プロローグ
怪物という生き物をご存知だろうか。
例えば、巷の漢を魅了した大怪獣ゴジラ。
1954年昭和初期に突如として日本国に襲来したかの怪物は、一夜にして東京の街に壊滅的な被害を与え、悪役非道の怪物として、世の日本男児に多大なる夢と希望を与えると共に、その内に蔓延る偉大さを知らしめたのは、今でも、我々の記憶に鮮明に記憶されているだろう。
例えば、米国のスーパースター大怪獣キングコング。
1933年世界二台巨頭が一角のアメリカ合衆国で現れたこの怪物は、力という最もわかりやすい恐怖によって、世界に衝撃と感動を与えたその姿もまた、我々の記憶に深々と記憶されたことだろう。
このように、怪物とは、時に恐怖を。
そして、時に夢を与える圧倒的な存在のことを指す人々がつけた敬称であり。
また、その分類に至れるのは、ごく一部の本物の強者のみなのである。
〜kyuiiinn!!!〜
〜gaoooooo !!! 〜
「やぁ。ノース。中々良い所に、来てくれたじゃないか。」
では、仮にもしもの話をしよう。
「君とこの前現世の映画を見ただろう?あのキングコングだったり、ゴジラだったりだとかの。」
もし、仮に今まで上げた本物の怪物たちが本当に現れたら、どうなるのだろうか。
「少し興味が出てしまってね。君と映画を見た後に、実際に作ってみたのだが、どうだろうか?僕的には中々良い出来だとは、思うんだけどね。」
しかも、傀儡という。一人のマッドサイエンティストの手によって、玩具として、生み出されてしまっていたら、はたまたどの様にして、その存在を呼べば良いのだろうか。
「うん?なぁノース。君、僕の話が聞こえてるかい?」
ただ、そんな理に詰まった俺でも、わかることが一つある。
今、俺の目の前で広がっている光景は、以上以外の何物でもないことなど、普段より頭が回っていない俺ですら、わかってしまった。
「おーい。おーい。ノースよ。本当に僕の話しが聞こえていないのかい?」
俺はふと、俺の前に居座っているこの状況を作り出した元凶をみる。
奴は、この状況になんの特別性も感じてはいないのだろう。
この状況が、さも当たり前かのように、平然とその場に存在しており、今現在は、自分の話になんのリアクションも示さない俺に向かって、救難信号を示していた。
そんな以上以外の何者でもない存在を見て、俺が次のような小言を吐露してしまったのは、きっと当然の結果だったのではないだろうか。
俺は俺のことを訝しげに見ながら思慮に耽っている奴を見て、ふとこんな言葉を呟いた。
「クラッシュでもしたのか?いや、それとも感動の余り言葉がでな…「グラえもん?」…?」
この物語は、そんな思慮深い怪物と共に歩んだ一匹の虚の黙示録である。
彼らの未来に光があるのか、それとも闇があるのか。
今の彼らには、何もわからないのだった。
ブリーチの千年決戦篇pvを見て、衝動的に描いてしまった。
後悔はしとない。