ガッシュベルとエデンの檻 作:メルクリウス
アキラside
アキラアキラ「ち・・地図にない島だぁ?」
真理谷「僕だって信じたくはないがな仙石!飛行機が墜落した地点から半径48キロメートルなんど探しても小島の影すらないんだ」
アキラ「バッバカ言うな」
アキラは真理谷の言っていることに納得いかず真理谷のパソコンをいじる
アキラ『絶滅動物図鑑五千万年前に絶滅したはずのディアトリマいや・・それだけじゃない地図にない島絶滅したはずの動物』
真理谷「仙石僕は非科学的なことは信じない人間だだがこの島は何かがおかしいこれは本当にただの墜落事故なのか?」
アキラ達の会話を聞いていたさっきの女がさらに泣く
大森「こんなのあんまりですよぉぉー!私今日が初フライトだったんですからー」
このさっきから泣いている女は大森夏奈子今日が初フライトだったらしい
大森「16回も採用試験に落ちてやっと・・やっと・・どーしてくれるんですか」
雄星「何も泣くことたねーじゃんまた動物が襲ってきたら俺とガッシュがなんとかするよ」
ガッシュ「そうなのだ、私達に任せるのだ」
雄星とガッシュが励ますが大森は泣くことは辞めなかった
アキラ「はぁーしょうがねぇ今日は休んで夜が明けたら人を探そうぜ」
翌朝
アキラ「誰かぁーーーいませんかー!!」
ガッシュ「誰かぁーーー‼︎」
アキラとガッシュは大声を出して叫ぶ
アキラ「おいお前らだらしないぞちょっとはガッシュを見習え」
雄星「そいつとお前が特別なんだよ俺達普通の人間はもう疲れた」
ガッシュ「何を言うか雄星まだ誰も見つかっておらぬぞ‼︎」
ガッシュは雄星の足元を掴み言う
真理谷「雨宮の言う通りだ体力バカのお前と一緒にするな」
大森「そーですよ昨晩はよく眠れませんでした少し休みましょーよ」
雄星に続き真理谷と大森が言う
アキラ「ったくしょーがねーな」
アキラはそう言いながら木に何かを書いている
大森「あの仙石くん?」
アキラ「何スチュワーデスさん」
大森「あ・・大森です。大森夏奈子です」
大森は自己紹介する
大森「時々つけてますねその印」
大森はアキラが木につけていたV字型の印について質問する
アキラ「スクエアサーチってんだ。出発した場所から渦を巻くように進む探索方法だよ」
大森「すごい物知りなんですね仙石くん」
大森はにっこり笑顔でアキラに話しかけるアキラは昨晩まで泣きじゃくっていた大森の笑顔を見て戸惑う
ガッシュ「そうなのかーアキラ。おぬしなんでも知っておるのだな」
アキラ「いやまぁ・・・真理谷の受け売りなんだけど」
大森「頭良いんですねー真理谷くん」
アキラ「まぁーな」
アキラと大森が会話をしている中、雄星と真理谷はどこか浮かない顔をしていた
真理谷「仙石ちょっと付き合え」
アキラ「なんだよ雄星まで連れてションベンくらい一人で行けよ」
アキラは文句を言いながら真理谷についていく
アキラ「おい真理谷どこまで行くんだよ大森さんとガッシュだけじゃ危ないだろ」
真理谷「あの女とガッシュには聞かれたくない話だ騒がれると面倒だからな」
真理谷と雄星の真剣な表情にアキラの表情が強張る
雄星「おかしいとは思わないかアキラ5時間・・・これだけ探しても人はおろか事故の痕跡すらない」
アキラ「たかが5時間だろもっとよく探せば」
真理谷「仙石みんなもう死んでるんじゃないか?墜落事故のニュースを見たことあるだろ航空機が落ちることは稀だが事故が起これば死亡率はほぼ100%に近い」
アキラ「バカなこと言うなよ」
アキラは真理谷と雄星の話を聞くがそんな話信じたくはなかった
アキラ『何言ってんだそんな話信じられるわけないだろ』
アキラ「戻るぞ真理谷、雄星大森さんとガッシュが心配だしな」
アキラ達が話している一方ガッシュ達はリスのような動物に出会っていた
ガッシュ「夏奈子何を怯えてあるのだこんなにもかわいいではないか」
ガッシュはリスのような動物に夢中になっている、しかし大森は見知らぬ動物に対して恐怖してしまいガタガタと震えている
ガッシュ「近くで見るとかわいいぞ」
ガッシュはそう言いながら大森の方に手を出すその瞬間ガッシュの手からリスのような動物が大森の腕に乗る
大森「ひゃ・・」
大森は最初こそは怯えていだが間近で見てみるとガッシュの言う通り可愛い動物だ
大森『か・・・可愛いかも』
そこにアキラ達が合流する
アキラ「おいもう十分休んだろ行こうぜ」
アキラはそう言いながら進もうとすると昨日聞いたディアトリマの鳴き声が聞こえてくる
「オーーーーイ」
足音はどんどん近づいてくる
雄星「3人とも速く逃げろ、ここは俺とガッシュがなんとかする行くぞガッシュ‼︎」
ガッシュ「ウヌ」
雄星はアキラ達に言うがいつまで経っても逃げようとしない
雄星「何やってんだ速く逃げ・・・」
雄星はアキラ達の方を振り向くそこにいたのは2本の長い牙を持った虎のような動物がいた
