仮面ライダーリバイス 悪魔と伝説の狂想曲 作:BREAKERZ
ーリバイスsideー
「せいっ!」
「おりゃっ!」
「とぉっ!」
「「とりゃぁ!!」」
『ふんッ!』
リバイスと1号とセンチュリーがディアブロと肉弾戦を繰り広げる。
『ハァァァァ・・・・フンンッ!!』
ディアブロが無数の光弾を生み出すと、ソレを4人(5人)のライダーに向けて、雨霰と撃ち出して行き、凄まじい爆発がライダー達を襲った。
『はぁぁぁぁっ!!!』
が、ライダー達は爆炎の中から飛び出し、リバイスがダブルパンチをディアブロに叩き込み、続いて1号とセンチュリーがダブルキックを叩き込んだ。
『ぐぅぉおおおおっ!!』
ディアブロはダメージを受けて後退する。
ーデビルプリキュアsideー
『ディアブロ様!!』
MHチームと交戦していたデビルプリキュアは、苦戦しているディアブロの元へ向かおうとした。
「デビルプリキュアァァァァーっ!!」
がしかし、ソコでジャスティスGR疾風が『ジカンジャックロー・つめモード』でデビルプリキュアに迫る。
『フッ!』
しかし、デビルプリキュアはハートキャッチが使う『フラワータクト』を召喚し、その攻撃を受け止める。
「!? ねぇアレってブロッサム達が使う武器『タクト』じゃない!?」
「さっきの『瞬間移動』はパッションの、その後に見せた光線やバリアは、私達や他のプリキュア達のものだった。ーーーーデビルプリキュアはどうやら、歴代プリキュアの技や能力を1人で扱えるみたいね」
コレまでのデビルプリキュアの戦い方から、彼女が歴代プリキュアの能力や武器や必殺技を使えるようである。
「! ふんっ!!」
『っ! はっ!!』
ジャスティスGR疾風はジャスティスGR剛烈に切り替えて、『ジカンジャックロー・ノコモード』にし、デビルプリキュアに振り下ろすが、タクトでソレを防ぎ、凄まじい火花が飛び散る。
「ーーーーデビルプリキュア! お前は! お前だけはぁぁぁぁっ!!」
『ーーーー何だ? 仲間のプリキュア達を傷付けられた事がそんなに悔しいのか? 殺るか殺られるかの戦場で、敵とお手々を繋ごうなんて戯言をほざいたお前が悪い』
「っっ・・・・戯言なんかじゃ、無かった・・・・!!」
『ん?』
「私は・・・・私はぁ!!」
一瞬だけ目元の見えなくなり、ジャスティスGRの頬に1筋の涙を流しながらデビルプリキュアに語りかける。
「私はアナタとーーーー友達になりたかった・・・・!!」
『私は貴様ら人間とーーーー友達になる気は、ない!! 『プリキュア・デビルパワーフォルテッシモ』!!』
「ーーーーきゃぁぁぁぁーっ!!」
ジャスティスGRの『本心』を聴いても、デビルプリキュアは全く心が動かなかった。返答代わりにタクトでジカンジャックローを弾くと、漆黒の花がタクトの先端に現れ、花の形の光弾が発射されジャスティスGRを吹き飛ばす。
「『プリキュア ブレイブライトニングフィスト』!!」
が、吹っ飛んだ先にブレイブZⅡが現れ、光の拳でジャスティスGRも受け止め、優しく地面にソっと下ろした。
『来たか・・・・キュアブレイブ!!』
「やぁーーーーデビルプリキュア!」
ブレイブZⅡを見た瞬間、デビルプリキュアは始めて、『喜びの様な感情』を露わにし、タクトを持っていない片手に『キュアフルーレ』を5本召喚し、ソレが1つになると、バラは黒薔薇で刀身がエネルギーの光刃ではなく黒曜石のような漆黒の実体のある刃となっていた。かつてムシバーンに操られていたココが使用したフルーレと似ているが、刀身が更に太く長くなっていた。
『『デビル・フルーレ』! 支配の闇!』
「行くぞ!!」
タクトとデビルフルーレを持ったデビルプリキュアと、『ジカンギレード』と『サイキョーギレード』を持ったブレイブZⅡが激しい剣戟を繰り広げる。
「「「ジャスティス!!」」」
「まだだ・・・・まだ私は、戦える!!」
ブラックUとホワイトS、そしてルミナスRSが駆け寄るが、ジャスティスGRも身体に纏った装甲のお陰でダメージは軽減出来たようでヨロヨロと起き上がると、ブレイブZⅡが戻ってきて、更にタクトが破壊されたデビルプリキュアも現れる。
『やはり貴様との戦いは楽しいなキュアブレイブ! 貴様は私が認める数少ない人間だ!』
