あととても読みづらいけど…ナオキです…
ヒビキィ!
「運が悪いのか……、これ……」
あ、はい、こんばんは。
私の名前は碑屼 真黒(ヒグチ マグロ)って言うんですけど
名前の割にそこまで魚介が好きじゃあないんですよね
え? あぁ……、どうでもいい? なら話を戻しましょうか。
何故私がついてないと零したのかと言うと、私は最近薦められたゲームで、いくら建造しても同じ艦を引いて一向にゲームが進められなかったから。
そして先程も同じ艦を建造してしまったんですよ、もはや逆にツイてるんじゃ?
諦めに近い感情を持って深くため息をつくと、窓の外の景色が目に入り、
薄暗くて普段は不気味に思うあの路地は、なんだかとっても魅力を孕んでいるようで、
いつもとは違って見えました。
夜間の外出は危険なのですが、気になったら止まりません。
気を変える為に外にでも出てみましょうか。
外に出ると、冷えた空気が顔に触れます。
体が驚いて身震いを起こしましたが、すぐ慣れてそれも止まりました。
されど歩みは止めずずんずんと奥へ、深く、夜へ沈むように……
朝はあれだけ活発なこの街道も、夜になると草木も眠るような静けさを持っています。
思いにふける私をよそに、鋭さを感じた肌は毛が立ち、不安定な危険信号を発令します。
だが決して 振り返ったところで、誰かがいる訳でもありません、それもそう、暮らしの中でこんな時間にそうそう出歩くことは無く、あるとすれば基本後ろめたいことや何かがある時くらいでしょうか
「気のせいか」
と誰も居ないことを目で確認した後、自分でいい聞かせるように口に出す
それでもなお収まらない鳥肌が、変に不気味で恐怖心を掻き立てる。
こんな場所にもう居たくない、気味が悪い、恐ろしい。
場の空気に当てられ、完全に萎縮してしまった私は、来る足よりも幾許か早く、帰路を踏む。
家まであと半分、というところでまた鋭さを感じました。
今度も気のせいでしょう
いや、気のせいであってほしい……と自分の願望を入混じえ、もしも、を認めたくないが故に振り向くことはありません。
でも気になってしまうのが人の性ですよね
視線をピピッと斜めに動かすと、カーブミラーが私だけを映し出しているのが見えます。
やはり誰も居ないじゃないか……、と安心しようとした矢先、戦慄します。
夜光とアスファルトの保護色になっていて気づきづらいが、ようよう見ると、いるのです。
少しモヤッと歪んだ黒い何かが。
人を見る目がない私でも瞬時に察せれる、これは危険だと
「……!!」
と私は声にならない声を、そして恐怖を押し殺し、抑え込み、必死に、必死に逃げます。
だけども背後の音は近くなっていくばかりで、恐怖も増えていくばかり、
走っている最中に、私の背に激痛が走りました。
「……」
諦めるように、ただ祈るように立ち止まると、激痛の詳細を把握することが出来ました。
あるべきはずの肉を抉り、神経を傷つけ、これでもかという程に私を痛めつけるその凶器だけが、色を落とした風景の中で街灯の光を受けてぎらぎらと赤く濁って輝く。
痛い、ただそれだけ、その事にだけ夢中、生き延びることよりも、苦痛から逃れたい。
体内を巡るはずの血液が外へ逃げていくのを見ていると、押し倒されます。
黒い影は私に跨ると、背を刺したであろう刃物を振り下ろしてきます。
最後の言葉を発する余裕もとうに無く、感情と身体が切り裂かれる。
私は、恐怖で目を閉じました。
痛みは……来ませんでした……ので、
「……、あっ……、あれ……?」
と声の異変に気付かず恐る恐る目を開けてみると、
そこは一面の海が拡がっていました。
う、うん?
