仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ー魔法使いsideー
[カイガン! ピタゴラス! 三角の定理!俺の言う通り!]
魔法使いチームと戦う〈仮面ライダーダークゴースト〉は、『ピタゴラスアイコン』を使って金色のカラーにマスク部分は正三角形が向かい合うように描かれ、8の字のようになり、 パーカーは袖なしで肩から胸回りにかけて直角三角形が並び、地面に着きそうな程に丈が長い『ピタゴラス魂』へとなった。
『ハァッ!!』
ダークゴースト・ピタゴラスが両手を魔法使いチームに向けると、三角形のエネルギー弾が幾つも現れ、魔法使いチームへと放たれた。
「「「ええいっ!!」」」
ミラクルGM‹ゴーストムゲン›は『ガンガンセイバー』と『サングラスラッシャー』の二刀流で、マジカルDS‹ディープスペクター›はミラクルGの『サングラスラッシャー』の色違いの『ディープスラッシャー』で、フェリーチェN‹ネクロム›は『ガンガンキャッチャー』で弾き飛ばす。
『ほう・・・・やるなぁ。では、コレならどうだ?』
ダークゴースト・ピタゴラスは、『シンセングミゴーストアイコン』を『ゴーストドライバー』に入れた。
[カイガン! 近藤土方沖田! 君と肩組み!新撰組!]
膝に届く程に長い、幕末の時代にいた日本最後の剣客集団と呼ばれた新撰組のダンダラ模様が入った羽織のようなパーカーを纏い、仮面には『誠』の文字が入った〈仮面ライダーダークゴースト・シンセングミ魂〉となった。
「何なのよさっきから! ピタゴラスとかシンセングミとか!?」
「全部、マシマホウ界の歴史に名を残したスゴい人達の名前だよ!」
「あのライダーが、何でそんな力を!?」
『この仮面ライダーは、人間共の過去の偉人達の力を使えるのだ。ーーーーこんな風になぁ!』
ダークゴーストSD‹シンセングミ魂›が黒いガンダムセイバーを掲げると、左右に同じダークゴースト・シンセングミ魂が2体も召喚された。その2体にも黒いガンガンセイバーを持っていたが。
「「「えぇっ!?」」」
突然増えたダークゴーストSDに、魔法使いチームは目を見開いた。
『行け! 『土方』! 『沖田』!』
『『!』』
『土方』と呼ばれたダークゴーストSDはマジカルDSに、『沖田』と呼ばれたダークゴーストSDはフェリーチェNに斬り掛かった。
「うわっ!」
「うぅっ!」
マジカルDSはサングラスラッシャーで、フェリーチェNはガンガンキャッチャーでその一太刀を受け止め、何とか持ち堪えていた。
がしかし、2体のダークゴーストSDは凄まじい剣技でマジカルS達を攻め立てる。
「きゃッ!? この! うわっ!!」
「っ! えい! うわぁぁっ!!」
マジカルDSとフェリーチェNも応戦するが、達人と呼べる程の剣技に防戦一方状態であった。
「マジカル! フェリーチェ!」
『ふんんっ!!』
「っ! きゃんっ!!」
ミラクルGMが2人の元に駆け出そうとするが、ダークゴーストSDがサングラスラッシャーを振り下ろし、ソレを受けて倒れる。
「「ミラクル!」」
「うぅっ・・・・!」
『・・・・面白いな。人間の力は』
「え?」
致命傷は避けられ、何とか起き上がったミラクルGMの耳に、ダークゴーストSDの称賛の声が聞こえた。
『私はデビルプリキュアに、人間の歴史を学ばせた。私自身、このライダーの能力を良く知る為にな。そして偉人や英雄と呼ぶ人間達の歴史をみて、人間は多くの歴史を紡いできた事を理解し、人間を知った』
「だったら、何で人間を滅ぼすような事をするの!?」
『ーーーー同時に、人間の『愚かしさ』を理解したからだ』
「人間が、愚か?」
『数千年の歴史から多くを学ぶ事があると言うのに、人間達は『昔はこんな事があった』、『昔の人達は大変だった』、と。過去の人間達や出来事から何も学ばず、『貧困』、『差別』、『暴力』、そして『戦争』。科学力と言う叡智を手に入れても、人間はまるで成長せず、歴史を何度も何度も飽きる事なくループして続けていく。・・・・これほど愚かな存在はいない』
「・・・・ソレでも、私は信じるよ」
「ミラクル・・・・」
「確かに、人間は何度も悲しい歴史を繰り返してきた。でも、間違いを認めて、やり直す事もできるのが人間だよ。だから私はーーーー人間を、未来の可能性を信じる! 命を燃やして!」
「そうね・・・・! 私達の生き様を見せてあげる!」
「私達の心の声を、聞かせてあげる!」
「「「キュアップ・ラパパ! 幽霊さん達、止まって!」」」
魔法使いチームが杖を振ると、3体のダークゴーストSDが動きを止めた。
「行くよ!」
そして、ミラクルGMとマジカルDSはゴーストドライバーを、フェリーチェNは『メガウルオウダー』を操作した。
[チョウダイカイガン! ムゲン! ゴッドオメガドライブ!]