「ソレは、どうも!!」
『しかし、何故貴様は人間側に立って戦うのだ? まさか人間には『希望』があるだとか、『愛』だの『思いやり』だのと綺麗事をほざくのか?』
「・・・・人間は確かに、他人よりも自分が美味しい思いをしたがる所はある。だが俺はただ・・・・俺の様に、親を失った子供達が、青空の下で笑って、勉強して、運動して、腹一杯ご飯を食べて、思う存分遊べる世界を・・・・作りたいだけだ!!!」
デビルプリキュアがブレイブZⅡと会話している時だけ何処か態度を軟化させていた。そしてブレイブZⅡは、己の戦う理由を話し2本の剣を構える。
「・・・・どうしてよ?」
『ん?』
「ジャスティスは、アンタと友達になりたかっただけなのに! 何でその手を踏み躙るのよ!?」
『・・・・くだらん』
と、そこでブラックUが前に出て声を上げるが、デビルプリキュアの眼は、ブレイブZⅡと対峙していた時とは正反対に、非常に冷め切ったような、氷よりも冷酷な光しか無かった。
『私にとって、人類はこの世に存在する価値の無い生き物だ。貴様ら人類がこの星の頂点に帰れば、再び地球を汚し、同族同士の無意味で醜い争いを繰り返すだけだ』
「そんな事を決める権利は、アナタ達には無いはずよ!!」
『善意や綺麗事に塗れたお前達の希望的観測や根拠の無い憶測で、人類の未来を語る権利も無い』
「私達はソレでも信じる!ーーーーいえ、信じたいんです! 人類の希望に満ちた未来を!!」
『私はそんなものに付き合うつもりはない。私を巻き込むな。私は私の信じるものーーーーディアブロ様の為に戦う!!』
デビルプリキュアはプリキュア達の言葉を徹底的に拒否すると、壊れたタクトを消し、片手に『プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク』を、デビルフルーレに5色のエネルギーを貯め、『プリキュア・レインボー・ローズエクスプロージョン』を放とうとする。
「私達も!」
『メポ!』
ブラックUは構えると全身に黒い稲妻が迸り、更にメップルが飛び出すとメップルの姿が光り、その身体が黒いクワガタのようなロボットーーーー『ゴーラム』へとなり、ブラックUを背中に乗せて飛翔すると、ブラックUの右足に収束していく。
「絶対に!」
『ミップル』
ホワイトSが構えると、ミップルが飛び出して身体が光ると、赤いバイクの姿となり、更にサーフボードの姿となって宙を飛ぶ『マシントルネイダー・スライダーモード』となってホワイトSを乗せて飛ぶと、ホワイトSの前方にMHの紋章が出現した。
「諦めない!!」
[ファイナルベント!]
『ポポ!!』
ルミナスRSがドラグバイザーツバイに『ファイナルベントガード』を装填すると、ポルンが飛び出し、その姿が鎧を纏った東洋龍『ドラグランザー』へとなり、その身体を折り畳んで『バイクモード』となってルミナスRSが乗る。
『ハァァァァッッ!!』
「「「はぁぁぁぁッッ!!!」」」
デビルプリキュアが光線を放つと同時に、ブラックUがキックを繰り出し、ホワイトSが飛び出して紋章を潜ってキックを繰り出し、ルミナスRSが乗るバイクモードのドラグランザーがウィリー走行をすると、ドラグランザーの口から火炎球を吐き出し、炎を纏って突撃する。
3人が光線を突き破って、デビルプリキュアへと迫る。
『ーーーーふっ!』
デビルプリキュアは不利と察し瞬間移動で回避した。
しかし、
[ジカンギレード! サイキョー! フィニッシュタイム! キングギリギリスラッシュ!]
「ハァァァァァァァァッッ!!」
ジカンギレードとサイキョーギレードを合体させた『サイキョージカンギレード』にエネルギーをチャージすると長く大きくなって、『ジオウサイキョウ』と言う文字が浮かんだ刀身を振り下ろす。
『(キュアブレイブ!? 何故私の移動先をーーーーっ! そうか、仮面ライダージオウⅡの能力は『未来予知』! ソレで私の移動先を読んでいたのか!!)』
瞬時に察したデビルプリキュアはデビルフルーレを以て『キングギリギリスラッシュ』を防ぐ。
しかしその瞬間ーーーー。
「うああああぁぁぁぁっっ!!」
[ガッチャ! スーパーのこ切斬!]
