仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ーリバイsideー
「・・・・と言う理由だ。頼めるかリバイ?」
「ーーーー分かった。ミデンは任しておけ」
「頼んだぜ!」
隣に立つセンチュリーブレイクから『作戦』をあらかた聴いてから、『ジャッカルバイスタンプ』を起動させた。
[ジャッカル! バディアップ! テクニカル! リズミカル! クリティカル! ジャッカル! ノンストップでクリアしてやるぜ!」
「ーーーーフッ!」
『ジャッカルゲノム』にチェンジしたリバイは、加速してミデンに急接近し、飛び膝蹴りをミデンの顔面に叩きつけた。
『オオオオオオオオ!?』
「来いよミデン! 追いかけっこのーーーーゲームだ!」
シュタッ、と着地したリバイが地面を叩くと、宙にブロックの列が並び、足元にはスケートパークのようにアール(湾曲の形状のセクション)やウォール(通り壁)やカーブ(縁石)、ステア(階段)やハンドレーン(階段の手すり)やコーン(カラーコーン)が設置されたフィールドが展開された。
「ーーーーはぁっ!!」
リバイがシュバッ、と加速して飛び出すと、ブロックやウォール等を駆使して、ミデンの周りを跳び、走りながら撹乱する。
『オオオオオオオッ!!』
ミデンは右手からピンクの星、火の玉、光の鎖、緑色の円盤、水の矢を生み出すと、口から紫色の花弁が渦巻き、左手にピンクのハート、炎の球、雷電、風の球、氷の矢を生み出し、リバイに向かって撃ち出した。5GoGoチームとスマイルチームの技である。
「よっ! っと! はっと! あらよっと!!」
が、リバイは宙や地面の障害物を使って華麗に回避しながら、ミデンに蹴りを叩き込む。
「ソラッ!」
ーーーーHIT!
ミデンに攻撃が当たると、まるで格闘ゲームのような効果音が文字として宙に浮かんだが、リバイは気にせず、ミデンの攻撃を回避しながら攻撃を浴びせていく、ヒットアンドアウェイ戦法で攻め立てていく。
「そらそらそらそらぁーっ!!」
ーーーーHIT! HIT! HIT! HIT! HIT!
『オオオオォォォォォッ!!』
「ハァ〜・・・・とりゃあぁぁっ!!」
『オオオオオオオオオオオオオオオオ!!』
連続攻撃に怯んだミデンの下から、リバイは錐揉みキックを炸裂させ、ミデンは盛大に倒れた。
が・・・・。
『オオオオー!!』
ミデンは浮遊しながら起き上がり、今度はマゼンタとマリンブルーとヒマワリと銀色のエネルギー弾を放ち、更にトランプのハートとスペードとクラブとダイヤとエースのエネルギー弾が放たれる。ハートキャッチチームとドキドキチームの力であろう。
「ちっ!」
リバイはまた障害物等を使い、まるでフリーランニングのように動いて、それらの攻撃を回避しながら、反撃を機を伺っていた。
ーセンチュリーブレイクsideー
センチュリーブレイクはリバイにミデンを任せると、ディアブロへとその目を向けた。
「「はぁっ!!」」
粒子加速したセンチュリーブレイクは拳を上げて殴ろうとする。
が、ディアブロはシュンッ、と後ろに瞬間移動したかのように移動し、その拳を回避した。
「「ちっ! おぉっ!!」」
センチュリーブレイクも加速して攻撃しようとするが、ディアブロは受けようとも反撃しようともせず、回避、否、マトモに相手にしようとせずに、逃避を繰り返していた。
「ディアブロ! テメェ!」
『フン。何故我が態々に、“相手をしてやらねばならんのだ”?』
その言葉を聞いて、センチュリーブレイクの百瀬龍之介と辰夫は理解した。
ーーーーコイツは、ディアブロは、逃げ続けるツモリだ。
と・・・・。
ープリキュアsideー
「どうして? ディアブロはりゅうのすけさんたちとたたかわないの?」
「ーーーー相手をする必要が無いからだ・・・・!」
エールが首を傾げるると、ブレイブは苦々しく顔を歪めながらそう言うと、どう意味なのかとジャスティスとプリキュアオールスターズと妖精達が目を向けると、ブレイブは周りの視線に構わず説明する。
