knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
鍛冶師用の
~ある教員とダーヴィドの場合~
「ダーヴィド君、
「はい。あー、今はうちで使って無いん筈なんでいつもの
「ああ、そうじゃないよ。生徒へ多様性を見せるために君の
「あ、ああ。なるほど。わかりました」
「よろしく頼むよ」
~ある団員とダーヴィドの場合~
「親方、
「あ?あー、どこにしまったっけな。こいつが出来上がってからしまい込んでたからなぁ」
「ん?ああ、ちがうちがう。俺のヤツちょっと変にいじり過ぎちゃって配線とかが上手くいかなくてさ、基本を見直そうと思ったんだよ」
「そ、そうか。それだったら保管室に入ってすぐの棚に入ってるはずだ」
「サンキュー親方」
「だー!ややこしいわ!!」
ダーヴィド、悲痛の叫びであった。
事の始まりは鍛冶師用の
他にも一部の鍛冶師が
そういったことがあって、騎士用の
「というわけで、設立以来初めての銀凰騎士団緊急会議を開催したいと思います。では親方、一応議題とかお願いします」
「おう。といっても、騎士用の基本的な
そんなこんなあってエルネスティが主催し、ダーヴィドを議長として会議が始まった。...のだが、この会議に参加している人間―エドガーやディートリヒ他、テレスターレ開発時のまとめ役を主とした役職持ち―の誰しもがまともな感性を持ち合わせていない事を忘れていた。
~エルネスティの場合~
「団長として第一案を、まず騎士用のものを寿限無...」
「却下だ」
「ぶーぶー」
「前にバトソンからきいたが、流石に本気じゃねぇよな」
前世で某有名だったとても長い名前を出そうとしていて、間髪入れずに止められていた。
実は以前、アールカンバーやグゥエール、トランドオーケスのように機体の識別名称をつけようと幼馴染み組で話し合うことがあった。最終的には良い案が出なかったために保留となったのだが、何を隠そうこの男、同様の名前を提案していたのだ。ちなみに、流石の幼馴染み四人も長すぎると早々に却下していた。
新型機をテレスターレと命名するなど、ネーミングセンスはあるのに何やらふざけたがるところがあった。
~アデルトルートの場合~
「タクサンデキテスゴイブラちゃん!」
「色々と危ないからそれはやめて!」
「え?」
形容詞をつけてどや顔をさらすが、フィーネに即却される。彼女の
アデルトルートはふざけている訳ではなく、かなり本気で提案していた。彼女の場合、かなり独特なかわいいの基準を持っており、それをもとに命名したがるのだ。その形は長い形容詞と通称名などから頭二文字をつけたものが多い。
ちなみに、テレスターレには“ウデフエテスゴイトラちゃん”という名前を提案していたりする。
一例ではあるが、全体的にネーミングセンスがずれている者、ふざけた部分を出す者が大半を占めている。結果、単語をめちゃくちゃにつなげたものなど、まともな名称はなかなか出てこなかった。
「とりあえず騎士用の方はみんなの案をまとめて“モートルビート”としましょう」
『どこをどうまとめた!?』
「となれば、鍛冶師用のものをどう差別化するかという話ですが、とりあえず他に習ってある程度近しい名称にしましょう」
最終的にエルネスティがまともなものを提案して、それまで出たものよりましだと仮決定した。
次に鍛冶師用の名称を決めようと声をかける。彼の提案に反対するものはいなかった。近しいものは冠名をかぶせるなどはどの世界でも共通の発想だった。前例として
そこからそれなりの時間議論を重ね、騎乗者の動きを補助、代行することから冠名を“モート”、鍛冶師用の
余談だが“モートルビート”と“モートリフト”と名付けられるも、とくにモートリフト側が搭乗者毎に仕様が異なりすぎたため、別の混乱が発生した。モートリフトの基本系を決定するために再度会議が開かれる事を誰も想像すらしていなかった。
ちなみに、とりわけ特殊だったのはダーヴィドの