ガラ空きになったデビルプリキュアの腹部に、ジャスティスGRがジカンジャックロー・ノコモードを叩き込んだ。
『ぐぅああああああああ!!』
ーーーーチュドォオオオオオオオオオオオオン!!
ソレを受けたデビルプリキュアは後ろに吹き飛びながら爆発した。
ーリバイスsideー
ブレイブZⅡとジャスティスGRがデビルプリキュアと交戦するのとほぼ同時に、ディアブロは背中から大きな黒い羽根を出現させ、空へと飛翔する。
『フンンンン・・・・ハァァァァ!!』
そして火炎球を撃ち出し、仮面ライダー達を襲う。
ーーーードカドカドカドカドカドカドカドカァァァァァァァァァァァァンン!!
凄まじい爆発にライダー達は飲み込まれる。
『・・・・フン』
倒したと思い、鼻で息を吐くディアブロ。そして爆煙が晴れるとソコにはーーーー。
『・・・・・・・・・・・・』
「イェーイ♪」
多少ボロボロになったが、泰然と立つ仮面ライダー達がいた。
『何ッ!?』
「ディアブロ! 我らは諦めん!!」
「「ハァッ!!」」
センチュリーが歯車を次々と生み出すと、1号とセンチュリー、リバイスはソレを足場にして跳び、ディアブロへと迫る。
『くっ!!』
飛んで下がろうとするディアブロだが、
「「逃さない・・・・!」」
『ぬぉっ!?(ドシュンッ!!) ぐぁああっ!!』
空を飛んで駆け付けた綱吉と炎真の拳を叩きつけられ、仮面ライダー達の前に押し出される。
「「「ライダァァァァダブルパァァァァンチ!!」」」
[バッタスタンピングフィニッシュ!]
「「リバイスライダァァァァダブルキィィィィック!!」」
『グゥオオオオオオオオオオオオ!!』
4人(5人)のライダーの攻撃を受けて、ディアブロは地面に落下した。
そして空中にいる仮面ライダー達に、ゴーラム‹メップル›に乗ったブラックU、マシントルネイダー‹ミップル›に乗ったホワイトS、ドラグランザー‹ポルン›に乗ったルミナスRSとブレイブZⅡとジャスティスGRがコクンと頷くと、
『トゥッ!!』
『ハァッ!!』
1号を頂点に、センチュリー、リバイス、MHチーム、ブレイブ&ジャスティスが、五角形を作るように跳び、更に全員の身体から光が溢れ、ソレが各々に伸びて線となりーーーー7色に輝く五芒星を創り上げた。
『ぬぅっ!?』
『『ライダー・プリキュア・パニッシュ・レインボースターキィィィィック!!!』』
仮面ライダー達とプリキュアはキックの体勢となると、ディアブロに向かって7色の五芒星が押し潰す様に降りていく。
『グゥッ!! ヌゥウウウウウウウウウ・・・・!!』
起き上がったディアブロは、ボロボロになった身体で受け止めようとする。
しかし・・・・。
『・・・・ーーーーディアブロ様ァァァァァァァァ!!』
『っ! デビルプリキュア!?』
何と、ディアブロ以上に身体がボロボロになったデビルプリキュアが駆けつけ、ディアブロの前に来ると両手を7色の五芒星に向けて伸ばし、持てる力の全ての使ってバリアを張る。
『ーーーーグゥゥゥゥ、アァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!』
しかし、既に満身創痍のデビルプリキュアに防ぐ事は出来ず、両腕から亀裂が生まれ、その亀裂がデビルプリキュアの全身に回ってくる。
『デビルプリキュア! もうよせ! 貴様が保たんぞ!!』
『わ、私は・・・・ディアブロ様を、守る! その為に、生まれた存在!!』
『っっ!!!』
ディアブロが止めろと言うが、デビルプリキュアはニコリと笑みを浮かべて、ディアブロを守ろうとする。
そしてーーーー。
ーーーードゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンン!!!
