

 

【ーーーーこのままじゃテメェの短い老い先やここにいる若い俺らの将来どころか、全世界全人類の未来が、文字通りお先真っ暗なんだよ!!】

 

「・・・・・・・・」

 

このままでは、辰夫達の未来が闇に包まれる。ソレは分かっている。しかし、ソレでも、『頭』では分かっていても、『心』が、父を受けいるのを拒絶していた。

 

「秀夫。お前も、親になって子供の大切さが分かるだろう! 子供を大切に思っていない親なんかいる訳がない」

 

秀夫は巾着から、『写真館のチラシ』を出した。

 

「・・・・私はあの日・・・・貴方と一緒に、お母さんとも一緒にーーーー写真を撮りたかった・・・・」

 

そのチラシを開いて見せると、百瀬龍之介は顔を俯かせる。すると、辰夫が口を開く。

 

「・・・・祖父さん、もう時間がない。俺と行こうぜ」

 

「っ、辰夫・・・・しかしお前の身体じゃ・・・・!」

 

「アンタの罪滅ぼしとか、世界の命運だとか、大層なものなんかねぇ。俺は、俺のできる事で、俺と、アイツらとの未来を守りたいんだ」

 

辰夫が絵里子と羽澄と美子を見てそう言う。

 

「・・・・分かっていると思うが、変身できる時間には限りがあるぞ?」

 

「へっ。上等だ!!」

 

「「変身っ!!」」

 

百瀬龍之介の言葉に、フッと唇の端を上げて力強く頷いた辰夫と共に、走り出しながらセンチュリーブレイクへとなり、粒子加速して富士山へと向かった。

 

「・・・・辰夫・・・・」

 

息子が自分の代わりに戦いに赴いていった姿に、秀夫は不甲斐なさと情けなさが複雑に絡み合った顔となる。

 

「〜〜〜〜!!ああもう! 和尚様! 一緒に行きましょう!」

 

「えっ?」

 

「こないなとこでマゴマゴしててもしゃーないですえ和尚様?」

 

「し、しかし・・・・」

 

「見ないといけないんです和尚様。あなたのお父さんと、息子の戦いを・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

すると、巫女さん三人娘に押された秀夫の前にーーーーヘリコプターが飛んできた。

 

『っ!?』

 

驚く秀夫達の目の前に・・・・“猛禽類のような鋭い目をした黒髪の青年”が降りてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーリボーンsideー

 

そして、スカイベースの窓から、富士山の大噴火を見ているリボーンとヴィヴィオと狩崎。

 

「ーーーー正に地獄絵図・・・・か」

 

「リボーンおじちゃん、パパたちのちきゅうは、もうおしまいなの・・・・?」

 

「・・・・まだだぞ。諦めずに戦っている限り、まだ希望は潰えた訳じゃねぇぞ」

 

狩崎がボソッと呟き、ヴィヴィオが目に涙を浮かべて聞くと、ボルサリーノのつばをあげて、リボーンが断言するように言った。

 

 

 

 

 

ーなのはsideー

 

その頃、アギレラ達幹部と戦っていたなのは達は、ダイオウイカ・デッドマン、ウルフ・デッドマン、カメレオン・デッドマンの攻撃に追い詰められていた。

 

『『『はぁぁっ!!』』』

 

ーーーードカァァァァァァァァンンッ!!

 

『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

3体のデッドマンから放たれるエネルギー波に、なのは達は吹き飛ぶ。

 

「うっ・・・・ああっ!」

 

『ハハハ・・・・もっと楽しませてくれよ』

 

『所詮、〈時空管理局〉の魔導士なんてそんなものか』

 

『ーーーー『井の中の蛙』、『籠の中の鳥』・・・・』

 

「くぅ・・・・!」

 

地べたに這いつくばるなのは達隊長陣に、デッドマンとなった幹部達が冷酷に呟くと、なのは達は地面を強く握り締めて悔しそうに歯を食いしばる。

 

『では』

 

「じゃあね〜! 魔導士のお姉さん達♪」

 

『ごきげんよう』

 

『ーーーーふん』

 

アギレラ達はそう言って、その場から去ろうとする。

 

