『スキルを譲与しますーーーー』
突然頭の中に聞こえたその音声。
俺が長年求めてきたその言葉。
『ーースキル【レベルガチャ】を取得しました』
俺は買い物をしに街中にいたのにも関わらず、その場で感極まって叫んでしまった。
◇
俺はエルト。
二十一歳で、一人暮らしをしている。力仕事をしてお金を稼ぎ、それで生活していく。そんな毎日を過ごしてきた。
「やった、やった......っ!」
すぐ買い物を終わらせて家に帰った俺は、すぐさま鑑定石を探し始めた。
鑑定石とは、自分や相手のステータスを見ることのできる魔道具のことだ。
「確かここに......あった!」
引き出しから透明の丸い石を取り出し、自分のステータスを確認する。
そこには今まで確認してもなかった文字が、しっかりと入っていた。
エルト レベル1
体力:4
攻撃力:3
防御力:2
速度力:2
知力:2
スキル
レベルガチャ:1
「やっと...やっとスキルが...」
大抵の人のスキルの発現は14〜18歳だと言われている。
俺の友達や年下の子がどんどんスキルを発現していくのに対し、俺のスキルは全く発現しなかった。
スキルの発現は個体差があるとはいえ、俺は羨ましくて悔しくて仕方がなかった。
「くそ......もっと早く...発現してくれよ......っ」
俺は拳を握り締めながら、嬉しさと悔しさで涙を流した。
時間が経って、だんだん冷静になった頃。
俺は椅子に腰掛け、もう一度自分のスキルを確認した。
「レベルガチャ...まずガチャってなんだよ」
わからない単語だが、レベルと付いてるのでレベルに関係するスキルなのだろう。
「ってことは攻撃系のスキルではなさそうか」
攻撃系スキルとは、炎の球を発射したり、身体能力が上がるとかだ。
スキルの系統は主に3種類に分かれており、攻撃系スキル、支援系スキル、特殊系スキルになっている。
支援系は能力値を上げたり出来、特殊系は攻撃系と支援系以外のスキルだ。
「とりあえず...【レベルガチャ】」
ものは試し、ということでスキルを発動してみることにした。
しかし、あまり変化はない。
そして椅子から立ちあがろうとした時。
「......え? か、体が....上手く動かないぞ?」
立ち上がる、その単純な動作でさえうまく出来ない。何か違和感がある。
俺はもう一度椅子に腰掛けた。
「何が起こってんだ...? スキルの影響?」
訳がわからない。体を不自由にするスキルなのか?などと考えるが、それでも何か感覚が違う。
俺の体が、俺じゃないみたいだ。何か不自然で、噛み合っていない。
「そ、そうだ! 鑑定石!」
能力値に何か変化があるのかと思い、すぐ横に置いてあった鑑定石を手に取った。
エルト レベル7
体力:
攻撃力:
防御力:35905
速度力:34770
スキル
レベルガチャ
結論から言うと......意味が分からなかった。
言い忘れてましたが、ちゃんとしたプロットできてません。
何せ思いつきで書いた小説ですし......エタる可能性十分にあり。