「今、オッサンは孫と変身して、『完全体に限りなく近い不完全体』のセンチュリーブレイクとなった。しかしそれでも、祖父と孫ではリンクが微妙にズレてしまい、不完全なセンチュリーブレイクだ。しかも、肉体となったお孫さんの身体にも、相当な負担を負ってしまい、“時間制限が付いてしまった”・・・・」
「っ! ディアブロは、時間制限による変身解除を待つつもりなの!?」
『!?』
ジャスティスも察して声を発すると、その場にいる全員が、ディアブロを見ると。
『ーーーーフフフフッ』
ディアブロの嘲笑いが聴こえてきた。
覚悟を決めて必死に戦っている百瀬龍之介と辰夫の想いを、嘲笑って踏み躙るような態度に、言いようの無い不快感が混み上がってくる。
「アイツ、嗤ってる・・・・!」
「ーーーー馬鹿にしてるんだよ。制限時間が来て自滅する愚か者にね」
『っ!?』
と、背後から声が聞こえてきて、一同が振り向くとソコには百瀬龍之介の息子であり辰夫の父親である秀夫と、三人の巫女さん達。そして、異様な二人の男性が立っていた。
一人は、三十代はいってそうな壮年の年頃の、時代錯誤な大きなリーゼントをした黒いスーツの男性。
もう一人は二十代位の黒いスーツを着用し、人間態のココとナッツ、ハリーにも負けず劣らずの整った顔立ちをした黒髪の美形。だが、その目は猛禽類のような鋭く、プリキュアオールスターズを見ると、不快そうに目を見開き、近づきたくないと言わんばかりに距離を開けており、リーゼントの男性もその男性に倣って距離を開けた。
「あの人は、『雲雀恭弥』!?」
『雲雀恭弥?』
「『ドクター』に聞いた事がある。八神はやての夫で、高町なのはの夫である綱吉さんの仲間(ビュッ!)うわぁっ!!」
ブレイブが雲雀の名前を呼び、他の面々が首を傾げ、ジャスティスが何か言おうとした瞬間、雲雀が服の袖からトンファーを出して殴ろうとし、ジャスティスは身体を仰け反って回避した。
「誰が誰の何だって? 僕はあの小動物達と一触くたにしないでくれる」
「なんでなぐろうとしたの!?」
「っっ・・・・・・・・・・・・」
「な、なんですか・・・・?」
ハートが文句を言い、雲雀が目を少し見開いてプリキュアオールスターズを見据えると、ダイヤモンドが少し引きながら問うた。
「君達、何群れてるの?ーーーー噛み殺すよ?」
『えぇっ!?』
雲雀の目元に影が刺し、猛禽類のような目つきを更に鋭くし、更にはダークプリキュアやファントムと同じかそれ以上の威圧感と殺気を放ちながらジャキンッ、とトンファーを構えてそんな事を言われ、プリキュアオールスターズは『ガビーン!』と、効果音が現れる程に驚いた。
会っていきなり迫力全開のオーラを纏って「噛み殺す」なんて言葉、今まで戦ってきた敵達にも言われて来なかったのだから当然であろう。
「ーーーー申し訳ありません。雲雀は気に入らない者や群れている草食動物な人間を見ると、仕込み鋼鉄トンファーでめった打ちにしたくなる性格なのです」
『いやどんなせいかく!?』
プリキュアオールスターズだけでなく、妖精達まで思わずツッコミを入れてしまう。
「ところで、アンタだれや?」
「ーーーー雲雀の秘書を務めている『草壁哲矢』と言います。お見知り置きを」
サニーがリーゼントの男に名前を聞くと、リーゼント、否、草壁はペコリと会釈した。
「あ、これはごていねいに、こちらこそよろしくおねがいします」
「ーーーーじゃなくて! ちょっとあんた! ツナさんたちのなか「(ギロッ)」じゃなくて、その・・・・」
「『かんけいしゃ』ならば、ディアブロをたおすのにきょうりょくするべきではないかしら?」
カスタードがペコリと頭を下げ、ジェラートが『仲間』発言を言いそうになるが、雲雀に睨まれ言い淀むと、マカロンが代わりに言った。
「・・・・何で僕が彼等と群れて戦わないといけないんだい?」
