knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
ジャロウデクとの決戦に勝利したとはいえ、敵はまだ強大である。
王都はいまだあちらの手中にあり、一度滅ぼしたとしたした相手との協定に踏み切れるものでもない。それこそ歴史的敗北を経験でもしない限りは。
クリストバルに牽きいられてきたのは一都市を落とすということで大部隊であったが、勿論全戦力というわけでもなく姉であり最高指揮官であるカタリーナのもとには戦争を続けられるだけの戦力が残っていた。
とはいえ大敗北になったことには変わりなく、編成のし直しや調査、占領地の調整といった形でしばらく動きが鈍っていた。
クシェペルカ側も勝利したが、ここまで及び腰だった貴族達の説得やジャロウデク側の技術検証といった形で時間を欲していた。優位に立てるようになったとはいえ、数で押しつぶされてしまえばそれまでだ。それに加えジャロウデクの戦力には未だ未知の部分が多い。一度見せた
結果、それほど長くはないが事実上の休戦状態に陥っていた。
そう言ったわけで、エルネスティは嬉々として
「それでは、人生...何度目でしょう。まあいいでしょう。
エルネスティはなれた様子で
とはいえ、これはあり得ない状況といえる。
それだけの技術を持った
また、テレスターレが奪取されたことからもわかるとおり、この世界の防犯観念はそれほど高くない。つい数百年前までは人同士で争う余裕がなかったためだ。
西方の魔獣を駆逐し、森伐によってフレメヴィーラが建国がされたことで生存に余裕を持つようになった。常日頃魔獣と対峙する機会の多いフレメヴィーラでは実感は薄いが、個々人の利益や部族の思惑といったものが出てきても問題なくなったためにかつて一つだった西方は
つまり、対人という概念がひどく浅い歴史しか持っていないのだ。故にセキュリティという概念が確立していない。
ティラントーの方は既に何度か確認しているため機構的な解析で終わる。しかし、