響だぞ、お久しぶりなんじゃないかな…?
そうでもない…?あ、そう。
今は鎮守府近海の南西諸島沖で敵の前衛艦隊が補足されたため、その迎撃艦隊の発表を提督がする所です。
提督は艦娘の名簿からふむふむ、と少し考え、閃いた!とばかりに口に出します。
「決めたぞ!」
その言葉に長門が反応し、勇ましい出で立ちで
「フッ…ビッグセブンの力を示すときが来たようだな…」
腕を組みながら自信たっぷりそうなんだけど…多分…
「あ、残念だけど…君は候補に入ってないんだよねぇ」
提督はNO!と言った顔で戦力外通告を告げる。
かわいそー。
「なっ何故だァ!私を出しての敗北はないぞォ!?」
「…確かに君は出れば負け無しなのかもしれないけど…資材消費が凄まじいんじゃないかな」
私の推察にYes!と言った顔で提督は頷きます。
「そうそう、響の言った通り資材が安定していないから今回はパスなのよナガモーン!」
少しだけ不愉快なその言い方に動じることなく長門は尋ねます。
「それも…そうだな…では今回の旗艦は誰だ?…」
そんなことはもう決まっているぞと言う顔でこちらを見ている提督、言葉で表現してくれないかな…
「今回の旗艦は羽黒!、随伴艦に響と暁!以上!」
キッパリと言った彼女の言葉に羽黒は驚いてる様子だが素直に頑張ります!と意気込みをしています、少し意外、もっとたじろいで「私には無理です〜」とか泣きつくと思ってたのにね。
普段はちょっとアレだけど、以外に芯は強いらしいね、さっすが重巡洋艦様だ…
「善は回れよ!!発表した3名は出撃用意よろしく!」
「提督…ことわざが間違っています…正確には回れでは無く急げ…って言います。」
提督の誤謬を電が正します。
少し面白かったので鼻で笑うと暁に手を掴まれました
…どうしたんだい?
「ほら!早く行きましょうよ!!」
そう告げる彼女のもう片方の手には羽黒が繋がれています。
3人手を繋ぎ船渠まで行った後、それぞれ艤装を装備することで、やっと出撃準備は完了。
「…出撃準備完了したよ。」
と提督へ報告すると、羽黒も暁も続いて完了報告を済ましていきます
ふぅ 、と提督はひとつ呼吸を置いた後に一際張った声で
「では…第1艦隊、南西諸島沖まで出撃、敵前衛艦隊を補足、その迎撃をしてください!」
言葉が終わると同時に目の前の壁が上に持ち上がっていき、前方に青く広がる水平線を目に入れます。
久しくも無いその光景を焼き付けて、私は船渠から前進します
先に出ていた羽黒の後ろに列を作るように、響、暁と並んで着いて行くのが今回のフォーメーション。
「な、南西諸島って…ど、どこ…でしたっけ…」
…えぇ!?
「あっちよ、あっち、まだ鎮守府近海なら私が指揮できるけど、遠くなるとその限りじゃないからしっかりしたまえ…」
彼女の失態に提督は少し笑いながら戒めるように言います。
「す、す…すいません!…じゃっ、じゃあ、気を引き締めて、行きましょう!」
「えぇ!頑張りましょう!」
「…おー」
出だしから危ういこの艦隊、大丈夫かな…
情熱大陸っていいよね