「えっ!? あ、あの! ディアブロがかっちゃうと、このせかいはおわりなんですよ!?」
「僕は誰かと群れないと戦えない草食動物じゃない。彼らが倒れたらーーーー僕がディアブロを噛み殺す」
『!!!!』
ニヤリと笑みを浮かべる雲雀。その笑みを見た瞬間、その場にいる全員(草壁は除く)が身体を震わせた。
『笑顔は素敵なもの』だと考えるプリキュアにとって、雲雀の笑みはソレを覆しかねない凄みがあり、そして察した。
虚勢でも何でもない、目の前のこの人物は本気で、“一人でディアブロを倒すつもりなんだ”と。
「・・・・・・・・」
「・・・・いつまで突っ立っているつもりなんだい?」
「!」
巫女さん達に背中を押され、センチュリーブレイクの戦いを見させれる秀夫に、雲雀はつまらない人間を見るような視線で問いかける。
「自分の父親と自分の息子が、必死に戦っているのに、いつまで自分は関係ない態度でいるつもりだい?」
「わ、私は、仏に仕える身です・・・・」
「・・・・便利な言葉だね? 八神はやて達も、少し前までそうだったよ」
『えっ?』
ここではやて達の名前が出され、プリキュアオールスターズ達も間の抜けた声を発した。そんなプリキュアに構わず、雲雀が言葉を続ける。
「『自分達は〈時空管理局〉の局員だ』とか、『命懸けの戦いなんかする必要ない』とか、『無理をしないで安全なやり方をする』とか、そんなつまらない上に、くだらない考え方で自分達を小さく納め、自分達の『可能性』ですら小さく纏めてしまう所とかね」
「くだらない考えですと・・・・!?」
「僕は戦うつもりさ。彼らが倒れたらね。でも、未来を掴む為に悪魔と命を懸けて戦っている彼等と、父親との確執と意地をご立派な説法で言い訳して戦わないキミのような、『臆病な弱虫』の言っている言葉なんて、くだらないね」
「っっ!!・・・・」
雲雀の言葉に息を呑み、顔を俯かせる秀夫。雲雀が戦うつもりがあるのは、全身から発せられている『殺気』から察する事ができるが、自分は戦う事すらしない。
『仏に仕える身』と言う立場を使って、本心では『父親への確執とつまらない意地』で戦わない自分が、酷く情けない存在に思えて仕方なかったのだ。
と、そうこうしているとーーーー。
『ーーーーもう、時間切れだな?』
「!」
ディアブロの冷淡な声が聞こえ、秀夫が顔をあげると、全身に電流が流れ、片膝を突いて苦しそうに身体を悶えさせているセンチュリーブレイクの姿があった。
ーセンチュリーブレイクsideー
「「(バチッ、バチッ!)ぐぅっ! うぅっ・・・・!!」」
苦しそうに呻くセンチュリーブレイク。変身可能時間が来てしまったのだ。
『ーーーー不様だな、百瀬龍之介』
「っ!」
『実の息子から拒絶され、仕方なく孫を使って変身したが、この体たらくを晒す事になってしまってなぁ?』
「・・・・・・・・」
ディアブロの嘲笑に満ちた声を聞き、センチュリーブレイクが黙ってしまう。
しかしーーーー。
「ーーーーへっ、そうかもな。俺じゃぁここまでが限界って事は始めっから分かってたんだよ・・・・」
センチュリーブレイクから、辰夫の声が発せられる。
「でもよ・・・・それでもよ。無理だと分かっていても、やらなきゃならねぇ時があるんだよ! 人間にはなぁ!」
センチュリーブレイクが両手をバッと広げると、刃付きの歯車を二つ生み出し、その歯車が轟音を響かせて回転する。
『ふん。悪足掻きだな。良いだろう。さぁ、やってみろ。最後の足掻きをな』
ディアブロも両手を広げて、攻撃してこいと言わんばかりであった。
「ーーーー喰らいやがれ!! ディアブロー!!!」
センチュリーブレイクが歯車をディアブロに向けて投げた。
『ーーーーフン!!』
すると、ディアブロが避けようとしないで、両手を伸ばして歯車をバリアで受け止めようとする。
ーーーーギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ!!!!