凄まじい爆発が、まるで火柱の様に天に登っていった。
そして、仮面ライダー達とプリキュアが着地すると、他のプリキュアメンバーやなのは達が集まってきた。
『・・・・・・・・』
全員が爆煙が晴れるのを待ち、そして風によって爆発地点が露わになるとソコにはーーーーデビルプリキュアを抱き締め、ボロボロになった背中を見せるディアブロであった。
『ディアブロ!?』
『グッ・・・・ヌゥゥゥゥ・・・・』
仮面ライダー達とプリキュア達が驚く。悪魔であるディアブロが、自らが生み出したデビルプリキュアを庇っていたのだから当然と言える。
ディアブロは腕の力を緩め、そのまま力無くバタリと倒れる。すぐにデビルプリキュアがディアブロを抱き上げる。
『ディアブロ、様・・・・? な、何故・・・・!?』
『さぁな。我自身も分からん。お前は、『伝説の戦士達』を始末させる為、だったのだが・・・・な』
ディアブロは崩壊し始め、粒子となっていく腕を上げ、デビルプリキュアの頬を撫でた。
『っ!?』
『まさか悪魔の我に・・・・『情』等が、生まれるとはな・・・・』
『ディアブロ様・・・・!』
デビルプリキュアはその手を取ると、何と頬に涙が流れた。
『・・・・デビルプリキュア・・・・我らの未来に、戻れ』
『っ!』
『『デビルシティ』の悪魔達の半数以上は、我が細胞から生まれた者達。我が死ぬ事で、奴らも死に絶える。お前達は生き残った者達をまとめ、反撃の機会を伺え・・・・』
『今度は我々が潜伏する、と言う事ですか・・・・』
『そう、だ・・・・そして、必ず人類を滅ぼすのだ・・・・我々と言う強者がいなくなれば、また人間共が地球の支配者になる・・・・そうなられば、また再び地球を蝕む寄生虫共が猛威を振るう! 必ず、人類を滅ぼし、地球を守れ!・・・・成せるのは、お前だけ、だ・・・・』
ディアブロは崩壊する自分の胸に手を当てると、漆黒のエネルギーが球体となって現れ、デビルプリキュアの胸元に押し当てた。
『ーーーーっっ!!!』
『なっ!!?』
その瞬間、デビルプリキュアの身体から凄まじいエネルギーが放出された。
『コレは・・・・! ディアブロ様の力が、私に・・・・!?』
ソレを見て、ディアブロは満足そうに頷く。
『頼ん、だぞ・・・・デビル、プリキュア・・・・我が・・・・娘、よ・・・・』
そう言い残し、ディアブロの身体は完全に消滅した・・・・。
『ディアブロ、様・・・・!』
デビルプリキュアは崩壊したディアブロの粒子をその手に強く握り締めながら立ち上がる。
「デビルプリキュア・・・・!」
「もうやめよう! ディアブロは死んだんだよ! もう私達が戦わなくても『黙れ!!』っっ!?」
ジャスティスGRがジカンジャックロー・ノコモードを構えようとすると、エールGBが戦いを止めるように言うが、デビルプリキュアはシッカリと両足で経って声を張り上げる。
『ディアブロ様は言った。人類を滅ぼし、地球を守れと!』
「戦わなくても! 分かり合う事ができるかも知れないよ! 皆で幸せゲットできる事だって!」
『人間同士ですら、同族同士で殺し合う世界だと言うのに、我ら『悪魔』と共存できると思っているのか? 本当にお前達プリキュアは、『綺麗な部分』しか見ていない奴らだな』
ピーチの言葉を否定し、デビルプリキュアは粒子となって地面に落ちているディアブロの破片に手を伸ばし、エネルギーを与える。
『ーーーーフンっ!!』
すると、粒子状であったディアブロの破片が、鎧の形と成りデビルプリキュアの身体に装着された。
『ーーーーこの鎧は、私の『覚悟の証』! ディアブロ様の後継者として、人類をこの地球から抹殺する! キュアジャスティス!』
「っ!!」
『キュアブレイブ!!』
「・・・・・・・・」
『私は必ず人類を滅ぼす! 貴様らとの決着は未来で着ける! 精々ディアブロ様のいなくなった世界で、人類がどんな愚かな行動に出るか。その綺麗事に満ちた目で良く見るのだなーーーー人間の愚かさと下劣さを!!』
ーーーーガシャンンッッ!!
そう言うと、デビルプリキュアが空間を殴った瞬間、その空間がガラスのようにヒビ割れ、ワームホールを生み出した。
「アレは!?」
「解析完了! 時空間のようです! 彼女はアレで未来に戻るつもりです!」
「逃がすか! デビルプリキュアーっ!!」
ジャスティスGRが疾風モードに切り替わり、ジカンジャックロー・ツメモードで攻撃しようとするが、デビルプリキュアはワームホールに入り込み、その瞬間にヒビ割れた空間が元通りになって、ジャスティスGRの攻撃は空を切った。
「くっ!」
「ジャスティス。慌てるな。アイツとは・・・・デビルプリキュアとは、向こうで決着を着けよう。俺達のーーーーこの時代から分岐した未来で」
悔しがるジャスティスGRに、ブレイブZⅡは蒼穹の空を見上げてそう言った。
デビルプリキュアとは分かり合えず。更なる強敵として『未来の世界』で待つ。
次回、エピローグ。