knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
現状の憑依?も活かせる気がしない。
まあノリと勢いで書いてるので、やっちゃったものは仕方ないと思って頑張ります。
「エルはその...まだ小さいだろ?」
マティアスから告げられたその言葉にエルネスティは崩れ落ちた。
ライヒアラ騎操士学園初等部の入学式が近づいてきて、エルネスティは悩んでいた。
もちろん、別の夢を見つけただとかそういった話ではない。
学園は旧型機の
一応、学園は農民から貴族まで通うため騎士学科や鍛冶学科、商業学科などある程度の細分化がなさられている。初等部は全国民が自衛手段を身につけるのが主な目的であり、一部の学科を除いて
加えて、
彼らのいる国では未だ魔獣の脅威に晒され続いている。過去、人間の生活圏が南北に端から端まで続くオービニエ山脈と呼ばれる大山脈の西側にしか存在しなかった。西側全土を支配した際、さらなる領土を求めて東側へと進行を行ったが、西側にいた魔獣よりも強力なものが多く、失敗に終わった。
その際、東側で確保できた少ない領域にできた国が彼らの過ごすフレメヴィーラ王国だ。
そんな事情もあって、新型の
要するに、ただ乗るだけでも10年近く未来の話で、自由に乗れるようになるには騎士団に所属して十分な功績を挙げたり、実力を示して数少ない
そのことに気づいたエルネスティは少しでも早く乗れるようにならないかと考えていたのだ。
相談として父に騎士学園に飛び級制度が存在するか聞いたのだが、マティアスから出てきた返答が先の言葉だ。
しかし、エルネスティの身長は年齢相応とは言え無い。バトソンといい勝負をしそうなほど身長が低い。
エルネスティとしては将来に期待したいが、少なくとも現在は
もちろん、礼儀作法など新しく学ぶ必要のある分野があることもあるが、もしも今から身長が伸びなかったら
アーキッド、アデルトルートの二人と魔法の勉強を始めても悩みの顔を崩すことはなかった。
二人もそんな様子のエルネスティを見て休憩中に話しかけた。
「どうしたの?そんな難しそうな顔して」
「あれか?騎士学科なんて簡単すぎて退屈だ。とか思ってんのか?」
「いえ、そういうわけではないんですけど...
エルネスティは
エルネスティの悩みを聞いて、三人で頭を悩ませているとアデルトルートが決定的な一言を放った。
「そうだ。エル君改造だとかカスタムだとかよく言ってたでしょ?動かす場所をエル君に合わせて作るってのはどう?」
「作るですか...」
「でも、一人のためにそんな大がかりなもん作ってくれんのか?」
二人がその提案に対して否定的な意見になっていたが、エルネスティは違った。
彼は今までただ
「そうです!作るんです!」
「ひゃっ」
「うわっ」
今し方思いついたことを新たな目標として掲げるためにもエルネスティは声に出したが、彼の想定以上に大声になってしまった。
少しの間静かになっていたエルネスティが突然大声を上げたこともあり二人は驚いた。
「作るって、なにをだよ?」
「さっきの動かすところを?」
「全部です。操縦席だけといわず一から十まで全部!僕だけの
一拍早く冷静になったアーキッドが先に疑問を口に出し、アデルトルートが続く。
エルネスティはそれに興奮冷めやらぬ様子で返答する。
「ああ、どうしましょうか!色は青にしましょうか。夢が!広がります!」
「ちょっと待てよ!作るってことは騎士学科はやめるのか!?」
「そんなことはありません。
それからも彼の暴走はしばらく続いた。
しばらくしてエルネスティは二人に諫められて落ち着きを取り戻して一旦保留ということに落ち着いた。しかし、彼の中では決定事項だった。
専用機とは乗る人に合わせた機体で、他の人が扱うことは基本考えない。某Zなどでは乗る人が自分で設計することもある。
故に、彼は将来の目標を変えるのではなく、
ここで時計の針は三年ほど進む。
ライヒアラ騎操士学園に入学してから、エルネスティは騎士学科に所属していながら鍛冶学科に入り浸って
また、アーキッドとアデルトルートの戦力増強にエルネスティの持つ
入学後には、アーキッドとアデルトルートの異母兄弟の一人と決闘騒ぎが起こってエルネスティが彼らの家庭事情を知るなど様々なことが起こった。この際、相手が決闘でアーキッドを再起不能にしようとアデルトルートを拉致したのだが、エルネスティがヒロイックに助け出していた。
そんなこともあって、アデルトルートはそのときからエルネスティのことを男の子として意識し始めた...のだが、前後で態度が猫かわいがりから変化していなかったため、エルネスティからはあまり意識されていなかった。エルネスティの前世が経験不足なこともあって鈍感であることを差し引いても残当というほか無い。
舞台はライヒアラ学園中等部に代わり、エルネスティ達は総合訓練として野外演習へと向かっていた。
世界は再び大きな転換点を迎える。