無い頭で考えます、ここは何処だ、先程の黒い影はどうなったのか、私はどうなっているのか……
無理だ、到底理解なぞできるはずがない
そこで、状況を確認する為に周囲を一見、
島1つ確認することが出来なかったのですが、
……、目線が、身長がかなり縮んでいるのではないか?
五感の変化は充分に感じる事ができた。
と自分の姿格好を補足する為、水面を覗き込みます。
そこには私では無い、謎の武装と紺色の制服を着込んだ少女が、困った顔でこちらを覗いているのです。
うわ!
驚いた拍子に2,3歩後ずさり、水面下の少女も鏡のように後ずさる。
……、ん? もしかして、これは私なのか?
水面を荒らしてみて、歪んだ少女の姿形を認識して理解する。
「響だ……!」
そう、水面に写る制服の少女は、私がよく知るゲーム、「艦これ」、の登場キャラクター。
私は私の姿を確認する為に水面を見ました。だがそこに私の姿はなく、写るのは「艦これ」の
「響」……、そこから導き出される答えはただ1つのみ。
アイエー! 響チャンにナッチャッタヨー
混乱して素っ頓狂な声を出しましたが、置かれている状況を理解することができた。
既に私は、もう私が私足り得る条件である元の形を失い、何らかの原因でキャラクターの響になってしまったということ。
じゃっじゃあ……! これは所謂転生と言うやつか……?
この手の知識なら結構自信あるぞ、友人作らずラノベばっか読んでたからな!
転生ならここは艦これの設定が投影されているんだろうか、私と同じ立場の人間は居るのだろうか、居なければ……、私は孤独なのだろうか。
興奮と切なさを抑えきることが出来ないまま、勝手に現状に納得しました。
何せ未練なぞないし、希望もないような人生、それを変えるチャンスが来たのだ
だが未練はないと言っても安全の欲求はある、他者を見つけ保護して貰いたい、こんなに可憐な少女になったのだ、一般の感性を持つ者なら捨ておくことは出来まい……
誰か、誰かいませんかー!
と叫んでいると、うるさかったのかなんだったのか、偉くメカメカとしたクジラが遠方から私に向かってやってきて、
……襲いかかってきました!
誰か居ないかとは言ったけど、まさか脅威を呼びつけてしまうとは……、ツイてない!
確かこいつは響と同様に艦これに登場するキャラクター、駆逐イ級だ。こいつは見た目の通り敵で深海棲艦と言って人類に牙を向く存在たちだ。
そんな深海棲艦と戦える存在が響たちで通称艦娘、と呼ばれる。艦娘についても説明したいがそこまで悠長にはいられないし、身を守ることが先だ。
艦娘がこの化け物と戦える理由は3つ程ある、1に海上を意のままに駆ける能力が、2に武装によって物理で相手を黙らせる武力がある、最後に人型が保有するには異常な力、耐久力や、さらに、身体の修理機能までおまけでついてくる、
ので……、今の私は武器があるはず。
今の私は完全に調子に乗ってしまっていたのもあり、正面からイ級を迎え撃ち、武装によってイ級を攻撃しようとしている。
武装らしき右腕に一門、背部から伸びる艤装に二問、合計二基の砲が、腰に魚雷を発射する機械のようなものと、そこから腕をカバーするように取り付けられた盾のような物が見受けられる。
どんな感じで使うのかはさっぱり、わからない訳では無い。だけど直感で動くから言語化するのがとーっても難しいのだ
……、なんてこと考えてたらかなり寄って来てるじゃんこのメカクジラ!
急いで右腕の砲を目の前まで迫ってきたイ級にぶちかますと、
「わぷッ……!」
結論、私とイ級は爆炎に包まれました。
そこで、私の意識は途切れました。
稚拙な文章で読みにくいでしょうが…
おにいさんゆるして(くそざこ)
まだ中学生だから…
7/14 最新話の書き方に合わせて大幅な修正を施しました、少しは読みやすくなったかな…