エロゲの竿役のキャラみてぇな男に憑依しました。 ....さて、どうしよう。   作:二番目の鈴木

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はい、ついに主人公と原作キャラが接触します。いつも通り、シリアスとギャグの二段構えで行きます。


俺、誰かに見られる

紫の放った一言に藍は大声で言った。

やめてください!!紫様!!あなたが彼に操られでもしたらどうするんですか!!幻想郷は無茶苦茶になります!!第一....第一...紫様の隣にいられないなんて、私は嫌です!!!

 

藍の想いの詰まった言葉が部屋全体に響き渡った。

 

心なしか藍の目は潤んでいた。

 

紫は「なんていい部下、いいえ、家族を持ったのかしら。」としみじみ思い、嬉しく思った。

 

でも、この嬉しさももう続かないかもしれない...

 

「藍、ありがとう。いつも、無理を言って仕事をしてくれて、いつも、おいしいご飯を作ってくれて、いつも、私を支えてくれて。」

紫の頬に涙が一滴流れる。

 

「藍、いいえ、八雲藍。これは貴女の選択に任せるわ。私と一緒にあの男の様子を見に「行きます!!どこへでもついて行きます!!」ふふ、藍、貴女がもし男だったら惚れていたわ。」

 

「分かったわ。私たちは一連托生。ずっと一緒よ。私達の幻想郷を守るためについてきてくれるわよね?」

 

藍の顔が親に褒められた子供のように満点の笑顔になり、

 

はい!!!

 

藍の声が再び部屋に響き渡る。

 

 

 

 

 

「いい、藍、作戦の決行は4ヶ月後。つまり、結界が解ける1ヶ月前。今回はあくまでも、()()よ。とにかく観察するのよ。」

「しかし、紫様、観察だけで良いのでしょうか?私はともかく、紫様の能力を使えば、暗殺だって可能な筈です。」

「藍、相手は人間じゃないのよ。何があってもおかしくない。恨みと言うのは恐ろしいものよ。それだけで妖怪や怨霊は強力になるのよ。」

「なるほど...すみません紫様...」

落ち込む藍に対して、紫は

「いいのよ。藍。貴女は私にはもったいないくらいの式神。だから自信を持つのよ。」

藍の頭を撫でながら言った。

「紫様...ありがとうございます。私は紫様が私のそばにいてくれたから、今の私があるんです。だから...だからこそあの男に幻想郷を滅茶苦茶にされないようにしましょう!」

「そうね..藍、私の、私たちの、みんなの幻想郷を守るために頑張るましょう。」

 

 

 

そして、時は流れ、4ヶ月後.....

 

「準備はいい?藍。」

「はい、大丈夫です。」

「それじゃあ、行くわよ...」

 

 

紫のスキマに入った2人は森の中にいた。

 

紫によると少し先に人間の気配があり、そこに毒島がいるだろうと2人は確信し、音を立てず、気配を消して近づいた。

 

やがて森から開けた土地が見えてくる。

 

 

紫と藍は驚愕した。

 

何故ならそこには、緑あふれる畑、整備された柵、小さいながらもモダンな雰囲気が出ている小屋があったからだ。

 

それらの風景はまるで御伽噺に出てくるような場所だっら。

 

「ゆ...紫様ッ!!これは一体⁉︎」

「わ...わからない...分からないわ...まさかあの男1人でこれほどの環境を作り出したの⁈」

「紫様.?ひ...1人でこれほどの作物を育てているのでしょうか?」

 

藍が言うのも無理はない。毒島の畑は家庭菜園のような畑ではなく、大規模な畑、いや、農園だった。

 

「やはり、異常だわ。

 

ッッッ‼︎あの男が出てきたわ!!」

 

 

 

