knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
銀凰騎士団が設立してからしばらくたったある日、エルネスティによって団員達はいつも会議室として使っていた場所とは別の工房の広めな一角に集められていた。なお、エルネスティ他一部は学園に在籍しており、授業に出ているものもいた。ちなみに会議室として使っていた場所は銀凰騎士団が借用するということで、簡易的ではあるが仕切りなどが作られて名前通りの体裁が出来上がっていた。
ここしばらくの仕事はそういった学園の簡易改造―建造予定の砦へ移るとき元に戻せる程度―だった。他には学園に残っている数機のサロドレアの整備くらいで団員達は手持ち無沙汰な状態になっていた。
そんなしばらく暇な時が多そうだと話し合っている中、エルネスティから呼び出されて仕事始めの声がかかる。
「それでは、銀凰騎士団最初の仕事を発表しようと思います」
「もうおっぱじめようってのか。だが、機体はどうすんだ?」
「そうだぞエルネスティ、学園所有の機体は学生が使用している分しかない」
ダーヴィドとエドガーが疑問をこぼす。現在、ライヒアラ騎操士学園が所有している
遠征時の
また、エドガー達が高等部を卒業しても騎操士課程履修者は毎年入ってくる。学園に存在する騎士候補生の数が大きく増減することは滅多になく、昨年までよりも半分程度の機体を上手く回す必要があった。
そういった理由があって、学園所有の機体は以前より少なく、それを学生達が絶えず使用している状況だった。ちなみに
エルネスティは二人の疑問への回答として背後を指し示した。そこには人よりもいくらか大きな甲冑、
よくよく見てみると、頭を覆う兜がいつの間にか取り外されていた。一体誰なんだろうとその顔をのぞいてみるとそこにはよく見知った人物、バトソンがいた。その事実に疑問をもったダーヴィドが再び疑問を投げかける。
「...ちょっと待ちやがれ!バト坊はお前らほど魔法が得意じゃねぇだろ。どんなからくりだ」
「親方、いいところに気づきましたね。実は小型の
「今までのは
「少々単価が上昇してしまうのが傷ですが、許容範囲でしょう」
淡々と答える二人になんともいえない表情になる面々だった。小型
「小型の
「それでしたら、ディスクゴード公が提供してくれました。僕たちの活躍をみて有用性を感じてくれたみたいで、小型化が簡単だったのでお願いしたらすぐに提供してくれました」
誰かがこぼした疑問にエルネスティが若干興奮気味に答えた。
そんな中、ダーヴィドは重大なことに気づいて声を上げた。
「ちょっとまて、バト坊が扱えるって事は俺たち全員がフィーネのやつみてえに動けるって事じゃねえか」
その言葉を聞いて、フィーネの
「ところで、それを使えばより
「あ、それなんですけれど、教導用は
『...』
エドガーが
三巻の挿絵を見て気がついたんですけど、
本当、何回も見ているはずなのに見逃していて、読み返しってこういう新しい発見があるから面白いですよね。
アニメや漫画がパワードスーツのように着ているので、それ満足に動ける?、と思っていましたが、あれなら納得です。(revisionsのストリング・パペットなんかが近いかな?)
まあ、「バトソン用で簡易的に急造したから」や「初期型だけそういう形」などの可能性もありますけど。(7巻の挿絵で
とりあえず、ややこしくなりそうなんで拙作ではすべてパワードスーツの形でいきます。