バリアと歯車の刃がぶつかり合い、凄まじい音を響かせる。するとーーーー。
ーーーービキッ!!
『っっ!!』
ディアブロのバリアに僅かなヒビが走り、ソレが徐々に徐々に広がっていった。
『ほぅ、少しは抵抗するな。しかし、所詮は窮鼠猫を噛む程度だが・・・・な!!』
ディアブロは、未だ回転する二つの歯車を上空に弾き飛ばした。
「「ーーーーうぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!」」
『っ!?』
二つの歯車の陰に隠れていたのか、センチュリーブレイクが眼前にまで迫っており、ディアブロは思わずヒビの入ったバリアで止めようとする。
しかし、センチュリーブレイクのその拳には、凄まじいエネルギーが込められていた。
「「ライダァァァァパァァァァンチ!!」」
ーーーードォォンッ!!・・・・ビキビキビキビキビキビキビキビキ、グシャァァァァァァァァン!!
『ーーーーヌォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!??』
渾身の一撃を受けたディアブロの身体は、その威力で足元の地面を削りながら後退し、『ライダーパンチ』を受けた箇所をさすって片膝を突いた。
「「・・・・・・・・」」
『・・・・・・・・ーーーー成る程。我が障壁を打ち砕くとは、少し侮っていたようだ。しかし、それでも我を倒すには至らないがなぁ?』
「「・・・・・・・・ふっ、はははは」」
ディアブロは立ち上がりながら嘲った態度を取った。しかし、センチュリーブレイクから発せられたのは、笑い声であった。
そして、辰夫の声が発せられる。
「ありがとうよディアブロ。“歯車を吹き飛ばしてくれてさぁ”!」
『何・・・・?』
ディアブロが辰夫の言葉の意味が分からず、先程弾き飛ばした歯車は何処かと辺りを見回そうとしたその瞬間ーーーー。
『ーーーーグァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
『っミデンーーーー何っ!?』
リバイ(ジャッカルゲノム)と戦っていたミデンが凄まじい声量の悲鳴を上げるを聞いて目を向けるとソコにはーーーー先程自分が弾き飛ばした歯車が上から深く突き刺さったミデンの姿であった。
『ア、アアアアアアアアアアアア・・・・!!』
深く刺さった歯車のダメージで、ミデンの身体が崩壊を始めた。
『っ! まさか、百瀬龍之介・・・・いや、百瀬辰夫! 貴様の目的は!?』
「(ニヤリ)応よ! 最初‹ハナ›っから標的はディアブロ! オメェじゃねえ! ミデンだったのさ!!」
始めてディアブロが辰夫の名前を呼ぶと、いつの間にか来ていたリバイ(ジャッカルゲノム)に肩を貸してもらって立ち上がったセンチュリーブレイクから、「してやったり」と言いたげに辰夫が声を発した。
「歯車はただオメェを倒す為に放ったんじゃねぇ。オメェが弾き飛ばすのは賭けだったが、オメェは弾き飛ばしてくれた。後はリバイがミデンを引き止めておき、俺達はテメェを殴るように見せて、歯車を操作し、ガラ空きになったミデンに叩き込んだのよ!」
『全て、計画通りだったのか、我を倒せない事を見越していたのか!?』
「情けねえし、悔しいが、『完全体のセンチュリー』になれない俺が、テメェに勝てるとは思えなかった。だが、そんな俺でも、『未来』を少し変える事ができる事を証明してぇ! だったら、『未来の流れ』を少し変えるくらいはしてやりたい! そして、見つけたのさ。この時代、リバイス達が全滅して倒したミデンを、俺が倒す事で・・・・彼女達が甦る!!」
『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』
ーーーーチュドォオオオオオオオオオオオオオン!!
