knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
...時間をかけすぎでは?
「それで、その問題ってのは何なんだ?聞いた分ではメリットばかりに感じるが」
その質問に対しダーヴィド含めいくらかの
「簡単にいえば、高濃度エーテルの変換に
複数名から寄せられる疑問の目に答えるためにエルネスティが口を開く。そこから発せられた言葉に聞いていた人間は驚きをあらわにした。
「エル、それはどういうこと?まさか、
「まさかも何も、現象としてはその通りですよ」
中でも一番エルネスティと交流があり、誰よりも魔法に大して天才であることを認識しているバトソンがいち早く回復して理由を問いただした。それに対し、何でも無いことのようにエルネスティは解説を始める。
「実は
「そ、それってつまり、呼吸で
「一応大丈夫なはずです。具体的な検証はまだですが、通常は崩壊の発生する濃度になる前に気体へ溶け出し始めます。それに、おそらくですが人体には排泄物と一緒に体外へ排出する機能があります。エーテル酔いもその危険信号を体が出しているのでしょう」
エルネスティの説明を初めて聞いた面々は一度自身に起こりうる自体を想像し、体を震わせたがさらに話す根拠を聞きそれなりに平静を取り戻した。
それに合わせてディートリヒが結論を改めて聞き直す。
「つまり、そのオドというものはため込むと危険な物で、
「はい。通常であれば気体に溶け出る分で十分なので数十年単位で稼働を続けられますが...」
「
ダーヴィドが結論をまとめる。オドのはなしとしてはそれで終わりとなるが、今回の話はそれだけではない。エルネスティがそれを元にした考察を話し始める。
「これまでジャロウデク側でそういった事態が発生したという話は聞こえてきません。おそらくですが、
エルネスティとしてはジャロウデク側の機械も含めてこれらの研究を進めたい気持ちもあるのだが、そのためにもまずはこの戦争に勝つ必要があると気を引き締めていた。