◎推敲完了9/22
衝撃の瞬間から時間は経ち、時間の短い方の建造は既に終了、小屋のドアが開かれる。
「あ…あの…」
現れたのは黒髪に紫陽花色の服の気の弱そうな女の子。
にしてもドアから御登場って…
「わ、わらし!妙高型の羽黒です!ぁいっ…」
大声で自己紹介をした彼女、不注意ですってんころりん。
「何してるのよーぅ!」
大声でやって来た暁、怪我感知センサーか何かついてるのかな。
「うわぁ…その、かなり痛そうなのです…」
あ、2人とも、来たんだね。
「それは、だって、暇だし…あの子、新しい子?」
…見れば分かるだろー
「そうだとも。羽黒ちゃんだ、仲良くね。」
「わぁ!、お友達が増えますね!」
うわー、陽キャだー
「ぅぶ…いだぁ…」
色んな意味で出鼻を挫かれた彼女、面倒見の良い暁がを放って置ける筈も無く。
「もう!見ていられないったら!」
「あー…冷やしてあげますから…」
適切な処置と共に2人で建物へと連れて行ってしまった。
出会って録に話も出来ず連行されて行っちゃった…
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
やぁ、ロリ(隙)だ。
時刻はすっかりと日が落ち、熱が抜けて風も冷めてきた頃。
孤独に佇むパイプ椅子に座って、ただその時を待っている。
そう、待っている…待っているんだけど…
「ねぇ、提督…その、まだなのかな…」
心底眠たいと言うように膝へ擦り寄る響ちゃん。
「だよね…!…遅いよね!」
「わ…大声をいきなり…」
とうに5時間は過ぎてしまっているというに…
一向に何も起こらないじゃないか!
「ぶえっくしぃ!!」
お腹は減ったし…寒いし…暗いから怖いし!
私はここで1番偉いんだぞゥ…くそぉ…
寒さと虚しさで涙まで出てきた…
こういう時はロリでも抱かなきゃやってらんないよなぁ!!!
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
「うぅ…ぐー…ひびきぃ …」
いきなり提督が泣き出した。
「…どうしたの?」
すると提督は私を膝に抱きかかえて言います。
「なんでこんな目にあうんだぁ…」
君が始めたことじゃないのか?
と言うかびーびー泣いてしまって…キャラはどこに捨ててきたんだろうか
「あ…提督…」
「…どーしたの?建造終わったの?」
「いや…終わってはないけど…これ、渡すの忘れてて…」
そう言って降ろされた私は提督へ発光体…もといドロップ艦を渡します。
「…うわぁ。びっくりした…ドロップ艦が2隻も来てたのね。報告ご苦労さま。」
労いの言葉と共に頭が撫でられます、機嫌が直って良かった、嬉しいよ。
「…これで戦力がまた増えるね…」
「…私のおかげだろうな」
聞き慣れない声。
そこには黒い長髪と前世の私よりも高い身長、そしてボンっとしているのにキュッとしたスタイルを持つ勇ましい女性が佇んでいました。
…隣の貧相なやつとは天と地の差だ、性別すら違うんじゃないか?
いたた...
何も言っていないのに提督が繋いだ手をとても強く握ってきた。
ちょ、やめ、ごめんなさいってば!
「どなたで…?」
私を隠すように勇ましい女性、略して勇女の前に提督が入り言います。
さっきまで泣いていた奴の切り替えじゃない…
「開口一番誰だとは失礼な、そちらが私を建造したのだろう。」
ん…?
建造…そっかー。
「…提督、多分この人は5時間の人だよ…」
と小声で伝えてみると、提督からも小声で
「…そっかー…」
大きな咳払い。
「まずは自己紹介をさせてもらおうか。」
勇女は腰に手を当て、めちゃくちゃ薄着なのに涼しい顔で夜の寒気の中に立っています。
「私の名は長門、戦艦長門だ。敵艦との殴り合いなら任して貰おう。」
本当に勇ましいですね…かっこいいかも。
「私は炉利隙だ、鎮守府の提督をして…る。」
鼻をすすりながら自己紹介をする彼女、きちゃない。
提督の自己紹介に長門が相槌を打ったあと、少し間が開きます。
どうしたのだろうか、と私が考えていると
「そっちの子の名前も私は知りたいのだが…」
と長門がこちらを見つめながら言います、よーするに俺のターン!ってことですね
「この子の名前は…」
提督が紹介し始めたな、さすがに初対面で何も話さないのは良くない。
「響だ、駆逐艦の響。よろしくね」
なので食い気味で答えてやります。
「炉里隙提督に響か、今後は宜しく頼むぞ。」
「あぁ、うん」
腕を組んでそう話す彼女に提督と相槌を打ちます。
ま…戦力は戦力なんだケド…
…資材の問題で、当分活躍はしなさそうだね…
長門強すぎて草!!