「ま、待ちやがれ!!」

 

「まだ、終わっていないぞ!」

 

「逃さへん!」

 

『ーーーーふん』

 

追いかけようとする隊長陣達だが、ダイオウイカ・デッドマンが地面に『ギフジュニアバイスタンプ』を押印すると、隊長陣の前に、行く手を遮るようにギフジュニアが大周囲にに現れた。

 

「ギフジュニア!」

 

「っ、『アクセルシューター』!」

 

フェイトが驚くが、なのはが魔力弾を放った。

 

「ーーーーオルテカ。ミデンは?」

 

『ディアボロ様の側に置いていますよ。折角です。『特等席』で見させてもらいましょう』

 

そんな中、アギレラとダイオウイカ・デッドマンの会話が、妙に耳に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

ー未来・綱吉sideー

 

ーーーードォォォォンン!!

 

『うわぁぁぁぁ!!』

 

『始まりのライダー』、『仮面ライダー1号』となった綱吉。

 

マゼンタ色でバーコードを身体に付けた『仮面ライダーディケイド』となった炎真。

 

金色でロボットのような姿をした『仮面ライダーグリス』のとなったキリヤ。

 

青い鎧騎士のような姿となった『仮面ライダーブレイブ・クエストゲーマー レベル2』となった誠司。

 

白鳥の趣向がされた女騎士のような『仮面ライダーファム』となったゆい。

 

紫色の体色をした『鬼』のような容貌の『仮面ライダー響鬼』となったバイスが、デビルプリキュアの猛攻に追い込まれ、遂に百瀬龍之介の肉体のある研究部屋にまで追い詰められてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーキュアジャスティスsideー

 

「はぁっ!!」

 

『フフフフ』

 

リバイがリバイスラッシャーで斬りつけるが、ディアボロのバリアに阻まれ、リバイはリバイスラッシャーのスタンプを取り外し、押印した。

 

[スタンプバイ! リバイバイスラッシュ!]

 

「おらぁぁぁぁっ!!」

 

『ムダだ』

 

斬りつけたリバイスラッシャーの刃にエネルギーを溜め込んで斬りつけたが、ソレでもディアボロのバリアに傷一つ付けられなかった。

 

「はぁぁぁぁっ!!」

 

次にジャスティスが脚に炎を纏って連続キックを叩き込むが、ディアボロのバリアは崩せなかった。

 

『・・・・未来の世界の伝説の戦士プリキュア。どの程度かと少し期待していたのだが、所詮この程度、か』

 

「っ! ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

ディアボロに鼻で笑われ、ジャスティスはより炎を激しく燃やし、遮二無二に蹴りを浴びせるだけであった。しかし、ディアボロのバリアに少しの傷も与えられない。

 

『取るに足らない力ではあるが。少し利用してやろう。貴様らプリキュアの力を用いてーーーー“我が新たなプリキュアを生み出すと云うのも一興だな?”』

 

「っ!!」

 

ジャスティスの脳裏に、仲間になるフリをしてレジスタンスの基地についていき、まんまとレジスタンスに大打撃を与え、大切な友達であり仲間である少女達を踏み躙った『デビルプリキュア』の事を。

 

「ディアブロォォォォォォォォォォォォ!!!」

 

『ーーーーフン』

 

ディアブロへの怒りから駆け出したジャスティスだが、ディアブロは何のことなく黒い炎をぶつけた。

 

「あぁぁあああああああああ!!」

 

吹き飛ばされたジャスティスは地面を削りながら、ブレイブとプリキュアオールスターズのいる所にまで転がった。

 

『伝説の戦士プリキュア。その力、我の方で有効活用させてやろう。ーーーーミデン』

 

『オオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!』

 

ディアブロがそう言うと、ディアブロの影の中から、ミデンが現れた。

 

『ミデン。プリキュアを捕らえよ。我が奴らの力を奪う』

 

『オオオオオオ!!』

 

「させるかぁ!!」

 

ミデンがプリキュアオールスターズの元へ行こうとするが、リバイが遮る。

 

「っ! ディアブロ!!」

 

「まてジャスティス! 落ち着け!!」

 