約1年ぶりに見る毒島健は以前の毒島健ではなかった。筋肉が付き、服の上からでもわかるほど、綺麗な肉体に生まれ変わり、ボサボサだった髪はまとめられ、最も変わった所...それは顔である。肉に埋もれていた顔はどこえやら。ニキビや吹き出物だらけだった顔は綺麗な肌に生まれ変わり、目、鼻、口がバランスよく整い、俗に言うイケメンではなく、勇ましい姿になり、まさに威風堂々。日本の古き良き日本男児になっていた。

 

 

2人は空いた口が塞がらなかった。

 

「紫様⁉︎あの殿方..ではなく、男は本当に毒島健本人何ですか⁉︎」

 

「...え⁉︎えぇ...間違い無いわ。毒島健本人だわ。しかし、本当かしら?自分自身を信じられないのははじめてだわ。」

 

紫や藍レベルの妖怪を洗脳するのは難しい。だから、これは幻覚では無い。現実なのである。

 

 

「.....」ブツブツ

毒島も何か言っている。

「何を言ってるのでしょうか?紫様?」

「分からないわ...これ以上近づくことはできないし...ここで見ているしかないわ...」

 

「.....」ブツブツ

「.....」ブツブツ

「.....」 ブツブツ

 

毒島はゆっくりとだが、着実に2人に近づいていた。

 

紫と藍の緊張はピークに達していた。

 

(紫様‼︎まさか‼︎バレたんじゃ⁉︎)

(大丈夫よ、今、私達の存在感の境界を限りなくゼロにしたわ。これならバレないわ‼︎)

 

2人は妖術で会話していた。

境界を操る程度の能力。

八雲紫の能力であり、とても応用の効く能力であり、存在感の境界を限りなくゼロにすることによって、2人は自然と同化していた。

 

大丈夫、そう思っていた

 

 

 

次の瞬間

 

 

 

 

 

 

貴様ッ!見ているなッッ!!

 

 

 

 

紫は藍の手を即座に掴み、スキマに飛び込んだ。

 

 

 

 

 

(あの男はマズイッッ!!あのままあそこにいたら、私たちはやられていたッ!!)

 

 

八雲紫は戦慄した‼︎あの男のオーラに‼︎あの男の仕草に‼︎あの男の声に‼︎あの男の表情に‼︎

 

 

 

一方、藍は圧倒的強者のオーラを出していた毒島に恐怖し、体が全く動かずにいた。

あの時紫が自分の手を取らなければ....

 

八雲藍はかつて無いほどの屈辱を受けた‼︎

 

 

 

 

2人は毒島に恐怖した。

 

即ち、敗北したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブンブンハロー○ーチューブ‼︎

どうも健です。

 

猛から健に変わって早くも1年が立とうしている。

 

はっきり言って、今の俺はサイコーだ。自分で言うのもなんだけど、かなりいい男になったと思う。

 

 

 

あっ‼︎そうだ‼︎これならジョジョの真似しても大丈夫やろ‼︎

よし、今日の1人遊びはジョジョなり切りごっこに決定ッッ‼︎

 

.....もう彼は孤独という悲しみを乗り越えたのかもしれない。

 

 

少ししてから....

 

 

小屋での清掃を終え、俺は畑に向かう。この間もジョジョなり切りごっこは続いている。

 

説明しよう‼︎

ジョジョなり切りごっことは?

①ただひたすらジョジョのセリフを言う

以上ッッッ!!

 

今はDIO様になった気分だ。

 

だから‼︎最後の決め台詞はッ‼︎

 

 

貴様ッ!見ているなッッ!!

 

 

すると、

 

 

ガザガサ ガザガサ

 

 

あ、あれ?もしかして、誰かいたの?だってあんな大きな草の揺れる音は聞いたことがないし、よくよく見ると金髪の髪の毛がある....

 

 

 

 

あ"あ"あ"あ"あ"恥ずかしいぃぃぃぃ!!!!

 

 

 

幻想郷最強の妖怪2人はこんなバカにおちょくられたのである.....

紫と藍が落ち込んでる中、毒島(バカ)も落ち込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




たまたまだが、大妖怪2人を退けてしまった毒島。すげぇ。
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