「『ミラクルオメガドライブ・ムゲン』!!」
[ゲンカイダイカイガン! ディープスペクター! ギガオメガドライブ!]
「『マジカルオメガドライブ』!!」
[DAI-TENGAN!! NECROM! Omegaulord!]
「『Felice Destroy』!」
ミラクルGMが虹色のエネルギーを纏い、マジカルDSが紫電を纏い、フェリーチェNは緑色のエネルギーを纏って飛び上がり、必殺キックを繰り出した。
「「「はぁぁぁぁぁ!!」」」
『ならばこちらも!』
[ダイカイガン! ガンガンミナー! ガンガンミナー! ダイカイガン! シンセングミ! オメガボンバー!!]
3体のダークゴーストがゴーストドライバーにガンガンセイバーを翳し、自分達に向かってくる魔法使いチームに向けて三段突きを繰り出し、魔法使いチームのキックとぶつかり合ったその時・・・・。
ーーーードガァアアアアアアアアンン!!
ーーーー爆発が起こった。
「「「あぁぁっ!!」」」
魔法使いチームはキックを繰り出した足を負傷し、地面に転がる。
そして、ダークゴーストは・・・・。
『・・・・・・・・』
今にも消えてしまいそうに、身体が粒子となっていった。
『・・・・ふん。だが忘れるな。未来の可能性が無限ならば、その中には、『絶望』や『破滅』の未来も存在すると言う事を、な』
そう言って、ダークゴーストは消滅した。
「ーーーーうっ!」
ミラクルGMは他の皆の元に行きたかったが、負傷した足が激痛で痺れ、動けなかった。
ーアラモードsideー
『はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
戦いは続き、身体のアチコチがボロボロになったアラモードチームが、〈仮面ライダークロノス〉に向かって攻撃を仕掛ける。
カスタードS‹スナイプ›は『ガシャコンマグナム』を撃ち、ジェラートBB‹ブレイブビートクエスト›が左肩の『ワッツアップサウンダー』から音楽に合わせて音符型エネルギーボムを生成して発射し、マカロンPP‹パラドクスパズル›がパズルのピース型エネルギー弾を掌から連続で発射する『パズルピースシュート』を放ち、パルフェRT‹レーザーターボ›が『ガシャコンスパロー・弓モード』で遠距離攻撃すると、ホイップEM‹エグゼイド・ムテキゲーマー›は拳を、ショコラPF‹パラドクスファイター›が発火打撃装置『マテリアライズスマッシャー』を振るい、クロノスを攻撃する。
がーーーー。
『ーーーーふん』
[PAUSE!]