センチュリーブレイクがそう言った瞬間、ミデンは大爆散し、爆発の中から『十三の光の玉』が飛び出していく。そしてその玉の中にはそれぞれのプリキュアチームのエンブレムが入っており、幼児化したプリキュアチームの元に飛ぶ。
『おのれ! させんぞ!!』
ディアブロが巨大な黒い炎を生み出すと、ソレを『光の玉』に向かって放った。
が、突然現れた幾つもの『トゲが付いた紫色の球体』によって阻まれた。
『っ!』
ーーーーバキッ!
『グアッ!?』
「やぁ、ディアブロだっけ? 今度は僕とヤろうよ」
「っ、雲雀恭弥!」
そう。雲雀恭弥の『雲ハリネズミのロール』の『球針体』に攻撃を阻まれ、ディアブロ自身は雲雀恭弥がぶつかった。
「さぁ! 甦れプリキュアオールスターズ!!」
リバイが叫ぶと、プリキュア達の上に飛んできたそれぞれのチームの『光の玉』は弾け、
黒と白と黄色。
金と銀。
桃色と赤と黄色と緑と青と紫。
桃色と青と黄色と赤。
桃色と青と金と銀。
桃色と白と青と黄。
桃色と赤と黄色と緑と青。
桃色と青と黄色と紫と赤。
桃色と青と黄色と紫。
桃色と青と黄色と赤。
桃色と紫と緑。
桃色と黄色と青と赤と紫と緑。
桃色と青と黄色と赤と紫。
それぞれのメンバーの光の玉に別れて弾け、光のシャワーとなってプリキュア達に降り注ぐと、プリキュア達の身体が光り輝き、幼かった身体が大きく成長し、元の姿に戻った。
『やったぁぁぁぁ!!』
プリキュアオールスターズの大半が盛大に喜んだ。
そして、雲雀恭弥がディアブロを惹きつけている間に、秀夫と巫女さん達がセンチュリーブレイクに近づく。
「辰夫・・・・」
「よぉ親父。どうよ、俺でもこれくらいはーーーーぐうっ!!」
遂に限界が来てしまい、変身が強制解除されてしまった。
「「辰夫!」」
「「「辰夫(くん)!」」」
リバイと百瀬龍之介が名を呼び、巫女さん達が駆け寄ろうとするが、秀夫が抱き留めた。
「へへへっ、ここまでかよ、クソッたれ・・・・見たかよ親父? 馬鹿息子の俺だって、これくらいはできるんだぜ?」
「・・・・お前は、馬鹿息子ではない」
「あ・・・・?」
「立派な息子だ。寧ろ、馬鹿は私の方だ。息子が私の代わりにボロボロになってまで戦っているというのに、父親への意地を張り続けて何もしなかった。情けない父親ですまない」
「親父・・・・だったら、頼むよ。俺達の未来を、さ」
「うむ」
秀夫は辰夫を巫女さん達に預け、百瀬龍之介と向き合う。
「秀夫・・・・」
「私も、良い父親と言う訳では無かったようです・・・・」
「俺もだ。だから今こそ、息子が誇ってくれる父親になりたいんだ。ーーーーだから、秀夫」
「ええ。『お父さん』」
百瀬龍之介と秀夫が手を取り合った瞬間、秀夫の腰に『サイクロトロンドライバー』が出現し、雲雀と戦っているディアブロに目を向け、『サイクロトロンドライバー』を同時に押した。
二人は足を肩幅に開いて立つ。 秀夫は右手を左斜め上に高く掲げたまま上半身ごと右に動かすような動作をし、百瀬龍之介は秀夫て左右対称な動作をする。その後、両手を広げて風車のような動作の後、手の眼前で交差させて広げると隣り合っていた二人の腕が重ねる。
「「ーーーー変身!!」」
そして重ねた腕の手を握った後、再び『サイクロトロンドライバー』を押した。
復活したプリキュアオールスターズ。そして次回、遂にセンチュリーが・・・・!