仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲   作:BREAKERZ

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今回、この事件の元凶が登場。


悪魔の手を取った理由

ーリボーンsideー

 

「(っ、あの女は・・・・)」

 

リバイスがバット・デッドマンと交戦する前に時間は遡り。

リボーンがリバイスを追って、湖畔の島に辿りつくと、中心に置かれ、岩山に囲まれていたドーム型の基地が姿を現した。

そして、その基地に向かって〈財団X〉の白スーツを着た女性が、身体を引きずるように向かっていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・!」

 

先ほどツナに倒された川西美春だった。

リボーンは気配を消して後をつけると、ドーム型の基地の正門らしき場所に到着した。その時ーーーー。

 

『ぐぅああああっ!!』

 

「「っ!」」

 

正門近くの岩山の上からマスカレイド・ドーパントが一体落ちてきて、変身が解除されると、警備兵らしき男性が倒れた。

リボーンがチラッと上を見ると、他のマスカレイド・ドーパント達と交戦する〈仮面ライダーリバイス〉の姿があった。

どうやら警備兵と交戦しているようだ。川西美春に視線を戻すと、川西美春は倒れた警備兵に近づき、まだ意識があり呻き声をあげる彼の上体を起こしそしてーーーー。

 

「・・・・・・・・!」

 

「かっ!?」

 

「(っ!)」

 

何と、隠し持っていた小さなナイフで、警備兵の首の頸動脈をかっ切って殺害した。

川西美春はそれに顔色一つ変えず、警備兵の懐から拳銃を抜き取り、残弾等を確認し終えると用済みと言わんばかりに警備兵をゴミのように捨て、拳銃を構えながら基地の中に入っていった。

 

「(・・・・・・・・)」

 

リボーンも警戒心を高め、レオンをサイレンサー付きの拳銃に変身させるとソッと基地に入ったその時ーーーー。

 

「っ!」

 

背後から怪しい気配を感じ、銃口をソイツに向けた。

 

「お前は・・・・」

 

「クフフフ」

 

 

 

 

ーリバイスsideー

 

そして現在。

 

「それで、ソコでこの基地に潜入していた『六道骸』と合流したって訳か?」

 

「ああ」

 

リバイ(レックスゲノム)がミラに肩を貸しながら、すっかり戦いで電源が落ちたのか、真っ暗になった通路を先行するリボーンと、男性研究員(先ほどバット・デッドマンから逃げた人物)に幻術で変身していた、パイナップルのような特徴的な髪型に端正な顔立ちをした長身の男性。手に三叉矛を持ち、瞳はオッドアイで、片方の目に漢字の『六』となった、全身から妖しく危険な雰囲気溢れる青年、『ネオボンゴレファミリー 霧の守護者 六道骸』を見据える。

 

「なぁなぁ、骸さんよぉ、あの蝙蝠野郎追ってこねぇかなぁ?」

 

「クフフフ。今は僕の幻覚で幻のあなた方との闘いに夢中になっているでしょう。暫くは気づきません」

 

「いやはや、幻術とは便利だねぇ~」

 

ヴァージル夫人を抱えるバイスと、腹部を引き千切った白衣で包帯代わりに結んだヴァージル教授を抱える狩崎が骸の幻術に感心したような声をあげる。

バット・デッドマンがリバイの脇腹をレーザーで貫こうとしたが、そのレーザーはリバイの脇腹をギリギリ逸らし、床を貫通した。

しかも、バット・デッドマンはいきなり虚空に話していると、何やら勝手に喋って動き回っていたのだ。訝しそうにしていた一同をリボーンが誘導して、ゆいが監禁されている独房へと向かっていった。

 

「・・・・何故俺達に協力する? 六道骸」

 

「・・・・・・・・」

 

「確かに、君は裏社会ではかなり名が通った悪党だ。そんな君が何のメリット無しに協力するのは、何か可笑しいと思うねぇ」

 

輝二の言葉に骸は笑みを浮かべたまま沈黙し、狩崎も眉をひそめながら聞いてきた。

 