クロノスは『バグルドライバーⅡ』のAボタンとBボタンを同時に押すと、アラモードチームの身体がそのまま、ピタッと時が止まったかのように動かなくなった。ーーーーホイップEM以外。
「はぁっ!! たぁ! ふっ! せいっ!」
『ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!』
ホイップEMとクロノスは肉弾戦を繰り広げ、お互いの攻撃が当たると『HIT!』と、エフェクトが飛び出てくる。
『ーーーーむんっ!』
「っーーーーえぇいっ!!」
クロノスは『ガシャコンブレイカー・ブレードモード』を持ち、ホイップEMも『ガシャコンブレイカー・ハンマーモード』を振るい、黒緑色の斬撃と金色の衝撃がぶつかり合い、凄まじい衝撃波で2人は同時に後退した。
『!!!??』
そして、『PAUSE』が解除され、他のアラモードチームの攻撃が空振りしてしまっていた。
「くそっ! またかよ!」
「私達が攻撃すると、すぐ『PAUSE』で止められてしまいます!」
「唯一動けるのはホイップだけね・・・・」
「これじゃ、実質ホイップだけしか戦えない!」
クロノスと戦い始めてから、ホイップEM以外は何度も『PAUSE』によって止められ、その度に攻撃されていてダメージを受けていた。マカロンPPが『鋼鉄化』で防御力を上げ、ホイップEMがクロノスの攻撃を阻止していなければ、とっくにやられていたと言っても良い。
しかし、クロノスは強敵で、ホイップEM1人では不利な状態であった。
「何とか、クロノスの『PAUSE』を封じないと、私達に勝ち目はないわ・・・・! でも、どうしたら・・・・」
パルフェRTが渋面を作ると、ショコラPFとジェラートBBが目に入る。
「ーーーーっ! ジェラート! ショコラ!」
その時、パルフェRTの頭に閃きが走ると2人を引き寄せ耳打ちする。マカロンPPとカスタードSも聞き耳を立てて聞いていた。
「・・・・えぇっ!? ソレでやれるのかよ?」
「・・・・今一、不安だなぁ」
「ソレでも、やるしかないわ。じゃないと私達の負けよ」
「私は面白そうだからやって見ても良いと思うわ」
「はい! ジェラート! ショコラ! お願いします!」
眉根を寄せる2人にパルフェがそう言うと、マカロンPPとカスタードSが同意するように頷くと、ジェラートBBとショコラPFも観念したように頷く。
そしてクロノスと激戦を繰り広げるホイップEMは・・・・。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・」
『・・・・人間は脆弱だ』
「えっ・・・・」
『たったこの程度で疲弊し、ちょっとした怪我や病気で死に至る。そんな弱い生き物がこの世界の生物界の頂点に立つなど、身の程知らずにも程がある。だからこそ、〈ショッカー〉といった組織が人間を強靭な怪人に変えようとしたのだろうがな』
「そんな事、ないよ!」
疲労困憊のホイップEMに、クロノスが人間の脆弱性を説くが、ホイップEMはソレを否定する。
「確かに・・・・人間って、凄く弱い生き物なのかも知れない・・・・でも! だからこそ、『友達』が、『仲間』と手を取り合って、楽しいスイーツ作りとかができるんだよ!」
『くだらん・・・・コレで終わらせる』
クロノスが再び『PAUSE』を発動させようと2つのボタンに手を伸ばそうとしたその時・・・・。
「ホイップ! 少しだけで良い! クロノスを後ろから押さえつけて!」
「えぇっ!? どうして!?」
「良いから!」
「う、うん・・・・!」
パルフェRTから指示を受けて、ホイップEMあは加速してクロノスを後ろから抑える。
『何・・・・?』
「それっ!!」
「ふ!」
「えいっ!」
カスタードSがクロノスの片足にしがみつき、マカロンPPとパルフェRTが左右の腕をそれぞれしがみついて抑えた。
『何を・・・・!?』
「ジェラート! ショコラ!」
「ーーーーはぁ!!」
ショコラPFがチョコレートのクリームエネルギーを両手から発射すると、空かさずジェラートBBも両手からアイスのクリームエネルギーを発射し、クロノスのバグルドライバーⅡに向かっていく。
『ぐぅぅううううッ〜!!』
『きゃぁっ!!』
が、クロノスが残ったしがみつかれていない足を使って身体を動かし、ホイップEM達を振り祓い、Bボタンの方は僅かに外れたが、Aボタンにチョコレートが包み、更にアイスによって凍結された。
『むっ! コレは!』
クロノスがAボタンを押そうとするが、ガチンガチンに凍結したチョコレートに阻まれ、ボタンが押せなくなっていた。
「やった! 成功だ!」
「どうだ! 凍ったチョコレートは歯を欠けさせるくらい硬いんだ!」
「もうアナタに『PAUSE』は使わせないわ!」
『くだらん真似をする。しかし、貴様らの終焉にーーーー変わりはない!』
[キメワザ! CRITICAL CREWSAID!終焉の一撃!]
クロノスはバグルドライバーⅡのBボタンを2回押すと、クロノスの足元に時計の文字盤が浮かび上がった。
「私は、私達は終わらない! 希望と愛をレッツ・ラ・まぜまぜして、未来を出来上がらせる!」
「絶望の未来なんてノーサンキューです!」
「悪い悪魔は切除だぁー!」
「心が震える未来を!」
「心が滾る明日を!」
「全速で駆け抜ける!!」
[[[[[キメワザ!]]]]]
