knights & magic ~odic theory~ 作:Drac
エルネスティが大好きな
クリストバルを退けた勢いを殺さないため、状況を全土へと伝えるために早く広く行動を起こす必要がある。そのために彼らは数週間もし無いうちから行動を開始し、様子見にとどめていたクシェペルカ貴族達をも巻き込んで各地を開放していった。
エルネスティ達がそういった活動をしている最中、
それに改装とは言っても装甲や形状に手を加えて判別しやすくする程度である。先にも述べたが技術検証や改良などは暇がある時に行うべきものであり、現状その余裕があるとはいえない状況であった。また、
そしてジャロウデク側の行っていることはといえば、秘密裏に新兵器の開発...と言う形でコジャーソがコツコツ作ってきていた戦略兵器の実用化であった。
(それにしても鬼神が空をかけるのはどういった理屈でしょうね~?)
エルネスティ達が攻勢作戦を行い始めた頃、ジャロウデクの占有する王都の工房近くで一人の男が思案を巡らせていた。彼こそがジャロウデクへ
彼が思いをはせる鬼神というのはジャロウデク側でイカルガへ付けられた異名である。頭部の
クリストバルが起こした決戦以前からイカルガの姿はそこそこ確認されており、攻勢に出ている最近では撤退してきた兵達から聞く情報も多くなってきていた。曰く、「鬼神は空を自由にかけて、軌跡には光の尾が出来上がる」そうだ。とはいえ人も多くなれば勿論注意深い人間がおり、「光というよりは爆炎のように見えた」「
そこでコジャーソはイカルガが高速で空を移動する方法がわかれば研究費をちょろ...個人的に作成を行っていた戦略兵器に分類されるそれを現実的に運用できる範囲まで完成度を上げられると考えていた。それは特に根拠も無く思い浮かんだことではない。それは戦略兵器と呼称できるほどに巨大であり、とてもではないが
とはいえ、実験はまだ始まったばかりでとりあえず爆炎というところから爆発で空を飛ばせるのかという検証を一度行ったくらいだ。クリストバルが戦死したことで天秤がクシェペルカ側へ傾き始めているとはいえ、主戦力はまだ銀凰商会であり純粋なクシェペルカの戦力は徐々に拡充している段階である。加えて、奪還のために行う攻城戦なためジャロウデク以上に慎重に行う必要があり、ジャロウデクにはまだ余裕があった。結果的にクシェペルカが予想外の猛攻を行ったためにすぐになくなったが、この時は―時間をかけ無ければ―開発研究を行える程度にはあったのだ。
(さっきのは違うな。
一度目の実験は
しかし、予想通りといえば良いのか
(どういうことなんだろうな光の尾ってのは。...あとは吸気音が鳴ってたんだっけか?...まてよ。吸気に尾か...)