「クフフフ。まぁそんなに警戒しなくても良いですよ。僕の目的、ヴァージル教授の研究ーーーーと言うよりも、〈NEVER〉の『NECRO OVER<ネクロオーバー>技術』を抹消する事ですから」

 

「〈NEVER〉の『NECRO OVER<ネクロオーバー>技術』? 確か、死者蘇生の技術とか言われているあれか?」

 

「成る程。〈財団X〉が秘密裏に盗み出し、それをヴァージル教授達に完済しようとしたと言う訳か」

 

「そ・・・・その、通り、だ・・・・!」

 

「ヴァージル教授・・・・」

 

漸く意識が回復したヴァージル教授が息も絶え絶えながら答えた。

 

「私の妻を、メディアを蝕んだ『新種のウィルス』、れと同じ、『ウィルス』に感染した・・・・ミハエルを助ける為に、私は悪魔の強靭な肉体と、『天使』の記憶を宿すガイアメモリ、そして・・・・『NECRO OVER<ネクロオーバー>技術』を用いて、人類を『死』と言う、科学も魔法も覆せない運命を越えようと考えた・・・・しかし、結果はこの様だ・・・・」

 

「『死』を越える。それは人類の夢の一つですが。〈財団X〉のような僕の大嫌いな組織がそれを得るのは、面白くなかったので、僕が自ら抹消しようと思っていたのですよ」

 

ヴァージル教授の言葉に、骸が続いた。

骸自身。幼い頃、自分の所属するマフィアによって人体実験のモルモットにされていた事があった。それ故に、〈財団X〉のような組織に嫌悪感を抱いたのかも知れない。

 

「他の奴らはどうした骸」

 

「・・・・最近また妙な動きを見せている〈ZAIAエンタープライズ〉の監視をしていますよ」

 

「〈ZAIAエンタープライズ〉か・・・・本社のあるアメリカの方だな」

 

「ええ。まぁそれは今はどうでも良いでしょう。着きましたよ」

 

骸が壁に設られた電流の檻が張られた独房に到着し、壁に付けられた操作盤を操作すると、電流が消えて、その中のベッドに横たわる、七瀬ゆいの姿があった。

 

「っ! ゆい!!」

 

ミラを下ろしたリバイはすぐに駆け寄り、眠っているゆいの頬に手を当てる。

 

「・・・・大丈夫、そうだな・・・・良かったぁ・・・・」

 

ホッとしたように息を吐いたリバイに、ミラが話しかけた。

 

「・・・・ごめんなさい輝二、私は・・・・」

 

「待ってくれ、ミラ・・・・」

 

「教授・・・・」

 

「リバイス、いや、嵐山輝二・・・・ミラは悪くない、君を連れてくる為に、私がさせた事だ」

 

「あ?」

 

ヴァージル教授が、話し始める。

 

「全ては、私の妻、メディアを蘇られたいと考えた、私の浅はかさから起こった事だ・・・・」

 

「・・・・どういう事だ?」

 

「私は、妻の身体を治したかった、それが私の使命だった。娘のメノアも、そんな私の想いを理解してくれて、研究を続けた・・・・しかし、ある日謎のウイルスが妻の身体を蝕み、私の持てる知識や、あらゆる医療を試したが・・・・妻の身体は良くならず、結局妻は植物状態となってしまった・・・・絶望に暮れる私達親子の前に、以前から勧誘をしていた、〈財団X〉から、『NECRO OVER<ネクロオーバー>技術』の提供をする代わりに、財団に所属しろ、と言われた・・・・」

 

「『NECRO OVER<ネクロオーバー>技術』・・・・確か、死者蘇生による不死身の兵隊を作ろうとした、〈財団X〉の非人道的計画の技術だったね?」

 

狩崎の問いにヴァージル教授は頷く。

 

「〈財団X〉の目論みは分かっていた。しかし、それでも、私は・・・・私達親子は、妻を取り戻したく悪魔の手を握ってしまった・・・・! そして私は、悪魔の強靭の肉体と人体を科学的に融合させようと研究を重ねた・・・・。『不死の技術』。『悪魔の肉体』。そして『天使の記憶』。これらによって新たな人類の進化を考えていた・・・・!」

 