[BANBAN CRITICAL FINISH!]
[DOREMIPHA CRITICAL STRIKE!]
[PERFECT CRITICAL COMBO!]
[KNOCK OUT CRITICAL SMASH!]
[BAKSOH CRITICAL STRIKE!]
[HYPER CRITICAL SPARKING!]
『はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
5人の一斉攻撃と、クロノスの回し蹴りがぶつかり合い・・・・。
ーーーーチュドォオオオオオオオオオオオオンン!!!
凄まじい爆裂が起こった。
爆発と閃光が収まると、アラモードチームが倒れているが全員ヨロヨロと身体を動かしていた。クロノスもボロボロになりながらも見下ろしている。
『・・・・・・・・ぐっ!!』
クロノスは片膝を付き、身体のアチコチに亀裂が走り、その亀裂の内側からエネルギーが漏れ出て爆発しそうになっていた。
『・・・・人間の世界が絶版になるか、ソレとも増刷するか・・・・あの世で、見ていて・・・・や、る・・・・』
ーーーードォオオオオオオオオンン!!
クロノスば爆散した。
「・・・・ほ、他の、皆の元に・・・・!」
「待ちなさいホイップ・・・・!」
「私達も君もボロボロだ・・・・」
「少し休まないと・・・・!」
「他の皆も、信じよう・・・・」
「これ以上無理をするのは、美しくないわよ・・・・」
仲間達からの忠告を受けて、ホイップEMも小さく頷いた。
ーHUGっとsideー
そして、〈仮面ライダーエボル・コブラフォーム〉と戦っているHUGっとチームはーーーー。
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」
『ぐぉおっ!?』
アンジュKM‹クローズマグマ›が全身から焔を、エトワールGB‹グリスブリザード›が全身から冷気、とてつもないパワーを振るいながら、エボルC‹コブラ›を殴り飛ばし、更に攻め立てる2人の凄まじい戦いを見せた。
「力が漲る・・・・! 魂が燃える・・・・! 私のマグマが迸る! もう誰にも止められないわぁぁぁぁ!!」
「死闘! 渾身! 全霊! コレが私達の祭りよぉぉぉぉ!!」
『オォォッ!?』
叫びながら拳を振るい、エボルを殴りながら声を張り上げる。
「あ、アンジュ・・・・? エトワール・・・・?」
「い、いつもの2人ではないのです・・・・」
「計測不能? コレは一体・・・・?」
普段のクールな2人からは想像できない激しくも荒々しい戦いぶりに、エールG‹ジーニアス›もマシュリL‹ローグ›とアムールML‹マッドローグ›も若干引いていた。
「「はああああああああっ!!」」
アンジュKMとエトワールGBがマグマを纏った拳も冷気を纏ったアームで同時にエボルCを攻撃しようとした。
『ーーーーふっ』
が、エボルCは一瞬で消えると、2人の背後にいた。
「「ーーーーえっ?」」
『はぁっ!!』
「「あぁっ!!?」」
背後に回ったエボルCが2人の背後からエネルギー波を打ち出すと、アンジュKMとエトワールGBは吹き飛ばされる。
「アンジュ! エトワール!」
「アムール!」
「ええ!」
エールGが驚くと、マシュリLが『ネビュラスチームガン』を持ち、アムールMLが『トランスチームガン』と『スチームブレード』を撃ちながらエボルCへと向かう。
『ふん』
「うわぁっ!?」
「! はぁっ!!」
が、再びエボルCは一瞬で2人の目の前に現れ、マシュリLは驚き、アムールMLはスチームブレードを振って攻撃するが、エボルCはソレを回避して、凄まじい両の掌に黒いガスのようなエネルギーを集中させると、マシュリLとアムールMLの腹部に当てた。
「「きゃぁぁぁぁっ!!」」
吹き飛ばされた2人の身体が黒いガスに包まれ、痺れたように動かなくなった。
「マシュリ! アムール!」
「「たぁぁぁぁっ!!」」
エールGが飛び出し、起き上がったアンジュKMとエトワールGBが3方向からエボルCを攻撃する。
が・・・・。
『ーーーー甘いんだよ! ガキ共!!』
エボルCは薄っすらと赤く光り、凄まじいスピードで3方向のプリキュア達を同時にラッシュして吹き飛ばす。
「「「ああああぁぁぁぁっ!!?」」」
3人は地面を何度かバウンドして倒れる。しかし、エールGはヨロヨロと起き上がる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・・!」
