やぁ、響だ。
今は自室で金剛とごろごろとしています。
私は満腹なのもあってとても眠たいが、金剛は元気そうです。
「ヘイ響ー、お眠デスかー?」
む、当たり前だろぉ…
「…あぁ…そうみたいだよ…朝からあんなに食べてしまったからね…」
「それはソーリーです、ケドも響が寝ちゃったらお昼まですることナイデース…」
自業自得じゃないか…
「…それは残念だったね、君は眠くないのかい?」
そう聞くと彼女はYes!と活のある答えを出します
「全然眠くないデース!…それよりも今日はコールドデスネ…」
へっくしょんとくしゃみをひとつして、布団を被る金剛。
「…冬にそんな服装じゃあ寒いのも当然…」
「今のシーズンはウィンターなんデスか?...それはサムいワケデース…」
季節も知らずずっと生きてたのか
「…なら…こうしよう」
私は自分のベッドから降り、金剛のベッドまで移動します。
「オウ?何するんデスか?」
布団を被ってぐでーんと寝っ転がっている彼女、
彼女がこもる布団の中に押し入り、彼女の腹部に頭を押し付けるように密着します。
「ヒひゃァ!」
「…駆逐艦は幼いから、身体の熱量がそれなりに高いんだよ…」
こんなことされたら普通困惑とかすると思うのだが、相手はヤツだ、普通の感性なぞ持ち合わせていない…ハズ…
「オウ…ホントーに暖かいデス…」
読み通りだったようだ。
「だけどチョットだけ、髪がくすぐったいカモネー…」
そう言って彼女は私の脇の下を持ち、顔が対面する所まで持ち上げると満足そうに言います。
「ウー!これで寒くアリマセン!」
彼女が満足そうならそれでいい
「…これで暖は取れた…?…取れてるようだからもう私は寝るよ…」
私は彼女の腕の上を通って背面へと手を伸ばし、睡眠を妨害されないようにします。
「ベリ、ベリーウォームですケド…」
なにか不服そうな彼女、でもその続きは言わせないぞう、私だってわがままだもんねー。
「…君の欲求はひとつ満たした、なら今度は私の欲求満たされてもいいんじゃないかな。」
「ソレも…そーですネ、Yes! 、そこまで響がスリーピィなら寝ちゃっても良いですヨー!」
やっと彼女がこっちの要望を承認したようだ。やったね。
「…じゃあ…お昼前には起こして…って言っても君も寝ちゃうんだろうな…」
「モチロンじゃナイデスカ!、こんなに暖かくて長い間フリーなら誰でも眠っちゃいマース!」
私にとって彼女の言い分は珍しく、正しいように聴こえる。
…でも君全然眠くないって言っていたじゃないか
「…君、眠くないって言ってたじゃないか…」
「ソ…そんなワード言ってました?」
自分の言ってたことも覚えていないらしい。
痴呆症もここまで行けばお笑いだなぁ!
彼女は多分刹那主義者だ、その場その時が幸せならそれでいいのだろう。
暇だから遊ぶ、お腹が減ったから食べる、寒さを凌ぐためなら私から動いたと言えどあまり深く知らない相手の接触を許す、そして眠たくなったら寝る。
…今までを振り返ると彼女は我慢をしていないね。
それに見ていると彼女はかなり危なっかしい、戦艦と言う頑丈な艦種で本当に良かったと思う。
「…守ってやらないと…」
その為にも今日の隊内演習でも彼女の実力を確かめないといけないね
試験が、くーるー