怒りで我を忘れたジャスティスに、ブレイブが羽交い締めして押さえる。

 

「離せ! 奴さえいなければ! 奴らさえいなければ! 私達の世界はあんな地獄に!!」

 

「気持ちはわかる! だが、怒りに身を任せた所で、ディアブロに勝てる訳ないんだ! このままじゃお前も、復讐心の悪魔になってしまうぞ!!」

 

「アイツらを倒せるなら! 私は悪魔にだって(パシッ)っ!」

 

怒りに身を焼きそうになるジャスティスの頬に、ブラックがビンタをした。

 

「いいかげんにしなさいよ!」

 

「っ!」

 

「ともだちのプリキュアやレジスタンスのなかまのひとたちが、じぶんの『あまさ』のせいできずだらけになった。たしかにそんなことがあったら、ディアブロやデビルプリキュアってのにいかるのはとうぜんだとおもう! わたしだってそうなってるかもしれない!」

 

「でも、そんなふくしゅうのためにたたかってほしいだなんて、あなたのともだちのプリキュアたちがのぞんでいるとおもうの!?」

 

「アンタ達に私達の苦しみなんて分からないわ! 綺麗な青空の下、毎日毎日楽しくて幸せな日々を送っているアンタ達に! あの絶望しか存在しない地獄の未来を必死に! 地下深くで這いつくばって、藻掻きながら戦っている私達の気持ちが! アンタ達に分かるの!?」

 

ブラックとホワイトの言葉をジャスティスが反論し、プリキュアオールスターズは押し黙る者もいる。あんな絶望的な未来で必死に戦って生きているジャスティスの気持ちは、映像でしか知らないプリキュアオールスターズが理解できないと言われたらその通りだ。

 

「・・・・それでも、ふくしゅうのためだけにたたかうのはダメだよ・・・・」

 

エールが口を開いた。

 

「わたしたちのちからは、みんなの『えがお』のために、『きぼうのみらい』をつくるためにあるとおもう。ソレに、あなたじしんが、くるしむことになる」

 

「私自身が、苦しむですって・・・・」

 

ーーーードゴォォォォォォン!!

 

と言ってる内に、リバイがミデンとディアブロと戦い、爆発が起こった。

幸いなのか、ディアブロはリバイとミデンの戦いを面白がって見ているだけなので、実際戦闘をしているのはリバイとミデンだけなのである。

 

 

 

 

 

 

 

ーリバイsideー

 

「こうじさん! すこしのあいだだけ、ディアボロとミデンのあいてよろしく!」

 

「はぁ!? ざけんなよお前ら!!」

 

「おねがいします! ほんのすこしのあいだだけでいいので!」

 

ホイップとフローラそう言ってジャスティスとブレイブを連れて離れていく。

 

「おぉい!! 〜〜〜〜! 覚えてろよテメェら!!」

 

リバイはほぼヤケクソになって、『ブラキオバイスタンプ』を起動させ、ドライバーに押印した。

 

[ブラキオ! Come on! ブ・ブ・ブラキオ! Come on! ブ・ブ・ブラキオ! Come on! ブ・ブ・ブラキオ! Come on! ブ・ブ・ブラキオ! バディアップ! 最大! 最長! 最古で最強! ブラキオー! 祝え! 長き王の誕生を!]

 

『ブラキオゲノム』にチェンジしたリバイは、拳にエネルギーを込めるとディアボロに叩き込んだ。

しかし、やはりバリアに阻まれて止められる。

 

『フンーーーーっ、何?』

 

動こうとしたディアボロはーーーー『違和感』を感じた。

身体が、まるで凍り付いたかのように動かなくなってしまったのだ。

 

「お前の防御バリアを破壊する事は出来なくても、“お前自身を動けなくさせれば良い”!」

 

『何を、した・・・・?』

 

コレには流石のディアボロも驚きを隠せないようですあった。

 

「(『ブラキオゲノム』の能力、『触れた相手の時間を一時的に停止させる能力』が、効いてくれたようだな・・・・!)」

 