「あのバット・デッドマンを見るに、失敗したって見るべきだろうな」

 

「そうだ。失敗してしまった、強力な怪物を生み出してしまった・・・・!」

 

「・・・・ミランダ・フォーミュ。お前と弟はどうして〈財団X〉に?」

 

「ーーーー数年前、弟のミハエルに絵画コンテストで惨敗した資産家の御曹司が、腹いせに私達の住んでいた教会の孤児院を燃やし、私達姉弟以外を殺した。生き残った私達姉弟を始末しようとしたのを、私達は逆に殺した。その時、〈財団X〉に見つかり私達は財団に保護され、戦闘員として訓練を積んでいった。だけど、ミハエルは教授の奥様と同じウイルスに侵されたの」

 

ミラは、ポツポツと自分と弟の事を話す。

 

「私には、ミハエルしかいない・・・・! 両親を失って、孤児院の家族の皆まで失って、私にはもうミハエルしかいなかった・・・・! 例えそれが悪魔の手だったとしても私は戦った・・・・! どんな時でもミハエルがいてくれた・・・・!だから、人殺しをしていても耐えられる事ができた・・・・! ミハエルのいない世界なんて・・・・!」

 

「・・・・・・・・」

 

リバイは、苦しみや悲しみを絞り出すようなミラの言葉を黙って聞いていた。

そして次は、リボーンが問いかける。

 

「まさか、外でツナ達と戦っているメノア・ヴァージル達にも、理由があるのか?」

 

「・・・・ええ。ノノはーーーー国の内戦によって両親が殺され、家族を殺した軍人五人をたった一人で惨殺したと言う事で〈財団X〉にスカウトされた。

ケイはーーーーある国のエージェントとして危険な任務をこなしてきた。だけど、上層部の一人がテロリストに情報を売っていた事実を知った事でその人物の嵌められ、国家反逆罪の汚名を着せられ行き場を無くした所を〈財団X〉にスカウトされた・・・・」

 

「私達の娘ーーーーメノアも、私が〈財団X〉に入る事を止めようとした、婚約者であった助手を手にかけた。その罪悪感と自責の念が心を蝕み、実験でミスを起こし、事故が起きて死にかけたのを、私がまだ研究中だった『NECRO OVER<ネクロオーバー>技術』で、生き返らせたのだ・・・・!」

 

今現在ツナ達と交戦している三人にも、それぞれの過去があった。

 

「実験は失敗した事をお前の娘達に教えて、戦いを終わらせられるか?」

 

リボーンの言葉に、ヴァージル教授は首を横に振った。

 

「・・・・いや、〈財団X〉にとって、君達ネオボンゴレファミリーとシモンファミリーは目障りな存在とされている。実験が失敗した以上、せめて君達を始末しなければ、我々に生き残る手段は・・・・」

 

「だったら、ネオボンゴレファミリーに保護してもらえば良いんじゃないか?」

 

「え?」

 

リバイが言った言葉に、ヴァージル教授は目を丸くした。

 

「ネオボンゴレファミリーボスは、懐の広い人物と聞いた事がある。今から土下座でも何でもすれば、命を取る事はしないと思うし。アンタらの知っている限りの〈財団X〉に関する情報を提供する事を見返りにすれば、ある程度の保護をされるかも知れないだろう」

 

「そんな、事が・・・・」

 

「そこの子供(?)くん。ネオボンゴレファミリーは彼らを始末に来たのか?」

 

「・・・・いや、俺らは〈財団X〉がまた面倒事を起こそうとしていると言う情報を掴んで、調査も兼ねてここに来たんだ。リバイの提案だが、確かに俺達〈ネオボンゴレファミリー〉にとって、〈財団X〉は鬱陶しい連中だからな。その情報が手に入るのは魅力的だ」

 

「じゃあ・・・・私達を」

 

「まぁ俺はネオボンゴレボスのかてきょーだからな。話は通しておいてやる」

 

「「っ!」」

 

ヴァージル教授とミラが笑みを浮かべる。

 

「・・・・・・・・」

 

リバイはゆいを抱き上げると、ミラが声を発した。

 