『ほぅ、少しはできるようだなぁ? 伊達に仮面ライダーから力を借りていないって訳、か。ーーーーやっぱり面白いなぁ、人間は?』
「・・・・え?」
『俺はこう見えて、下等で愚かだが『人間』と言う生き物が気に入ってるんだよ』
「だったら、何で人間を支配するの!?」
『支配しているのはディアブロさ! 俺は別に支配しようなんて考えちゃいない。それ処か、『ディアブロの作る世界』をぶっ壊したいとすら思っている』
「ソレなら、私達と協力して!」
『ーーーープリキュア。お前らは『人間』の『愛』や『優しさ』といった『人間の美しい部分』が大好きのようだが・・・・俺とは『人間の好み』が違うようだ』
「・・・・え?」
『俺はな・・・・『人間』の『欲深さ』と『エゴ』と言ったーーーー『人間の醜い部分』が大好きなのさぁ!!』
「!!?」
『!!?』
エボルCの笑い混じりに放ったその言葉に、エールG達HUGっとチームは目を見開いて驚く。
『俺はプリキュア共、お前らが信じて疑っていない『希望に満ちた明るい未来』よりも、『欲望渦巻く混沌とした未来』の方が好みでなぁ! できればディアブロが倒されお前らが勝ってくれれば、そんな未来も夢幻にならないんだがなぁ?』
「そんな・・・・そんな未来! 私はイヤだよ! なりたい自分になる! 何でもやれる! 皆がそんな風に生きられる未来を作る為に応援するんだ!」
『だろうなぁ!ーーーーコレはいわば考え方の相違、いや、相容れられない未来ってヤツだぁ! プリキュア、俺は人間が醜く生きる世界を求める!』
「私は・・・・私達は、皆がなりたい自分になれる未来を目指す!」
『それじゃぁ・・・・コレで終わりにするかぁ!』
エボルCは『エボルドライバー』のレバーを回し、エールGも『ビルドドライバー』のレバーを回す。
[レディーゴー! エボルテックフィニッシュ!]
[ワンサイド! 逆サイド! オールサイド! レディーゴー! ジーニアスフィニッシュ!]
エボルCの足元に星座早見盤を模したフィールドを発生し、エネルギーを右足に収束させてキックの構えを取る。
7色に光るエールGの周りに、色とりどりに光る数式が現れ、更にグラフが現れて、エールGがその上をキックの体勢で滑るように突き進む。
『はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「『プリキュア ハート・フォー・ユー・ジーニアスフィニッシュ』!!」
2人のキックがぶつかり合い、拮抗し、凄まじい衝撃を辺りに放出する。
が・・・・。
ーーーービキビキビキビキ!
「あぁっ!!」
エールGの足から激痛が走る。
『ふん。所詮借り物の力でこの俺にーーーー』
[ボルケニックアタック! アチャー!]
「平和の為に!」
[グレイシャルフィニッシュ! バキバキバキバキバキーン!]
「未来の為に!」
[グラックアップフィニッシュ!]
「大義の為に!」
[エボルテックアタック! チャオ!]
「明日を信じる民衆の為に!」
「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」
『何ッ!?』
毒やダメージで動けない筈の他の4人が、四方から必殺キックをエボルCに叩き込んだ。
『ぐぅああああっ!!!』
「「「「エール!!」」」」
「っーーーーたぁああああああああああああ!!」
四方からの攻撃で崩れたエボルCに、エールGのキックが叩き込まれた。
そして、エールGのキックが当たった箇所から、エボルCの身体にヒビが広がっていき、エボルCの身体が崩れていった。
『ーーーーまさかこんな、『戦兎達』の力を借用しただけの小娘共にやられるなんてな・・・・』
エボルCの身体が砕けると、そのアーマーの中から、赤と黒を基調とした不気味な姿をした、『デッドマン‹悪魔›』とは違った異形の姿が見えた。
『ハハハハハハハハッ! プリキュアのお嬢ちゃん達、人間ってのは、お前らが思っている以上に汚れた生き物だぜ? せいぜい絶望するなよ?ーーーーチャオ』
そう言って、エボルCは粒子となり消え、HUGっとチームは疲労とダメージ、後毒はエボルCが消えた瞬間消えたが影響は残り、4人はその場でバタッと倒れて、動けなくなってしまった。
ーーーー残るデビルライダーは後数体、そしてデビルプリキュアと、ディアブロ。