輝二が引き出した『ブラキオゲノム』の特殊能力でディアブロの動きを封じると、前掛けを凄まじい勢いで伸ばしてミデンを拘束した。

 

『オオオオオオオオォォォォォォォォ!!』

 

「だぁぁぁぁ!! クソッタレーっ!!」

 

ソレでも、ミデンは前掛けを引き千切ろうと暴れ、リバイは綱引きのように、必死にミデンを抑えた。

強敵2体と単身で戦うのは地獄が始まった。

 

 

 

 

 

ーキュアブレイブsideー

 

「『腐れ縁で結ばれてしまった年下の女の子達に振り回されて、かなりの面倒に巻き込まれる事になる』、やなぁ・・・・」

 

「ホンマに当たったで、『ナルト占い』・・・・」

 

シフォンとハリーや他の妖精達が、現在進行系でディアブロとミデンの2体を相手に立ち回っているリバイに、憐憫の視線を向けるのであった。

しかし、プリキュアオールスターズは内心リバイに感謝しながら、ジャスティスの説得を続ける。

 

「私は、甘かったんだ・・・・! 所詮、デビルプリキュアは、ディアブロから生まれた悪魔に、歴代プリキュアの力を得た存在・・・・分かり合う事なんて、無理だったんだ。そのせいで、皆傷だらけになったんだ・・・・!!」

 

「ああ。お前のやった事のせいで、皆ボロボロになっちまった。レジスタンスの皆もな。でもよ、だからといって、復讐の為だけに使うもんじゃねぇだろ。俺達が手にしたプリキュアの力は・・・・」

 

「分かり合う事を諦めちゃダメだよ。私達は諦めなかったから、手にした絆があったんだから」

 

ジャスティスの言葉に、ブレイブとピーチがそう言った。

 

「だったら・・・・私はどうすれば皆に償えるのよ・・・・!? どうすれば・・・・!」

 

「そんなの、決まってるだろ」

 

「ブレイブ・・・・」

 

「この時代のディアブロをぶっ倒して、未来を変えて、その後で皆にすまなかったって、謝れば良い。俺も良く子供達に言ってるよ。間違った事や悪い事をしたら、まずは『ごめんなさい』からってな」

 

「私達プリキュアが戦うべきは、ディアブロでもなければ闇の勢力でもない。自分自身の心に巣食う、『悪魔』よ」

 

ブレイブとムーンライトの言葉に、ジャスティスは小さく復唱した。

 

「戦うべきは・・・・自分の中の、『悪魔』・・・・」

 

「でも、悪魔の中にも、悪い悪魔ばかりではないですよ。少なくとも、私達の仲間の悪魔は・・・・」

 

『・・・・・・・・・・・・フフッ』

 

そして、ルミナスの言葉に、全員が思わずフフッと苦笑する。思い出したのだろう。未来の世界に行った、お調子者の悪魔の事を。

 

ーーーードゴォォオオオオオオオオオオオオッ!!

 

「ーーーーぐぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

『っ! 輝二さん(嵐山くん/こうじん)!!』

 

すると、再び動き出したディアブロの火炎弾を受けて吹き飛び、『レックスゲノム』に戻ったリバイは、流星のように駆け抜けた光によって助けられた。

 

「っ! センチュリーブレイク!?」

 

「「ーーーーおう!!」」

 

『オオオ!』

 

そう。粒子加速で駆けつけたセンチュリーブレイクが現れた。

 

「辰夫さん!?」

 

「まだ和尚さんと和解できなかったの!?」

 

センチュリーブレイクであると分かると、ブロッサムとマリンが声を上げた。

 

『ふん。百瀬龍之介よ。哀れだな? 息子と和解できず、孫の力で不完全な力で我に挑む事になるとはな』

 

ディアブロがセンチュリーブレイクを見て鼻で笑うように声を発する。

 

「俺の孫を、馬鹿にするな!」

 

「見せてやるぜ! 不完全でも、テメェの鼻を明かせるってな!!」

 

リバイと隣り合ったセンチュリーブレイクが、ディアブロとミデンに向かって構えた。




『ブラキオゲノム』に特殊能力、『一時的に相手の時間を止める能力』を付けました。元がジオウなので。
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