エロゲの竿役のキャラみてぇな男に憑依しました。 ....さて、どうしよう。 作:二番目の鈴木
私の住んでる所は田舎なのもあり、海外のバンドのCDがどこにも売られてないのが残念です。
人間の里から離れたとある森の中、森をしばらく歩くと整えられた畑とモダンな小屋があり、男が1人静かに暮らしていた。
最近までは。
毒島健の体に景山猛という男が乗り移ってから、1年。
偶にではあるが、紫が毒島の家を訪れるようになってからは、毒島は他人との会話が出来るようになった。
そして、今2人目の人、いや、妖怪が毒島の家にいた。
そして、
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
...大声を出していた。
「おい、尻尾の姉ちゃんよぉ〜俺は難しいことは言ってないんだぜ。」
「黙れ!!誰がお前の話なんか聞くか!!」
「...話を聞かないなぁ〜じゃあ
「ひい"い"い"い"い"い"!!!」
藍は涙を浮かべながらのたうち回る。
「おい、いい加減にしなよ。能力を使ってるこっちも嫌なんだから。」
「くっ、私がこんな目にッ!!!覚えてろッ!!」
「
「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!わかった!!話を聞く!!!だから助けてくれ!!!」
「....
毒島の声と共に藍の声が止んだ。
「はぁはぁはぁ...危うく死ぬ所だった...厄介な能力だ。」
えぇぇ....
この姉ちゃん...俺の能力で死にかけてるよ....
俺は彼女に能力を使った。
自分の家を潰された事、攻撃された事に対しての
まぁ、俺が包丁持って、血塗れの姿で彼女の前に出たのも悪いけど。
俺があの尻尾の姉ちゃんにかけた能力。
それは
「小指を箪笥の角に思いっきりぶつけた時の痛みを感じる」
という、命令をした。
この能力こういった事も可能だ。
わかりやすくすると某奇妙な冒険の4部に出てくる康一君のエ○ーズみたいなもんだ。
いや、確かに小指を箪笥にぶつけた痛みは痛いよ。
だけど、そこまで反応する?
大声を出してる時なんか、もう...なんか...
エロ同人みたいだもん...
くっ、殺せ
みたいだったもん。
「くうぅぅ....九尾であるこの私が...不甲斐ない...」
え?!
この人、いや、この狐?
そんな大物妖怪なの?!
一応幻想郷にも九尾の妖怪がいる事は知ってたけど....
もっと、こう、某忍者漫画の九尾みたいな奴だと思ってた...
「なぁ、
「あぁ。私は九尾の妖怪だ。」
能力を発動しながら、本当の事を言ってるか確かめた。
マジか
紫さん並みに美人だよ...
てか、俺このまんまだと殺されん?
「...さっき、包丁持って姉ちゃんの前に来たのは謝るよ。さっきの攻撃もそのせいだと思うし。」
「...そう言ってもらえると助かる...私も冷静に考えれば良かった...」
なんだろう。
紫さんをちょっとポンコツにしたみたいな娘だな。
雰囲気とか、顔も紫さんよりも子供っぽい感じがする。
べっ、別に紫さんの事をおばさんとかそう言う事じゃないんだからね!!
「...それに私に何か言うことがあるのか?」
さっき話聞くとは言ってたけど、そんなに殺気出さないで。
九尾なら俺の事簡単に殺せるから、こっちもちょっとビビってるから。変な事しないから...
なんでそんなに俺に敵意を出すの?
あっ!!
俺犯罪者じゃん!!
ヤベェよ...
俺、九尾の大妖怪様を敵に回しちゃったよ。
さっきふざけて"小指を箪笥にぶつけた時の痛み"って能力をかけちゃったよ。
殺されない?俺?
「いや...さっきの攻撃で家が壊れちゃったからさ、直すの手伝ってほしくて..ホントにちょっと手伝ってもらうだけだから。お願いしてもいいかな?」
俺のお願い聞いてくれるかな?
「いや...さっきの攻撃で家が壊れちゃったからさ、直すの手伝ってほしくて..ホントにちょっと手伝ってもらうだけだから。お願いしてもいいかな?」
....えぇ!?
そ、そんな事をお願いしようとしていたのかこの男は...
いつでもこの男を殺せるように準備していた自分が馬鹿みたいだ...