「輝二。何故私達の事を・・・・」

 

「もしも・・・・」

 

「?」

 

「もしも・・・・俺が手にしていたのが、〈仮面ライダー〉ではなく、〈財団X〉だったとしたら、お前と同じになっていたかも知れない、って思ったからかな」

 

「輝二・・・・」

 

「正直、ゆいを巻き込んだ事に関しては、未だに許していない。だが、見捨てる理由も無いしな」

 

「・・・・・・・・」

 

リバイの言葉にミラは再び顔を少し俯いてしまうが、意を決して声を発そうとしたーーーーその瞬間。

 

「「「っ!」」」

 

リバイとリボーン、骸が後方から怪しい気配を感じて振り向くと同時にーーーー。

 

ダァンッ! ダァンッ! ダァンッ!ーーーー。

 

「・・・・・・・・かはっ!」

 

「あ、あぁ・・・・!」

 

「くぅ・・・・!」

 

『っっ!!』

 

銃声が三つ鳴り響くと同時に、ヴァージル教授の心臓近くから血が吹き出し、ミラの右肩から血が流れ、そしてーーーーリボーンが振り向き際に撃った銃声が、二人は撃った相手に当たった。

暗がりの中から現れたのは、川西美春が左肩を負傷しながら拳銃を構えていた。

 

「川西、美春・・・・!」

 

「川西美春!? あの殺人鬼教師として全国指名手配されている!?」

 

負傷したミラが名を呟くと、狩崎が驚いたように声をあげた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ・・・・やはり、監視役、だったか・・・・!」

 

唯でさえ負傷して血を大量に流していたヴァージル教授は更なる負傷でもはや虫の息も同然になっていた。

川西美春は負傷していても、その顔は歪んだ笑みを浮かべていた。

 

「ええそうですよぉ。財団から、あなた方が裏切る素振りを見せたら、すぐに始末するように言われていますから。あ、研究データは貰っておきましたので、あしからず」

 

悪びれもなく言う川西美春に、ゆいを優しく下ろしたリバイと狩崎達を守るように立つバイス、リボーンと骸が構える。

 

「あら? 私は戦う気は有りませんよ。『探し物』が有りますし・・・・」

 

「『探し物』とは、これの事ですか?」

 

骸が懐から、大きめの銀色のUSBメモリ、『Wのイニシャルのガイアメモリ』を取り出した。

それを見て、川西美春が僅かに眉を動かした。

 

「ええ。それですよ。私のガイアメモリを返して下さい」

 

「クフフフフフ・・・・」

 

骸は川西美春の声に耳を傾けず、ガイアメモリを起動させた。

 

[ウイルス!]

 

と、音声が鳴り響くと、川西美春の舌に、ガイアメモリを挿入する『生体コネクタ』が浮かび上がった。

 

「あらあら」

 

「『ウイルスガイアメモリ』。あらゆる病原菌の記憶を宿すメモリで適合者が使えば、現代医学でも対処できない病原菌を作り上げる事ができる、ですね?」

 

「よくご存知で」

 

「知り合いにメモリに詳しい人間がいるので」

 

骸と川西美春の会話から、何人かが察した。

 

「現代医学でも対処できない病原菌・・・・まさか!?」

 

「ええそうよミラさん。あなたの弟とミハエルくん、ヴァージル教授の奥様であるメディアさんの身体を蝕んでいたウイルスはーーーー私が作ったの!」

 

「「っっ!!」」

 

川西美春が笑みを浮かべたまま言った言葉に、ヴァージル教授とミラは驚愕に目を見開いた。

 

「な、何故・・・・!?」

 

「教授。あなたは〈財団X〉からの勧誘を長い事断っていた。それで財団は私に、“多少強引でも教授を引き込め”、と言う指令が下りました。まぁ私としても、新しく作ったウイルスの実験もしたかったですから、ちょうど良かったんですけどね。未完成のウイルスを教授の奥様で試させて頂きました♪」

 

「何、だと・・・・!?」

 

「じゃぁ、ミハエルも病に犯したの・・・・!?」

 

「ミハエルくんは心優しい子でした。だから、あのまま財団の戦闘要員として仕事をしていても、いずれ限界が来ると思いまして、教授の奥様の時は未完成だったウイルスが完成したので、その実験として使わせていただきましたよ♪」

 

悪びれもなく、まるで出来の悪い生徒に根気よく教導する教師のような口調で、残酷な真実を話した。

ヴァージル教授とミラの身体が、小刻みに震える。

 

「・・・・よくも・・・・! よくも教授の奥さんを・・・・! よくもミハエルをーーーー!!」

 

ミラが川西美春に向かって駆け出した。

その時。

 

グワシャァァァァァァァァァン!!!