雄星『なんだあれは、トラ?ライオン?いや違うサーベルタイガー』
二匹の動物がアキラ達の方向に走ってくる
雄星「お前ら伏せろ‼︎」
雄星『くそっまずはサーベルタイガーからだ』
雄星はガッシュに指示をする
雄星「ガッシュトラの方を向けザケル‼️」
ガッシュの口から電撃が出るその電撃はそのままサーベルタイガーに直撃する
雄星「よしっ!!」
喜んだのも束の間
ガッシュ「なっ!」
サーベルタイガーはガッシュの電撃を喰らったバズなのに立ち上がるそしてそのまま後ろから来ていたディアトリマめがけて噛み付きそのままアキラ達の方向を向く
雄星「ガッシュ来るぞもう一発だ」
ガッシュ「ウヌゥ‼︎」
しかしサーベルタイガーは雄星達を無視するかのようにその場から立ち去った
アキラ「助かったのか・・・」
真理谷「僕らより食い手のある獲物を見つけんだ弱肉強食アイツらにとっては当たり前なんだろう」
アキラ達はその場に座り込む
【ピシャ】
アキラの手に何か水分のようなものがつく
アキラはその水分の先を見るとそこにはあまりの恐怖から失禁してしまっている大森だった
夜になりアキラ達は安全な場所を探し一晩過ごすことにした
真理谷「やっぱりありえないサーベルタイガー正式にはスミロドンだが一万年も前に絶滅したはずだ」
アキラ「なんだよまたその話かよ真理谷いるもんはしょーがねーだろ」
真理谷「いくらバカでもいい加減理解しろこの事態の深刻さを」
アキラ「そんなこと言ったってどうすりゃいいんだ!それより早くみんなを探して」
アキラと真理谷が言い争いする中大森が呟く
大森「どーせみんな死んでますよ・・・私たちだってそのうち食べられて」
ガッシュ「な・・何を言うかすぐに助けが来て・・・」
大森「無責任なこと言わないで!こんな島から生きて出られるはずないじゃない」
ガッシュの言葉に大森は泣きながら叫ぶ
大森「もう帰れないんですよ私達は・・・」
アキラ達は大森の言葉に対し何も言い返すことがない
あれからさらに2時間くらいたった5人とも横になるが中々寝付けない。そんな中アキラが呟く
アキラ「学校じゃオレ・・・まるっきりザコでさ勉強はできねーし女子には嫌われてるし3年続けたバレーはホケツで終わっちまうし、親友にも幼馴染の女にも何やったってかなわなくてさ・・・こんな世界変わっちまえなんて何となく思ってたんだ」
真理谷、雄星、大森、ガッシュはアキラの話を黙って聞く
アキラ「けどさぁ・・・部活帰りに食ったラーメンは美味かったし、鬼の顧問も試合には時々出してくれた友達とはバカばっかやってたし、りおんも俺のことガキ扱いするけど色々面倒見てくれたりおふくろの弁当はめっちゃ手が込んでてよメチャメチャ恥ずかしくてガキじゃねーんだからよ・・・また食いてーなあの弁当」
アキラの話を聞いている内に全員がいつのまにか寝てしまっていた
翌朝
雄星「ふぁーあ、いつのまにか寝ていたのか」
雄星は辺りを見回す、しかしどこを探しても大森の姿がない
雄星「ったくどこ行ったんだ?」
眠い頭を回転させながら昨日のことを思い出す
大森【私達だってどうせ死ぬんです】
雄星「大森さん!!」
昨日のことをハッキリ思い出し急いで大森を探す、ジャングルの中をひたすら走り回るが大森の姿はない
雄星『へんな事考えてねぇよなどこ行ったんだ』
嫌な予感をしながら雄星は大森を探す
雄星「大森さ・・・」
彼女を見た雄星は赤面する、何故ならそこには全裸で水浴びをしている大森の姿があったからだ
雄星「ご・・ごめんなさい」
雄星『なんだ・・あのバストは90以上はあるぞ』
鼻血を出しながらそんなことを思う雄星
大森「あ・・・あのどうしました?」
雄星「ど、どうしたってこっちのセリフだあんたの様子がおかしかったから・・・」
大森「昨日はひどいこと言って・・・取り乱しちゃってごめんなさい」
間に岩を挟みながら2人は会話をする
大森『もし・・・雨宮君に助けてもらわなかったら』
大森は岩から身を乗り出しす
大森「ありがとう雨宮君!今日も頑張りましょうね」
にっこり笑顔で雄星にお礼を言う
大森「きゃあっ」
【ドバシャーン】
大森は足を滑らせ川に落ちる
雄星「大森さん?」
返事がない
雄星「おいっ!大丈夫・・・」
大森「雨宮君・・・これ上流から」
大森が持っていたのはグアムで売られていたペットボトルに入った水だっ
た
雄星と大森は急いでみんなを起こしペットボトルが流れてきた場所を頼りに飛行機を探す
30分くらい経っただろう雄星の予想は当たった
雄星「おかしいとは思っていた奇跡とは言っても墜落したなら俺たちだって相応の怪我をしていたはずだ」
大森「今回のフライトは超ベテランの土屋機長あの方なら墜落なんてさせません」
アキラ達の目の前には外部にほとんど損傷のない飛行機があった
アキラ「間違いない俺達の飛行機不時着に成功してたんだ」