数分後、毒島と私で小屋の修理が始まった。
小屋を修理している毒島を見て違和感を感じる。
毒島健は職に就かず、1年前までのは浮浪者同然の生活をしていた。
それがどうだろう。
作業している所を見ると、職人の様に慣れた手つきで作業をしていた。
「...1年前この小屋は廃屋同然のボロ小屋だったはずだ。まさか、お前1人で小屋を修繕したのか?」
藍は毒島に聞いた。
「まぁね。1人じゃ大変だったけど、修理するのは楽しかったし、何より小屋の修理が完了した時はとても達成感があったよ。」
ハハハと毒島は笑いながら言った。
その言葉を聞き、藍の気持ちはどこかモヤモヤしていた。
作業を始めて1時間ほど経ち、藍の弾幕によってボロボロだった毒島の家は元通りの状態に戻った。
「いやぁぁぁ、姉ちゃんのお陰で元通りどころか、前よりも良くなってるなぁ!!」
ガハハと豪快な笑い声が響いた。
「....私は藍。藍という名前があるんだ。名前で呼んでくれ。」
「そうか!藍って言うんだな!綺麗なお前さんにぴったりな名前だな!!」
藍は毒島に対して不思議な感情を抱いていた。
懐かしい
温かい
そんな思いが溢れていた。
なんだろうか?
なぜそんな事を思うのだろうか?
あぁ、あの時かも。
藍は数百年も前の遠い昔、記憶の奥底に眠っていた記憶を思い出した。
藍は八雲藍を名乗る前は人間に化け、人間として生活していた。
1000歳を超える藍にとって数十年という年月は短い時間だったが、この数十年間は藍にとって大切な時間だった。
良い意味でも、悪い意味でも。
藍は絶世の美女として化け、人間の汚い所を沢山見てきた。
自分を手に入れるために汚い手を使った人間。
自分の飯に毒を混ぜてきた人間。
自分の求婚のために破滅した愚かな人間。
汚い。結局のところ妖怪となんら変わらず、欲があり、それどころか、妖怪よりも人間は弱いではないか。
でも、藍は人間を嫌いにはなれなかった。
困っている時に助けてくれたとある商店の旦那。
サービスと言い、食べ物を分けてくれた食堂の女将。
妖怪である事がわかっても差別しない純粋な子供。
藍は千年近く生き、持ち前の頭脳もあり、ちょっとした嘘でもすぐに見破る事ができる。
だから、嘘をつかず、純粋な善意で接してくれた人間が大好きだった。
目の前の男はどうだろうか?
藍が大好きな人間に似ている。
無邪気な笑い方をする所も。
明るいな声を出す所も
「なぁ!これお礼だ!美味しく食べてくれ!!」
藍が考えてる時もこの男...いや....
はぁ.....この1年間で何があったのかこの際置いておこう。
「そろそろ帰るとしよう。...君が人間として変わった事はわかった。これから君がどういった人生を送るか楽しみだ。応援しているよ。」
「おぉ!!じゃぁなぁ!!帰り気をつけろよ!!」
元気な声が藍の耳に入り、彼の方を見ると笑顔で手を振っていた。
藍は主人の元へ帰った。
「ただいま帰りました。」
「おかえり。藍。どうだった彼は?」
「まるで別人ですね。今でも彼が毒島健とは信じられません。」
「ふふふ...人間とは不思議なものね。こんなにも心を入れ替えた人間は始めてだわ。」
「そうですね。私も彼と話してて嫌な気分になりませんでした。」
紫と藍は微笑みながら話していた。
「それでね..藍。私は彼について考えることがあるの。」
「はぁ、なんでしょう?」
「これよ。」
そう言い、紫は一枚の紙を出した
そこには
毒島健の今後について書かれた紙があった。
主人公の能力の説明
1.命令する事で洗脳する
エロ同人やアニメのように口で言う事で洗脳できる能力。皆さんの考える洗脳という能力はこのような感じだと思います。
一応、紫の様な大妖怪や力を持った者は気を保つ事で防ぐ事が出来ます。
2.痛みなどの感覚を相手に植え付ける
今回の話し出てきた能力。藍に小指を箪笥にぶつけた時の痛みという感覚を植え付けましたが、この場合、藍の小指には怪我やダメージはないですが、能力を使っている間は痛みがずっと続くという仕組みです。
ジョジョ4部に出てくる康一君がエコーズact1を玉美に使った時をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
他にも細かい設定があるので、後々説明します。