 

「あああああああああああ!!」

 

「っ!」

 

「ミラ!!」

 

「それでは、さようなら♪」

 

突然通路の壁が吹き飛ぶと、ミラの身体も吹き飛ぶがリバイが受け止め、ヴァージル教授の近くに連れていった。

破壊による煙に紛れながら、川西美春が姿を消し、そして壁の中からーーーー。

 

『ーーーーチャチな幻術なんてやりやがって・・・・!』

 

何と、バット・デッドマンが現れた。

 

「ちぃっ」

 

『さぁ今度こそ始めようぜぇ!』

 

吠えるバット・デッドマンを見据えながら、

 

「・・・・ミランダ・フォーミュ」

 

「っ、輝二・・・・」

 

「どうしたい? お前の弟をどうしたい?」

 

「・・・・・・・・」

 

ミラはバット・デッドマンを見つめ、その姿がミハエルと重なると、小さく嗚咽を漏らす。

 

「・・・・お願い、輝二・・・・こんな事、私が頼める義理も資格もないけど・・・・弟を、ミハエルを助けてっ!!」

 

「・・・・その依頼、引き受けた!」

 

リバイはゆっくりとミラから離れ、バット・デッドマンに向かう。その途中で、バイスが話しかけた。

 

「随分優しいじゃん? 妹ちゃん巻き込んだから、ぶち殺すのかと思ったけど?」

 

「・・・・あの女に会ったら、一発殴ってやろうかと思ってた・・・・だが・・・・」

 

リバイは、輝二はこう考えた。もしも、自分がミラの立場だったら、手にした物が〈仮面ライダー〉ではなく〈財団X〉だったら、自分はミラと違う事が出来たか? と、考えていた。

何故ミラに惹かれたのか今分かった。彼女は自分と似ていたのだ。まるで鏡に映った自分を見ているような感覚があった。

そしてそれはーーーーミラもだったのだ。

 

「ま。輝二の好きなようにやればいいんじゃね?」

 

「バイス・・・・」

 

「ウダウダ考えたってどうしようもないだろ? 輝二は輝二のやりたいようにやればいいんだよ。俺っちは、輝二の悪魔だぜ? いわばもう一人の輝二だ。だから、力貸すぜ!」

 

「ふっ、ありがとよ」

 

リバイスはバット・デッドマンと対峙する。

 

「おい蝙蝠野郎」

 

『あ?』

 

「ミランダ・フォーミュの弟、返してもらうぜ!」

 

「俺っち達に喧嘩売った事! マジで後悔させちゃうもんねっ!!」

 

リバイスがいつもの腕タッチをしてお互いに目配せしてた。

 

「行くぜ輝二っ!!」

 

「ああ! 燃えてきたぜ!!」

 

「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」」

 

『はぁああっ!!』

 

リバイスがバット・デッドマンに立ち向かった。

 

 

 

 

 

ーリボーンsideー

 

「どう思いますか、元アルコバレーノ?」

 

「取り敢えず俺達は、負傷した二人を連れて、ここから離脱するぞ。狩崎、手伝え」

 

「オーケー」

 

リボーンがミラを支え、ゆいを背負った狩崎が、再びヴァージル教授に肩を貸す、骸がヴァージル夫人を抱えるとこの場から離れようとした。

そしてリボーンは、バット・デッドマンと交戦するリバイスを見据えた。

 

「(似ているなーーーーアイツらに)」

 

リボーンはリバイスの姿に、“歴代仮面ライダー”の面影が重なった。




次回、激戦。
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